●9月16日(日)快晴

先週の日曜と同じく雲ひとつない快晴。
午前中、セントロに向かい、港湾地区のPier Mauaで今日まで開催中の「ArtRio (Feira Internacional de Arte Contemporanea do Rio de Janeiro)」へ。

ArtRioは現代美術展+見本市で、港沿いの倉庫を改装した会場(まさに横浜の赤レンガ倉庫と同じ)にブラジル国内をはじめ欧米のアート・ギャラリー、約80組が出展し、ブースごとに絵画、写真、立体などを展示している。最終日の日曜日とあって場内は大賑わい。富裕層、つまり美術に金を使える層が増えたということなのだろう。かなり広い会場なので急ぎ足で回っていたら、これに遭遇。

トロピカリア時代のスローガンにもなった、エリオ・オイチシカ作の旗「Seja Marginal, Seja Heroi(アウトローになれ、ヒーローになれ)」。ちなみに、日本でも間もなくラテンビート映画祭で上映されるトロピカリアのドキュメント映画「トロピカリア」は今週、ブラジルでロードショー公開されたばかり。つまりタイムラグなしに日本でも見られるわけだ。これは見逃せない。
午後、セントロからゾナ・スルへ。ハイシーズン並みの人で賑わうコパカバーナと、隣のレーミのビーチを横目で見ながら、レーミ地区の裏手の急坂(Ladeira Ary Barroso)を登る。
この上のバビロニアのファヴェーラで暮らし、旅行客相手のゲストハウス「ファヴェーラ宿」も経営している伊藤大輔(写真家)と
古尾谷悠子(音楽家)夫妻に会いに行った。

まずは坂の途中にあるレストラン、Bar do David(バール・ド・ダヴィ)で一緒にランチ。極めて素朴な店構えだが味は折り紙付きで表彰されたこともあり、こちらのグルメガイドにも紹介されている。

エビのボリーニャ。秘伝のピメンタをかけて食べると最高。奥に写っているのは2月に生まれた伊藤家の愛娘、まつりちゃんです。

初体験、シーフードのフェイジョアーダ。魚介類の出汁がしみでたスープと白豆のコンビネーションも素晴らしく、しかもこれで17レアル(680円)、ライスつき。
がっつり食べてビールを飲んだところで、さらに急な坂を登ってバビロニアのファヴェーラへ。

絶景が広がる!

近くの家のテラスではシュハスコの真っ最中。日曜日なのであちこちから肉を焼く煙が上がり、香ばしい香りが漂ってくる。さっき爆食したばかりなのに思わずそそられる食欲。

もう少し上に行くと、映画「黒いオルフェ」の時代を思わせるようなバラックも。そうそう、バビロニアは「黒いオルフェ」の舞台になったファヴェーラ。
バビロニアはファヴェーラ浄化のモデル地区で、警察が常駐して平穏な治安が保たれている。大輔君いわく「コパカバーナを歩いているよりも、こっちのほうがずっと安全ですよ」。昔の下町の長屋のようなもので、素朴な人情味あふれる人々が暮らしていて住民同士も顔見知り。"ファヴァーラ=危険きわまりない犯罪の温床" といったレッテルは、ここには全く当てはまらない。ワールドカップとオリンピックに向けて、こういう地区がどんどん増えているそうだ。

伊藤家。まつりちゃんはお昼寝中。
さて、リオ最後の夜は、2度目のマリーザ・モンチ。後ほどアップします。

先週の日曜と同じく雲ひとつない快晴。
午前中、セントロに向かい、港湾地区のPier Mauaで今日まで開催中の「ArtRio (Feira Internacional de Arte Contemporanea do Rio de Janeiro)」へ。

ArtRioは現代美術展+見本市で、港沿いの倉庫を改装した会場(まさに横浜の赤レンガ倉庫と同じ)にブラジル国内をはじめ欧米のアート・ギャラリー、約80組が出展し、ブースごとに絵画、写真、立体などを展示している。最終日の日曜日とあって場内は大賑わい。富裕層、つまり美術に金を使える層が増えたということなのだろう。かなり広い会場なので急ぎ足で回っていたら、これに遭遇。

トロピカリア時代のスローガンにもなった、エリオ・オイチシカ作の旗「Seja Marginal, Seja Heroi(アウトローになれ、ヒーローになれ)」。ちなみに、日本でも間もなくラテンビート映画祭で上映されるトロピカリアのドキュメント映画「トロピカリア」は今週、ブラジルでロードショー公開されたばかり。つまりタイムラグなしに日本でも見られるわけだ。これは見逃せない。
午後、セントロからゾナ・スルへ。ハイシーズン並みの人で賑わうコパカバーナと、隣のレーミのビーチを横目で見ながら、レーミ地区の裏手の急坂(Ladeira Ary Barroso)を登る。
この上のバビロニアのファヴェーラで暮らし、旅行客相手のゲストハウス「ファヴェーラ宿」も経営している伊藤大輔(写真家)と
古尾谷悠子(音楽家)夫妻に会いに行った。

まずは坂の途中にあるレストラン、Bar do David(バール・ド・ダヴィ)で一緒にランチ。極めて素朴な店構えだが味は折り紙付きで表彰されたこともあり、こちらのグルメガイドにも紹介されている。

エビのボリーニャ。秘伝のピメンタをかけて食べると最高。奥に写っているのは2月に生まれた伊藤家の愛娘、まつりちゃんです。

初体験、シーフードのフェイジョアーダ。魚介類の出汁がしみでたスープと白豆のコンビネーションも素晴らしく、しかもこれで17レアル(680円)、ライスつき。
がっつり食べてビールを飲んだところで、さらに急な坂を登ってバビロニアのファヴェーラへ。

絶景が広がる!

近くの家のテラスではシュハスコの真っ最中。日曜日なのであちこちから肉を焼く煙が上がり、香ばしい香りが漂ってくる。さっき爆食したばかりなのに思わずそそられる食欲。

もう少し上に行くと、映画「黒いオルフェ」の時代を思わせるようなバラックも。そうそう、バビロニアは「黒いオルフェ」の舞台になったファヴェーラ。
バビロニアはファヴェーラ浄化のモデル地区で、警察が常駐して平穏な治安が保たれている。大輔君いわく「コパカバーナを歩いているよりも、こっちのほうがずっと安全ですよ」。昔の下町の長屋のようなもので、素朴な人情味あふれる人々が暮らしていて住民同士も顔見知り。"ファヴァーラ=危険きわまりない犯罪の温床" といったレッテルは、ここには全く当てはまらない。ワールドカップとオリンピックに向けて、こういう地区がどんどん増えているそうだ。

伊藤家。まつりちゃんはお昼寝中。
さて、リオ最後の夜は、2度目のマリーザ・モンチ。後ほどアップします。
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