暗記すべき英文

(1)私は彼がみんなに親切であることを知っている
I know that he is kind to everyone.

(2)私は彼がみんなに親切であることを知っていた
I knew that he was kind to everyone.

(3)私は彼が(以前は)みんなに親切だったことを知っていた。(高校で学ぶ文)
I knew that he had been kind to everyone.(had beenは高校で学ぶ過去完了形)


時制の一致

「私は『彼は若い』と思う。」という文を考えてみます。

I think that he is young.

私が思うのも今現在、彼が若いのも今現在ですから、動詞thinkとisがともに現在形であることには何の違和感もありません。


「私は『彼は若い』と思った。」という文だとどうでしょう。

私が思ったのも過去のある時点、彼が若かったのも過去のある時点です(今の彼はひょっとするともうoldかもしれません)から、I thought that he was young. となります。

このとき日本語では、「私は『彼は若い』と思った。」というふうに、『彼は若い』と現在形のような訳し方をしますが、日本語に関係なく、英語では過去形のwasです。

このように、日本語の訳に関係なく、「文の動詞が過去形であれば、その文の中に入りこんだ節の動詞も過去形にして一致させないといけない」という決まりのことを、時制の一致といいます。

過去のある時点で「私は思った」のであるし、その同じ時点で「彼は若かった」のだから、動詞も同じ過去形にしないといけないわけです。

(「私は『(いまは歳をとったが以前の)彼は若かった』と思った。」という英文のとき、つまり、彼が若かったのは、私が思った時点より、さらに前の過去であったという場合は、過去完了形という、高校で習う動詞の形を使います。I thought that he had been young.)


助動詞と時制の一致

助動詞をふくむ英文の場合も、動詞と同様に助動詞の時制を過去形に一致させます。

I know that he can't speak English.(私は彼が英語を話せないことを知っている。)

I knew that he couldn't speak English.(私は彼が英語を話せないことを知っていた。)

助動詞がwillであれば、過去形のwouldにかえて、一致させます。


時制の一致が成り立たないようにみえる場合

I knew that the earth goes around the sun.(私は地球が太陽のまわりを回っていることを知っていた。)

「私が知っていた」のは過去のある時点ですが、「地球が太陽のまわりを回っている」ことが今も変わらない事実であることははっきりしています。
このような事例では、過去形にはしません。現在形のgoesが正しい英文です。