宇宙の振動と数学の自然数
宇宙の振動は人間が数学を定義する以前からすでに始まっていた。人間が自然数を定義した1の時点では なく、それ以前の0の時点から始まっていたと考えるのは論理的に正しい。
つまり、自然数が1から始まるためには、宇宙の振動が始まった0点から自然数1が数学上で定義された1の点までの時間を自然数1と定義しなければ、数学で、∞に続く宇宙の振動を描くことが出来ない。
そして、宇宙の振動の半周期の時間が、自然数1と定義した時間の∞倍に達した時、数学上の∞の数の振る舞いが、0から1/2周期の、時間軸上に完結する。
この現象は、数字では証明できないが、論理的に正しい。数学の定義が間違っていたからと言って、宇宙の振動が不整脈を起こすと考えるのはナンセンスである。
物理学とりんご
ニュートンはりんごが木から落ちるのをみて万有引力の想を得たのは有名な話だが、数学をりんごで考えて見るともっと面白い事がわかる。
数学とりんご
数学は宇宙を描くためのアルファベットだとガリレオ・ガリレイは言ったそうだが、現在の数学には、残念な事に数値計算における無限の壁に阻まれて、多くの未解決の難問を抱え宇宙を描ききる事ができていない。
素数、無理数、超越数、身近なところでは分数の計算すら正確な解を求める事ができない。
1/33を33回足せば1になる事は小学生でもわかるが、この計算が、コンピュータを使うと1にならない。 コンピュータは間違いを犯さないので、これは、数学の概念に問題があると考える事ができる。試しにニュートンのりんごを使って考えてみよう。
数学には0,1,∞ の概念がないために、1/∞=0、∞/∞≠ 1,0.9999…=1など、一般常識からかけ離れた矛盾に満ちた概念がアタリマエになっている。この事をなんとか肯定的に説明しようとして必死になる数学者は多いが、これに異論を唱える数学者はまだいない。 ネットで調べて見ると、亀まで持ち出して苦しまぎれの解説が沢山見つかる。数学では、同じ物を同じ物で割ったら答えは 1, n/n=1は常識なのに、∞だけ特別扱いは矛盾している。これも、0,1,∞ の概念がないために起こる矛盾と考える事ができる。
さて、りんごの話に戻るが、0,1,∞ の概念がないために起こる矛盾を解決するために、ここに、一つの新しい概念を提案してみよう。
先ず、自然数の概念に0を加え、全ての自然数を0から始まる数直線上で捉える事にする。
これまで自然数1は定義されていないので、全ての自然数は単なる倍数になっている。1とはなんですかと聞かれて、答えられる人がいないのに、その∞倍は何か答えられないのはアタリマエの事だ。
そこで、0と1の間に存在する森羅万象を自然数1と定義して見る。森羅万象だから、ビー玉でもねこでもりんごでもみかんでも、月でも地球でもなんでも良い。
ここで、0と1の間を自然数1として1個のりんごと置いて自然数を考えて見ると、自然数の世界は途端に私たちの前にその姿を現し、素数だけでなく偶数奇数と約数なども可視化する事ができる。
自然数2はりんご2個である。 そして、りんご2個/りんご2個=1である。
では、∞ではどうだろう。自然数∞は自然数1を1個のりんごと定義したので、∞個のりんごという事になる。1/∞はりんご1個/りんご∞個という計算になる。この場合、∞という数が完結しているか否かに関わらず、分子のりんご1個と言うのは、これまで定義も概念もない自然数1とは違って、この宇宙に存在している森羅万象の中のりんごとしての実在であるので、0ではない事が証明できる。
従って、これまでの数学の概念としてアタリマエとされてきた、1/∞=0 は誤りであると言える。
そして、これはりんごに限らず0と1の間を森羅万象の宇宙に存在する何と置いても成り立つ事がわかる。従って、宇宙/宇宙=1であり、これは、n/n=1とする。数学上の定義にも反していない。
自然数の逆数の世界では完結している無限の概念
次に、自然数の逆数について考えてみよう。1から∞までの数の逆数を考えて、その解を数直線上の点として描いて見ると、全ての解が、0から1までの数直線上に∞個の点として描かれている事がわかる。
この時、1/1=1は1の点、1/2は0と1の中間点、1/3は1/2より0に近い1点で、1/
∞は数直線上の限りなく0に近い点ではあるが0の点ではない。
そして、0と1の数直線上に∞個の点として描かれた逆数は、∞がどのような値であるかに関わらず、数直線上の0と1の間で完結している事がわかる。
そして、この数直線上に描かれた∞個の点を、りんごの代わりに自然数1と置くと、
∞個の点/∞個の点=1が成り立つ。
従って、整数論の都合上、ガウスの提案によって完結したものと考える事を回避してきたために、現在の数学の概念ではアタリマエ とされてきた、
∞/∞≠1は誤りであり、
私たちの一般常識から考えるように ∞/∞=1であると言える。そして、これはn/n=1とする、数学上の定義にも矛盾しない。
このように、自然数の概念に0を加えて0と1の間に存在する森羅万象∞の宇宙を自然数1と定義すれば、数学の∞の壁を超えて、ガリレオが語ったように、数学は宇宙を描くためのアルファベットだと言えるようになる。
2016.12.21
菅野正人
菅野正人の本 現在5冊 全国の書店からご購入いただけます。
【素数と魔方陣】https://www.creema.jp/item/5074195/detail
【大学生のための発想力脳トレパズル Seek10 】https://www.creema.jp/item/5074010/detail
【発想力教育用 テキスト ねこパズル&Seek10】https://www.creema.jp/item/5073239/detail
1. 新風舎 漢字パズル般若心経 2005年出版 600円+税 絶版
2. 新風舎 脳トレ 数字パズル 2007年出版 500円+税 絶版
小中高校生の発想力を鍛える脳トレ授業のテキストとして出版しました。
3. 現代図書 ねこパズル&Seek10 2013年出版 980円+税
4. リトルガリヴァ-社 Seek10 365問 2014年出版 1700円+税
リーマン予想を証明する本「素数と魔方陣」出版しました。
5. リトルガリヴァ-社 素数と魔方陣 2015年出版 1600円+税