20010年4月1日、今日、私はノーベル賞級の発見をしました。算数・数学で苦しんでいる全国の小学生・中学生を救う、究極の大発見です。

その発見とは、算数、そして理科の問題は、すべて実はたった1つの原理でできており、だから、たった1つの解き方で簡単に解ける、というものです。

3つのものの関係が問われて、3つの式を覚えておかないといけない単元がいくつもあります。子どもたちが一番できない問題群です。
算数だと、速さ、割合、理科だと密度がその典型です。

速さなら、
(1)速さ=距離÷時間
(2)距離=速さ×時間
(3)時間=距離÷速さ

割合だと、
(1)もとになる量=比べる量÷割合
(2)比べる量=もとになる量×割合
(3)割合=比べる量÷もとになる量

密度では、
(1)密度=質量÷体積
(2)質量=密度×体積
(3)体積=質量÷密度

歴代の子どもたちを悩ませ続けているこれらの問題ですが、これらはすべて、小学低学年で習う買い物の問題の解き方を使って簡単に解くことができます。


買い物の問題で使う次の3つの式を難しいと感じる人は1人もいないはずです。

(1)1個の値段=代金÷個数
(2)代金=1個の値段×個数
(3)個数=代金÷1個の値段

この、誰も悩むことのない3つの式で、速さの問題も、密度の問題も、簡単に解けるのです。

そのわけを説明します。

例として、代金の問題で、1本50円の鉛筆があるとします。
鉛筆1本を「基本単位」と命名します。
50円が、その「基本単位」を他と区別する、「基本単位」1個に固有の「特徴」です。
鉛筆が何本もあるとき、何本かの鉛筆全体の「特徴」の「総和」が、代金です。

上にあげたいろいろな問題を解く式のうち、
(1)は、基本単位に固有の「特徴」を求める式です。
(2)は、その特徴の「総和」を求める式です。
(3)は、「総和」を「特徴」でわって、基本単位が何個あるかを求める式です。

速さの問題で、時速4kmで歩く人が3時間かかって12km進んだとします。
この場合、1時間が「基本単位」で、速さの「時速4km」がこの問題の1時間に固有の「特徴」、距離12kmがその「特徴」の「総和」です。

だから、
(1)1個の値段=代金÷個数・・(対応)・・速さ=距離÷時間
(2)代金=1個の値段×個数・・(対応)・・距離=速さ×時間
(3)個数=代金÷1個の値段・・(対応)・・時間=距離÷速さ

と、なります。

速さを求める式は1個の値段を求める式と、距離を求める式は代金全体を求める式と、時間を求める式は個数を求める式と、見事に対応しているのです。

この関係は、理科の密度でも成り立っています。
(1)密度=質量÷体積
(2)質量=密度×体積
(3)体積=質量÷密度

体積の1立方cmが「基本単位」、密度がその基本単位にくっついた「特徴」、質量が「特徴」の「総和」です。

だからさらに、
(1)1個の値段=代金÷個数・・(対応)・・速さ=距離÷時間・・(対応)・・密度=質量÷体積
(2)代金=1個の値段×個数・・(対応)・・距離=速さ×時間・・(対応)・・質量=密度×体積
(3)個数=代金÷1個の値段・・(対応)・・時間=距離÷速さ・・(対応)・・体積=質量÷密度

ということになります。

理科の電気のオームの法則の3つの式も同様です。
(1)抵抗=電圧÷電流
(2)電圧=電流×抵抗
(3)電流=電圧÷抵抗
が、それぞれ(1)、(2)、(3)に対応します。

算数の割合の3つの式だと、
(1)もとになる量=比べる量÷割合
(2)比べる量=もとになる量×割合
(3)割合=比べる量÷もとになる量
が、(1)、(2)、(3)にそのまま対応します。

(1)1個の値段を求める感覚で、速さ、密度、抵抗、もとになる量、を求めればよいのです。
(2)代金全体を求めるようにして、距離、質量、電圧、比べる量を求めることができます。
(3)個数を求めるのと同じ要領で、時間、体積、電流、割合が求められます。


あとは、このことをどうやって子どもたちにわかるように説明してあげるかです。
「基本単位」、「特徴」、「総和」の語はわかりにくいので、もっとわかりやすい語を見つけないといけません。

以上の課題をクリアできたとき、全世界の子どもを算数嫌いから救った大恩人として、私の名前は人類の歴史の中で燦然と輝くことになるでしょう。

こりゃあ、寝ちゃぁおれんな。