小学生と中学生の全国学力テストの結果が公開されました。今年もまた秋田県が1位です。そして秋田県は通塾率が全国でもっとも少ないことでも知られています。この事実は、教育産業にとっては都合が良くない話かも知れません。でも秋田県から東大にたくさん合格するのかというと、そんな事はありませんね。田舎は地元志向も強いし、大手進学塾はあまりないし・・・このことを必死で笑う人もいるんですよね。「秋田が全国学力テスト1位なんておかしい」、「大学進学率は最低レベルじゃないか」と。

確かに一理あるかもしれませんが、ボクは小学校で親子ともども学校を尊重し先生方を尊敬して、学校で勉強を教わる事は、勉強の基本であると思うのです。「勉強は塾でやろうね」なんて小学校をバカにするなんていうのは、ホントは間違っていると思うのです。ウチは秋田県のように、小1から小6まで良い先生に恵まれ、先生の言う事をよく聞いて学校の勉強を中心にやっていました。全国学力テストは国語算数ともに満点だったと思います。

でもこれ、言う人に言わせれば、「東大には入れないパターン」なんでしょうね。カンタンなテストで満点とっても仕方ない。都会の大手塾に行ってる子はもっと進んだことをやっている・・・。子供が中3になった時に、鉄緑会の人からもそう言われたことがあります。地方の公立一貫生に難しい問題をやらせて、当然歯が立たない子たちに対し、「鉄緑会に通っている中3はこのくらいの問題は出来るんですよ・・・」みたいに不安を煽っていました。個人の自尊心を傷つけるような方法には賛成できません。ボクは腹が立ったので「鉄緑会でお世話にならなくてもウチは東大に入れます」と言いました(笑)。

話が脱線しましたが、秋田県が学力テスト1位であることを、ボクは素直に認めて見習うべきだと思うのです。「私立の子は受けてないから」とか「東京に勝てるはずない」なんて必死で分析する必要は無いと思うのです。ホントのホントは勉強は学校でやるものであって、塾でやるもんじゃないはずなんです。ボクも鉄緑会にたてついた数年後、鉄緑会が東大進学のための優秀な塾だということを知りました。それはスゴいんだと思います。でもウチの子のまわりの子のように、学校の勉強を中心にして東大に入る子もいるんです。勉強にはいろんな方法があるんです。「〇〇塾に行ってないと・・・」なんて思い込む必要は無いんです。

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