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5つ星のうち 5.0 現代の名工たち, 2006/10/31
By MAGI
 
プロジェクトXの後を継ぐ番組としてスタートした、このプロフェッショナル仕事の流儀。 
プロジェクトXが過去の威光にスポットライトを当てたのに対して、現代の、現在のビジネスマンの在りようを掘り下げたのが、このシリーズです。過去の出来事は美化されがちですし、実際に、そうした傾向があります。プロジェクトXには、驚きや感動があっても、共感がなかったという人も多かったと思います。プロフェッショナル仕事の流儀では、まさに今の、悩みや挫折を味わっている、生の感覚が活き活きと瑞々しく伝わってきます。複雑で混沌とした社会の中で、しっかりとした自分の考えを持った、素晴らしいビジネスマン達、彼等から多くのことを学べる良いきっかけになると思います。ビジネス書を何冊も読むよりも、彼等の姿を見ることで学ぶことの方が多いと思います。オススメです。


プロフェッショナル 仕事の流儀 第IV期 BOX [DVD]
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一瞬の美にすべてを懸ける 花火師 野村陽一の仕事
全国の花火競技大会を席巻している花火師・野村陽一。その強さの背景にあるのは、1年をかけてミリ単位の精度で花火を作り上げるすさまじい執念。希代の花火師の職人魂の深奥に迫る。
(2006年8月31日放送)

かあちゃん、命と向き合う 海獣医師 勝俣悦子の仕事
イルカ、シャチ、アシカなどの海獣を専門に扱う獣医として、世界的に注目を集める勝俣悦子。国内では成功例のないカマイルカの赤ちゃんの飼育に挑む。しかし、カマイルカの体調が急変。命のドラマに密着する。 
(2006年12月14日放送)

イヌは人生のパートナー 盲導犬訓練士 多和田悟の仕事
日本屈指の盲導犬訓練士・多和田悟。「犬語を話す」という多和田の手にかかれば、どんな犬も素直に従う。多和田は、訓練士学校の学生とともに、視覚障害者に盲導犬を引き合わせる「共同訓練」に臨んだ。
(2007年4月17日放送)

暗中模索、未来創造 デザイナー 吉岡徳仁の仕事
海外からも依頼が相次ぐ工業・空間デザイナーの吉岡徳仁。携帯電話や一流ブランドショップの内装など多方面で活躍する。「未来の定番を作る」のが仕事という吉岡に密着。アイデアを形にする苦悩の姿に迫る。 
(2007年6月5日放送)

空の伝説、試練の海へ ヘリコプターパイロット 森公博の仕事
至難の救出劇を成功させてきた海上保安庁ヘリコプターパイロット・森公博。北海道・函館の航空基地で緊急出動に備える日々に密着。漁船火災の緊急出動。悪条件が重なる中、森が下した決断とは?
(2007年9月11日放送)

背伸びが、人を育てる 校長 荒瀬克己の仕事
奇跡と呼ばれる学校改革が教育界で話題の京都市立堀川高校。6年で国公立大学現役合格者は20倍以上に増加。生徒の力を引き出す秘密とは何か。校長・荒瀬克己の仕事を通し探る。
(2007年10月16日放送)

仕事は体で覚えるな 文化財修理技術者 鈴木裕の仕事
国宝など文化財の修復で“紙”のエキスパートとして世界的に知られる文化財修理技術者・鈴木裕の仕事に迫る。福岡・九州国立博物館を舞台に、多彩な技と科学の目を駆使し挑む、静かなる闘い。 
(2007年12月4日放送)

きのうの自分をこえてゆけ 絵本作家 荒井良二の仕事
国際的にも注目を集める絵本作家・荒井良二。起承転結のないストーリー、子どもの落書きのような絵が、子どもに大人気なのだ。「“知識”や“理屈”で描いていては子どもの心はつかめない」と荒井は言い切る。
(2007年12月11日放送)

修業は、一生終わらない 鮨(すし)職人 小野二郎の仕事
現代の名工に選ばれた鮨職人・小野二郎。2007年、ミシュランガイドでも三つ星を獲得した。ひたむきに鮨に向き合う82歳の職人。「フランス料理界の帝王」の異名を持つシェフとの真剣勝負に密着。
(2008年1月8日放送)

妥協なき日々に、美は宿る 歌舞伎役者 坂東玉三郎の仕事
歌舞伎役者・坂東玉三郎。気品のある美貌と、高い身体能力を生かした舞、そして伝統と役を深く理解した演技で、女形としてトップの地位に立ち続けてきた。伝統の世界で、新たな美に挑み続ける玉三郎の流儀に迫る。
(2008年1月15日放送)

