2012年09月05日

ロケットストーブ20のウソ

私はロケットストーブを密封型の薪ストーブに仕立てて日本で一番最初に製作販売しました。しかし、オリジナル薪ストーブとうたう模倣品もあるようです。
開発販売の時期はともかく、私の薪ストーブは、どこにもないロケットストーブであると自負しております。
それはロケットストーブの燃焼方式ながら従来のロケットストーブにない、火力調整弁を内蔵した唯一の元祖サイクロン燃焼の薪ストーブなのです。
サイクロン


ものが燃焼するには3つの条件が必要です。可燃物(ガス)、高温の環境、新鮮な空気(酸素)これらの3要素が渦燃焼により撹拌し渦の中心に集中して、理想的に小さく高温に燃焼させることが可能なのです。
この後にも記述をしておりますが、一般的な住宅の暖房に使う熱エネルギーは多くを必要としません。いかに小さく高温に燃焼させて、その熱を室内に輻射熱として放熱するのかが重要なのです。

このページではロケットストーブのウソを不定期に更新致します。
ブログはロケットストーブで検索されることが多いのですが、夢の薪ストーブではないことを最初にはっきりと申し上げます。しかしながら、私の薪ストーブはロケットストーブの原理を応用した薪ストーブです。ロケットストーブの良さを認めた上での私の考えです。また、コメントも多くいただくようになりましたが、議論を求める方はお名前ご住所をご記入の上メール下さい。
tetutoki@gmail.com
コメントは別の記事で承諾を得ずに、全文又は一部を転載する場合がありますのでご了承下さい。

それでは、今一度ロケットストーブ(ロケットマスヒーター)について整理しみましょう。

1, ロケットストーブは完全燃焼する。

すべてはここに集約される。もちろん私のサイクロンジェットストーブも完全燃焼しない。完全燃焼とは燃焼効率100%です。自然吸気の燃焼であり1000℃で数秒間滞留させて燃やすなど不可能なのである。所詮、薪ストーブ(触媒付きの薪ストーブを含む)である。
薪の消費量を考えれば充分な熱効率であるのは間違いありません。ここは大変重要です。
※燃焼効率とは薪ストーブの場合は使用した薪が持つ燃焼エネルギーがどれだけ燃焼したかの効率です。
一般的なロケットストーブの燃焼効率は実験しておりませんが、おそらく90%以上の燃焼効率と予想しています。それは二次燃焼のクリーンバーン方式の薪ストーブの燃焼効率が95%であると当社実験で確認できたからです。ちなみに我がサイクロンの巡行運転時の燃焼効率は平均99%でした。なので燃焼効率の数字はたいして重要ではありません。熱効率が大切です。熱効率とは薪ストーブから発生した熱がどれだけ暖房に使われたかの効率で暖房効率と言うと理解しやすいかもしれません。

2,DIYで簡単につくれる。

一斗缶やペール缶のロケットストーブは簡単につくれますが、暖房に使うロケットマスヒーターは非常に困難です。

注意
ロケットストーブによる低温炭化の画像
IMG_0343

詳しくはwebで。
ある方から火災になったとの報告がありました。ネットでロケットストーブの情報が氾濫しております。情報収集すればそれなりのロケットマスヒーターが完成いたします。しかし、それなりの危険性もあるのです。その方のロケットマスヒーターは一見とても完成度が高いものでした。私のような薪ストーブタイプではなく、床に直接設置する耐熱煉瓦を使用したものでした。低温発火により床から出火したのです。在宅中で、すぐ気が付き、消火作業をしたそうです。大規模なリフォームが必要なようですが怪我もなく、不幸中の幸いでありました。低温発火は不在の時にも出火する可能もあります。もし、小さなお子さんが留守番してい時だったらと考えると、とても恐ろしいです。
最近、DIYで薪ストーブの製作やロケットストーブの特集雑誌があります。結局のところ自己責任なのですが、情報を垂れ流す意味では無責任です。低温発火を防ぐために高温部分と可燃物との距離を保ちましょう。

