2011年11月01日
<展覧会場の様子>大阪 11/1
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明日午前中に締切の原稿があるため、京都行きはキャンセルしました。
で、昼間中机にかじりついて仕事に邁進……と言いたい所ですが、
全然気分が乗らないので、途中で諦めて大阪の画廊に出かけることに。
現時点で、原稿はまだ未着手です。でも、京都に行っていたら体力を
消耗して、原稿どころではなかったでしょう。だから、これで良かったのだ
と自分に言い聞かせています。この記事をアップしたら午前2時頃まで
寝て、その後一気に仕事を片付けるつもりです。その前に、今日出かけた
展覧会の様子をご紹介します。
奥村やよい展/楓ギャラリー
本の装丁などで活躍している写真家の個展です。風景写真ですが、作風
には、オーソドックスに風景を捉えたものや、風景の断片をクローズアップ
した抽象的なものなど、幾つかのバリエーションがあります。
東學展/スペクトラムギャラリー
情念をたたえた女性像を細密なタッチの墨絵で表現しています。いつもの
東さんの世界です。ただ、珍しいのは小品が並んでいることです。画廊の
サイズに合わせて小品を描いたのでしょうが、東さんの作品=大作と思い
込んでいた私には驚きでした。
熊谷聖司展/NADAR/OSAKA
北海道出身で、今は東京を拠点に活動している写真家です。「第3回写真
新世紀展」で年間グランプリを獲得した経験もあります。本展では、北海道
の大沼公園の冬景色を撮った写真を展示しています。大沼公園のシリーズ
は他に2作あり、それらは自主製作の写真集で見ることができます。
くみこ展/ギャラリーアビィ
くみこさんは19歳から現在まで様々な国に旅行しており、滞在先で写真を
撮っています。本展の作品はバングラデシュで撮影したものですが、他の
国で撮った作品もファイルも見られます。風景、人物などいろいろな写真が
ありますが、特に人物写真における対象との距離感に個性を感じました。
篠原幹尚展/廊下ギャラリー・プチアビィ
画廊の外の壁面で行われているミニ個展です。デジカメによるピンホール
写真という、珍しい表現にチャレンジしています。技術的なことは私には
わかりませんが、銀塩のピンホール写真とは明らかに特性が異なる作品
が幾つか見受けられました。
森文香展/月夜と少年
森さんは、東京を拠点に活動する染織家です。麻や綿の意図に草木染め
を施し、幅60センチの織物を制作しています。ストールとして用いるのに
便利なサイズだそうです。微風に揺れる布地は美しく、展示が作品を引き
立てる好例だと思います。
西口慎太郎展/アーティストスペースCERO
大阪府立現代美術センターで11/12まで開催中の「gallerism 2011」に
出品中の西口さんが、個展を同時開催しています。作品は手彩色の
木版画です。西口さんは大阪芸大出身で、卒業後スペインに渡りましたが、
海外で日本の文化を再認識し、棟方志功さんの版画から刺激を受けて
木版画制作を始めました。勢いを大事にしたいので、エスキスは作らず、
下書きも最小限のアタリだけにして、ぶっつけ本番で板を彫るそうです。
ふじたよりこ展/Gallery AMI & KANOKO
私は大阪や京都の画廊で何度もふじたさんの作品を見たことがあります
が、白い地肌やカップの取っ手が特異な形をしていることが印象的で、
他の作品のことを忘れていました。作品のバリエーションが豊かな本展
で、そのことを改めて思い出した次第です。抽象絵画のような陶板は初
出品らしく、今回の見所と言えるでしょう。
※上記展覧会のスケジュールは、10/28の当ブログでご確認を。
http://blog.livedoor.jp/artkobujime/archives/1847683.html
http://blog.livedoor.jp/artkobujime/archives/1847687.html