中学生でまったく英語ができない子は、書くことが嫌いな子が多い。このタイプの子は、漢字も弱い。鉛筆を動かすのを面倒くさがって、書いて覚えることを負担に感じる子です。
塾では強制的に単語の筆記練習をするので徐々に書くようにはなりますが、大きく出遅れてしまっているのは確かで、他の人のレベルに追いつくには相当な苦労がいります。

高校生だと、人並みの勉強は誰でもしています。それでも差がつく。

一つには、やはり書かない子が見劣りします。中学校範囲で習う単語の数はたかがしれていますが、高校では必須単語の量が一気に増えます。試験前に、書いて書いて、ノート1冊文は書き潰すくらいでちょうど適量の練習量です。頭ではなくて書いた手が綴りを覚えているくらいでないとなかなか身につきません。

それでもまだ足りません。英語で習得しないといけないことはあまりにも多い。

そこで、1日の、おもな活動と活動の隙間のちょっとした時間を活用するしかなくなります。

高校生の通学時間帯はラッシュと重なるので路線によっては難しいかもしれませんが、電車に乗っている時間は、集中して英語を勉強するにはちょうどよい長さです。
また、市販のヒヤリング問題集のCDからiPodに落として、通学の電車内で、あるいは自転車通学の人は自転車に乗りながら、イヤホンで聴けばよい。家庭で、ヒヤリング対策の時間を毎日ひねり出すのはおそらく大変です。リスニングの勉強は、机に向かって本格的に勉強するよりも、かえって片手間のほうが頭に入りやすいような気がします。

私は学生時代、汚れても気にならない問題集の薄いものに穴をあけてひもを通し、トイレの柱にかけて毎日開いて眺めていました。授業と授業の間の休憩時間も、単語集を眺めたりするにはちょうど適当な長さの時間です。

英語という科目は、とびとびに、あるいは思い立ったときに、長時間やり切ることも必要ですが、それだけでは足りません。5分でも10分でもよいから、そのかわりに毎日休まずに継続することも一つの効果的な英語勉強法です。