3,灰が少ない。

灰が少ないなど自慢される方がいますが、特に広葉樹を燃やした場合は、それなりに出ます。一斗缶のロケットストーブなどヒートライザーからかなり舞い上がりますので室内には使えません。灰や炭が薪ストーブでは溜まります。一部の灰は煙突やヒートライザーから排出されます。ロケットマスヒーターに至っては煙道に灰が溜まります。点検口・掃除口が必須です。また、細い薪をどんどん燃やすと熱分解か早く進み大量の熾がバーントンネルをふさぎます。
樹種により灰の量が驚くほど違います。針葉樹は少なく、広葉樹は細かい灰となっても、ずっしりとした多くの灰が残ります。感覚的に広葉樹の灰は針葉樹の容量で20倍ぐらいでしょうか。

4, すすが出ない。

私は今までに煤のでないロケットストーブを見たことがありません。一斗缶のロケットストーブなどにやかんをかければ煤とタールだらけになります。

5,垂直の煙突がいらない。

ヒートライザーに煙突効果ありますので単体では燃えますが、室内の暖房器具としての薪ストーブは風圧帯を避けるために垂直の煙突が必要です。

6,掃除がいらない。

ロケットマスヒーターは灰の一部やタール、煤を高温で煙突トップから排気しないので長い横煙道などに付着します。煙道が長ければ長いほど掃除が大変になります。タールや煤が溜まらないという方は煙をかなりの高温で排気していると推測されます。

7,煙がでない。

点火直後はもちろん巡航運転時もロケットマスヒーターは煙突から湯気が出ます。それは排気温度が低いからです。条件によりますが一般的に煙突トップの排気温度が150℃程度なら煙は見えません。(これをでないという方がいるようです)煙が見えない場合は薪の持つ熱量の回収率が低いことを意味していて、これはロケットマスヒーターの利点の放棄です。
そもそも「煙が出ない=完全燃焼」ではないのです。安い薪ストーブでも排気温度が高ければ煙はでませんよ。

8,焚き口(開放してある薪の投入口)から煙が出ない。

強い引きは確かですが密封式でないため、焚き口からは炎や煙、煤、灰がでます。
ロケットマスヒーターで針葉樹などを部屋で燃やすと焚き口からの灰や煤が飛び散り、部屋の中が汚れます。
また、針葉樹はハゼるので床を焦がしてしまいます。

9,薪は細い薪で充分。

細い薪でよく燃えるのは間違いないですが、当たり前の話です。薪ストーブは細い薪ほどよく燃えますが、すぐに燃え尽きてしまいます。ペール缶、一斗缶と煙突の組み合わせた焚口の小さいロケットストーブは逆に太い薪が燃やせません。

10,長い横煙道が可能。

他の薪ストーブにできない芸当ですが、メンテナンスと点火時の煙の逆流の問題があります。

11,長い薪が自然に落下して長時間燃える。

このような都市伝説は信じないで下さい。火事になります。たとえ垂直に立てた薪でも摩擦がかかり自然落下はむしろ稀です。多くの場合、焚き口の上まで燃え上がり、火のついた長い薪が床に落ちますので、15分毎に薪の養生と細薪の投入が必要になります。

12,耐久性がある。

ペール缶や一斗缶は絶望的。ワンシーズン数十時間遊んだらもう終り。断熱材を入れて高温部分が800℃以上になるので、ステンレスの薄い煙突部材では耐久性がありません。すぐに圧力容器(煙突部材)がメルトダウンします。
耐熱レンガにドラム缶の組み合わせも耐久性のバランスが悪いです。薄いドラム缶はそれなりの耐久性となります。プロパンの空きタンクも同様である。
材料費が例えタダであろうと、それが楽しいのなら話は別ですが、手間ひまをかけるわけですから、いかがなものでしょう
コンクリートのU字溝は値段は魅力的であるが、耐熱でないのでコンクリートが割れるたびに大工事になり結局高額となる。繰り返しますが楽しくDIYをできる方は自己責任でどうぞ。但し、私に絡まないでくださいね(笑)

