丹生酒殿神社は、2016年に追加登録された世界遺産・高野参詣道の一つの「三谷坂」の起点で、ここから丹生都比売神社（※）を経て、高野山町石道に合流します。
平安時代の高野山への表参道でした。
崇神天皇（または応神天皇）の時代、丹生都比売神がこの地に降臨したとき、地主神の竈門明神が酒を造り、神前に供えたことに由来しています。
主祭神は丹生都比賣命 。
拝殿前の石灯籠は、世界で初めて全身麻酔による乳がん手術を成功させた華岡青洲(はなおかせいしゅう)が、1834年に寄進したものです。
青洲は、近隣の紀伊国那賀郡(現在の和歌山県紀の川市)の出身で、和歌山市出身の有吉佐和子が書いた小説「華岡青洲の妻」は女流文学賞を受賞しました。
映画やドラマにもなりましたが、私、学生時代に部隊を見に行った記憶があります。
御神木・大銀杏
樹齢300年以上（社伝では樹齢800年）、幹周り526cm、高さ25m
※黄葉した大銀杏の画像は九度山町のHPより拝借