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ワンクリックで、世界を驚かせ  ウェブデザイナー 中村勇吾の仕事
インターネットを舞台に、世界の最先端を先導し続ける日本人がいる。ウェブデザイナー中村勇吾(37歳)。
そのウェブデザインは国際賞を総ナメにしてきた。中村はウェブを「新しいコミュニケーションの扉」ととらえる。作品は使う人に驚きを与え、ページに引き込む仕掛けに満ちている。番組では、大手通信会社やアパレルメーカーのウェブサイト制作の仕事に密着。新しい領域を切り開くパイオニアの仕事の流儀に迫る。

隊長は背中で指揮をとる  ハイパーレスキュー部隊長 宮本和敏の仕事
東京消防庁、ハイパーレスキュー。最新鋭の機材を使い、危険で困難な災害に立ち向かう精鋭部隊だ。その部隊長・宮本和敏(45歳)。これまで国内外で100を超える人命を救出してきた。飛び込むのは、刻々と変化する予測不可能な現場。究極のチームワークが求められる中で、隊員から絶大な信頼を集める。隊員たちは、なぜこの男に命を預けるのか。究極の流儀がそこにある。

不屈のリーダー、極寒の海へ  ファクトリーマネージャー 吉田憲一の仕事
アメリカの水産業界でその名をとどろかせるファクトリーマネージャー・吉田憲一(52歳)。極寒のベーリング海で、世界最大級の洋上加工船を舞台に120人の外国人を率いて、高品質のタラコやすり身などを製造する。吉田のタラコは、世界有数のシアトルの市場で、9年連続で最高値を記録している。かつて作業中に左腕を失うという壮絶な事故に見舞われた吉田。どん底からはい上がった男の仕事の流儀に迫る。

一葉入魂、本文を尽くす  茶師 前田文男の仕事
茶葉の特徴を見抜き、それをブレンドすることで最高の味を引き出す“茶師”。その世界で名をとどろかせる男がいる。茶師・前田文男(47歳)。
前田は、全国の腕自慢の茶師たちが茶葉の鑑定技術を競う「全国茶審査技術競技大会」で平成5年に日本一となり、その後、史上初の十段を獲得したプロ中のプロである。新茶のシーズン最盛期。茶師の意地をかけ、茶作りに挑む前田に密着、仕事の流儀に迫る。

希望は、必ず見つかる  がん看護専門看護婦 田村恵子の仕事
がんの患者を最期の瞬間まで支える看護のスペシャリスト、田村恵子(50歳)。
日本に104人いるがん看護専門看護師の先駆者の一人だ。終末期のがん患者は迫り来る最期を前に、死への恐怖や悔しさなど、さまざまな精神的苦痛を抱えている。それをひとつひとつ取り除き、最期まで患者が人生を積極的に生きられるように支えるのが、田村の仕事だ。「希望は必ず見つかる」という、がん看護専門看護師・田村の命の現場に迫る。

最強の二人、宿命の対決  名人戦 森内俊之VS羽生善治
日本の将棋対局の中で最も長い伝統を誇る「名人戦」。中でも、2008年の対局は「歴史に残る名勝負」と呼ばれている。永世名人の資格を有する森内俊之(37歳)に挑んだのは、将棋界のスーパースター・羽生善治(37歳)。
2人は、同い年で同期。20年以上にわたり、ともに戦ってきた「宿命のライバル」である。2人の人生の歩みを織り込みながら、勝負師たちのドラマを描く。

古都の雅(みやび)、菓子のこころ  京菓子司 山口富藏の仕事
茶道の家元たちや、京都の神社仏閣から絶大な信頼を集める京菓子の匠(たくみ)がいる。1893年創業の老舗京菓子店三代目、山口富藏(71歳)。
伝統を守り続ける一方で、茶会の趣向を表現したオリジナルの新しい菓子を作り出し、当代随一といわれる。祇園祭でにぎわう、夏の京都。源氏物語の「夕顔」を趣向とした茶菓子を作るという難題がつきつけられた。山口の仕事の神髄に迫る。

すべて、動物から教わった  動物園飼育員 細田孝久の仕事
動物園飼育員・細田孝久(48歳)。並外れた飼育の技術で、海外からも注目を集める。
飼育員・細田の真骨頂、それは動物の異変を察知する確かな目だ。向き合うのは、物言わぬ動物たち。わずかなミスが、命に関わる。出産直後のアルマジロの赤ちゃんに問題発生。残された時間は、24時間。動物のすべてを預かる飼育員の仕事が明かされる。