13,木なら何でも燃やせる

薪ストーブで「生木の丸太が燃やせます」とか販売店が謳う場合もあります。「焼却炉か!」とツッコミを入れましょう。燃えるのと燃やして良いのとは別の話です。ロケットストーブ(すべての薪ストーブを含む)程度の燃焼では煙道部分にタールや煤がたまります。
基本は水分20%以下に乾燥させた木材で針葉樹でも構いません。
竹や割り箸もOKなどと記述があるのもがありますが、焚付には使えますが巡航運転時はすぐ燃えてしまうので実用的ではありません。そんなうたい文句に騙されてはいけません。
小枝という方も多いようですが暖房に使うロケットマスヒーターでは、樹皮が多いためタールが多くなるようです。小枝や針葉樹は掃除の頻度があがります。
また、残念ですが放射線量の高い地域では薪も汚染されています。小枝は放射性物質に接した表面積が大きので重量あたりの線量が高くなります。灰は150から200倍に濃縮されますので各地の市民測定所などに相談して十分に注意して下さい。諦めることも重要です。
※追記、年月がたち小枝のリスクが減り、当初より半減したセシウムもありますが永遠に事故由来の降り注いだ放射性物質はゼロにならないのです。

14,ロケットストーブは高効率

この表現は適切ではありません。
燃焼効率か熱効率か不明です。燃焼効率についてはやはり触媒付きに分があると 思います。触媒>ロケットストーブ>クリーンバーン>輻射式の順でしょうか?
このへんはしっかりとした実験をしないとわかりませんね。薪ストーブメーカーは自分の製品に都合のよいデーターしか出しません。しかし、燃焼効率は同条件で 実験をしないと分からないレベルの違いでしょう。
熱効率についてはロケットマスヒーター(コンロタイプのロケットストーブは除く)がダントツです。どれだけ熱を回収できるかの問題ですから。例えば100のエネルーギーの50を回収するのと、50のエネルギーの25を回収するので回収率(熱効率)は何れも50%であるが、捨てるエネルギーが50と25で2倍も違います。ロケットストーブでガンガン焚いても意味がありません。
排気温度が低いことによる木酢液の問題がありますが、小さく高温で焚いて排気温度を低くすることです。 これは非常に難しい方法です。

15,床暖、薪ボイラー、発電、エコ、バイオマス、カーボン・オフセット、自然エネルギーに夢を追う

最近、私の嫌いな薪ストーブに関するキーワードです。ロケットストーブは単純なシステムで
燃焼効率、熱効率は優れていますが、それが床暖、薪ボイラー、発電に最適なシステムかは疑問です。それらを実現するためのには大きな熱量(薪の量)を必要とします。別にロケットストーブでなくても良いのです。
未だに排気煙突で床暖を試みる方がいらっしゃいます。メンテナンスや煙突の継手部分からの木酢液の漏れが心配です。また、温水を循環させて床暖房を考える方もいらっしゃいますが、この方が考えが正しいのですが、日本の住宅を温水で暖房することを考えると数100L以上の温水が必要と思われます。このエネルギーは薪ストーブのエネルギーをはるかに超えております。お湯が沸く前に相当、薪ストーブが熱くなり、床暖房など必要ないぐらい暖まるか、または湯沸かしに熱を奪われ薪ストーブは全然暖まりません。床暖房のプロの方の意見でこんなものがあります。エコキュート床暖房の本当の話
エコキュート460L を床暖専用に使って18畳の暖房が4から5時間です。

16,薪の消費量が半分から1/8という噂

何に対して比較するのかによります。従来の薪ストーブということでしょうか? 具体的に1時間に何キロ燃やすのか?低燃費を謳い文句としてロケットストーブを製品として販売している団体もありますが、未だに消費量についての記述は皆無です。ちなみに私の薪ストーブの場合は1時間に最低600gの薪を使います。この数字は驚異的な数字です。
大型暖炉と比較すれば私の薪ストーブは1/20になってしまいます。比較する対象により異なるので無意味なのです。
ロケットストーブの簡易コンロを製作された方ならわかるとは思いますが、あの火力を室内の暖房に使えば充分な熱量だとは思いませんか?現在の一般的な仕様の住宅なら小型の石油ファンヒーターでも、そこそこ暖まるものです。そもそも暖房にそんなに火力は必要ないのです。暖まらないのは住宅の広さ、気密性、断熱性に問題があり暖房器具以前の問題です。また、薪ストーブの設置場所も重要です。狭い空間ですとその部屋しか暖まりません。特に吹き抜けや階段など熱気が上昇して逃げますので薪ストーブの位置も考慮しなくてはなりません。

