フラクタル自然数の1を定義して自然数nのn上数列の階差を調べて見ると自然数nの冪乗数列には階差の中に一定の定数項があるため、任意の2つの数の和と答えになる数の所属する集合が永久に交わらない数の集合が定数項の分だけ出来る。自然数の3乗以上の数列(3乗数列)では、足し算が成立しない。
つまり、数列の中から任意に選んだ2つの数の和が、同じ3乗数以上の数列の中に存在していない。と言う現象が現れる。これがフェルマー定理である。5乗数列ではn!=5!=5×4×3×2×1=120の定数項が存在しているが、この数はガロア理論の5次方程式の解の公式の数とも一致している。冪乗数列階差定数項の定理の存在は冪乗数列を調べることによって容易に証明できる数学的事実である。

以下に、その論論文を公開した。

   2017年月刊I/O 5月号掲載 原稿


 エクセルと計算尺で挑むフェルマー定理の証明

発見!べき乗数列に謎の数、n乗数列の階差数列に潜む定数(n!)   ■菅野正人

 フェルマー予想が、1994年にアンドリュー・ワイルズによって証明された事は承知の上で、フェルマーの定理について別解を提案してみたいと思う。宇宙の真理は単純なはず、解読困難論文500ページでは長すぎる。宇宙の真理なら3ページもあれば十分だろうと考えてみた。自然数のべき乗は何乗しても自然数の枠を越えないはずなので、フェルマーの定理も、1次元的な数直線上で、自然数の振る舞いに着目してアプローチすれば証明出来ると考えた。ちなみに、昔懐かしい計算尺の2乗メモリで2本の定規を作り、ずらして行けば自然数解が,すぐにいくつか見つかる。当然のことだが解は全て、自然数を2乗した、平方数列の中にある。この、べき乗数列に着目して、エクセルを駆使してn乗数列の階差数列を調べてみると、階差数列には、n!の定数項が含まれていることを発見した。今回は、この発見を元に3ページでフェルマーの定理の証明に挑戦してみたいと思う。

 
n乗数列の階差数列定数項はn!
自然数のべき乗で出来る数列を1乗から順に考えてみる。

フェルマー定理1
 
当然のことだが、階差数列は定数1になっている。次に2乗数列を見てみよう。
フェルマー定理2

  2乗数列(平方数列)では、階差数列2に定数2が現れている。
 フェルマー定理3

3乗数列(立方数列)では、階差数列3に定数6が現れている。

 フェルマー定理4
4乗数列では、階差数列4に定数24が現れている。
 ここまで来れば、このべき乗数列の中に潜んでいる定数項がn!らしいという予想がつくが、それよりも重要なことはべき乗数列の中に定数項が潜んでいるという事実である。これによって、フェルマーの定理が証明出来る可能性がある。では、5乗数列以降は先に定数項を予想してみる。

5!=1××××5=120になる。
フェルマー定理5

予想通り、5乗数列(立方数列)では、階差数列5に定数120が現れている。

次の6乗数列は予想は120×6で720。

 フェルマー定理6
  
 
 ここに現れる定数項について、数学的に考えてみると、階差数列は前後の数との差を表しているので
2乗数列の場合は
a^2-(a-1)^2=a^2-(a^2-2a+1)
 =2a-1となり
次の階差数列で
 2a-1-(2(a-1)-1)=
     2a-1-(2a-3)=2
      となり、定数項2を得る。

3乗数列以降、以下同様に
1乗数列の定数項      1
2乗数列の定数項      2
3乗数列の定数項      6
4乗数列の定数項     24
5乗数列の定数項    120
6乗数列の定数項    720
          ・
          ・
          ・

 n乗数列の定数項は n! となる。 

 n乗数列の階差数列には、n番目の階差数列が定数項になり、その値はn!になる。と言う法則性が存在していることが分かる。
フェルマー定理7

 冪乗数列の定理
 
n乗数列にはn回目の階差に定数項n!が潜んでいる。
自然数は階差1の自然数列ですが、この定理で考えれば、自然数はべき乗数列の集合の中の一つの数列で、1回目の階差が定数項1!の1乗数列であると考えることが出来ます。 

 この定理は自然数とは何かを定義付ける数学上の発見と考えることが出来ます。



フェルマーの定理
n次方程式 n=3以降には
     X^n+Y^n=Z^n  
を満足する自然数X,Y,Zの組み合わせは存在しない。


菅野正人