円柱の側面積と、円柱に内接する球の表面積

円柱の側面積と、円柱に内接する球の表面積との間にはおもしろい関係が成り立っています。

円柱の球の表面積底面の半径がrcm、高さが2rcmの円柱に、半径rcmの球が内接しています。

球の表面積は、4πr^2です。

円柱の側面積はどうなるでしょうか。

円柱の側面の面積は、縦が2rcm、横が底面の円の周と等しいのでr×2×πの長方形の面積と等しくなります。
よって、円柱の側面積は2r×2πr=4πr^2です。

つまり、円柱側面積と、その円柱の底面と側面に内接する表面積とは等しいということがわかります。



円柱と、円柱に内接する円錐と、円柱に内接する球の体積の関係

円柱と、円柱の底面と側面に内接すると、円柱の上下の底面に内接する円錐体積の間にもおもしろい関係が成り立っています。

円柱・円錐・球の体積円錐の体積は、底面積×高さ×1/3の公式より、r×r×π×2r×1/3=2/3πr^3です。

球の体積は、4/3πr^3です。

円柱の体積は、底面積×高さの公式より、r×r×π×2r=2πr^3です。

よって、円錐の体積:の体積:円柱の体積の比は、
2/3πr^3:4/3πr^3:2πr^3
=2/3:4/3:2
=2:4:6
=123

円錐の体積:球の体積:円柱の体積=1:2:3となっていることがわかります。




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