17,木酢液がでるのは不完全燃焼

経験不足としか言えません。排気温度が低ければ低いほど煙突(煙道内)で結露し木酢液になりやすいです。触媒付きのいわゆる高性能と言われる薪ストーブは巡行運転時の
排気温度を低くしません。触媒付きの薪ストーブでも排気温度が低くければ煙突内で煙は木酢液となります。だから、高価な二重断熱煙突を使っているのです。木酢液となるのは排気温度の問題なのです。不完全燃焼とは酸欠状態の燃焼で無色・無臭の一酸化炭素が発生する燃焼で、部屋の一酸化炭素の濃度が高くなれば眠るように死んでしまいます。

18,ロケットマスヒーターは蓄熱が出来る

蓄熱の利点として安定した温度、燃え尽きたあとの暖かさの持続です。暖かいベンチなど心地良いことでしょう。しかし、決定的な欠点があります。 温度変化が少ないとは温度が調整しづらいことを意味しています。冷え込んでもゆっくりとしか温度を上げられません。また、日中に暖かくなっても温度が下げられないで暑い思いをする場合があります。薪ストーブは温度調整ができるだけ容易で素早くあることが重要なのです。
それ以上に問題なのが立ち上がり時間が遅いことです。どんな薪ストーブでも暖まるのに時間がかかりますが、蓄熱体が多ければ多いほど厄介です。薪ストーブは暖房器具ですので寒い時に点火します。なかなか暖まらないのは問題です。
また、蓄熱は熱効率を良くするものでもありません。暖房時間がずれるだけのことです。寒い時にエアコンのスイッチを入れて1時間後にエアコンが動き、暑いと思って切っても1時間後に切れるようなエアコンはありません。電気の蓄熱暖房機をお使いのお客様から「蓄熱は懲りごりと」生の声を頂きました。蓄熱は否定しませんが蓄熱もほどほどに。 

19.ロケットストーブは火力が凄い
あまりにも単純な答えです。細い薪を多く燃やせば、火力も上昇します。それ故ペール缶などのロケットストーブは頻繁に細い薪を入れるのです。同じ質量の太い薪を入れると火力は落ちます。しかし、大量の熾があれば太い薪でも火力は上がります。その状態はもはや低燃費薪ストーブではありません。いかに小さく燃やし、なおかつ炉内を高温に保持するかが重要なのです。

20.ヒートライザーの押し出す力により横煙道も排気できる。
これは、条件付きです。ロケットストーブが十分に暖まっていないと煙が逆流する場合があります。マニュアルには詳しく書かれていませんが煙突末端近くに焚き口を設け点火前に煙突内で上昇気流をつくる必要がある場合があります。なぜ、逆流するのかを、ご自分で考えて理解できるようになると一人前です。

ここまでお読みいただき、ありがとうございます。 この文章で不愉快な気持ちや疑問を持つ方がいらっしゃいましたら、どうぞ実験して経験なさって下さい。ご理解いただけると思います。


arts_syokunin at 18:49│コメント(36) 
ロケットストーブ(薪ストーブ) 

