April 05, 2006

ショートホープオブジョイトイ

ミルミルキー

ボクは背が低い。今は大分伸びたのだが、昔は低身長界の期待のショートホープ(軽め)であった。いつまでたっても「前ならえ」は腰に手のエリートコース。オールウェイズジュニアサイズ。「おさがり」はあげず「おあがり」をもらい、液晶テレビ並に薄型でミゼットのようにコンパクト。スキ間収納グッズ。レーサーミニ四駆、猫nisshy、池乃nisshy。ピグミーマーモセットである。

コンプレックスだったのだろう。今でも小学校入学時から高校卒業までの身長の伸びが折れ線グラフでインプットされている。

とにかく伸びなかった。バブル崩壊後の日本の経済成長率ぐらい伸びなかった。友人は「いざなぎ景気」か「神武景気」ぐらいの伸びを見せているのに。ボクはブラックマンデーで発展途上国のままだった。早く経済大国になりたいのに。

歳を重ねるにつれ「これはヤバイ」と思ったのだ。
中学生になり、ある日、そんなコロポックルを見るに見かねた保健室のセンセイが相談に乗ってくれた。
センセイの熱い吐息が・・・イヤ違う。マジメに相談に乗ってくれたのだ。

身長が伸びないのにはホルモン分泌の影響もあるので、とても気にしているなら病院で診てもらったら、ということだった。専門に診てくれる医者を教えてもらい後日ボクはオカンと盛岡の虎の穴に向かったのだった。

天下一武道会編へ続く

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March 29, 2006

sister teeth's son

肉といえば牛肉がいい。牛には『夢』と『肉骨粉』が詰まっている。
他にも肉はあるが羊はイカン。何故か。それはボクにトラウマがあるからだ。

ボクは草食なルックスで手から草のニオイがするほどだが肉食だ。幼少時代から肉ばっか食べていた。その中でも焼肉が好きで『エバラー』の称号をゲットするほどであった。

『ほらー、まだ牛肉はあるからそんなウガンダみたいに食べないの ! ! 』
と、オカン。よくある家庭の風景であった。
このときボクは数年後に知る悲劇を知る由もなかった。  続きを読む
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March 24, 2006

Fなハナシ。

634b79ce.jpg職場にも二アなところを付く魅惑の方がいる。先輩の部署の上司である。

このお方、『F』のケータイを使っていて、

「いやー、最近ケータイの調子が悪くて。やっぱダメだなぁ、フナイのケータイは。」

と素でおっしゃり、先輩もツッコむにツッコめなかったというエピソードを持つ粋なGUY。

フナイ・・・そこはかとなくホーマックのスメルを漂わせる企業である。勝手なイメージだが。いっそケータイも作ってくれないだろうか?

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March 20, 2006

浪板なオンナ

うみ














浪板なオンナが近くにいる。

浪板なオンナ・・・それは『寄せオンリー』。引くことを知らないのだ。
そのオンナは『Big Wednesday』ではなく『Big everyday』。メリハリではなくハリハリ。ここまでくるとただの『TSUNAMI』である。

どんなトークの波にも軽快に乗ると評判の、トークサーファー界の生きた伝説、『MR.N』ですら乗ることを躊躇う波。それはもう、『いいとも』に出演した『徹子』より厄介なのだ。見つめあうと素直にお喋りしすぎるらしい。第六感がなくても気付くのか、それとも波が第六感を覚醒させるのか、定かではないが、波を見るもの全てをネスカフェばりの『知っている人間』にさせるのである。

ボクも最初は
『いやーすごい波ですなー・・・ズズズ。』
と茶を啜りながら「対岸の火事」ならぬ「対岸のサザン」ぐらいの気持ちで見ていた。
ところが時が経つにつれ、
『このサザンはウチまで来るんじゃねえかコレ ! ? 』というような風情になってきたのだ。
「あなたの街ィでェー♪」とホーマックの歌をうたって誤魔化そうとしたが、サザンにさらわれる犠牲者が多数現れ、災害警戒本部が設置された。

しかし当のサザンは浪板なので警戒をもろともせず、全盛期のドゥンガを彷彿とさせる厳しい寄せを見せる。『エブリデイハイテンション』、『エブリデイノーアテンション』、『デッドオアデッド』。こんな漫画のような人ははじめて見た。はやく『夕凪UNION』になってほしい。

自分の胸に手を当てて、『オレは時々浪板になってはいないだろうか??』と考えた。

『ひとのふりみてわがふりなおせ』

寺尾のような押しの一手も大事だが、逆鉾のような「受けてもろざしになってからの磐石さ」も身につけねば。そして全盛期の『霧島』バリにうっちゃれたなら・・・

嵐が去った後は皆で『青雲』のテーマを合唱したい。そう思うボクなのだった。

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March 16, 2006

stop the time.

