この稿でとりあげる重要英単語はenoughです。

「イナフ」と発音し、「十分」という意味ですが、『十分な(形容詞)』、『十分(代名詞)』、『十分に(副詞)』の3つの品詞として使われます。


形容詞としてのenough

「十分な」の意味で、名詞を修飾します。

enough water(十分な水)、enough eggs(十分な卵)…enoughに修飾される名詞が数えられる名詞のときは複数形になります。

enoughは名詞を修飾するだけで、補語になることはありません。
I have enough water.は正しい英文ですが、Water is enough.という英文はありません。

(用例)
修飾する名詞の後ろに不定詞(to〜)をともなって、「〜するのに十分な」の意味で使われることがあります。
・私たちにはそこを訪問する十分な時間があった。
We had enough time to visit there.

・新しいコンピュータを購入するための十分なお金がない
I don't have enough money to buy a new computer.


(注意)
形容詞としてのenoughは、enough time, enough moneyのように修飾する名詞に置くのが普通です。(名詞の後ろに置いても間違いとまではいえませんが、古い用法だそうです)。


代名詞としてのenough

代名詞のenoughは、「十分」、「十分なもの」の意味です。

(用例)
・もう一杯いかが?ありがとう、もう十分いだだきました。
Would you like another cup? I've had enough, thank you.


副詞としてのenough

enoughは、「十分に」の意味で、形容詞、副詞、動詞を修飾します。

副詞のenoughは必ず修飾する形容詞、副詞、動詞のに置きます。

(用例)
・その部屋は私たちに十分な広さだ。
The room is large enough for us.


後ろに不定詞(to〜)をともなって、「〜するほど十分に」の意味で使われることがあります。

・彼は親切にも道を教えてくれた(道を教えてくれるほど十分親切だった)。
He was kind enough to show me the way.

・私がTシャツで外出できるほど暖かかった.
It was warm enough for me to go out in a T‐shirt.


enough to〜は、「とても〜だから…だ」の構文であるso〜that…とほぼ同じ意味です。

・He is rich enough to buy such a big house.(彼はこんな大きい家を買えるほど金持ちだ。)
=He is so rich that he can buy such a big house.(彼はとても金持ちなのでこんな大きい家を買える。)

・This problem is easy enough for me to solve.(その問題は私が解けるくらい簡単です。)
=This problem is so easy that I can solve it.(その問題はとても簡単だから私はそれを解ける。)


よく出る問題

次の各組の文がほぼ同じ内容を表わすように(    )に適する語を書きなさい。

(1)My brother is so tall that he can touch the ceiling.
=My brother is tall (    ) to touch the ceiling.

 (2)It is so warm that the children can play out of doors.
=It is warm (    ) for the children to play out of doors.

(3)The woman was so kind that she took me to the station.
=The woman was kind (    ) to take me to the station.



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