コメント一覧

64. Posted by 管理人の鉄人アーツ   2024年01月29日 07:22
西様
返信が遅くなり申し訳ありませんでした。
「既視感」とは侵害です(笑)
日本でのロケットマスヒーター黎明期から実体験ですよ。

また「嘘は言ってないけど正確なことも言ってないという、セールスの闇を感じました」の正確なこととは何でしょうか?ご享受いただけると幸いです。
もちろん、私は仕事として薪ストーブを製作・販売しておりますのでセールスがあって当然のサイトです。
63. Posted by 西   2022年03月28日 03:32
5 既視感のある謳い文句が散見されて面白かったです。
嘘は言ってないけど正確なことも言ってないという、セールスの闇を感じました。
ずっと残しておくべき貴重な記事をありがとうございます。
皆が安全に、期待し過ぎてガッカリせずに楽しめると良いですね。
62. Posted by 管理人です   2021年01月02日 11:25
>>61
松本様
コメントありがとうございます。
コメントには丁寧な返信を心がけています(笑)
過去にこちらに記事で論争?したことがありますが、投稿者の希望で削除しました。
鈍感力は大切ですね。ありがとうございます。
61. Posted by 鉄人アーツ   2021年01月02日 09:36
5 鉄人アーツさん こんにちは 松本と申します。
鉄人さんがせっかく情報を上げて下さっているのに
予想外の反応がある物なのだなと思い、
世間の難しさを感じました。
鈍感力? 誹謗中傷に反応しない力も大事ですね。
60. Posted by 管理人の鉄人アーツ   2020年12月30日 06:49
>>59
焚き火好きさん
コメントありがとうございます。
焚き火は燃焼だけのことを考えれといろいろ条件が悪いので煙が多くなりますね。
それも焚き火の醍醐味?ですのでお楽しみください。

一時期のロケットストーブブームは沈静化していますが、当時はロケットストーブ信者から?多くの批判をいただきましたが、こちらの記事には今でも自信を持っています。
ご理解を嬉しく思っています。ありがとうございます。
59. Posted by 焚き火好き   2020年12月29日 22:05
5 週末に楽しみでよく焚き火をしています。
最近、ご近所に迷惑をかけないよう、煙の出にくい焚き火方法を探していて、
ロケットストーブの仕組みを調べながら実験してました。でもなかなかうまくいかず(T . T)
このページを見てとても共感すると共に、勉強になりました。
他の方のHPの多くは、良いことばかりと言う事もありますが、低温炭化による火災のリスクなど、リスクを書かずに火を扱う手助けを確かにしていると。
楽しんで火を扱うためにも、火事で大切なものを失わないためにも、この様な記事も大切だと思いました。
58. Posted by 鉄人アーツ   2020年03月29日 10:49
>>57
焚き火生活様
こんにちは。こちらのサイトは現在は火が落ちていますが、再び点火していただき感謝いたします。経験は何よりの財産になります。注意しながらも失敗を繰り返して楽しんでください。コメントありがとうございました。
57. Posted by 焚き火生活   2020年03月28日 21:10
5 ロケットストーブを室内で楽しんでいます。
いろいろ実験中で暖かくなると解体して、寒くなると組み立てています。
(もちろん床や壁や天井気をつけていますよ。)
いろいろあーでもないこーでもないとやってみた中でのモヤモヤがこちらの説明でスッキリした気がします。
皆さん熱いですねー。
子供の頃には普段からその辺で焚き火して楽しんでいたのに大人になるとなかなかできなくて。ロケットストーブって工夫のしがいがあって焚き火を自分のものにできた気がして(幻想?!)何か楽しいんですよね。
来年はどっちへ煙突回そうか〜と今から妄想してます。
56. Posted by 鉄人アーツ   2018年12月04日 17:19
草津2号様
コメントありがとうございます。科学的な解説かどうかは不明ですが、経験からの感じた私なりの結論です。経験から学ぶものはかけがえのない財産となります。失敗を繰り返すと本物に近づきます。
55. Posted by 草津2号   2018年12月01日 01:34
科学的な解説でたくさん納得がいきました。いま耐熱モルタルとパーライトコンクリ―トで断熱煙突を作ってロケットストーブの実験の準備をしています。農業関係で野焼禁止の例外とはいえ、公害防止で煙のでないストーブを目指しています。排気温度を上げて、煙やすす、タールの心配をなくしつつ、多少は畑で暖を取れればいいので、熱効率より高温燃焼を重視してみます。途中で空気を入れるとか、サイクロンで灰を回収とか実験してみます。もっとも製品の焼却炉のサイクロン集塵は動力をつかっていますよね。当たってくだけてみます。
50. Posted by 鉄人アーツ   2016年07月08日 08:32
記名でのコメントありがとうございます。

「素人が変に火をいじるんじゃねぇ!と。
プロでないと、火を燃やしてはいけないのでしょうか?」
屋内で使う薪ストーブのDIYをおすすめしておりません。


「問題を指摘したら、あなたに出来る方法はこうです、という案を提示すべきです。」
薪ストーブのDIYを否定しているので対案はありません。火事になり近隣に延焼の恐れがあり、その責任は負えません。

