独断と偏見で選んだ「なぜかよく出題される漢字の書き取り10選」
次の文のカタカナの部分を漢字で書きなさい。
1、センモン家の意見を聴く。
2、メンミツに計画する。
3、ピアノのエンソウ会。
4、病人をカンゴする。
5、ユウビンで送る。
6、テンラン会が開かれる。
7、ヒミツを暴露する。
8、海にノゾム別荘に滞在する。
9、絶好のキカイをのがさない。
10、ゼッタイに許さない。

正解と、出題される理由
1、専門 博士の「博」と違ってテンをうたない、訪問の「問」と違ってクチを入れない。
2、綿密 「綿」はハネの部分、密は「心」と違って「必」。
3、演奏 「演」は寅の部分、「奏」は天ではない
4、看護 「看」の字の横棒の部分を書き誤りやすい。
5、郵便 「郵」の「垂」の部分の横棒の数、「便」は「使」と違ってつき出さない。
6、展覧 「展」の下は「表」と違う、「覧」の下は「貝」ではない。
7、秘密 「秘」も「密」も「必」。
8、臨む 「望む」と書き間違いやすい。
9、機会 「機械」や「器械」と使い分けないといけない。
10、絶対 「絶体」と書く誤りが多い。絶体絶命だけ「絶体」。
出題される理由を考察すると、次のように分類できます。
(1)漢字自体を書き誤りやすい・・・綿密、演奏、看護、郵便、展覧、秘密
(2)他の漢字と区別して使い分けないといけない・・・専門、臨む、機会、絶対
(3)ハネやトメをきちんと書き分けないといけない・・・専門、綿密、展覧
上の10問以外で漢字の書き取り問題によく出題される漢字を、出題される理由別に分類してみました。
漢字自体を書き誤りやすいからよく出題される漢字
届く・汽笛・描写・描く・・・「届く」と「笛」は上が突き出る「由」、くさかんむりの「描く」や「猫」は「田」。
捜査・捜索・・・「捜」は上も下も突き出る。
散策・刺激・刺す・約束・・・「束」だけ下の横棒あり。
容易・貿易・・・「易」は「場」と違って横棒なし。
清潔・・・「潔」の字の左上は突き出て、右上は「刀」。
朗らか・明朗・・・「郎」ではない。
拝む・・・横棒は4本。
豊富・・・「豊」は「豆」、「富」は「冨」ではない。
記録・・・「録」の右側は「緑」と同じで、「縁」とは違う。
印刷・・・「印」の字も「刷」の字も書き誤りやすい。
衣装・装備・・・「装」の上は「土」ではなくて「士」。
地域・・・「域」の下は横棒あり。
確認・・・「確」の斜めの棒は上から書き下ろす。
破壊・・・「破」の「皮」、「壊」の右下は「衣」。
勤務・難しい・・・「勤」は横棒が3本、「難」は横棒2本。
混雑・批判・背中・・・「比」と「北」の違い。
宣言・宣伝・時宜・・・「宣」は「宜」と違う。
準備・・・「準」も「備」も書き誤りやすい。
単純・鈍感・委託・住宅・・・「ジュン」・「ドン」は「屯」、「タク」と区別する。
瞬間・・・「瞬」のかんむりの中を書き誤りやすい。
福祉・・・「福」も「祉」もころもへんではなくてしめすへん。
大衆・公衆・・・「衆」の下の部分。
針小棒大・・・「針」の右は「十」、「棒」の右下は横棒2本。
原稿・・・「稿」はのぎへん、きへんと誤りやすい。
節減・権威・・・「減」と「威」の横棒。
就職・就任・・・「就」の右側の字体とハネ。
故郷・郷里・影響・・・「郷」の左に部分と、中の部分は上に点なし。
温厚・・・「厚」は「原」と違って縦棒なし。
矛盾・予備・・・ムは「矛」、ヨは「予」。
分析・・・セキは「折」ではない。
冒険・帽子・・・「冒」は上が日で下が目。
懸命・・・「懸」は「糸」ではなくて「系」。
繊維・繊細・・・「繊」の横棒は右端まで伸びる。
掲載・・・「掲」の中は「匕」(左に突き出ないが)。
妥協・・・「妥」の字の上の部分。
他の漢字と区別して使い分けないといけないから出題される漢字
拾う・捨てる・・・どっちがどっちだったか間違える人が多い。
補う・捕る・・・部首の意味を考えて書き分ける。
招待・紹介・・・「招く」ほうがてへん。
成績・功績・実績・業績・・・「積」と書き間違えやすい。「成績」の意味のときは「績」。
