2011年04月26日
<展覧会場の様子>神戸、大阪 4/26
今日は午前中に兵庫県立美術館で記者発表があり、取材終了後に
京都に向かうつもりでした。しかし、朝起きた時から頭痛が引かず、
断念することに。帰宅後に1時間半ほど静養し、調子が戻ったので、
大阪の画廊回りに切りま得ました。その模様をご覧ください。なお、
京都には明日出かけます。
カンディンスキーと青騎士/兵庫県立美術館
後に抽象絵画の開拓者として美術史に名を残すカンディンスキーが、
1911年にミュンヘンで結成したグループ「青騎士」。その軌跡を、
カンディンスキーを中心に、彼の伴侶だったミュンターや、
ヤウレンスキー、マルク、マッケらの作品約60点でたどります。
作品の状態が非常に良いため、表現主義特有の鮮やかな色彩が
しっかり残っているのと、カンディンスキーの前期の作風の変遷が
事細かに見られるのが魅力です。また、当時の写真が沢山出品されて
おり、青騎士の仲間たちの実像が窺えるのも興味深いです。良質な
絵画展としておすすめします。
ハッピーイースター展/マニフェストギャラリー
4/24がキリスト教のイースター(復活祭)だったということで、
イースターエッグやイースタバニーを約80名に制作してもらい、
展示しています。卵はともかく、ウサギの縁起物があるとは
知りませんでした。招き猫の兎版みたいで可愛かったです。
竹垣惠子展/楓ギャラリー
シルクオーガンジーを染色し、重ね合わせてミシン縫いした作品
です。ソフトな色の重なりが美しく、見ているうちに心が穏やかに
なります。水引やこよりを用いているのも、竹垣さんならではの
特徴です。
三澤義子展/アートギャラリーそら&SORA+
韓国・朝鮮で物を包んだり覆ったりするのに使うパッチワークの
ような布地「ポジャギ」を、現代的なデザイン感覚で制作。
布地は麻や絹で、藍染の他、オリーブ染めという珍しい染色の布も
用いられています。独特の透け感や、風に揺らめく姿が印象的。
wassa展/日音色
熊のような毛むくじゃらのボディに人間や鳥の顔が乗った存在を
鉛筆画で描いています。画廊の方に教えてもらい、初めて気付き
ましたが、10点の作品はそれぞれ数字の0〜9を表現しています。
そのことを知ってからの方が俄然面白く感じました。
裸体/フォトギャラリー壱燈舎
画廊の2周年を記念して、7人の写真家にヌード写真を依頼しました。
いずれも女性のヌードです。私は、曲線美を抽象的に表現した濱田
浩志さんの作品が好みでした。(本展とは無関係ですが、ヌード
写真展に男性ヌードがあっても面白いと思います。どこかの画廊で
行ったらそこそこ話題を呼びそうな気もするのですが……)
飯田卓・塚部裕子展/NADAR OSAKA
アフリカ大陸の東にあるマダガスカル島の人々や生活、同地に
生息するワオキツネザルを撮影した写真展です。飯田さんは
国立民族学博物館(みんぱく)の民族学者で、調査研究のために
撮影した写真を展示しています。塚部さんは学者ではありませんが
みんぱく勤務で、もっぱらワオキツネザルを撮影しているそうです。
珍しいタイプの写真展です。
さくらイロ●6/ギャラリーアビィ
今年で6回目を迎える恒例の公募展です。世間では、桜の花は既に
散ってしまいましたが、画廊の中では未だ満開。美しい桜の花や
お花見に興じる親子の姿を見ていると、やはり心が和みます。
ほんわかした気分に浸りたい人におすすめします。
※上記展覧会のスケジュールは4/2と24/24の当ブログでご確認を。
http://blog.livedoor.jp/artkobujime/archives/1742380.html
http://blog.livedoor.jp/artkobujime/archives/1743968.html
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