昨日は県立高校の合格発表の日。
そういえば卒業シーズン。この季節になると後輩を思い出す。

それは1学年下の伝説の男MASAである。
A自動車学校中退という燦然たる経歴を持つ彼。
3年の夏を迎え大学生活でグータラにターボがかかっていた。

この男、なかなか起きない。『起きざること日暮の如し』である。
授業の前にボクや友人がアパートまで起こしに行く事がしばしば。
しかし、当のボクらもMASAを起こしてみたものの部屋にある桃鉄なんかを目ざとく発見してしまって、「99年モード」なんかやってしまうのでリミッターの意味がなかった。

しかし試験の日はやってくる。
ボクらはMASAの行動ルーチンを把握してしまっているので悲しいかな迎えに行く。
MASAはやはり『徐かなること林の如し』つまり寝ていた。

『おおーい、MASA−。起きろー。単位とれねーぞー !! 』
袖車やチキンウイングフェイスロックで起こしにかかるボクら。

その時ケータイが鳴る。災難は重なるものでどうやら友人が試験で使う教科書を忘れたらしい。大学では教科書持込可の試験もあるのだ。

そのときMASAが動いた ! !『疾きこと風の如し』
どーした ? ついに行く気になったのか ?

『これを持って行って下さい ! ! 』
『おお、コレは試験の教科書 ! ! ・・・つーかお前も同じ試験じゃんか ! ! 』
『オレの分まで頼みます・・・』
『お前は寝んのかよ!!』

『侵掠すること火の如く』・・・結局MASAは試験に行かず睡眠をとり単位は火の車になった。

自動車学校中退は伊達じゃない。前評判通りの活躍を見せつけるMASAなのだった。

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March 14, 2006

Princess HATENCo.

東京にはマイシスターが住んでいる。しかしコイツを東京に出荷してしまったことは石原知事にも陳謝せねばなるまい。
コイツがまたオカンとの血を感じさせるエピソード満載なのだ。

正月にボクは実家に帰った。マイシスターもクール宅急便(着払い)で帰郷。
久しぶりに家族が集まりメシも食べて就寝時間のこと。

ボクは実家に帰ると自分の部屋がないので座敷に布団を用意してもらっている。
暗がりの中、蛍光灯のスイッチを入れるため手探りしながら、部屋の中にあるパソコンのキーボードを何の気もなくブラインドタッチすると

ム ? なんや ? この感触 ? ブニ、ブニブニ。肉球 ? いやーそれにしても大きな肉球やねー。・・・ってヌーブラじゃん ! !

なんとパソコンのキーボードにヌーブラがカバーされているではないか ! !

『こらー ! ! こんなとこにヌーブラ置くなよ ! ! 』
『ヌーブラじゃないよ。ドンキで買ったパチもんだよ ! ! 』
『そーいうことじゃねーんだよ ! ! 』


ステージの上にいるのが萩原流行でも神奈月でもイカン。
永ちゃんも『フェアじゃないね。そーいうこと、ヨロシク。』と言うであろう。妹の思想はピリオドの向こう側に行っていた。

石原知事よ、すまないがマイシスターヨロシク。脳内永ちゃんが呟いた。

その一部始終を見ていたチャンバーからは
『ちちかぶせ触んなぁ!!』
と怒られたボクなのだった。

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March 12, 2006

Nisshy in the sky with Hennnamons

毛玉取りトーマス







みなさんは幼少の頃にオカンに買い物を頼んだ時に違ったものを買われた経験があるだろうか?

「ジャンプ」を頼んだら週刊ではなく、月間。
「月間PCエンジン」を頼んだら惜しくも「月間PC」
「りぼん」のはずが悲しいかな「なかよし」
「ビックリマン」を頼んだのに何故か「ラーメンばあ」。ああ、コレは多分確信犯ですね。

とかく、うちのオカンは頼んだものとニアなものを買ってきていた。荻原と萩原の区別がつかないらしい。

小学生時代のある日、オカンがガムを買ってきたと言う。食べようと思って見たらガムの形をしたキャンディだった。ボクはこのチューイングキャンディ(正式にはこういう名前みたいです)が甘ったるいし、歯にくっついて虫歯に染みるしで苦手だったのだ。しかし、コレは形がそっくりだから情状酌量の余地がある。

しかしコレにはビックリした。

高校時代のある日、オカンが中古屋で電気シェーバーを買ってきた。
「中古でも使えるでしょ。」
どうやらボクに買ってきてくれたらしい。

「おおお、コレで明日からの髭剃りが楽になるなぁ、うんうん、これをね、こーやってスイッチを入れてな、ほいでな、こうやってな、ドンドトット、ドンドトット、ドンドトット、ドンドトット、あっone、two、three、four 毛玉取りやん!!

