チャレンジ

今日は5年ぶりに懐かしい友人と再会した。

彼ら（ご主人がパキスタン人、奥さんが日本人）はアジアの小物を扱う雑貨屋さん。最初はフリーマーケットを中心にした雑貨の販売も今では京浜幕張駅のそばで2店舗をかまえるほど繁盛している。

そんな彼らの相談だから店舗のリニューアルか実家の建替かと思っていたら、なんと日本の住宅をパキスタンに輸出したいとのこと。その発想はともかくも、彼らのバイタリティーには感心させられる。

人、物、金からはじまり工法、そして知恵（手法）、問題は山積でも真剣な会話であれば必ずいいアイデアは生まれてくる。今回の私の話に彼は大きな自信を持った様子。

彼らが帰った後、田舎（長野県･別所の安楽寺）の住職の言葉を思い出す。

「何事も懸命に取り組めば必ず誰かが助けてくれる」　当時その言葉が他力本願に聞こえてならなかった。しかし本当の意味を知ったのは30を過ぎてから。

「自分の努力なしに人など決してついて来はしない。一人で出来ることなんてたかがしれている。どのくらいの人たちが自分のために労を費やしてくれるのか、それこそ自分次第」このことを教えてくれた住職もすでに鬼籍に入っている。