そろそろ全塾生の中間テストの結果が返ってきました。どのクラスにも1・2名、心配な子はあるものの、ほぼ、まあまあのできかなというところです。

飛び抜けて点数のとれている子と、予想に届かなかった子の、どこが違うかというと国語の点数です。今年最初の定期テストは、各学校とも国語がやや難しかった。こういう傾向のとき、国語で90点以上とれている子は5教科の合計点で470点、480点を超えます。逆に、他の科目は満点近くとれているのに、国語が足を引っ張って合計点で見劣りするという子が例年より多少多くなってしまう。

読解問題と知識問題の比率

定期テストだと、漢字や文法、知識の問題の比率が高く、テスト前の勉強でどうにでもなります。今回成績の悪かった子は次にテスト勉強で同じ失敗をしないように頑張ればよいだけで、今回成績が悪かったからといって、塾としてはあまり心配はしていません。

入試だと、読解問題が70〜80%、漢字・知識の問題が20〜30%となり、読解問題の比率が相当高くなります。国語の成績が悪いからということで心配しないといけないのは、入試(本当の入試は受験するまで経験しないので実際には模試や実力テスト)で、読解問題の点数を稼げない子です。

苦労しないで満点近く得点できるのが読解問題

漢字や知識の分野は、一夜づけはききません。時間をかけないといけないし、この分野の成績がある日突然よくなることはない。ところが、読解問題は、コツさえわかれば、国語が苦手科目だった人でも、ある日突然、ほぼ満点近く簡単にとれるようになります。
では、そのコツとは何か。
一言で言えば、「答えのすべてを問題文(問いの文と本文)から探す」ということに尽きます。
記号で選択する問題でも、記述する問題でも全く一緒です。
問いの文中を探しさえすれば問題作成者がどんな答えを求めているかは一目瞭然、次に、求められている答えを本文中から探してきて、該当箇所を引っ張ってきて答えにすれば全問正解、きわめて簡単です。

実際に国語の得点力を伸ばすには

とはいうものの、私が子どもたちに、「答えのすべてを問題文(問いの文と本文)から探せ」と言い、子どもたちがその言葉を守ってくれさえすれば全員が満点がとれるかといえば、そんなことはありえない。ことはそんなに単純ではない。

一例として、本文中から正解に該当する部分を探してくるといったって、文章を読むスピードが遅い子は探すだけで時間切れになってしまいます。巷でよく、国語の力を伸ばすにはつまるところ読書しかないと言われますが、半分は嘘で半分は本当です。読書量を増やしても、国語の得点力がそれに比例して上がるということはない。その意味では嘘です。しかし、読書量の足りない子は訓練不足で読む速さが圧倒的に遅いから、読むスピードそのものが国語の問題を解く水準に達していない、つまり最初から国語の問題を解くレースへの参加資格に欠けているという意味では当たっていると言えないこともない。

今日は総論のみ。実際の国語の指導法は次回以降で書いていくつもりです。




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