国語の中で中学生が最も嫌う文法。
実は、教える私も、たいして知っているわけではありません。よく出題されることだけは確実に覚えているから、高校入試レベルだったら、ほぼどんな問題が出ても解く自信があります。

今日は、その私の、少ない(しかし、これだけで大概のことはなんとかなる)文法知識を公開します。

少しいつもより長くなりそうなので、今日は『品詞の分類』のみ。

品詞の分類
全部で数は10品詞(名詞と代名詞を別に数えると11品詞)。

(全部で〜個という覚え方は案外役に立ちます。総数がわかっておれば、自立語が8個で付属語が2個とか、体言が1個で用言は3個・残りの自立語4個は連体詞・副詞・接続詞・感動詞それに付属語の助詞・助動詞の2個で計10個、というように中身を覚えやすくなります。)

名詞 体言(主語になる)
例、普通名詞(学校)、固有名詞(京都)
数詞(三人)、形式名詞(はず)

(確実に点数に結びつく要領のよい覚え方の一つとして、典型的な例のうち、よく出題されるものを確実に覚え切るというやり方があります。これが一番点数に直結します。名詞だと、普通・固有・数・形式名詞と分類を先に覚えてそれからその例を覚えるより、名詞には4種類あって、「学校」、「京都」、「3人」、「はず」、である。学校は普通名詞、京都は固有名詞・・・と覚えた方が覚え方としては優れていると思います。それくらい、知識を整理し覚えるには「例」を活用することが大切です。逆の言い方をすると、例を知らないで概念を覚えたって、一切点数には結びつきません。)

代名詞 体言(主語になる)
例、彼、これ

(ここでも、例が大切。代名詞には「彼」の仲間と「これ」の仲間の2種類しかないと記憶しておく。そうすると、「わたし」「彼女」や「それ」、「あれ」、「どれ」などが出てきたときにすぐに類推、応用できます。)

副詞 活用がなく、用言を修飾する
例、状態の副詞(擬態語・擬音語)…もくもく
程度の副詞…かなり、たいへん
呼応の副詞…まったく、決して、多分

(子どもたちが特に苦手な副詞。副詞全体を一つのものとして理解するのは難しい。副詞の中に種類の違うものが混在しているからです。3種類に大別されるということで3という個数をまず覚え、例示されたものを次に覚え、最後に「状態」、「程度」、「呼応」の用語を、なぜそういう呼び名がついたのかを含めて覚えます。)

連体詞 活用がなく、名詞(体言)を修飾する
例、あらゆる、この、大きな

(3種類あること、例示のものをしっかりと覚えておけばその仲間を探すことでたいていの問題が解けることは副詞と同様です。)

接続詞
例、順接(だから)
逆接(しかし)
並立(また)
対比(または)
説明(つまり)
転換(さて)

感動詞
例、    はい、おや

動詞 用言(活用があって、述語になる)
終止形はウ段(例、書く)
自動詞(例、歩く)と他動詞(例、見る)
可能動詞(例、書ける)
形式動詞(例、いる、みる)

形容詞 用言(活用があって、述語になる)
終止形が「い」で終わる。
「かろ」「かっ・く」「い」「い」「けれ」と活用
連用形が2つと覚える
例、美しい、青い、高い

形容動詞 用言(活用があって、述語になる)
「だろ」「だっ・で・に」「だ」「な」「なら」
連用形が3つと覚える
例、静かだ、見事だ
「〜だ・〜な」の2つの形があれば形容動詞


助動詞 付属語
例、れる・られる(受け身・可能・尊敬・自発)
ようだ(推定、例え、例示)

(助動詞は、活用の種類もばらばらだし、意味も数が多すぎて、すべてをちゃんと覚えるのは大変です。開き直って、よく出題されるものにしぼって、そのかわりしぼったものは正確に覚えるようにと指導しています。れる・られるだと、「自発」が出ることがほとんどなので、どういうときが自発にあたるかまで覚えます。)

助詞 付属語
格助詞(例、が)
接続助詞(例、ても)
副助詞(例、こそ)
終助詞(例、か)

(助詞も、4種類であること、機能による仲間わけ、4種の名称を覚える、この3段階をこの順で覚えるのがよいと思います。)

助詞と助動詞に関しては、ひらがな1字か2字または3字で、文の中途で使われていれば助詞、文の最後に出てきたら助動詞などといった、非常に乱暴な見分け方も指示したりします。
それぞれ例外も多く、学問的にはまったく正しくありませんが、ここではあえて目をつぶって、まず子どもに「わかった(かも)」「解ける(かも)」「できる(かも)」と思わせることのほうが大切だと私は思っているからです。




***** 国語の全目次はこちら、ワンクリックで探している記事を開くことができます *****