英文の骨格は主語動詞であり、そして、動詞で英文が決まるという立場から英作文問題を考えるシリーズです。

この稿では、「動詞」の概念を広げて、進行形助動詞受け身現在完了を取り上げます。

英文には原則として主語動詞が絶対に必要ですが、この「動詞」には、be動詞+動詞のing形(進行形助動詞+動詞の原形be動詞+動詞の過去分詞形(受け身have(has)+動詞の過去分詞形(現在完了4つが含まれ、動詞の意味を広げます。


「〜している」「〜していた」は進行形(be動詞+動詞のing形)

「〜している」はis(am),are+動詞のing形、「〜していた」はwas,were+動詞のing形で表します。


例題6(1) 父はそのとき車を洗っていました。

日本文が「〜している」、「〜していた」で、『』が含まれていたら進行形で表します。

「そのとき」は、at that timeか、thenです。

正解
My father was washing his car at that time.



注意:進行形をつくるときに注意するのはbe動詞です。「〜している」のとき、主語が単数形であればis(am,youのときのみare)、複数形であればareを使います。

「父」は、「私の父」と明記していないときでもmy father、同様に「車」もhis carです。


例題6(2) ケンが帰宅したとき、彼の父と弟はテレビでサッカーの試合を見ていました。

進行形の英作文で最もよく出題される問題です。

正解
When Ken came home, his father and brother were watching a soccer game on TV.



注意:「〜したとき」は、『』だから過去形であり、When+主語+動詞の過去形です。

「見る」には、see,watch,look atなどがありますが、テレビを見るときはwatchを使います。
「テレビで」「ラジオで」はon TV, on the radioです。


問題文に注意、助動詞+動詞の原形

中学範囲では、次のような問題文であれば助動詞を使わないと表現できません。

「〜するつもりだ」「〜するでしょう」…will,be going to
「〜できる」「〜れる」…can,be able to
「〜してもよい」、「〜かもしれない」…may
「〜しなければならない」
…must, have to、「〜にちがいない」…must
「〜するべきだ」…should
「〜したい」…would like to
「〜したほうがよい」…had better


以上の7個です。


例題6(3) あなたは明日の朝、早く起きる必要はないでしょう。

「明日の朝」であり、「〜でしょう」だから、未来を表すwillを使います。「〜しなければならない」はmust、「〜する必要はない」はmustの否定形のnot have toです。

正解
You will not (won't) have to get up early tomorrow morning.



注意:この文には直接関係しませんが、英語では1つの文中に複数個の助動詞を使うことはできません。未来のwillを残し、can→be able to、must→have toにします。

mustの否定形はnot have to(〜する必要はない)です。must notは「〜してはいけない(禁止)」のときしか使いません。

canの過去形はcould、willの過去形はwouldですが、mustの過去形はhad toです。


例題6(4) 昨日はとても暑かったので、まったく眠れませんでした。

「眠れませんでした」の『れ』を見逃さないようにしないといけません。can(過去形could)を使います。

「とても〜だから…だ」は、so〜that…です。

「まったく〜ない」は、not〜at allです。

正解
It was so hot that I couldn't sleep at all last night.



「〜される」「〜された」は受け身(be動詞+動詞の過去分詞形)

「〜される」はis(am),are+動詞の過去分詞形、「〜された」はwas,were+動詞の過去分詞形で表します。


例題6(5) その赤ちゃんは彼女に世話をされています。

「されている」という問題文だから、受け身で表します。

「世話をする」は、連語のtake care ofを使います。

正解
The baby is taken care of by her.


注意:take care ofのような連語は、受け身の文でもセットで扱います。


例題6(6) 私は北海道生まれの北海道育ちで、スキーが得意です。

「生まれる」=be born、「おどろく」=be surprised、「育つ」=be brought upなどは、日本語では受け身ではありませんが、英語では受け身になります。

「〜が得意だ」は、be good atです。

正解
I was born and brought up in Hokkaido, so I'm good at skiing.


注意:英語では、前置詞のあとに動詞がくるときは必ず動名詞(動詞のing形)になります。
「スキーをするのが得意である」=be good at skiing


「ずっと〜している」「〜したことがある」「〜したところだ」は現在完了(have(has)+動詞の過去分詞形)

「ずっと〜している(継続)」、「〜したことがある(経験)」、「〜したところだ(完了)」という日本文のときは、have(has)+動詞の過去分詞形を使います。


例題6(7) お久しぶりです。

「お久しぶりです。」を、英文が構成できるように「私たちはお互い長い間会っていない。」と言い換えてから英文を作ります。

正解
We haven't seen each other for a long time.



例題6(8) この町に来てから2年たちますが、そのとき以来ずっとここに住んでいます。

「2年たちました」+「この町に来てから」、「ずっとここに住んでいます」+「そのとき以来」という構造の英文になります。

正解
Two years have passed since I came to this town(city), I have lived here since then.


注意:「この町に来た」のは過去のある時点だから過去形、「2年たった」のは継続中のことで、「ずっと住んでいる」のも継続した状態だから、現在完了を使います。


まとめ

1、進行形
「〜している」はis(am),are+動詞のing形、「〜していた」はwas,were+動詞のing形で表す。

2、助動詞
「〜するつもりだ」「〜するでしょう」…will,be going to
「〜できる」「〜れる」…can,be able to
「〜してもよい」、「〜かもしれない」…may
「〜しなければならない」
…must, have to、「〜にちがいない」…must
「〜するべきだ」…should
「〜したい」…would like to
「〜したほうがよい」…had better


3、受け身
「〜される」はis(am),are+動詞の過去分詞形、「〜された」はwas,were+動詞の過去分詞形で表す。

4、現在完了
「ずっと〜している(継続)」、「〜したことがある(経験)」、「〜したところだ(完了)」という日本文のときは、have(has)+動詞の過去分詞形を使う。




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