「え?あなたも?」というぐらい、もの凄い人数の東京勢が集結、東海、北陸、四国からも多くの知人が集結した、カエターノ・ヴェローゾ/テレーザ・クリスチーナの大阪公演(NHK大阪ホール)。まずはセットリストです。

19:10頃、カエターノがステージに登場しMC。テレーザ・クリスチーナとカルリーニョス・セッチ・コルダスを紹介。

●Teresa Cristina Canta Cartola (com Carlinhos 7 Cordas)

1. O mundo e um moinho

2. Corra e olhe o ceu
3. Alvorada

4. Cordas de aco
5. Preciso me encontrar (Candeia)

6. Tive sim

7. Acontece
8. Sala de recepcao
9. As rosas nao falam
10. O sol Nascera

10曲で30分強。19:43頃、テレーザがカエターノを紹介して下がり、休憩なしでカエターノのライヴ。

●Caetano Veloso voz e violao

1. Um indio
2. Os passistas
3. Luz do sol
4. Meu bem, meu mal
5. Esse cara
6. O leaozinho
7. Menino do Rio
8. Minha voz, minha vida
9. Cucurrucucu paloma
10. Reconvexo
11. Love for sale
12. Bahia, minha preta
13. Coracao vagabundo
14. Abracaco
15. Odeio
16. Enquanto seu lobo nao vem
17. Forca estranha
18. Terra
19. Sampa
20. Sozinho
21. A luz de Tieta


ここまで約1時間15分。リオ公演よりも4曲多い!
ここからアンコール

●Caetano Veloso e Teresa Cristina

22. Tigresa
(Duet)
23. Miragem de carnaval(ここからラストまでCarlinhos 7 Cordassも参加)
24. Como 2 e 2
25. Desde que o samba e samba


2度目のアンコール
26. Odara

アンコールのパートが約20分。全体で2時間超。

以下、いくつかポイントを。

5. Esse cara カエターノが妹のマリア・ベターニアに提供した曲(72年)。カエターノはライヴ盤「Prenda Minha」で歌った。

10. Reconvexo これもベターニアに提供した曲(89年)。カエターノはバンダ・セーのライヴ盤「Multishow Ao Vivo - Abracaco」でバンド編成で歌ったが、弾き語りで聴いたのは初めて。そのライヴ盤では "Quem nao rezou a novena da Dona Cano(ドナ・カノーの9日間の勤行で祈らなかった人)" のパートで聴衆が大喝采していた。カエターノとベターニアの母、ドナ・カノーがライヴ録音の少し前に105歳で大往生したことが由来。僕も周囲の客の邪魔にならないよう小さく拍手したら、会場の数カ所から同じ反応が。うち一人は輪島裕介さんでした。

12. Bahia, minha preta ガル・コスタに提供した曲(93年)で、カエターノの歌で聴いたのは初めて。歌詞について確かめたいポイントがあるので、インタビューの際に聞くつもり。

15. Odeio バックステージに掲示されていたセットリストには入っていなかった、バンダ・セーの曲で "カエジル" のライヴでも歌っていた。最近のライヴでは、"Odeio Voce, odeio(お前を憎む、憎む)"に続いて客席から "Temer!"(大統領の名前)を連呼する反応が起きている。日本だったら "Abe!"と叫ぶのが正解。

16. Enquanto seu lobo nao vem 「Odeio」に続いてこの、トロピカリア時代の隠れた名曲(当時の軍事政権を風刺をこめて揶揄する歌詞)を持ってきたところが個人的にはこの夜のハイライト。

23. Miragem de carnaval サントラ盤「Tieta」に入っている隠れた名曲。終演後、テレーザが「とても好きな曲で、私がゼヒ歌いたいとカエターノにリクエストした」と話していた。

他にもいろいろありますが、近日中に追記します。

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東京からわざわざ聴きにきた、東京スカパラダイスオーケストラのGAMOさん、茂木欣一さんをカエターノに紹介し、彼らがエミシーダ(Emicida)と一緒にレコーディングし、リオ公演でも共演したことを伝えたら、エミシーダの名前を聞いたカエターノがアツく反応していた。

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テレーザ・クリスチーナとは13年ぶりの再会。すっかり風格が出て、ライヴ・パフォーマンスも素晴らしかった。

13年前の来日公演のレポートは当ブログ内のテレーザ・クリスチーナ&グルーポ・セメンチ来日公演プロジェクト(2003年6月)をどうぞ。

<追記>2016/10/28

カエターノ・ヴェローゾのインタビューがARBANのサイトにアップされました。文字数6,000字余。かなりマニアックに突っ込んでます。カエターノも大いに語ってくれました。ご一読を!近日中にテレーザ・クリスチーナのインタビューもArbanで公開予定です。