2014年11月

【追記】第32節 FC東京vsアルビレックス新潟 レフェリングまとめ


結果はみなさん知っての通りです。一応貼っておきますか。

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前半の3度にわたるシステム変更などまぁいろいろあったんでしょうね。そのあたりの戦術眼は無いのでわかりませんが…
単にシュートを打てばいいというわけでもなく、まず新潟のブロックを崩さないとっていうのは鉄則ですよね。前線にポイとボール入れてもエドゥーにはみっちりマークがついているので攻撃が始まらない。

幸先いいスタートだったんですがねー。どうしちゃったんだろうか。その得点シーンから振り返ってみましょう。

【試合ハイライト】



う~ん。。。 どう見ても押してるんですよねこれ。

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※絵のセンスは高いと思っています。



エドゥーが右サイドから駆け上がりグラウンダーマイナスのクロスを上げるとそこに詰めた河野が先制点を取ったシーン。 新潟DF(たぶん)小林は自陣ゴールに向かって走りながらの守備となる形で、おそらく”頭の後ろの目”で河野を追いながら守っていたはず。ということは視野には捉えられていません。
ここでうまい選手なら小林、GKの前に走り込み少し蹴ればゴールなんでしょうが河野はまだまだアマちゃんなのでファウルを犯してゴールをあげる。あのね、この前の大宮戦といいファウル多いんだよね。上位に進出できないのは不要なファウルが多いのも一因だと思うんですよ。本来ならこの得点は認められるべきではないと思いますので、実質0-3でボロッボロにやられてます。
「あの程度のプッシュで倒れるなんて…」って思うでしょうけど、無論河野のポジショニングなんて視野に入っていないですし、視線はエドゥーのほうに、体はゴールのほうに向かって走っているわけで、そこで後ろから押されたら誰でも倒れると思いますよ。お互いがお互いのことを視野に入れていて、激しいボールの奪い合いのときはある程度自分でファウルされる可能性というのは感じていると思うのですが、今回はまったく予測できないものですので、小林からすれば準備ができないんです。ファウル判定の基準である”程度”を考えてもファウルを取ってもいいかと。

ハイライト動画を見つけたのでオフサイドの確認もしてみました。
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新潟の右センターバックの小泉がオフサイドトラップを仕掛けるも、ギリギリ引っかからずエドゥーが抜け出す。オフサイドはありませんでした。いい抜け出し。ちょっと暗くしてみると少しわかりやすくなるかと思ったので暗くしてみました。

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芝の色が分かりやすくなると見やすくなるんですよね。


そして、帰路についていたときふと「あの審判全然ファウル取らなかったよねー」という会話を耳にしました。
たしかに激しいプレーは何度もありました。が、本来のサッカーってファウルがなかったら激しくなるんですよね。吹き飛ばされても正当なチャージであればファウルではありません。この日の試合はその激しさを求めるような基準でした。
ちなみに、FC東京、新潟のファウル数はともに17(手元集計)。合計すると34という比較的平均的な数字です。
明らかな誤審もなく(先の河野のプレーは主審の裁量内であるので。もしくは見えていなかったか。)、荒れた試合にもなりませんでした。勝手に熱くなり訳のわからない野次を飛ばすのはご自身の勝手ですが。
これも何度も言っていますが自分で見たジャッジが正しいなんて思わないでくださいね。ファウル地点と自分の席から100m以上離れているにもかかわらず正確な判定ができるというなら見せてもらいたいくらいです。

ただ、新潟としてはチャレンジ制度が設けられていれば0-3で試合を終えることもできた。今後導入されるかわからないですが一度導入してみてもいいのではないかとも。





次に高秀先生の警告のシーン。これテレビで観てもよくわからなかったんですよね。ちなみにラフプレーでの警告らしいですが、よくわからない。ここは飯田さんの見たものを尊重するしかないんですが、ただ次の甲府戦は出停。痛い。


次に気になったのは、権田の遅延行為。
これもよく見る光景なんで見慣れたもんなんですが、応援するこちらもイライラするんですよね。早く蹴ろよ、と。別に俺は権田がゆっくりボールをセットしてゆっくり蹴るシーンを見に来ているんじゃないんだよね。他サポからしたらたまったもんじゃないですよ。ああいう選手は代表に選ばれなくていいです。選ばれるほどの選手ではないのは明瞭ですので。



んで、次は吉本の危険なプレー。
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指宿がヘディングをするところに、吉本がライダーキック。あわや顔面に蹴りを入れるところでした。
いや、あのね、これがどんなに危険なプレーかわかってんのかね。指宿がそのままプレーを続けたからファウルはとられなかったものの… ぜひ動画で見ていただきたい。(だれかあげてくれー!)