髭剃りと間違えて毛玉取りを買ってきたのだ。「鮫肌か!!ⓒタカアンドトシ」である。

そんなこんなで導入された髭剃り(毛玉取り)だが今でもしっかりと実家で靴下の髭を剃っている。

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March 09, 2006

I resemble あんた誰 ?

woodstock














初対面の方に「どっかで会ったことがある気が・・・」とよく言われる。

「はじめまして」ではなく「ルックルックこんにちは」。うーん、なしてだべ?
「友達の○○くんに似てる」と言われても○○くんて誰??

ボクのそっくりさんは一体何人いるのだろうか?ドッペルゲンガーもビックリの品揃え。ひとりモノマネ王座決定戦。ビジーフォーのモノマネの元が分からず歯痒いあの感覚。「歌うめーなー。」と思いながらも「・・・で、元ネタは誰でしたっけ??」なあの感覚である。アレを何度味わっていることか。ボクの脳内針すなお先生も困惑である。

もしや自分はデジャヴーを相手に見せるスタンド使いなのか?
以前もこのようなことがあった。

学生時代のこと。いつものように釧路⇔帯広間往復240キロ、シベ超現業系バイトをこなし釧路に着いた。メシでも食おうということでラーメン屋に寄る。

10001羽コッコちゃんにこっぴどくやられた後遺症で朦朧としたままラーメンをすすっていると店員のオバちゃんが来た。

「帰ってきてたの?」

なんて言うもんだから、キミがそんなに気軽に声を掛けるものだから・・・ボクも何も考えずに

「ハイ。」

と答えた。

この時点では「バイトから帰ってきたの?」的な質問かと思っていた。しかしボクはオバちゃんと初対面だ。オバちゃんの意図は「地元に帰ってきてたの?」的な発言だったのだ。

店を出た後、友人に
「絶対誰かと間違えてたよなー」
と言われたが、いつも誰かと間違えられるのでもうどうでもよかった。

「初めて会った気がしないの。」なんてボクに言うのはIBC奥村アナであってほしい。そう願うボクなのだった。

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March 02, 2006

風待ち

コール&レスポンス。打てば響く。ツーカー。

どこまで相手の意図を汲み取れるか。自分の意図を汲み取ってもらえるか。以前自らリトマス紙になり、何色に染まるか試したことがあった。

ボクの部署は金銭を管理している。各部署に朝に金庫を貸し出し、夕方に持ってきてもらうというシステムをとっている。金庫を返却する時間になっても忙しくて返却できない場合はボクが取りに行くのだ。

ある日、時間になっても返却に来ないので取りに行った。
いつもならば「スミマセン、金庫を返していただいてよろしいですか?」
みたいな口調なのだが心の中でブラックデビル(さんま)が囁いた。リトマス紙を取り出す。

「金庫を返してもらってもいいかな?」(タモさん風)
とコール。すると、

「いいともー♪」とレスポンス。

この予定調和。やってみると気持ちいい。それからはしていないが、やはり仕事にも笑いがなくちゃ!!理解のあるひとでよかったなと内心ドキドキだったボクは胸を撫で下ろした。人情の機微に触れた夕暮れであった。

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February 26, 2006

前略、手術台の上より

マライア前回書いた手術の話だが、続きがあった。

鎖骨の複雑骨折ということで部分麻酔ではなく全身麻酔で行われることになった。献血で貧血になってしまうチキンハートのボクにはうってつけだ。起きたままで手術をされるのは精神的に辛いのだ。

そして手術の日。麻酔をし、ドラマで見たのとおんなじベッドに乗せられて手術室へ。ボルトで骨を繋ぐ手術なので仮面ライダーの気分だ。看護婦さんもショッカーのみなさんにしか見えなかった。

手術室のドアが開くと、中では「マライアキャリー」の『fantasy』が流れていた。
ずいぶんカジュアルな手術だナァ、と思いながら寝ていると、
『それでははじめます』
の声が。
『何ィ ! ? 』
ちょっと待て、全身麻酔のはずなのに効いてない。こんなとこにいるはずもないのに。『僕はここにいる』とばかりに「ええ?」と起き上がると看護婦さんたちがビックリ。
「麻酔効いてないの?」と追加で麻酔を注射された。ここまでしか記憶がないので無事に麻酔が効いたのだろう。

麻酔ファンタジーにより手術も完了。起きたときに「あっちー」と言いながら酸素マスクを外した改造人間のボクなのだった。

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