「それは企業秘密・・・?公開できないのなら、宣伝にすぎない、営業するなとは言わないが。」
もちろん秘密の部分があります。私のブログなので営業もご容赦ください。

「DIY.を否定していないのなら、具体的な指摘が必要です。」
屋内の薪ストーブは先ほどの書き込みのように具体的な指摘をしたところで責任を負えませんのでそのような行為はしておりません。屋外で使う場合はTLUDストーブを推奨しています。

いろいろな燃焼実験をしていただければ益々ご理解いただけると思います。くれぐれも火事にはご注意を。


47. Posted by 鉄人アーツ   2016年01月19日 20:28
ジン様
コメントありがとうございます。
管理人の鉄人アーツと申します。

リンクは歓迎いたします。返信のコメントは非公開にいたしますので、差し支えなければブログのアドレスを教えて下さい。
46. Posted by ジン   2016年01月19日 01:26
初めまして、ジンと言います。
ロケットストーブの検索をしていてこの記事を発見しました。

目からウロコと言いますか、参考になりました。

それで、この記事をブログで紹介したいのですが、リンク及び記事を一部転載してもよろしいでしょうか?

ヨロシクお願いします。 m(_ _)m
45. Posted by 鉄人アーツ   2015年01月04日 17:29
お米がおいしい様
コメントありがとうございます。ネットで調べると煙道火災や壁などの低温発火は注意すれば理解できます。しかし、ロケットストーブは土間を想定して出発しているため、床への低温発火の危険性まで気が付きません。少しでもこの記事がロケットストーブの理解につながればと思っております。
44. Posted by お米がおいしい   2015年01月04日 08:46
5 火事の危険を指摘する点に
ネットでの価値があると思います。私も最近この手ストーブに興味をもった者ですが、少し冷静になれました。
誠にありがとうございます。
36. Posted by 鉄人アーツ   2014年01月27日 12:05
ロケットストーブ管理人様
月末の発送の準備が忙しく気が付くのが遅くなりました。
この度は大変申し訳ありません。コメントとご指摘の記事はすべて消去しました。尚、今後は私は有益と思うコメントに対しましては記事にする場合がありますのでご了承をお願いします。
20. Posted by 鉄人アーツ   2013年12月15日 17:32
カズ様
失敗から学んだものは貴重な経験になります。それを克服するのも楽しいものです。
人のアイディアの真似たものなど碌なものがありません。多くが失敗します。
私の思いつかないような薪ストーブを期待していますよ。

19. Posted by カズ   2013年12月15日 14:02
風圧帯を避けた、120ミリ、シングル煙突です。
ロケットストーブを使い始めてまもなく、ヒートライザーがあたたまる前に、太い薪をくべたりして煙が多く出たり、たくさんの灰がロケットストーブ特有の排圧で煙突内にたまるのが分かりませんでした。
要するにきちんと特性を理解して燃焼させられなかったと思います。まだまだ分かっていないのです。
18. Posted by 鉄人アーツ   2013年12月15日 07:16
カズ様
おはようございます。動画リンク有事うございました。
詳しい構造がわかりませんが、煙道火災になるとは・・・アルミフレキだったらメルトダウンいやメルトスルーして床に延焼していたでしょう。無事でなによりでした。
横煙突のタール、木酢液の量と漏れ、点火の困難さ等、いくつか問題があると思いますが、カズ様は理解、注意、楽しんでいるようなので、私も安心です。
外部煙突はどのような施工になっているのか気になります。

17. Posted by カズ   2013年12月14日 23:58
そうです、以前コメントしたものです。
私は鉄人アーツさんの率直な物言い好きですよ。
実は昨年外部垂直煙突が煙道火災を起こしまして、心を入れ替えてストーブと向き合っています、(^_^;)。幸い大事には至りませんでしたが、ホンマストーブさんの煙突施工図を参考にしたメガネ石と煙突施工で守られました。それ以来点検は欠かせません。

これからもどうぞ安全なストーブライフの啓蒙をよろしくお願いします!

