今日取り上げる前置詞は、ofです。

ところで、他の前置詞onforwithですと、「もともとの意味を知る」ことが有効な勉強法なのですが、ofはやや特殊です。

ofのもともとの意味は、A of Bの形で、B「の」A、つまり、「」です。

非常に意味は簡単ですが、どうも中学生にとっては理解が難しいようです。そして、難しい最大の理由は、「後置修飾(うしろから前を修飾する)」という前置詞の働きに、中学生が慣れていないことにあるようです。


後置修飾としての前置詞

日本語では、ある名詞を修飾する語は必ず修飾される語の前に置かれます(前置修飾)。
例:彼が書いた

ところが、英語ではうしろから修飾する例がいくつもあります。
1、前置詞 a book on the desk(机の上の本)
2、不定詞 a book to read(読むべき本)
3、分詞 a book written by him(彼によって書かれた本)
4、関係代名詞 a book which was written by him(彼によって書かれた本)
どの場合も後置修飾ですが、中学生は最初とまどいます。

前置詞の場合、of以外の前置詞も後置修飾なのですが、of以外は後置修飾だとほとんど意識しないで自然に用法を習得できるようです。
ところがofだけは、後置修飾だと意識しないと、使い方を理解しにくいように思われます。

Tokyo is the capital of Japan.(東京は日本の首都だ。)
東京は首都(capital)なんだよ、それも日本の首都なんだよ、というふうに、of Japanはうしろからthe capitalを修飾、限定します。

(余談)高校英語では、ofはoffの仲間で、あるものからの「分離」を表わす語だofのイメージと習います。
しかし、中学生の場合、A of Bで、BのAという形で、うしろからAを修飾する語だ、くらいに理解しておいたほうがよいと私は思っています。

前置きが長くなりましたが、それではいろいろなofの用例を見ていきましょう。


ofを使う重要表現・例文(1)

1、〜の、〜に属する…「所有」「所属」
The top of the mountain is covered with snow.(その山の頂上は雪でおおわれている。)
*「〜の…」というとき、「生物の〜」であれば「生物's 〜」となり、「物の〜」であれば「〜of物」となるのが原則です。

I saw a friend of mine there.(私はそこで友達の一人に出会った。)


2、 〜の、〜の中の…「部分」
Many of us speak English.(私たちのうちの多くは英語を話します。)
Some of them were foreigners.(彼らの中には外国人もいた。)

all of〜(〜の全部)、most of〜(〜のほとんど)、half of〜(〜のうちの半分)、one of〜(〜の中の一つ)などがあります。


3、〜の、〜(の量)にあたる
I had a cup of tea.(一杯のお茶を飲んだ。)
He had two glasses of cola.(彼は二杯のコーラを飲んだ。)
She gave me a piece of paper.(彼女は私に一枚の紙をくれた。)
She bought a pair of shoes.(彼女は一足の靴を買った。)
I want this kind of computer.(私のこの種類のコンピューターがほしい。)


4、〜の、〜でできた…「材料」
This desk is made of wood.(この机は木でできている。)


ofを使う重要表現・例文(2)

1、〜の、〜を…「目的格」を表わすof
He never lost his love of nature.(彼はけっして自然への愛を失わなかった。)
「自然を愛すること」の意味で、うしろのnatureが目的語になっています。

I am afraid of thunder.(私は雷をおそれる。)
afraidは形容詞ですが、やはりうしろのthunderが目的語になっています。


2、〜の、〜が…「主格」を表わすof
I was surprised at the death of him.(私は彼の突然の死に驚いた。)
「彼が死んだこと」の意味で、うしろのhimが主語になっています。

It is kind of you to lend me a dictionary.(辞書を貸してくださるなんてあなたは親切だ。)のofも、主語を表わしています。




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