預金・貯金・預ける・貯める・・・「予」がヨ、「丁」がチョ。(国語ではないが銀行預金・郵便貯金と使い分ける。)
存在・・・どちらも「ある」という意味なので困る。
許す・認める・許可・認可・・・微妙に意味も近いので困る。
批評・批判・非難・・・意味も近いが、非難のときが「非」。
暖かい・温かい・・・気温が暖かいのが「暖」、ものが温かいのが「温」。
遺産・派遣・・・「遺」は「のこす」の意味、「遣」は「つかわす」の意味。
熟練・・・「塾」の字を使うのは「学習塾」のときのみ。
興奮・奮起・・・「奮う」と「奪う」を使い分ける。
候補・侯爵・・・にんべんは「侯爵」くらいか。
供える・備える・・・「仏前に花を供える」のときが「供える」。
標識・標準・投票・・・「標」は「しるし」の意味。「票」は紙。
収拾・収集・・・おさまりをつけるのが「収拾」、集めるのが「収集」。
筋道・筋肉・節・・・「すじ」が「筋」、「ふし」が節。
処置・措置・・・「しょち」が処置、「そち」が措置。意味は近い。
裁判・裁量・栽培・・・木を土に栽培するから「栽」に「培」。
器官・機関・・・人体のときが「器官」。
徐行・排除・・・「徐」は「おもむろ」で「ゆっくり」の意味。「除」は取り除くとき。
想像・銅像・印象・・・目に見えたり、頭に浮かんだりする形のあるものが「像」。
機会・機械・器械・・・チャンスの意味のとき「機会」、器械体操のときが「器械」。
軽率・引率・効率・・・「卒」と間違えないようにする。
自慢・慢性・漫画・・・だらだらとゆるむという意味が「慢」、気の向くままの意味が「漫」。
借りる・貸す・・・「拾う・捨てる」と同様に混乱する人が多い。
歓迎・勧誘・・・「よろこぶ」ときが「歓」、「すすめる」ときが「勧」。
穀物・穀倉・殻・・・稲や麦に関係するのが「穀」、体をおおう「から」が「殻」。
微妙・特徴・・・「微」は「わずか」の意味、「徴」は「あらわれる」。
縦断・・・「たて」が「縦」、「したがう」ときが「従」。
典型・類型・模型・・・タイプの意味の「かた」のときが「型」。
鋼鉄・網・綱・・・「はがね」が「鋼」。「あみ」が「網」、「つな」が「綱」。
帰還・環境・・・「かえる」ときが「還」、「まわり」のときが「環」。
内臓・臓器・・・「たくわえる」ときが「蔵」、体の臓器がにくづきの「臓」。
俳優・・・人のときが「俳」、取り除くときが「排」。
功罪・・・功績を表すのが「功」、「罪」と「罰」は対義語なのに混乱する人がある。
幕・墓・・・布を表す部首がはばへんだから「幕」、むかし土だったのが「墓」。
徹底・徹夜・撤退・・・「徹」は「やりとおす」の意味、「撤」は「逃げ去る」の意味。
偶然・待遇・・・「たまたま」が「偶」、「あつかう」の意味のときが「遇」。
抑える・仰ぐ・・・手で「おさえる」から「抑」。人が「あおぎみる」から「仰」。
ハネやトメをきちんと書き分けないといけないから出題される漢字
危険・・・「危」の中の部分はともにはねる。
判断・・・「判」の左の縦棒はまっすぐおろす。
体勢・姿勢・・・「勢」の「丸」と「力」の最後ははねる。
包装・・・「包」の最後ははねる。
逆・・・縦棒を左に曲げる珍しい例。
指揮・・・てへんの最後ははねる。
演劇・・・「劇」の左の部分の2ヶ所のハネ。
虚像・・・「虚」は「劇」と同じはねかたをする。
憂慮・遠慮・・・「慮」のはねかたも「劇」や「虚」と同じ。
究極・・・あなかんむりの最後と「九」の最後ははねる。
依存・・・「衣」の左におろした部分の最後ははねる。
境界・反射鏡・・・「竟」の最後ははねる。
複数の訓読みがあるから出題される漢字
映える(はえる)・映る(うつる)
著しい(いちじるしい)・著す(あらわす)
試す(ためす)・試みる(こころみる)
漢字自体を思いうかべにくいのでよく出題される漢字
顕著・顕微鏡・・・「顕」の字を思いうかべにくい。
駆使・駆逐・駆ける・・・「駆」の字を思いうかべにくい。
