来週早々から中間テストの学校が多い。
そこでテスト直前、何を勉強したらよいのかを考えてみた。

今の得点獲得力でテスト勉強の内容が決まる
わかりやすいように数学、それも中学2年生の数学を例に考えてみる。
今回のテストの中2数学の試験範囲は『式の計算』である。
まず、(1)「項」「次数」などの概念が出題される。
(2)は計算問題が出る。最初に加減計算、分数の計算、乗法・除法の順で出題されるはず。
(3)は「式の値」。
(4)は「等式の変形」と「式による説明」。
最後に(5)で、発展問題として「規則性の問題」を出題する先生が多い。

得点別に分類してみる
このテスト内容で得点が50点を超えない人は(2)の計算問題でも点を落とし、(1)(3)(4)(5)はほとんど解けていない。
60点前後の人は、(2)の基本的な計算は分数の問題以外はほぼ正解、(3)は半々、(4)のうち「等式の変形」のやさしいものはできる、(1)は「次数」で落とし、(4)の「式による説明」はできず、(5)は手つかず。
80点から90点の人は、(1)(2)(3)(4)で多少のミス、(5)で時間切れという人。
100点がとれる人は、(1)〜(4)までは完璧、(5)に時間をかけて解ききった人である。

塾ではどこまで仕上げてあるか
(1)の概念は、最初から徹底し、よく忘れる事項なので忘れたころにまた何度も確認をしている。
(2)の計算問題は授業ごとに毎回反復練習し、ほぼ間違いをしないようになっている。
(3)の「式の値」は、解く前に問題のねらいを見極めるくせがついていない人は何度も「最初に代入する」という間違いをする。
(4)は出来不出来の差が大きい。学校では正答率は5割を切るはず。塾では反復練習し、多くの人は得意分野に仕上がっている。
(5)は学年トップクラスの人がチャレンジする問題で、ほとんどの人は時間的余裕がなく到達しにくい。

今の得点力別学習法
以上の分析から、個人個人が何に重点をおいて勉強したらよいかがわかってくる。(私は試験直前のテスト勉強で点をあげることが出来る余地は10〜20点だと思っている。例えば、ふだんの勉強で70点の力がついている人は直前の頑張りで90点までは上げることができるが、それまでの努力が不十分だと試験勉強だけでは限界がある。)

まずテスト勉強の題材だが、塾のテキスト、補助プリント類はほぼ終わっている時期だから、試験直前は学校から渡された問題集・ワークを活用することが効率的で、得点に直結する。

60点、70点が目標の人は、(1)(2)(3)で点を落とさないように、間違えた計算問題を何度もやり直すべきである。(4)は、これが出るぞと思う問題を出来るようにしておくと80点も夢ではない。
90点越えをめざす人は(1)〜(3)を見直した後、(4)を絶対に落とさない、どんな問題が出ても解けるようにしておくべきだ。
100点しか眼中にないトップクラスの人は、学校のテキストを仕上げた後、塾の問題集の応用問題や渡してある実力問題集で難問にチャレンジしておく。

他の教科でも同じ
例えば英語だと、(1)が基礎的な文法事項の理解、例えば中2だと過去形の疑問文・否定文の作り方、中3だと受動態の作り方など、(2)がテスト範囲の単語・連語、(3)が教科書本文の穴埋め問題、(4)が書き換えや簡単な英作文の問題などにあたる。他の教科も同様だが、社会科や最近の英語、理科は、(5)にあたるものが出題される可能性が低い分、点がとりやすい。

自分に足らないものは何かをまず把握し、自分に今必要なものを見極めて勉強することがテスト勉強の要諦である。



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