あとは全体的にファウルアピールが多い。自分ら姑息な手をつかってあれやこれやしてるくせに自分が倒されたらファウルアピールかい。新潟はそんな選手はいなかった(とおもう)。今年の反省大賞ノミネートですよこれは。やっぱり森重がキャプテンな時点でお察しレベルなんですよね。11人の中に選手をコントロールできる選手がいない。
シオ!ボランチやれ!たぶん改善するから!




最後に、新潟1点目、指宿のゴールがオフサイドなのかそうじゃないのか確かめたかったのですが、キャプがないのでまた今度にします。まぁ、ないんでしょうけど。

こちらもキャプとってみました。
スクリーンショット (62)
ん?あやしい…

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う~ん…若干出ているような気もする…  もっと角度が良ければいいんでしょうが、副審が一番いいところで見ているので何とも言えません。ただ、この角度からだとオフサイドではないか?と思います。










それでは。人が入るとなんで勝つんですか…教えてください…(また来てくださいね)
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レフェリー大国日本の審判事情



まずは2013年度の審判員数を。
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1級だけでも184人が登録されており、その中でもプロフェッショナルレフェリーとして活躍されているのは14人しかいません。
こんなこと言ったら怒られるかもしれませんが2級までは努力次第で(誰でも、と言ったら語弊がありますが)取得できるんですよね。 

そこで2級最年少取得の年齢を調べてみました。(そしたらあんまりヒットしませんでしたw

どうやら19歳で取得したという人が一番若いようです。そういえばユース年代では2級は取得できなかったような…できたような…


19歳で2級を取得しそうな若き有望なユース3級審判員はなんと463人もいるんですね。
(※上に貼った図は2013年度のものですので、今年度の登録者数は463人だそうです。)
こちらを参照:ナショナルトレセンU-14 地域対抗戦をユース審判員が担当


そういえば先日の松崎さんの講演会にも高校生たちが5,6人参加していましたね。たぶんバニシングスプレーを使った最年少記録保持者ですね彼らはw (地味にすごい)

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しかもスプレーがうまいという…




ちなみに1級の最年少取得は家本政明さんの23か4歳での取得です。



ただ取得が若ければいいというわけでもなく、プレイヤーとしてサッカーに関わる機会が減ってしまえばその分だけ審判の任務を全うする際に「選手の気持ちがわからない」ということが起こりえます。
例えば、僕のように高校時代は帰宅部(実際のところは2週間だけ入ってましたが)だった人はまともな競り合いを経験することは少ないです。ですので、競り合いの際に起こり得るファウル判定に若干影響が出る可能性があります。

ペーパーテストをすれば高得点を取るのですが実技試験で落とされるという人はいるかもしれません。
第11条「オフサイド」の文言を一字一句覚えていたとしても実際の試合でそれが出せるかと言ったらそれはまた別の話です。実際、オフサイドの判定をする際はさまざまな能力が必要です。それは深視力だったり空間把握能力、目の錯覚の克服などいろいろです。


それでも、若いころから審判員登録をしてトップレフェリーを目指すというのは素晴らしいと思います。
U-18で審判員登録をしている人はだいたい5万人。その中で3級を取得している人は463人ですね。さきほどのユース審判員の記事もしかり、昨今”審判問題”が取り沙汰されている中、こうした育成が実を結ぶといいですね。 まぁ、レフェリーカレッジ出身者は無能だとか言われてますけど…




って、他人事のように書いていますが、実は僕もユース3級審判員なんですね… なんせ早生まれなもので…
というわけで来年2級取ってみるかー と軽い気持ちで臨んでみます←







この記事を読んで審判資格取りたい!って思った方は是非!PCでご覧くださっている方は、ページ上部右側の「おすすめブログなど」から一気に当該サイトへジャンプします!