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次の文のカタカナの部分を漢字で書きなさい。
1、センモン家の意見を聴く。
2、メンミツに計画する。
3、ピアノのエンソウ会。
4、病人をカンゴする。
5、ユウビンで送る。
6、テンラン会が開かれる。
7、ヒミツを暴露する。
8、海にノゾム別荘に滞在する。
9、絶好のキカイをのがさない。
10、ゼッタイに許さない。

正解と、出題される理由
1、専門 博士の「博」と違ってテンをうたない、訪問の「問」と違ってクチを入れない。
2、綿密 「綿」はハネの部分、密は「心」と違って「必」。
3、演奏 「演」は寅の部分、「奏」は天ではない
4、看護 「看」の字の横棒の部分を書き誤りやすい。
5、郵便 「郵」の「垂」の部分の横棒の数、「便」は「使」と違ってつき出さない。
6、展覧 「展」の下は「表」と違う、「覧」の下は「貝」ではない。
7、秘密 「秘」も「密」も「必」。
8、臨む 「望む」と書き間違いやすい。
9、機会 「機械」や「器械」と使い分けないといけない。
10、絶対 「絶体」と書く誤りが多い。絶体絶命だけ「絶体」。
出題される理由を考察すると、次のように分類できます。
(1)漢字自体を書き誤りやすい・・・綿密、演奏、看護、郵便、展覧、秘密
(2)他の漢字と区別して使い分けないといけない・・・専門、臨む、機会、絶対
(3)ハネやトメをきちんと書き分けないといけない・・・専門、綿密、展覧
上の10問以外で漢字の書き取り問題によく出題される漢字を、出題される理由別に分類してみました。
漢字自体を書き誤りやすいからよく出題される漢字
届く・汽笛・描写・描く・・・「届く」と「笛」は上が突き出る「由」、くさかんむりの「描く」や「猫」は「田」。
捜査・捜索・・・「捜」は上も下も突き出る。
散策・刺激・刺す・約束・・・「束」だけ下の横棒あり。
容易・貿易・・・「易」は「場」と違って横棒なし。
清潔・・・「潔」の字の左上は突き出て、右上は「刀」。
朗らか・明朗・・・「郎」ではない。
拝む・・・横棒は4本。
豊富・・・「豊」は「豆」、「富」は「冨」ではない。
記録・・・「録」の右側は「緑」と同じで、「縁」とは違う。
印刷・・・「印」の字も「刷」の字も書き誤りやすい。
衣装・装備・・・「装」の上は「土」ではなくて「士」。
地域・・・「域」の下は横棒あり。
確認・・・「確」の斜めの棒は上から書き下ろす。
破壊・・・「破」の「皮」、「壊」の右下は「衣」。
勤務・難しい・・・「勤」は横棒が3本、「難」は横棒2本。
混雑・批判・背中・・・「比」と「北」の違い。
宣言・宣伝・時宜・・・「宣」は「宜」と違う。
準備・・・「準」も「備」も書き誤りやすい。
単純・鈍感・委託・住宅・・・「ジュン」・「ドン」は「屯」、「タク」と区別する。
瞬間・・・「瞬」のかんむりの中を書き誤りやすい。
福祉・・・「福」も「祉」もころもへんではなくてしめすへん。
大衆・公衆・・・「衆」の下の部分。
針小棒大・・・「針」の右は「十」、「棒」の右下は横棒2本。
原稿・・・「稿」はのぎへん、きへんと誤りやすい。
節減・権威・・・「減」と「威」の横棒。
就職・就任・・・「就」の右側の字体とハネ。
故郷・郷里・影響・・・「郷」の左に部分と、中の部分は上に点なし。
温厚・・・「厚」は「原」と違って縦棒なし。
矛盾・予備・・・ムは「矛」、ヨは「予」。
分析・・・セキは「折」ではない。
冒険・帽子・・・「冒」は上が日で下が目。
懸命・・・「懸」は「糸」ではなくて「系」。
繊維・繊細・・・「繊」の横棒は右端まで伸びる。
掲載・・・「掲」の中は「匕」(左に突き出ないが)。
妥協・・・「妥」の字の上の部分。
他の漢字と区別して使い分けないといけないから出題される漢字
拾う・捨てる・・・どっちがどっちだったか間違える人が多い。
補う・捕る・・・部首の意味を考えて書き分ける。
招待・紹介・・・「招く」ほうがてへん。
成績・功績・実績・業績・・・「積」と書き間違えやすい。「成績」の意味のときは「績」。
