21日(水)、ぎっしり満席となった原宿クエストホールで、「Tone 3rd Anniversary -Nosso Tom-アントニオ・カルロス・ジョビン生誕80周年記念ライヴ後夜祭」。開演に際し、ステージで手短にご挨拶して客席に移動。Bophanaと畠山美由紀のライヴを聴く。

BophanaはゲストにBic(perc)を迎え、ジョビン作品8曲を中心に、ヴィニシウスがジョビンに宛てた手紙を歌詞にした「Carta ao Tom(トムへの手紙)」、息子パウロ・ジョビン作「Samba do Soho」を加えた、この日のための特別仕様のプログラム。

畠山美由紀さんは笹子重治(guitar),Bic(perc)との共演で、この日は日本語の曲はナシ。本編で歌ったジョビン作品は3曲だったが、若き日のジョビンの音楽性に少なからず影響を与えたコール・ポーター作品「So in Love」を、カエターノ・ヴェローゾが『a Foreign Sound』でカヴァーしたときのヴァージョンを下敷きに歌い、そこからジョビンが絶賛したカエターノ作品「Coracao Vagabundo」へと歌い継ぐなど、ジョビンの音楽を軸とする広がりを描いた。マリーザ・モンチの「Universo ao Meu Redor」を歌ったのには驚いたが、実はつい先日、ノラ・ジョーンズつながりで名を上げたシンガー/ソングライター、ジェシー・ハリスとのデュオ・アルバムをレコーディングした際、ジェシーから「是非、この曲を歌ってほしい」と頼まれたそうだ。ということは、アルバムにも入ってるわけですね。

アンコール1曲目で「Chega de Saudade」を歌い、Bophanaも呼んで一緒に「Garota de Ipanema」、となるところで、おめでたいサプライズ。実は3月21日は、当blogではオナジミ「元祖永代爆食大魔王メタボリックてびちギター法師」こと笹子重治大先生の、40代最後のバースデー。 ステージ上で花束とプレゼント贈呈があり、美由紀さんからは「どうぞお体を大切に・・」という、とても49歳になった人物への発言とは思えない意味深な祝辞も飛び出すあたり、"爺" の面目躍如、でしょう。

これで「Nosso Tom」関連のイヴェントは打ち上げ。でもジョビン生誕80周年関連のプロジェクトは、まだまだ続く。来月前半には、僕もお手伝いしている大規模なプロジェクトの概要を発表できると思います。

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いっぽう本国ブラジルでは、リオのジャルヂン・ボタニコの一角にオープンした Espaco Tom Jobim - Cultura e meio Ambienteという名のジョビン記念館(詳しくは当blogの1月26日づけ)で、1月25日のバースデーから毎週木曜日に開催されてきたアニヴァーサリー・ライヴのシリーズが、今日(3月22日)で完結。当初、千秋楽の出演はミルトン・ナシメントと発表されていたが、ミルトンの出演は既に終了し、テレーザ・クリスチーナ&グルーポ・セメンチが締めくくる。

また、3月22日は "O Dia Mundial da Agua(水の日)" だそうで、水をテーマに環境問題を語るパネル・ディスカッション「Encontro Aguas de Marco -2007」が、同じくジョビン記念館で昨日と今日、開催。一昨日、招待メールが届いたのだが・・、そんな、急に言われても行けませんって!