床暖房

June 19, 2005

床暖房

さした興味がなくとも一度使ったらたらもうやめられない(手放せない)、そんな経験は誰にでもあるはず。中年以降の方であればウオシュレットなどはその例の一つだったかもしれない。
 
床暖房、まだまだ特殊で高価な設備と思っている人も多いようだ。
実際には普及率も高まり価格はずいぶんお手頃になっている。
最近の例では15帖位で工事費込みで37万円ほど。
ちなみにこの場合の熱源は灯油、これをガスに変えると更に3〜4万円くらい安くなる。
 
これなら新築時やリフォーム時に施工しない手はない。
私の場合ウオシュレットがなくとも床暖房のない冬を想像することはむづかしい。
 
床暖房はとにかく気持ちがいい。
部屋の空気を汚すこともないし、室内(空間)の温度ムラもない、エアコンやファンヒーターのような不快な風の吹き出しもなく埃も舞い上がらない、吹き抜けの大空間においても効率のいい暖房計画も簡単だ。(方法はまたの機会に) そして何よりも下(床)が適度に暖かく、そこにごろんとした時のなんとも言えぬぬくぬく感、ましてフローリングが無垢の天然木(檜、オーク、樺など・・)ならもう最高。
 
ここで注意を少し。
リビングのみに床暖房を設置する例を多くみるけどそれは×。
基本的には、廊下、洗面、キッチン、トイレなど主に一階の部分は全て施工することをお薦めします。
(パネルの数と値段はたかがしれている。)
床暖房は連続運転が基本。やたらリモコンの数を増やして切ったり点けたりしないこと。
理想はリモコンが一つ。ヘッダーの数も減りコストが低くなります。
床暖房パネル等の敷設率は70%以上にすること。
そうすれば真冬でもほとんど補助暖房の必要はありません。
住宅メーカーが嫌がる無垢の床材も心配ありません。
ただし、季節に応じた木の性質を理解する職人に頼むこと。
 
あとは熱源をどうするか、このあたりは個々の事情と好き嫌い。
もしオイルタンクの設置場所とオイルの入れ替えの手間の煩わしさがクリアできるならランニングコストの面では灯油に軍配が上がります。
 
これから暑くなるときに床暖房の話なんてピンとこないはず。
しかしこれが失敗の素、たとえ今から着工しても完成する頃には・・ 木枯らしピュー
以外とこんなつまらない失敗耳にします・・
 
 
 
 
 
 
 
 
 


artemoda at 11:44|PermalinkComments(0)TrackBack(0)