ちなみに名前の「カズ」の部分をクリックすると、2013年版の改良ロケットストーブ動画に飛びます。
16. Posted by 鉄人アーツ   2013年12月14日 23:30
カズ様
こんばんは。以前コメントいただいたカズ様でしょうか?
私のブログの表現方法に問題があるようで、多くの方の支持、同意はいただいておりません。実験した方でないとわからないのでしょう。
ロケットストーブはエコストーブとも言われているようですが、エコの言葉がひとり歩きしてロケットストーブ特有のメンテナンスや危険性が認知されていません。事実であるのに残念なことです。
数少ない同意に感謝いたします。
15. Posted by カズ   2013年12月14日 23:04
全面的に鉄人アーツさんに同意します。わたしもロケットストーブを耐火キャスタブルをヒートライザーにして自作し、昨年から冬季日常的に使用しています。

ロケットストーブは灰が、ヒートライザーのまわりと本体直後の垂直煙突にたまります。月に一度掃除が欠かせませんし、横引きと一部下降煙突をしていますが、こちらも掃除と点検は欠かせません。今年は安全性向上と蓄熱効果強化のため、ストーブ全周レンガ炉台を作りました。

初めは垂直落下式に薪をくべていましたが、記事のとおり煙が出て、薪も焚口の外に落ちたり危険でした。今年からは焚口を改良、容量を増し、水平に薪をくべ、薪が焚口内でキチンとおさまるようにしました。

ロケットマスヒーターは、とにかく灰がたまるので、煙道の掃除口が必要です。アルミのフレキパイプなんてもってのほかと思います。
14. Posted by 鉄人アーツ   2013年11月21日 17:58
危険性をわかっていただくための手段です。確かに床で燃やせば火事になりますからウソではありませんが、本文とは別に、DIYに関して注意を喚起しているのです。
13. Posted by 投稿者不明さん   2013年11月21日 11:46
薪暖炉も床に直に置けば火事になりますよね。それはロケットストーブの嘘というか…
12. Posted by 鉄人アーツ   2013年10月28日 12:24
うーさんこんにちは。
先ほど、緊急報告と題してツイッターをつぶやきました。室内で使うロケットマスヒーターの自作は火災の危険性があります。最近、実例が私に報告され、疑惧していたことが現実となりました。いくつかのロケットマスヒーターの実例をネットで見られますが、火災の危険があるもの、一年で解体を余儀なくされるであろうものが、多数あります。残念なことです。
11. Posted by うー   2013年10月28日 11:21
知人がロケットストーブを制作中ということで検索しました。いいこと尽くめで書かれている記事が多いので半信半疑でしたが、鉄人アートさんのブログを見てマイナス面が分かりました。一斗缶のものは簡単に作れそうなので取りあえず作ってみて様子を見たいと思います。私はお隣の中軽井沢在住です。
10. Posted by 管理人の鉄人アーツ   2013年08月26日 18:53
コメントありがとうございます。
私自身ロケットストーブに大きな夢と可能性を感じたひとりでありました。ところが、実際は完璧なものではないのです。20のウソを理解した上で更なる良いロケットストーブをお造り下さい。
私にとって非常に嬉しいコメントです。多くの方に理解していただきたいです。
9. Posted by 鉄人アーツ   2013年08月26日 18:45
日本一のロケットストーブ様
コメントありがとうございました。誤解があるようなので返信いたします。
薪ストーブの燃焼方式に輻射式、クリーンバーン式、触媒式の3つが一般的なものです。ロケットストーブはちょっと異なった燃焼方式となります。世の中にロケットストーブ式なるものが認知されれば、私の薪ストーブは間違いなくロケットストーブ式です。
仕事として薪ストーブを製作販売しておりますのでブログ等は、もちろん利害関係を考えて記述しておりますが、ロケットストーブは否定しておりません。自分自身の薪ストーブを否定することになりますので。
8. Posted by 鉄人アーツ   2013年08月25日 11:02
寒い寒い冬の古民家をいかに効率良く暖めるか、考え続けて17年。やはり納得できる薪暖房システムは自作しかない。もしかして、デッカイロケットストーブを作ったら全てが解決されるのでは?給湯も床暖房も!とネット上で見たロケットストーブに思いを寄せましたが、ちょっと冷静になれました。
7. Posted by 日本一のロケットストーブ   2013年08月23日 07:57
20もの否定を羅列するからには、最初から否定というバイアスがかかった上で、ロケットストーブを見ているのだと感じていましたが、やはりそのようです。

