2009年6月20日
アリの観察私は、塾で教え始めてから36年になります。

かつては日陰の存在であった塾ですが、今では学習指導に関しては学校も塾を見習えというような風潮もあり、東京都から始まって、公立の学校でありながら塾の講師を呼んで指導にあたらせるところも珍しくなくなってきました。

私は塾の人間ですが、塾でしている学習指導が本当に学校にまさっているのか、半信半疑でいます。
学校の教員には、大学の教育学部で学び、教員試験に合格しないと原則なれません。塾の講師は、専門的な教育を受けていなくても、誰でもなれます。資格も必要ありません。それで、学校が塾に劣るなんて、おかしくありませんか?

塾での学習指導は本当に世の中に誇れるほどのものなのか。
もし、塾の教科指導が優れたものであるとしたら、どこが優れているのか。

4・5年前のことだったでしょうか。私立学校と塾の人が集まった会議後の雑談で、「塾の教科指導法をまとめたものはありませんね。」という話を私がしました。「学校だと、指導法も研究され、まとめられ、蓄積され、公開されているはず、同じようなものが塾の世界にないのは情けない。」と私が言うと、皆さんは「それは多分無理でしょう。」とおっしゃる。
たいしたことはなくても企業秘密くらいに思ってる人が多いだろうし、その気はあっても実際問題として集まって指導法を討論するのは困難だというのが理由でした。

誰もやらないのなら、自分が先駆けになってみようかとちらっと思ったのが、このブログを始めたきっかけの一つです。
自分でもたいしたことないと思っている普段の教え方を公開して、世間の批評にさらしてみよう。

これでよく塾をやってきたな、それよりこんな素晴らしい教え方があるぞと、実力のある塾の人に怒られるのもよし。
この程度で数千人もの子どもに教えてきたのか、騙されたと、保護者の方や卒塾生、現塾生に呆れられるのもよし。
もうこの歳になれば怖いものなど何もありません。

ただただ正直に、塾で教壇に立ち、教え、考えてきたことを書き連ねてみようと思っています。




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