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勉強をしている子どもたちが、悩み、知りたい、理解したいと思いながら、今までは調べる方法がなかった事柄を、必要かつ十分な説明でわかりやすく記述したサイトです

大学入試

Japanese 大学入試 AO入試・推薦入試(3) 志望動機

AO入試・推薦入試、特に指定校推薦入試では、志望動機を書くことが多い。以下は文章構成の1例である。


志望動機

書出し

私は読書が好きで、編集者として、あるいは創作者として、職業として文学に携わりたいという強い希望を持っている。

その専攻分野を志望する理由

現代は混迷の時代だと言われ、文学の世界も例外ではない。『***』のように、ウエブ上からベストセラーが生まれ、また、『***』など、一世を風靡した文芸誌で姿を消したものも少なくない。
しかし、私は他の文化や芸術と同様に、文学もまた不滅のものであろうと確信している。私が、面白い文学作品を通して人間というものの不思議さや崇高さに心を奪われたように、これからも人類が生き続ける限り、文学は人間を鼓舞し、勇気づけ、成長させるであろう。私はその世界で貢献したい。

なぜ、その大学、その学部でないといけないのかを、しっかりと調べて書く

**大学**学部は、まさに私の夢の実現に最適の学部であると確信している。過去、文芸や出版、メディアの世界に数多の人材を輩出してきた伝統の力に期待するところも大だが、実作から編集や各種メディアの制作にわたって幅広く学べる六つの新しい「論系」の魅力に強く心を惹かれている。中でも「文芸・ジャーナリズム論系」の文芸創作プログラムや編集・ジャーナリズムプログラムを深く学び、学友と切磋琢磨することで、私の夢を実現したい。

まとめ

私は中高の六年間、**部に籍を置いた。自分なりに頑張ったつもりだが最後までレギュラーにはなれなかった。また、生徒会の役員に当選したものの、仕事ができない挫折感も味わった。しかし、本当に充実した六年間であったと胸を張ることができる。それは、いつも良書が私の友であり、私を勇気づけてくれたからだ。今度は、私が文学の世界に献身し、良書を生み出すことで社会に貢献したいと考えている。




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Japanese 大学入試 AO入試・推薦入試(2) 自己推薦書・自己アピール

大学入試、AO入試・推薦入試では、志願理由書とともにに自己推薦書・自己アピールを提出することが多い。以下は文章構成の1例である。


受験番号    ****

「自己アピールできるもの」について、これまでの体験をもとにあなた自身をアピールしてください。


書き出し

私の唯一のアピールポイントは「元気」である。


第1段落

まず、体力では誰にも負けない。
地元の公立小学校、中学校、高校を通じて12年間、ずっと無遅刻・無欠席を通してきた。風邪をひいたことさえない。


第2段落

次に何にでもチャレンジする積極性である。
3歳の時から水泳、5歳からピアノ、6歳から書道を習い始め、どれも最後まで頑張り通した。中学生になってからは華道、茶道も習い始めた。また中学校では3年間吹奏楽部に所属し、高校ではソフトボール部で高3の最後の試合で引退するまでレギュラーを通した。さらに高校では2年生まで運動委員として体育祭運営の重責を担い、3年生のときは学級委員としてクラスのリーダーとしての役割を全うした。


第3段落

しかし一番誇れるのは、チャレンジした全てのことを最後までやり通す持続力である。例えば水泳は9年間、ピアノは7年間、引退するまで一度も休まなかった。クラブ活動も最後の大会、試合まで全力を尽くした。書道は現在も続けており、今年6月には****一般の部で十段に合格することができた。師範まであと一歩、必ず最高位まで到達したいと思っているしその自信もある。


まとめ

私には、興味を持ったことに積極的に挑戦し、始めたことは最後までやり通す、誰にも負けない元気がある。大学生になっても、あらゆることに挑戦し、達成できるまで頑張り抜きたい。




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Japanese 大学入試 AO入試・推薦入試(1) 志願理由書

大学入試の中でも、AO入試・推薦入試では、志願理由書を提出することが多い。文章構成の1例を示したい。


志願理由書
 
志望課程(系)・募集区分
****課程
一般・帰国生徒

氏名 ****
 
志願理由、入学後の目標などを書いてください。
(注)インク又はボールペンを使用し、横書きで記入してください。欄外には記入しないでください。

 

構成例

書き出し

私は一生の職業として、インテリア・コーディネーターを希望している。それは、自分の最も得意で好きな分野を一番生かせる職業であるからだ。
 
自分の体験

両親の話によると、幼い頃の私は、誕生日にもらった色鉛筆で1日中絵や模様を描いてさえいれば機嫌のよい少女であったそうだ。小・中学校で最も好きな科目も美術だった。今でもはっきりと覚えているのは中学校3年の美術の授業で「理想の部屋」という課題で一点透視図法を学んだ時のことだ。自分の理想の部屋を自由に描く、部屋の中を好みの色、家具、生活用品で満たせる楽しさに、わくわくしながら深夜まで課題に没頭した。高校生になってインテリア・コーディネーターという職業があることを知り、まさに私に適した仕事であると確信した。夢を実現するために、美術科の先生のアドバイスでデッサンも学び始め、毎週課題に取組んでいる。
 
将来の希望

しかし、大学入試を前にして、私の夢はさらに膨らんでいる。一生を捧げる職業として考えたとき、他の人にはできない仕事をしたいのだ。まず、日本の伝統とインテリア・コーディネートとの融合を追求したい。私は6歳から書道を始め、今、段位は10段をいただいている。また中学校の選択授業で華道、茶道を学び、大きな感銘を受けた。わが国の伝統文化に魅力を感じる私の目から見ると、この職業に携わる人があまりにも目を西欧に向けすぎているように思う。西欧の進んだ点には充分目配りした上で、日本人でなければできないデザインを私は追求したい。例えば木材の木目の素晴らしさをいかに室内に生かすかといった視点にも大いに興味がある。
 
入学後の目標

しかし、現実の私はあまりにも無知で無力だと痛感する。木材を生かすと言うのは簡単であるが、わが国の林業の現状、地球の環境破壊さえもたらしていると非難される熱帯林での建築資材の乱伐採には何らの解決策も提示できない。また、室内装飾は建物全体の一部であるのに、建物の設計や建築学に関しては何の知識も持っていない。さらに都市の一部としての建築という視野、伝統建築物の工学的価値、室内意匠と他分野のデザインとの相関性や相違についても、語るべき理論は何もない。
造形に関する基礎的なスキルを広く身につけ、さらに幅広い視野を習得する中で、自分の資質を伸ばせる分野を深く専門的に学びたい。積極的に課題制作に取組み、自分の専門的能力を限界まで伸ばしたい。
だからこそ、私は****大学の****課程で学びたいのだ。私が学びたいもの、学ばなければならないものの全てがそこにあるからである。




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    ・2014.1.28.龍空さんに教えていただき、「中学英語のまとめ(18) 現在完了」の記述ミスを修正しました。
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