ロケットストーブの良い面を事実として認めている箇所はありながらも、各項目の最後は否定形でまとめているところに現れています。

これだけ否定を記述するからには、利害関係者だろうと感じました。

管理人さんは薪ストーブの製作、販売をされているようですね。ですので、薪ストーブ>ロケットストーブとなるのは、気持ちとしては理解はできます。

ただ、ロケットストーブが良い、という記事を管理人さんがこれまで見て感じてこられたことと同じ様なことを、私もこの記事を見て感じてしまいました。

とはいえ、参考になりました。
ありがとうございます。

6. Posted by 鉄人アーツ   2013年06月22日 21:43
火遊び好きな大人さん
こんばんは。コメントありがとうございます。
私は誰よりもロケットストーブを考えてきたと自負しております。不思議な燃焼に目が行き、細かな問題点を見逃してしまいます。素晴らしいが完璧ではないのです。これはどんな薪ストーブにも言えることです。実験してすぐに気が付くことと、少なくても掃除の問題等、ワンシーズン使わないとわからないことがあります。どうか実験されて、ご自分の糧として下さい。
5. Posted by 火遊び好きな大人   2013年06月22日 20:28
だいぶ時間たっておりますが、コメントさせて頂きます。
私もロケットストーブに興味を持ち、今日材料を集めて明日にでも遊んでみようかと思っておりました。
きちんと情報を集めようと思いネットあさっていたらこちらにたどり着きました。、
最初はコメント1番サンのような気持ちでしたが、考えるとやはり火遊びなので慎重にやるべきであります。
マア、実験してみていろいろ学べるのではと明日を楽しみに待っております(笑
4. Posted by 鉄人アーツ   2013年05月25日 05:26
774様
コメントありがとうございます。
実は私もロケットストーブに夢の様な可能性を感じたひとりでした。しかし、現実は9割が失敗に終りました。どうかみなさんも実験して下さい。そして、失敗して下さい。その時、なるほどと思って頂ければ幸いです。取り返しの付かない大掛かりなロケットマスヒーターはしないでいただきたいです。実験されて確信を持ってからにして下さい。

エアコンの利便性を書いたというのではなく、蓄熱体を暖まる時間が必要だと言う意味でしたが、誤解を生むるような表現でしたらお詫びいたします。
3. Posted by 774   2013年05月24日 10:20
5 「サイクロンジェット燃焼ロケットストーブ」すごいっすね。

まぁ、プロの方から見れば素人の自作一斗缶ロケットストーブなんて比較の対象にもならないでしょう。
でも、昨今の防災意識の高まりから、全国いたるところで自作ロケットストーブのワークショップなんてやってて、体験した人の中からブログなんかで「生」の感想を垂れ流している人もいる。
「ヒートライザーが・・・灰も煤も少ない・・・熱効率が・・・」
なんてことをブログで喧伝しているのをみると玄人の方は、憤慨してしまうのかもしれませんね。
主人もそうした「生」の感想が悪いと言っているんじゃなくて事実と違うところがあるから訂正させてもらうよってことなんじゃないかなと思う。
ストーブの分野に興味を持ってくれる人が増えてくれたらそれはそれでいいんじゃないかなと私は思う。
途中エアコンの話が出たが、これは蛇足というほかない。ロケットストーブに限らず、すべてのストーブは利便性のみを追求した時にはエアコンに勝てない。それ以上の付加価値があるからこそ我々はストーブを使うのです。
2. Posted by 鉄人アーツ   2013年05月02日 06:06
このタイトルの初めてのコメントありがとうございます。アクセス数が半端ないのですが、コメントがひとつもありませんでした。確かに読者様はビビっているのかもしれません。
しかし、失敗しないロケットストーブを造るには事実を伝えなければ、火事等の大惨事になります。それこそ、親が死んでしまいます。
ロケットストーブを実験してみてください。理屈ではなく事実をご覧いただけます。
1. Posted by 無記名様   2013年05月01日 22:27
ここの管理人さんはロケットストーブに親でも殺されたの?
なるほどーと思う反面、殺意を感じるほどの否定っぷりにびびる。

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