預金・貯金・預ける・貯める・・・「予」がヨ、「丁」がチョ。(国語ではないが銀行預金・郵便貯金と使い分ける。)
存在・・・どちらも「ある」という意味なので困る。
許す・認める・許可・認可・・・微妙に意味も近いので困る。
批評・批判・非難・・・意味も近いが、非難のときが「非」。
暖かい・温かい・・・気温が暖かいのが「暖」、ものが温かいのが「温」。
遺産・派遣・・・「遺」は「のこす」の意味、「遣」は「つかわす」の意味。
熟練・・・「塾」の字を使うのは「学習塾」のときのみ。
興奮・奮起・・・「奮う」と「奪う」を使い分ける。
候補・侯爵・・・にんべんは「侯爵」くらいか。
供える・備える・・・「仏前に花を供える」のときが「供える」。
標識・標準・投票・・・「標」は「しるし」の意味。「票」は紙。
収拾・収集・・・おさまりをつけるのが「収拾」、集めるのが「収集」。
筋道・筋肉・節・・・「すじ」が「筋」、「ふし」が節。
処置・措置・・・「しょち」が処置、「そち」が措置。意味は近い。
裁判・裁量・栽培・・・木を土に栽培するから「栽」に「培」。
器官・機関・・・人体のときが「器官」。
徐行・排除・・・「徐」は「おもむろ」で「ゆっくり」の意味。「除」は取り除くとき。
想像・銅像・印象・・・目に見えたり、頭に浮かんだりする形のあるものが「像」。
機会・機械・器械・・・チャンスの意味のとき「機会」、器械体操のときが「器械」。
軽率・引率・効率・・・「卒」と間違えないようにする。
自慢・慢性・漫画・・・だらだらとゆるむという意味が「慢」、気の向くままの意味が「漫」。
借りる・貸す・・・「拾う・捨てる」と同様に混乱する人が多い。
歓迎・勧誘・・・「よろこぶ」ときが「歓」、「すすめる」ときが「勧」。
穀物・穀倉・殻・・・稲や麦に関係するのが「穀」、体をおおう「から」が「殻」。
微妙・特徴・・・「微」は「わずか」の意味、「徴」は「あらわれる」。
縦断・・・「たて」が「縦」、「したがう」ときが「従」。
典型・類型・模型・・・タイプの意味の「かた」のときが「型」。
鋼鉄・網・綱・・・「はがね」が「鋼」。「あみ」が「網」、「つな」が「綱」。
帰還・環境・・・「かえる」ときが「還」、「まわり」のときが「環」。
内臓・臓器・・・「たくわえる」ときが「蔵」、体の臓器がにくづきの「臓」。
俳優・・・人のときが「俳」、取り除くときが「排」。
功罪・・・功績を表すのが「功」、「罪」と「罰」は対義語なのに混乱する人がある。
幕・墓・・・布を表す部首がはばへんだから「幕」、むかし土だったのが「墓」。
徹底・徹夜・撤退・・・「徹」は「やりとおす」の意味、「撤」は「逃げ去る」の意味。
偶然・待遇・・・「たまたま」が「偶」、「あつかう」の意味のときが「遇」。
抑える・仰ぐ・・・手で「おさえる」から「抑」。人が「あおぎみる」から「仰」。
ハネやトメをきちんと書き分けないといけないから出題される漢字
危険・・・「危」の中の部分はともにはねる。
判断・・・「判」の左の縦棒はまっすぐおろす。
体勢・姿勢・・・「勢」の「丸」と「力」の最後ははねる。
包装・・・「包」の最後ははねる。
逆・・・縦棒を左に曲げる珍しい例。
指揮・・・てへんの最後ははねる。
演劇・・・「劇」の左の部分の2ヶ所のハネ。
虚像・・・「虚」は「劇」と同じはねかたをする。
憂慮・遠慮・・・「慮」のはねかたも「劇」や「虚」と同じ。
究極・・・あなかんむりの最後と「九」の最後ははねる。
依存・・・「衣」の左におろした部分の最後ははねる。
境界・反射鏡・・・「竟」の最後ははねる。
複数の訓読みがあるから出題される漢字
映える(はえる)・映る(うつる)
著しい(いちじるしい)・著す(あらわす)
試す(ためす)・試みる(こころみる)
漢字自体を思いうかべにくいのでよく出題される漢字
顕著・顕微鏡・・・「顕」の字を思いうかべにくい。
駆使・駆逐・駆ける・・・「駆」の字を思いうかべにくい。
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