6月末に、公立難関校の塾対象学校説明会がありました。
当地だと、天王寺、高津、生野の3校です。

入試担当の先生方のお話の内容で、今年も子どもたちに念を押して伝えておかないといけないと思ったのが、どの教科も、「教科書に漢字で記載されている言葉をひらがなで書いていたらペケです。」と、「漢字のトメやハネが不正確だとバツか減点です。」

3校とも、模擬テストの偏差値は65を超えます。
さぞかし難しい問題の出来、不出来で点数が左右されるのだろうと普通は予想します。
しかし実際には、「漢字で書いてあるかどうか」、「漢字のトメやハネが正しいかどうか」のレベルで、点の開きが出てしまうのです。

前者の「漢字で書けるかどうか」は、塾では厳しく指導します。
学校のテストのあと、「ひらがなで書いたらペケにされた。」とぼやく塾生には、「当然や。君のことを考えてくれている、いい先生じゃないか。」と返します。
子どもたちも、それが「社会のルール」であることは、ある程度承知しています。

ところが、ほとんどの子が無頓着なのが漢字のトメとハネです。
入試前、中学3年生の作文や小論文の添削をしますが、ほぼ全員がはねないといけない部分をはねていません。

特に、はねないといけないのに、はねていない漢字の代表は「心」です。
心






心が一部である「思」も、ほぼ全員が、はねないで最後をすっと流してしまいます。
思







はねないといけない代表的な部首は「てへん」ですが、それさえもはねない人が多い。
打







他に、はねないといけないのに、子どもたちがはねていない漢字には以下のものがあります。
はねる漢字






逆の、はねない漢字の代表例は「きへん」や「うしへん」です。
机特









対策

漢字は、小1から時間をかけて習ってきたものです。
だから、「はねないで書く字か、はねないといけない字か、一々漢字ごとに覚えなさい」と指導するのは、小1の最初にアドバイスするのであれば有効ですが、ある程度の年齢に達した子どもたちに対しては非現実的です。

また、最近の子どもたちは、筆圧が弱く、字を流し書きしてしまう子がほとんどです。
だから、はねない漢字なのにはねてしまっているという間違いはほとんどありません。
ほとんどの漢字を、一切、はねないで書く子のほうが圧倒的に多い。

だから私は、「はねるかはねないか迷ったら全部はねろ。」、もっと極端に「漢字の最後ははねるのが原則と思え。」と言っています。
経験上、それで「やり過ぎる」確率は、ほぼゼロに近いのです。

それでも、ほとんどの漢字の最後をはねない子が多い。


やはり、「癖」のもの

中3生にもなると、15年かけて身についた癖は、なかなかなおりません。
入試直前に矯正しようと思っても、ほぼ無理です。

だから、普段から、よい「癖」をつけておくことが必要になってきます。

漢字の最後は、ほぼはねる癖をつけておくべきです。

さらに、シャープペンシルを使うこともあり、ほとんどの子が筆圧の弱い字を書いてしまっています。
実は、作文などの採点で、筆圧の強さと、字の丁寧さ(字を丁寧に書いているかどうかは筆圧で判断されます)は、結構重要視されます。

普段から、ハネやトメをふくめて、字を、最後まで、はっきり、くっきりと書く癖をつけておくべきです。


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