ついに日本でもバニシングスプレー導入


先日のナビスコ決勝でついにお披露目されましたね。
あ、僕は一度間近で見たことがあったので「うおおおお!」とはなりませんでした。


そして、以前から少し話題になっていたんですが、そのバニシングスプレーの引き方のはなし。

直接FK時には相手の選手はボールから9.15mはなれなければいけない規定があるんですね。しかしこの規定を破ってキッカーがボールを蹴る直前に壁に入っている選手が前に出てくる、ということがあります。この違反を減らそうと開発されたのがバニシングスプレーです。
ブラジルW杯で初めて国際大会の場で導入されましたが、その時はこのように引かれていました。
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初めてW杯でバニシングスプレーを引く西村雄一さん

でもこれって9.15mを厳格に採用するなら弧を描くように引かなきゃいけないんじゃないの?という疑問が出てきます。

まぁぶっちゃけ10mでも11mでもいいんですけどね。9.15mでなければいけないというルールはありません。



で、先日のナビスコ決勝でもバニシングスプレーが導入されましたが、その時は…
バニシングスプレー「Jも目指す」村井Cー日刊スポーツ

上のリンクで確認することができますが、弧を描くようにスプレーが引かれています。




っていうだけですが… まぁどのように引いてもいいんですね。ただ気を付けなければいけないのは
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いくら消えるからって選手のスパイクにプシューしてしまうのはやめた方がいいと思いますw



Football Understandingを深める


若干昨日のフォロー記事となっています。
ファウルとはなにか。

その記事では、大まかにファウルについて解説しました。突然終わってテキトーな形になってしまって申し訳ないです…
そして、この記事ではもう少しファウルというものについて掘り下げてみます。


段階的ファウル判定

1つめは、「繰り返しの違反」による警告について。 競技規則に何回ファウルを犯すと警告ね、とかは書いていません。程度によってファウルの質が違うからです。例えば、露骨に相手の足に向かってスライディングした場合は2回目で警告が出されるかもしれないですし、不用意レベルのタックルならば3回4回目で警告が出るかもしれません。そこは主審の裁量ですが、ある程度そこにも基準というものはあります。

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それが段階的ファウル判定です。
(「全員に聞こえるよう注意」の下にホントは「1対1で注意」というのがあるんですが書き忘れちゃいましたw)
青色の「最後の注意」まではアドバンテージを適用してもいいですが、「イエローカード」からはアドバンテージを適用するのはファウルを受けたチームのチャンスになる以外はやめた方がいいです。
背景が赤の部分、「イエローカード」から上はアドバンテージの適用は難しいです。が、「2枚目のイエローカード」と「即レッドカード」となるファウルを犯した場合、アドバンテージは決して採るべきではありません。もし、アドバンテージを適用し、ファウルを犯したチームのカウンターとなり本来退場するはずだった選手が起点となったり、また最悪の場合は得点することも考えられるからです。退場するということはサッカーをする資格がないということですので、その選手を退場させなければいけないならばプレーをすぐに停止してフィールドから離れさせなければいけません。

ただ、これは不用意レベルのファウルが積み重なった場合ですので、1発でイエローカードをもらう場合もありますし、もちろんレッドカードも同じです。それは最初に言ったように”程度”によって変わってきます。




ファウルを見極めるポイント

次に、ファウルを見るときに重要となる5項目を挙げていきます。ファウルタックルを例にしましょうか。

・選手の意図
まずはこれ。相手に行くのか、ボールに行くのか。相手の右側にボールがあって、左側から相手の左足にスライディングしてしまったら”ボールに行っている”と判断するのは難しいです。
この辺の詳しい解説はこちら。
「ボールに行っている」はファウルじゃない

・タックルのアプローチのスピード
これも、相手の右側にボールがあるとして、普通に立っている状態からポンッとタックルしたのか、または遠くから勢いをつけてスライディングをしたのか。これは前者と後者とで相手のケガへの影響が変わってきます。もちろん後者でもしっかりボールに行っているのであれば素晴らしいスライディングですし、前者の場合でも相手の足を踏みつけてしまったならば警告が出されるかもしれません。

