人間を含む動物が泌尿器系を発達させた理由の一つは、タンパク質を摂取した際に生じる窒素代謝産物の安全な排出の為だそうだ!

タンパク質はアミノ酸で構成されていて、アミノ酸はアミノ基を含み窒素を含んでいる。

筋肉などの基本骨格にタンパク質が必要なので、タンパク質を摂取しない訳にいかない。

そうすると摂取した窒素の処理が必要だ。窒素代謝産物としては、アンモニア、尿素、尿酸があるそうだが、それぞれいろんな特性を持っており、生活環境に合わせて、動物は窒素代謝産物を扱う種類を変えている。

窒素代謝産物の排出方法の違い

1)NH3(アンモニア)
水に溶けやすい
毒性高い
水中に住む
魚類と
両生類の幼生

2)尿素 

アンモニアほどではないが水に溶けやすい
アンモニア程ではないが毒性あり
人間は肝臓でつくる

浸透圧調整に利用する
ほ乳類と
両生類成体と
軟骨魚類

尿素の語源

尿液を蒸発させた際に、1799Rouellに発見され、尿素(Uera)と命名された。

3)尿酸
水に極めて溶け難い
人間では濃度が濃いと結晶化して痛風の原因
殻を持った卵の中で窒素代謝産物を保管するには結晶化する性質が便利

卵殻を持った
は虫類と
鳥類

という事で、窒素を含んだタンパク質は、他の栄養素にないデメリットも存在するようだ。

そのタンパク質をどのくらい摂取すべきなのか次回以降で検討して見たい。

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参考資料 「人体は進化を語る 」
坂井 建雄氏 ニュートンプレス 発行