昨日は県立高校の合格発表の日。
そういえば卒業シーズン。この季節になると後輩を思い出す。
それは1学年下の伝説の男MASAである。
A自動車学校中退という燦然たる経歴を持つ彼。
3年の夏を迎え大学生活でグータラにターボがかかっていた。
この男、なかなか起きない。『起きざること日暮の如し』である。
授業の前にボクや友人がアパートまで起こしに行く事がしばしば。
しかし、当のボクらもMASAを起こしてみたものの部屋にある桃鉄なんかを目ざとく発見してしまって、「99年モード」なんかやってしまうのでリミッターの意味がなかった。
しかし試験の日はやってくる。
ボクらはMASAの行動ルーチンを把握してしまっているので悲しいかな迎えに行く。
MASAはやはり『徐かなること林の如し』つまり寝ていた。
『おおーい、MASA−。起きろー。単位とれねーぞー !! 』
袖車やチキンウイングフェイスロックで起こしにかかるボクら。
その時ケータイが鳴る。災難は重なるものでどうやら友人が試験で使う教科書を忘れたらしい。大学では教科書持込可の試験もあるのだ。
そのときMASAが動いた ! !『疾きこと風の如し』
どーした ? ついに行く気になったのか ?
『これを持って行って下さい ! ! 』
『おお、コレは試験の教科書 ! ! ・・・つーかお前も同じ試験じゃんか ! ! 』
『オレの分まで頼みます・・・』
『お前は寝んのかよ!!』
『侵掠すること火の如く』・・・結局MASAは試験に行かず睡眠をとり単位は火の車になった。
自動車学校中退は伊達じゃない。前評判通りの活躍を見せつけるMASAなのだった。
↑桃鉄でキングボンビーに打ちのめされる貴女も、ぶっとびカードでハワイに飛んでしまった貴女もポチッと。