問題:コインを一回トスします。表が出る確率は0.6です。5回トスした場合に少なくとも4回が表になる確率を式に表せ。
答:5x(0.6)4乗x(0.4)+(0.6)5乗
(お答え)
「少なくとも4回が表になる」の言葉をわかりやすく書き直すと、「5回全部が表になる」か、または「4回が表で1回が裏」の2通りです。
まず、「5回全部が表になる」場合から。
1回目、表が出る確率は0.6です。2回目に表が出る確率も0.6です。
このとき、1回目に0.6の割合で表が出た後、さらにその0.6倍の割合で2回目に表が出るわけですから、1回目も2回目も表が出る確率は、0.6×0.6ということになります。(これを確率の『積の法則』といいます)。
3回目以降も同様に考えて、5回とも表が出る確率は0.6×0.6×0.6×0.6×0.6で求められます。
次に、「4回が表で1回が裏」になる確率を考えてみましょう。
どの回が裏になるかで、1回目、2回目、…5回目と、5通りあります。
1回目が裏になる割合は0.4、2回目に表になる割合はその0.6、さらに3回目でその0.6ということになるので、1回目だけが裏になる確率は、0.4×0.6×0.6×0.6×0.6です。
2回目だけが裏になる確率は、同じように考えて、0.6×0.4×0.6×0.6×0.6です。
見たらわかるように、1回目と2回目が裏になるときの式は、0.4のある場所が違うだけで実は同じ式です。
3回目、4回目、5回目だけが裏になる確率を求める式も、0.4のある場所だけが違う、同じ式です。
以上より、「4回が表で1回が裏」になる確率は0.4×0.6×0.6×0.6×0.6の5個分で、(0.4×0.6×0.6×0.6×0.6)×5です。
最後に、「5回全部が表になる」確率と「4回が表で1回が裏」の確率とを合わせた確率を求めなければならないので、2つの確率をたして、(0.4×0.6×0.6×0.6×0.6)×5+0.6×0.6×0.6×0.6×0.6ということになります(このことを、確率の『和の法則』といいます)。
普通、以上のような解き方で解くはずで、解答もそういう意味を述べているのだと思われます。
ですから、多分、「他の解き方」や「応用で解く」やり方は必要ないはずです。
答:5x(0.6)4乗x(0.4)+(0.6)5乗
(お答え)
「少なくとも4回が表になる」の言葉をわかりやすく書き直すと、「5回全部が表になる」か、または「4回が表で1回が裏」の2通りです。
まず、「5回全部が表になる」場合から。
1回目、表が出る確率は0.6です。2回目に表が出る確率も0.6です。
このとき、1回目に0.6の割合で表が出た後、さらにその0.6倍の割合で2回目に表が出るわけですから、1回目も2回目も表が出る確率は、0.6×0.6ということになります。(これを確率の『積の法則』といいます)。
3回目以降も同様に考えて、5回とも表が出る確率は0.6×0.6×0.6×0.6×0.6で求められます。
次に、「4回が表で1回が裏」になる確率を考えてみましょう。
どの回が裏になるかで、1回目、2回目、…5回目と、5通りあります。
1回目が裏になる割合は0.4、2回目に表になる割合はその0.6、さらに3回目でその0.6ということになるので、1回目だけが裏になる確率は、0.4×0.6×0.6×0.6×0.6です。
2回目だけが裏になる確率は、同じように考えて、0.6×0.4×0.6×0.6×0.6です。
見たらわかるように、1回目と2回目が裏になるときの式は、0.4のある場所が違うだけで実は同じ式です。
3回目、4回目、5回目だけが裏になる確率を求める式も、0.4のある場所だけが違う、同じ式です。
以上より、「4回が表で1回が裏」になる確率は0.4×0.6×0.6×0.6×0.6の5個分で、(0.4×0.6×0.6×0.6×0.6)×5です。
最後に、「5回全部が表になる」確率と「4回が表で1回が裏」の確率とを合わせた確率を求めなければならないので、2つの確率をたして、(0.4×0.6×0.6×0.6×0.6)×5+0.6×0.6×0.6×0.6×0.6ということになります(このことを、確率の『和の法則』といいます)。
普通、以上のような解き方で解くはずで、解答もそういう意味を述べているのだと思われます。
ですから、多分、「他の解き方」や「応用で解く」やり方は必要ないはずです。