笑いの奥に、人生がある  噺(はなし)家 柳家小三治の仕事
当代きっての名人と呼ばれる孤高の噺家、柳家小三治(68歳)。
無駄な動きを極限までそぎ落としたその話芸は、「目の前の小三治が消えて登場人物が現れる」とまで称される2008年8月、小三治は池袋の演芸場で、真夏の7日間の寄席に挑んだ。名人と呼ばれてなお、さらに芸の道を究めようとする柳家小三治の真撃な日々に密着する。

悔しさを、情熱に  バレエダンサー 岩田守弘の仕事
世界最高峰と呼ばれるバレエ団、ロシア・ボリショイバレエ団で活躍する日本人ダンサー、岩田守弘。
旧ソ連を除いて、外国人ソリストは岩田ただ1人だ。岩田は166センチと小柄なため、主役の王子役は踊れない。そこで、高い技術力と表現力をもって、道化や悪魔などの個性的な役で圧倒的な存在感を示す。祖国から遠く離れたロシアの地で逆境を乗り越え、道を切り開いた激動の人生。引退のちらつく38歳、その新たな挑戦に密着する。


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まぐろ仲買人 藤田浩毅の仕事 まぐろ一徹、意地を張れ
名だたるすし職人たちから絶大な信頼を得るマグロの目利きが、築地にいる。“マグロのカリスマ“こと、藤田浩毅(45歳)。徹頭徹尾、味にこだわる仲買人の誇りに迫る。 (2009年1月20日放送)

航空管制官 堀井不二夫の仕事 空を守る、不動の男
世界屈指の巨大空港、羽田空港。ここで、空の安全を一手に握る男がいる。航空管制官・堀井不二夫(56歳)。羽田の管制塔に長期密着取材を敢行、タフな仕事の流儀に迫る。 (2009年2月17日放送)

料理人 西 健一郎の仕事 人間、死ぬまで勉強
名だたる食通に愛され続け、京料理の巨人としてその名を轟かせる料理人、西健一郎(71歳)。その料理は素朴ながら絶品。奥の深い味。1年の集大成であるおせち料理に挑む姿に密着。 (2009年2月24日放送)

建築家 伊東豊雄の仕事 まだ見ぬ未来を、創造せよ
世界の建築界にその名がとどろく建築家、伊東豊雄(67歳)。赤字覚悟でコンペティションに挑み、60歳を越えた今も、安住することなく革新的であり続ける、伊東の流儀に迫る。 (2009年4月7日放送)

血管外科医 大木隆生の仕事 すべてを捧(ささ)げて、命をつなぐ
手術不能の壁に挑む現代のブラックジャック、血管外科医・大木隆生。他の病院では治療困難と言われた患者が「最後の希望」を託す大木の治療現場に密着。 (2009年4月14日放送)

公務員 木村俊昭の仕事 “ばかもの”が、うねりを起こす
地域再生の知恵袋として活躍する公務員がいる。木村俊昭(48歳)。様々な街おこしを成功させ、小樽市役所から中央官庁に引き抜かれた熱血公務員の流儀に迫る。 (2009年5月19日放送)

農業経営者、農家 木内博一の仕事 誇りと夢は自らつかめ
「農業は儲からない」というイメージを覆す、農業界の革命児、木内博一。千葉県北部、92軒の農家を束ねるリーダーだ。それまでの農業の常識を疑い、壁に挑み続ける。 (2009年6月2日放送)

水中写真家 中村征夫の仕事 沈黙の海で、生命を撮る
日本を代表する水中写真家・中村征夫(63歳)。卓越した技術により、海の生き物たちの一瞬のドラマを撮ってきた。海という大自然と謙虚に向きあう中村の流儀に迫る。 (2009年6月16日放送)

燃料電池車開発 藤本幸人の仕事 夢を語れ、不可能を超えろ
「究極のエコカー」と呼ばれる燃料電池車の開発に挑む、自動車メーカーの技術者藤本幸人(52歳)。極秘の開発現場での熱き技術者たちのドラマを、初めてカメラが捉えた。 (2009年6月30日放送)

漫画家 井上雄彦の仕事 闘いの螺旋(らせん)、いまだ終わらず
漫画界の孤高の天才・井上雄彦に1年間の長期密着取材。累計発行部数1億を超える「スラムダンク」の誕生秘話、「バガボンド」最終章へ向けてのドキュメント。 (2009年9月15日放送)