2009年03月04日

展覧会レビュー 加賀城健展−Positive Taboo−

加賀城健さんは染色のアーティストですが、
工芸の染色とは随分趣が違います
工芸の世界では失敗とされる滲みやボケ、ムラなどを
むしろ生かして作品を作っているのです。

今回の出品作でも、ベルベットの表面に糊を塗り、
完全に乾燥させてから布を折り曲げて
糊にひびを入らせ、その隙間から染み込んだ
脱色剤の影響で、複雑な模様を描いた作品があります。

また、心理学のロールシャッハテストを思わせる
カラフルな作品は、二つにたたんだ布に染料で
絵を描くと、染料が勝手に染み出して複雑な模様を
作り出すことを応用しているのだとか。

画廊の外壁には、制作過程で生まれる端切れを
再利用した壁画のような作品も展示されていました。
彼のこの手の作品を見たのは初めてでしたが、
大変美しく、今後も続けて欲しいと思いました。

彼はこれまで京都での発表が多かったので、
大阪への挨拶もかねて様々なタイプの作品が
てんこ盛り状態で展示されています。
まだ彼の作品を見たことがない人には
うってつけの機会と言えるでしょう。

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加賀城健展−Positive Taboo−
3月3日(月)〜21日(土)
11:00〜19:00 日月休
YOD Gallery
大阪市北区西天満4-9-15
www.yodgallery.com

以下は、私が過去に書いた加賀城健さんの記事です。
http://www.recommend.ecnet.jp/20061102kagajo.html
http://www.recommend.ecnet.jp/20051215kagajou.html



artkobujime at 21:51│Comments(0)TrackBack(0)展覧会レビュー 

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