2017年の東京大学の理系数学の問題は劇的に簡単になりました。これは「今年は簡単だったな~」なんていうレベルではありません。それは革命が起こったくらいの勢いで、「ふざけんな!」とツイートしていた受験生も何人もいたくらいです。この数学易化は昨年2016年から予兆がありました。また化学に関しても、数学ほどではありませんが2017年に易化の傾向がありました。

この理由は何なのでしょう?東京大学はどういうことを考えているのでしょう?いえ東京大学だけではありません、全国の国立大学のいくつかで、2017年に数学易化の傾向はみられました。文部科学省は、また大学側はどのように考えているのでしょう。キーワードは「女子」なのです。

東京大学は「女子(とくにリケジョ)」の割合を増やすために数学易化に踏み切ったと言われています。今年の春に入学する地方出身の東大生のうち、女子に対してだけ月額3万円の補助をすることにもなっています。これはニュースになりましたのでご存知の方も多いかも知れませんが、これも「女子を増やしたい」という意図のあらわれですね。男子に対して逆差別だという人もいます。

と同時に、女子は「理系科目が苦手だ」ということを科学的観点から認めたとも考えられなくはありません。だいたい理系科目をカンタンにしてリケジョを増やすなんて本末転倒です。元来、東京大学の理系数学というのは、うなるほどの難問(ただし良問)ばかりで、「さすが東大」という風格を受験生たちは感じていたはずなのです。もうすぐ東大生になるウチの子も、「東大の格式のためにも理系数学は難問に戻してほしい」と言っています。

それで今年の入試の結果、東大リケジョは増えたのか?というと増えませんでした。入試は相対評価だから、数学が得意な男子はグンと点を伸ばし、やはり女子は伸び悩み、ということで女子は増えなかったのです。しかし副作用のようなものはありました。それは男女問わず、地方の現役生の合格者が増えたということです。

今まで地方から東大に現役で合格するのはとても難しいことでした。理由は問題が難しすぎて、やはり予備校でトレーニングを積んでいないと出来ない部分があったのでしょう。それが今年はやや基本的な問題になって、地方でコツコツ勉強をしていた受験生でも対応が出来たということだとボクは理解しています。事実、ウチの子が通っていた公立中高一貫校からも東大合格者は飛躍的に伸びました。

これを「副作用」と書きましたが、実はそうではないのかも知れません。文部科学省は、世に言われる「教育格差」を無くすため、大手塾に通っていない子もちゃんと勝負が出来る傾向に変えようとしている、と受け取ることも出来るのです。
 
つまり平たく言えば、「公立」と「地方」に頑張れ、というエールだと受け取るべきでしょう。これはなにも東大に限ったことではありません。まだ時間はかかるかも知れませんが、大学受験においても塾至上主義はこれから薄まって行くとボクは見ています。

であればなおの事、公立高校の子供も、地方の学生も、努力が報われやすくなる、国立大学に入りやすくなる、ということで、頑張らない手はないと思うのです。この部分をご理解いだたいたうえで、これからのボクのブログを読んでいただけますと幸いです。

  
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