平安時代の章が一目で理解できるように、重要事項を最もわかりやすくまとめました。
1、平安京
桓武(かんむ)天皇…政治を立て直すため、都を奈良から移す
784年 長岡京
794年 平安京
桓武天皇の改革…
国司の監督の強化(勘解由使(かげゆし))
班田収授法の励行・雑徭(ぞうよう)の半減
東北地方の蝦夷(えみし)の支配…坂上田村麻呂(さかのうえのたむらまろ)を征夷大将軍に
2、新しい仏教
桓武天皇が最澄と空海を唐に派遣し、新しい仏教が朝廷・貴族に広まる
最澄(伝教大師)…天台宗・比叡山延暦寺(ひえいざん・えんりゃくじ)(滋賀県)
空海(弘法大師)…真言宗・高野山金剛峰寺(こうやさん・こんごうぶじ)(和歌山県)
3、東アジアの変動
宋…中国で唐が滅び、宋が統一
朱子学・禅宗・水墨画
高麗(こりょ・こうらい)…朝鮮で新羅が滅び、高麗が建国
4、摂関政治
中臣鎌足の子孫の藤原氏が政治の実権
摂関政治…藤原氏は娘を天皇の后(きさき)にして、天皇が幼いときは摂政、天皇が成人後は関白となり、多くの荘園の寄進を受けて勢力を広げる
藤原良房…866年、皇族以外で最初の摂政に
藤原基経…887年、最初の関白に
藤原道長・藤原頼通(よりみち)…摂関政治の全盛
「この世をば わが世とぞ思ふ もち月の かけたることも なしと思へば」
不輸の権・不入の権…地方豪族は荘園を貴族や寺院に寄進し、不輸の権(税を納めなくてもよい特権)、不入の権(国司の立入りを拒むことができる特権)を得た
5、国風文化
遣唐使の停止の後、日本風の文化が生まれ、摂関政治の頃に最も盛ん
遣唐使の停止…894年、菅原道真(すがわらのみちざね)の意見で、遣唐使を停止
仮名文字の発明…漢字をくずしたひら仮名・漢字の一部からかた仮名が生まれた
『土佐日記』(日記)…紀貫之
『源氏物語』(物語)…紫式部
『枕草子』(随筆)…清少納言
『古今和歌集』(最初の勅撰和歌集)…紀貫之ら
浄土信仰(浄土教)…念仏を唱えて極楽浄土を願う信仰
平等院鳳凰堂(びょうどういん・ほうおうどう)…藤原頼通、京都府宇治市
中尊寺金色堂(ちゅうそんじ・こんじきどう)…奥州藤原氏、岩手県平泉
寝殿造(しんでんづくり)…貴族の住居
大和絵(やまとえ)・絵巻物
6、武士の成長
土地争いから地方の農民が武装し、朝廷の武官と結びついて武士団になる
源氏と平氏が武士団の棟梁に
地方の反乱…
藤原純友(ふじわらのすみとも)…瀬戸内海で反乱
平将門(たいらのまさかど)…関東で独立国を企てる
東北地方の戦乱…前九年の役・後三年の役、源義家が鎮圧
7、院政
後三条天皇…藤原氏の摂関政治を抑制
白河天皇…1086年、譲位して上皇となり、院で政治を行う
摂関政治が衰え、院の警護にあたる武士が進出する
8、平氏の台頭
保元の乱…崇徳(すとく)上皇と後白河天皇の争い、後白河天皇側の平清盛・源義朝(よしとも)が勝利
平治の乱…源氏と平氏が対立、源義朝を倒して平清盛が勝利
平清盛…1167年、武士で最初の太政大臣(だいじょうだいじん)
日宋貿易…平清盛は兵庫港(大輪田泊(おおわだのとまり))を整備、宋と貿易し銅銭を輸入
関連年表
784年 長岡京に遷都
794年 平安京に遷都
866年 藤原良房が摂政になる
887年 藤原基経が関白になる
894年 遣唐使を停止
・907年 唐が滅びる
935年 平将門の乱
・936年 高麗が朝鮮を統一
939年 藤原純友の乱
・960年 宋が中国を統一
1016年 藤原道長が摂政となる
1051年 前九年の役
1083年 後三年の役
1086年 白河上皇が院政を開始
・1096年 十字軍の遠征が始まる
1156年 保元の乱が起こる
1159年 平治の乱が起こる
1167年 平清盛が太政大臣になる
1185年 壇ノ浦の戦いで平氏が滅びる
