中1『文字式』の最後で不等式を学びます。
数量の大小関係を、不等号を使って表わした式を不等式といいます。

例えば、「xを5倍して6をひいた数は、xの4倍より大きい。」を式に表わすと、
5x-6>4x
です。

この、5x-6>4xの式を声を出して読むとき、どう読んだらよいのかという疑問がわきます。

正解は、「ごえっくすひくろくよんえっくすより大きい」でよいのですが、「ごえっくすひくろく大なりよんえっくす」と読むこともあります。

5x-6<4xだと、「ごえっくすひくろくよんえっくすより小さい」、または「ごえっくすひくろく小なりよんえっくす」となります。
「ごえっくすひくろくよんえっくす未満」と読んでも間違いではありません。

不等号、>と<は、その数自身を含まないときにもちいます。

その数と同じかその数より大きいとき(その数自身を含んでもよいとき)は、≧を使います。
式は5x-6≧4xとなり、「ごえっくすひくろくよんえっくす以上」、または「ごえっくすひくろく大なりイコールよんえっくす」と読みます。

その数と同じかその数より小さいとき(その数以下のとき)は、≦を使います。
式は5x-6≦4xであり、読み方は「ごえっくすひくろくよんえっくす以下」、または「ごえっくすひくろく小なりイコールよんえっくす」となります。


まとめ

「・・は〜より大きい」、「・・は〜より小さい(未満)」、「〜以上」、「〜以下」は混乱しないので、そうでない読み方のほうをまとめておきましょう。

>…「大なり
<…「小なり
…「大なりイコール
…「小なりイコール


読み方の原則

わかってはいるつもりでも、「大なり」だったか「小なり」だったか、忘れて迷ってしまうことがあります。

そんなとき、思い出したらよい原則があります。

「等式や不等式は、式の左側(左辺)が、右側(右辺)と、どういう関係になっているかを表わしている」という原則です。

つまり、先に書く左側のほう(左辺)基準にして考えたらよいのです。

a>bだと、左辺のaがbより大きいことを表わしているので、「a大なりb」です。
a<bだと、左辺のaがbより小さいことを表わしているので、「a小なりb」です。

a≧bは「a大なりイコールb」、a≦bは「a小なりイコールb」です。


関数の変域の読み方も同じ

中1の比例・反比例、中2の一次関数、中3の関数で出てくる変域のときも、読み方は同じです。

例えば、-2<x<3だと「-2小なりx小なり3」です。
先に出てくる-2を基準に-2はxより小さいこと、そして2番目に出てくるxを基準にxは3より小さいことを「読み方」で表わします。
-2<x≦3だと、「-2小なりx小なりイコール3」となります。




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