複素1次元直線上の複素数は数直線上の自然数。
複素数は2次元の複素平面上の点で表すことが出来るので、複素数を使えば、複素平面が1次元の、複素1次元直線と考えることが出来る。
と言うことは、複素数の繰り返しと重ね合わせによって複素1次元直線上に複素素数が存在すると言うことですね。
自然数は何に置き換えても繰り返しと重ね合わせの中に現れてくると言うのが素数誕生のメカニズムですから 。
そうするとリーマン予想でリーマンが証明しようとしているのは、複素1次元直線上に現れる素数を証明しようとしていると言うことになります。
 そうすると、リーマン予想が証明できても結果は菅数論と同じことになりますね。
つまり、複素数も含めて森羅万象、何を自然数1と置いても、その繰り返しと重ね合わせの中に素数は現れると言うのが素数誕生のメカニズムです。

 
 先日は拡張菅数論で考えてみましたが、偶数奇数については菅数論でもっと簡単に説明できます。
  菅数論では、1次元の自然数を2次元の複素平面上を回転するベクトルとして、数学的な手続きを踏んで2次元化しているわけですが、その際に自然数1に置き換えたのは偏角θです。自然数を2次元のベクトル量として変換するのに大きさと方向の両方に持ち込んでしまっては、自然数ではなく平方数の振る舞いになってしまいます。
そして、180° 、πrad を自然数1と置いて、全ての自然数nを時間tの関数として表したのが菅数論の公式です。
   y=sin (π/n)t   n=1→∞  t=0→∞
したがって、共に時間tの関数となった自然数1のベクトルと、自然数nのベクトルの関係において、自然数nのベクトルがn秒後に偏角θ=πになった時、自然数1のベクトルの偏角θ= (π/n)tがMOD (θ/2π)=π であれば奇数、0であれば偶数という事ができます。自然数1のベクトルの偏角が0かπのとき、全ての自然数nのベクトルが複素平面上を半周して実軸と重なるわけですが、これは全ての自然数nが、自然数1で割り切れる瞬間を表しています。この時、1とnのベクトル以外に実軸と重なるベクトルがなければ、nは素数である事が証明されます。この自然数の振る舞いは時間tの関数になっているので、その時点で証明は完結し、後の現象に影響されることはないので、この証明に∞の壁は存在しません。

Dimensionsより
まとめると:平面の点は1つの複素…数で定められる. 2次元だといっていた平面は1次元になってしまった! それは,矛盾ではない:平面は2次元であるが,それは,複素1次元直線 である. 実平面,複素直線… 実2次元,複素1次元.言葉の遊びに聞こえるだろうか? 

   Dimensionsにも言葉遊びに聞こえるだろうか?と書いてありましたが、こう言った考え方をしましょうという提案だけで、複素1次元数直線という言葉は具体的に、どうやって複素数の次元を減らして1次元の数直線と考えるのかという点には全く言及していないので、少し考えて見ました。
 複素数を1次元の数直線上に持ち込むためには、自然数1に相当するものを定義する必要があると思いますが、自然数1に相当するものを単純に複素数(1+i)として、その2倍が2(1+i),3倍が3(1+i)とすれば、自然数nに相当する全ての点は、複素平面上で傾角がπ/4radの直線上にならんでしまいます。
 そして、1+iを絶対値が√2で偏角がπ/4  radのベクトルとして、偏角の方に自然数を持ち込めば、菅数論と同じ事になりますが、いずれも任意の複素数を数直線上に持ち込めた訳ではありません。
逆に、このような方法で全ての自然数を複素平面上に持ち込むことは、数学的に可能だということです。
 偏角に自然数を持ち込めば、全ての自然数は、井上さんのお考えのように全ての自然数を2次元の複素平面上の点として表す事もできます。しかし、この場合全ての自然数は1から∞までが、たった8カ所の複素平面上の点になります。√2,1+i、√2i、ー1+i、ー√2,ー1ーi、ー√2、1ーiの8箇所です。
オイラーの公式で書けば
  √2e^i(π/4)n =√2cos(π/4)n +   i √2sin(π/4)n 
    自然数 n=0→∞
 この公式が、
>八咫鏡を分解する基本理  
 全ての自然数が複素平面上の八個の点で表される図形の、数学的な裏付けになるかと思います。

菅野正人