前置詞はinやonやofやatのように短い単語であるのが普通ですが、7文字の長い前置詞が中学生の学習範囲で2つ出てきます。何と何かわかりますか?

答えはthrough(〜を通って)とwithout(〜なしで)です。

throughも大切な英単語ですが、ここで取り上げるのはwithoutです。


without

withoutは「ウィザウツ」と発音し、後ろのザのところを強く読みます(正確には母音のoにアクセントがあります)。

単語の意味は、「〜なしで」、「〜なしに」です。

さらに分類すると、
(1)あとに名詞がきて、単純に「〜なしで」、「〜なしに」
(2)あとに動詞のing形(動名詞)がきて、「〜することなしに」、「〜しないで」
(3)条件を示して、「〜なしでは」、「もし〜がなかったら」の3つに分けられます。


「〜なしに」、「〜なしで」

withoutはあとに名詞がきて、「〜なしに」、「〜なしで」の意味になります。
withの対義語です。

(用例)
・「靴なしで(靴をはかないで)外出してはいけません。」
You mustn't go out without your shoes.

・「砂糖とミルクなしで(抜きで)コーヒーをお願いします。」
I'll have coffee without sugar and cream.

・「火のないところに煙は立たない。」
There is no smoke without fire.


「〜することなしに」、「〜しないで」

withoutは前置詞です。
前置詞のあとにくる語を前置詞の目的語といいます。前置詞の目的語になるのは名詞だけです。

動詞は、そのままでは前置詞のあとに置けませんが、動名詞(動詞のing形)にすることで前置詞の目的語になることができます。

(用例)
・「彼はさよならも言わないで部屋を出て行った。」
He went out of the room without saying good-bye.

・「見知らぬ人がノックもしないで私の部屋に入ってきました。」
A stranger came into my room without knocking.


前置詞のあとに動詞がくるときは動詞は必ずing形にしないといけない」というのは英語の最も大切な決まりごとの1つです。


「〜なしでは」、「もし〜がなかったら」

withoutは、「〜なしでは」の意味で条件を表わすことがあります。

(用例)
・「誰も水なしでは生きられない。」
Nobody can live without water.

・「食物がなければ生きることは不可能だ。」
It's impossible to live without food.

・「あなたの助けがなければ、私は仕事を終えられないだろう。」
Without your help, I couldn't finish the work.


よく出る問題

次の日本文に合う英文になるように(     )に適する語を書きなさい。

私たちは空気なしでは生きられません。
We can't live (       ) air.


2つの文がほぼ同じ内容を表わすように(     )に適する語を書きなさい。

When she came into the room, she didn't say anything.
=She came into the room (       ) saying anything.



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