今週は怒濤の忙しさが続き、更新がなかなか出来ずにおりました。

さて、12日(土)のヤマンドゥ・コスタ・トリオ@DUO。
思いのほか短いパフォーマンス(1時間+アンコール)だったが、フルセットのトリオによる演奏は、同メンバーのライヴCD「Yamandu Ao Vivo」から更に飛躍し、まさに自由奔放・縦横無尽。例えが適切かどうかはさておき、アコースティック・ヘビーメタルのようでもあり、バカテクの高速フュージョン・バンドのようにも聞こえる。ブラジル音楽という、それ自体が枠組を解き放った存在である巨大な宇宙からも、すでにワープアウトしかけている。
デビュー前から天才と騒がれていたヤマンドゥ自身、今なお現在進行形で進化し続けていることを、まざまざと思い知らされた。もはやバーデン・パウエルやハファエル・ハベーロを引き合いに出す段階ではない。あえて比較対象として名前をあげるなら、ここ数年じっさいに共演の機会も多いアルマンヂーニョ。彼がいちばん近しい存在だと思った。

その後もライヴ三昧の日々。14日(日)は新横浜で、8ヶ月間の日本滞在最終日を迎えたジョゼ・ピニェイロの、BOTO+ゲストによるフェアウェル・ライヴ。仙台や大阪などから来た前日と連チャンで観戦の知人も大勢いた。より北東部色を強めたジョゼ&BOTOの音楽、その真価がようやく受け入れられる時代になってきたと思う。

ガラリと変わって15日(月)は満員御礼の渋谷文化村オーチャードホールで、小曽根真=塩谷哲の『DUET』発売記念ツアーの最終日。MC以外はPAを通さない完全アコーステック・ライヴを堪能。終演後のCD即売サイン会には、なんと300人以上の行列が出来たそうだ。

16日(火)は代官山UNITで、高野寛=原田郁子(クラムボン)=tatsu(レピッシュ)=坂田学の新ユニット、4Bの初ワンマン・ライヴ。4人ともB型であることから "4B" と命名された、となれば、B型人間としては行かないわけにいかない。B型ユニットゆえ、ヒラメキに頼った出たとこ勝負のセッションを想像していたが、バンドとしてのアンサンブルがしっかり出来上がっていて、いい意味で予想を裏切られた。終わって高野さんに「B型人間の本質的な繊細さが出てましたね」などど、我田引水なコメントを伝える。久々に宮沢和史さんにも会った。それにしても、20数年前に父親(坂田明さん)の仕事のお手伝いをしていた関係で少年時代を知っている坂田学さんがまぶしいまでに成長した勇姿にふれ、またまた歳月の重みを実感。