319明治神宮が鎮座する場所は、江戸時代初めには肥後藩主・加藤家の別邸で、その後彦根藩主・井伊家の下屋敷でしたが、1874年、井伊家から明治政府に買い上げられて南豊島御料地となっていました。

1912年明治天皇が崩御し、1920年に国民の熱誠により創建されました。


御祭神 明治天皇と昭憲皇太后

41121長い参道の途中に建つ大鳥居は、高さ12m、笠木の長さ17mで、木造の明神鳥居としては日本最大のもの。
落雷で1975年に再建され、
初代の鳥居同様、台湾の阿里山で伐採した大檜が用いられています。

本殿は戦禍に遭い、1958年に再建されました。
その右手前には御神木の大きな夫婦楠(めおとくす)、縁結びや夫婦円満、家族の健康安全の象徴として親しまれています。


318011明治神宮御苑
江戸時代から大名下屋敷の庭園として使われ、明治時代に宮内省が所轄する南豊島御料地となり、代々木御苑と呼ばれました。
ここは明治天皇と昭憲皇太后にゆかりの深い名苑で、皇太后はしばしば行啓し、明治天皇は回遊歩道を設けて美しい庭園を造営しました。


0754清正井
(きよまさのいど)
加藤清正が掘ったと伝えられる都内有数の名湧水です。
井戸の水温は年間通じて15℃と安定していて、毎分60リットルの水があふれ出ています。
この場所は富士山と皇居を結ぶ「龍脈」の上にあり、気の吹き出し「龍穴」とされ、パワースポットとして人気があります。


2902内苑の樹木は人工的に植えられたものですが、この御苑内は神社鎮座前から樹木が生えていたそうです。

12月上旬、まだまだ紅葉がきれいでした。