(社会科のさらに詳しい説明はこちらの目次からたどってご覧ください。)
1、平安京
桓武(かんむ)天皇…政治を立て直すため、都を奈良から移す
784年 長岡京
794年 平安京
桓武天皇の改革…
国司の監督の強化(勘解由使(かげゆし))
班田収授法の励行・雑徭(ぞうよう)の半減
東北地方の蝦夷(えみし)の支配…坂上田村麻呂(さかのうえのたむらまろ)を征夷大将軍に
2、新しい仏教
桓武天皇が最澄と空海を唐に派遣し、新しい仏教が朝廷・貴族に広まる
最澄(伝教大師)…天台宗・比叡山延暦寺(ひえいざん・えんりゃくじ)(滋賀県)
空海(弘法大師)…真言宗・高野山金剛峰寺(こうやさん・こんごうぶじ)(和歌山県)
3、東アジアの変動
宋…中国で唐が滅び、宋が統一
朱子学・禅宗・水墨画
高麗(こりょ・こうらい)…朝鮮で新羅が滅び、高麗が建国
4、摂関政治
中臣鎌足の子孫の藤原氏が政治の実権
摂関政治…藤原氏は娘を天皇の后(きさき)にして、天皇が幼いときは摂政、天皇が成人後は関白となり、多くの荘園の寄進を受けて勢力を広げる
藤原良房…866年、皇族以外で最初の摂政に
藤原基経…887年、最初の関白に
藤原道長・藤原頼通(よりみち)…摂関政治の全盛
「この世をば わが世とぞ思ふ もち月の かけたることも なしと思へば」
不輸の権・不入の権…地方豪族は荘園を貴族や寺院に寄進し、不輸の権(税を納めなくてもよい特権)、不入の権(国司の立入りを拒むことができる特権)を得た
5、国風文化
遣唐使の停止の後、日本風の文化が生まれ、摂関政治の頃に最も盛ん
遣唐使の停止…894年、菅原道真(すがわらのみちざね)の意見で、遣唐使を停止
仮名文字の発明…漢字をくずしたひら仮名・漢字の一部からかた仮名が生まれた
『土佐日記』(日記)…紀貫之
『源氏物語』(物語)…紫式部
『枕草子』(随筆)…清少納言
『古今和歌集』(最初の勅撰和歌集)…紀貫之ら
浄土信仰(浄土教)…念仏を唱えて極楽浄土を願う信仰
平等院鳳凰堂(びょうどういん・ほうおうどう)…藤原頼通、京都府宇治市
中尊寺金色堂(ちゅうそんじ・こんじきどう)…奥州藤原氏、岩手県平泉
寝殿造(しんでんづくり)…貴族の住居
大和絵(やまとえ)・絵巻物
6、武士の成長
土地争いから地方の農民が武装し、朝廷の武官と結びついて武士団になる
源氏と平氏が武士団の棟梁に
地方の反乱…
藤原純友(ふじわらのすみとも)…瀬戸内海で反乱
平将門(たいらのまさかど)…関東で独立国を企てる
東北地方の戦乱…前九年の役・後三年の役、源義家が鎮圧
7、院政
後三条天皇…藤原氏の摂関政治を抑制
白河天皇…1086年、譲位して上皇となり、院で政治を行う
摂関政治が衰え、院の警護にあたる武士が進出する
8、平氏の台頭
保元の乱…崇徳(すとく)上皇と後白河天皇の争い、後白河天皇側の平清盛・源義朝(よしとも)が勝利
平治の乱…源氏と平氏が対立、源義朝を倒して平清盛が勝利
平清盛…1167年、武士で最初の太政大臣(だいじょうだいじん)
日宋貿易…平清盛は兵庫港(大輪田泊(おおわだのとまり))を整備、宋と貿易し銅銭を輸入
関連年表
784年 長岡京に遷都
794年 平安京に遷都
866年 藤原良房が摂政になる
887年 藤原基経が関白になる
894年 遣唐使を停止
・907年 唐が滅びる
935年 平将門の乱
・936年 高麗が朝鮮を統一
939年 藤原純友の乱
・960年 宋が中国を統一
1016年 藤原道長が摂政となる
1051年 前九年の役
1083年 後三年の役
1086年 白河上皇が院政を開始
・1096年 十字軍の遠征が始まる
1156年 保元の乱が起こる
1159年 平治の乱が起こる
1167年 平清盛が太政大臣になる
1185年 壇ノ浦の戦いで平氏が滅びる
(社会科のさらに詳しい説明はこちらの目次からたどってご覧ください。)