大阪府公立高校後期入試まであとわずか、毎年頭を悩ませるのが英作文の対策です。
特に、過去問をどう活用したら最後に得点力を上げられるか、いろいろ試行錯誤をします。

今年は、実際の受験時の頭の使い方を予想して、次のような形式のプリントを作ってみました。


20年3番
3:大阪に住む中学生の広志(Hiroshi)は、夏休みに家族と一緒に陸上競技大会(athletics meet)を見に行き、競技場(stadium)でアメリカからやってきた大学生のボブ(Bob)と知り合いました。数週間後、広志は彼に手紙を送ることにしました。
あなたが広志ならば、手紙にどのようなことを書きますか。下のメモの内容をすべて含めて、"Hi, Bob."のあとに30語程度の英語で書きなさい。ただし、コンマやピリオドなどの記号は語数に含めないこと。
(メモ)
・ボブは大阪への訪問を楽しんだか。
・競技場で撮影した写真を送る。



ポイント

「下のメモの内容をすべて含めて」とあるので、「ボブは大阪への訪問を楽しんだか。」の文と、「競技場で撮影した写真を送る。」の意味を表す英文が必須です。この2文がないとほとんど得点はありません。
問題文をよく読んで、問いに合った答えを書くことがどんな問題でも最優先事項です。

書いたほうがよい英文の内容の例

(1)この夏大阪へ訪問して楽しかったですか。
(2)陸上競技大会を見ることは楽しかった。
(3)競技場で撮影した何枚かの写真を送ります。
(4)あなたが写真を気に入ってくれるとうれしいです。

実際に英作をしてみよう

(1)この夏大阪へ訪問して楽しかったですか。(enjoy 〜ingを使うとよい)


(2)陸上競技大会を見ることは楽しかった。(It is 〜 to 〜が使える)


(3)競技場で撮影した何枚かの写真を送ります。(「写真」を「競技場で撮影した」と後ろから修飾、後置修飾だから関係代名詞か分詞を使う)


(4)あなたが写真を気に入ってくれるとうれしいです。(I hope 〜を使うとよい)


教育委員会の発表している模範解答

(1)Did you enjoy visiting Osaka this summer?
(2)It was fun to see the athletics meet. (theに注意)
(3)I will send some pictures I took at the stadium. (which I took〜 でもよい)
(4)I hope you like them.(I hope that〜 でもよい)



19年3番
3:
中学生の恵美(Emi)は、ある美術館で浮世絵を鑑賞しました。恵美は、その浮世絵が気に入ったので、その浮世絵の写っている絵はがき(postcard)を買い、それをアメリカに住む友人のケイト(Kate)に送ることにしました。
あなたが恵美ならば、絵葉書にどのようなことを書きますか。下のメモの内容をすべて含めて、"Hi,Kate."のあとに30語程度の英語を書きなさい。ただし、コンマやピリオドなどの記号は語数に含めないこと。
(メモ)
・これは先月私が買った絵葉書であること。
・この浮世絵は日本の多くの人々の間で人気があるということ。



ポイント

問いのメモの内容をきちんと英作しないといけないことは前の問題と同様。
問題の条件をきちんとおさえておかないと得点にならないし、メモが逆に英文のヒントであり、書かないといけない英文の訳だと考えてよい。

書いたほうがよい英文の内容の例


(1)これは私が先月買った絵葉書です。
(2)私はこの絵葉書がとても好きです。
(3)それは日本の多くの人々の間で人気があります。
(4)私は、あなたもこの浮世絵が好きになってくれたらよいと思います。
(5)では、また。

実際に英作をしてみよう


(1)これは私が先月買った絵葉書です。(「絵葉書」を後ろから「私が先月買った」で修飾する)


(2)私はこの浮世絵がとても好きです。


(3)それは日本の多くの人々の間で人気があります。(メモの「日本の多くの人々の間で人気がある」をそのまま英文に)


(4)私は、あなたもこの浮世絵が好きになってくれたらよいと思います。(I hope〜 が使える)


(5)では、また。(絵葉書の結語として)


教育委員会の発表している模範解答

(1)This is a postcard I bought last month.(which I bought〜 でもよい)
(2)I like this ukiyoe very much.
(3)It's popular among many people in Japan.
(4)I hope you'll like this ukiyoe, too. (I hope that〜 でもよい)
(5)See you.



18年3番
3:
中学生の浩(HIroshi)の学校で英語を教えているグリーン先生(Ms. Green)が、アメリカに帰国することになりました。浩は、グリーン先生に感謝の気持ちを表すために、メッセージカードを送ることにしました。
あなたが浩ならば、メッセージカードにどのようなことを書きますか。下のメモの内容を含めて、"Dear Ms. Green,"のあとに30語程度の英語で書きなさい。ただし、コンマやピリオドなどの記号は語数に含めないこと。
(メモ)
・グリーン先生と多くの歌を英語で歌って楽しかったこと。
・先生に再び会えることを楽しみにしていること。



書いたほうがよい英文の内容の例


(1)英語の授業をありがとうございました。
(2)私はあなたと英語で多くの歌を歌って楽しかった。
(3)もっと英語を勉強したいです。
(4)再び会えることを楽しみにしています。

実際に英作をしてみよう


(1)英語の授業をありがとうございました。(「〜をありがとう」、thank you for〜 を使う)


(2)私はあなたと英語で多くの歌を歌って楽しかった。(「〜をして楽しかった」、enjoy 〜ingを使う)


(3)もっと英語を勉強したいです。(want toを使う)


(4)再び会えることを楽しみにしています。(I hope〜 で書くとよい)


教育委員会の発表している模範解答

(1)Thank you very much for your English lessons. (your を落とさない)
(2)I enjoyed singing many songs in English with you.
(3)I want to study English more. (more の位置に注意)
(4)I hope I can see you again.(I hope that〜 でもよい、「会える」なのでcanが必要)



17年3番
3:
高校生の美香(Mika)が所属する演劇部は、他の高校とともに春休みに行われる演劇祭(dram festival)に参加することになりました。
美香は演劇祭に留学生のジョージ(George)を招待したいと思い、電子メールを送ることにしました。
あなたが美香ならば、ジョージを招待するのに、どのようなメールを送りますか。下のメモの内容を含めて、"Hi, George."のあとに30語程度の英語で書きなさい。ただし、コンマやピリオドなどの記号は語数に含めないこと。
(メモ)
・演劇祭は3月26日に桜ホール(Sakura Hall)で行われる



書いたほうがよい英文の内容の例

(1)3月26日に桜ホールで演劇祭を開催する予定です。
(2)それを見に来ませんか。
(3)もし来たいなら私に知らせてください。
(4)では、また。

実際に英作をしてみよう

(1)3月26日に桜ホールで演劇祭を開催する予定です。(未来形で、主語+動詞+目的語+場所を表す副詞句+時を表す副詞句の語順で)


(2)それを見に来ませんか。(「〜しませんか」をどう表すか)


(3)もし来たいなら私に知らせてください。(If〜 を後ろに)


(4)では、また。(電子メールの結語を入れる)


教育委員会の発表している模範解答


(1)We're going to have a drama festival at Sakura Hall on March 26. (We will〜 でもよい、「開催する」「行う」はhave)
(2)Why don't you come to see it ?(Let's〜, Shall we〜, How about 〜ing〜でもよいと思われる)
(3)Please tell me if you want to come. (If〜のときは、未来のことでも動詞は現在形)
(4)See you.