私は、高校入試によく出題されるので知っておかないといけない英単語のベスト3はanotherとenoughとwithoutだと思っています。

意味と用法を正確に理解しておく必要があります。

この稿でとりあげるのはanotherです。


anotherの語源

anotherの語源はan+otherです。

an((もう)一つ)+other(別の)ですから、anotherの意味は「もう一つ別の」です。
「もう一つ別の」と覚えておけば、大間違いはしません。

anotherには代名詞としての用法と形容詞としての用法があります。


代名詞としてのanother

単数扱いをする代名詞です。

(1)「もう1つの物」「もう1人の人」

(用例)
・(ボールが3個あるとして)1個は赤で、もう1つは白で、あと1つは青だ。
One is red, another is white and the other is blue.

・(ボールが4個あるとして)1個は赤で、もう1つは白、別の1個は青、残りが黒だ。
One is red, another is white, another is blue and the other is black. 

・(ボールが2個しかないとき)1個は赤で、もう1つは白だ。」
One is red and the other is white.

つまり、anotherを使うのは3つ以上のものからある1つをとりあげた後、さらに残った複数のものから1つだけをとりあげるときです。

(残った最後の1つをとりあげるときは、最後の1つに限定されてしまうのでanotherではなくてthe otherです。また、いくつかをとりあげた後残った複数のものを一挙にとりあげるときはthe othersです。)

(2)「他の物」「他の人」

(用例)
・これは気に入らない。別のを見せてください。
I don't like this one. Show me another.
・このタオルはぬれています。別のをください。
This towel is wet. Hand me another.

・知っているのと教えるのとはまったく別のものだ。
To know is one thing, to teach is quite another.
・言うのと行うのとはまったく別のことだ。
To say is one thing, to do is quite another.


形容詞としてのanother

(1)「もう1つの」「もう1人の」

(用例)
・もう一杯お茶をください。
Give me another cup of tea.
・もう一杯コーヒーをいかがですか。
Would you have another cup of coffee?

(2)「別の」「ほかの」

(用例)
・(店で)他の靴を見せてください。
Show me another pair of shoes.
・この部屋は気に入らない。別のがいいです。
I don't like this room. I'd prefer another one.(prefer:〜のほうがよい)


anotherをふくむ連語

(1)one another・・・「おたがいに」
each other 「おたがいに」と同じ意味です。

(2)one after another・・・「次々に」「続々と」

(3)another day・・・「他日」「後日」
the other day は、「先日」です。


よく出る問題

次の日本文に合う英文になるように(     )に適する語を書きなさい。
(1)これは気に入りません。別のを見せてください。
I don't like this one. Show me (       ).

(2)お茶をもう一杯いかがですか。
Would you like (       ) cup of tea?


2つの文がほぼ同じ内容を表わすように(     )に適する語を書きなさい。
It is important to help each other.
It is important to help one (       ).



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