・激しさ
ボールに対してつま先でいっているのか、または足裏でいっているのか。少しのタイミングのズレでボールを少し前に運ばれてしまえば相手の足につま先か足裏が入ってしまいます。これも同じタックルのようですが、ケガへの影響度という面ではかなり変わってきます。どこの部位でどうチャレンジするかというのはけっこう大事なポイントです。

・タイミング
先ほどにも言いましたが、少しのズレで足に入ってしまったのか、または相手がしっかりボールを蹴ってからストーンと相手の足に入ってしまったのか。これも後者ならばボールに行っている意図がまったく見えませんので警告となるかもしれません。

・ケガに繋がる危険性があるかどうか
タックルがFWの選手から見えない真後ろから来れば、FWは受け身も取れなければよけることもできません。まさにケガに直結するアプローチであり、問答無用で警告でしょう。とても危険なプレーです。また、ボール保持者の視界に相手がアプローチしてくるのが入っていれば、身構えはできます。



ファウルを見るとき、この5つの項目を見ます。ただ、一瞬のプレーの中で「あれもある、これもある」と足し算でいくと時間がかかり審判団への信頼度に影響が出てきますので、まず「全部あてはまれ」と思い「これが足りない、あれも足りない」と減算方式で見たほうがいいでしょう。当てはまった項目数にり警告なり退場なり注意をすればいいと思います。そこは主審の裁量なので。









とまぁこんな感じでしょうか。ちなみに、最初の段階的ファウル判定は先日行われた松崎康弘さんの講演会の内容で、ファウルを見極めるポイントはいつぞやのFoot!で西村雄一さんがゲストで来た時のお話ですが、この二つのテーマは「〇〇さんが言っていただけでしょ」と言って流すのではなく一般化してもいいことだと思います。すべてのレフェリーがこの基準でやることのメリットというのは大きいと思います。



それではよいレフェリーライフを。

ファウルとはなにか。


サッカーをやっている人、サッカーをよく見る人、またはその両方。戦術や来季のJリーグの細かいレギュレーションを把握している人。さまざまいると思います。しかし、なんでサッカーにそんなに深くかかわるのにルールブックを見たことがないのでしょう。今さらルールなんて見なくても分かります、と思っているのでしょうか。

サッカーをやっているのにルールブックを見たことがない、ルールを知らないっていろいろやばいですよね。特にプレイヤーとしてサッカーに関わる人。本当にルールを知らないのは審判ではなくてルールを知らないあなたたちです。直接FKとなる10個のファウル今すぐ言えますか?言えないのならそれは”サッカーのルールをしらない”ということです。それでいてなぜ「日本の審判は酷い」とか「理解しがたい判定」とか言えるのかわかりません。確かに競技規則を見る機会ってなかなかないですけど、それはJFAやJリーグのせいではないですよ。ちょっと調べれば競技規則だって見ることはできますし、その解説をしているサイトだっていろいろあります。ルールを知らないのは自分のせいです。そこは間違えないでください。


そこで今日はファウルについて解説したいと思います。
初めに大口叩いておきながら僕もまだルールを完ぺきにわかっていないので完全にカバーできているかわかりませんが…



~ファウルってなに??~

まず、そもそもファウルってなに?ってところから。

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見やすそうですけど書いてあることはよくわからないと思います。大まかにいうと、
青で分類されている「直接フリーキックとなるファウル」というのは、身体的接触があるファウルです。
赤で分類されている「間接フリーキックとなるファウル」というのは、身体的接触がないファウルです。


直接フリーキックとなる7+3項目はいったいどんなプレーなの?

それでは10個のファウルを確認します。

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ちなみに、冒頭での「直接FKとなる10個のファウル」はこれです。
これ上の7つって全部身体的接触がありますよね。これがジャッジする際に大きな判断材料となります。これらのプレーを不用意に行うとピーッと笛が吹かれ、ファウルを判断されます。また、無謀に行った場合は警告がされ、過剰な力で行った場合は退場が命じられます。

※”不用意な”とは、競技者が相手に挑むとき中位や配慮が欠けている、または慎重さを欠いてプレーすること
    ”無謀な”とは、競技者が、相手競技者が危険にさらされていることをまったく無視して、または結果的に危険ととなるプレーを行うこと
    ”過剰な力で”とは、競技者がはるかに必要以上の力を用いて相手競技者を負傷の危険にさらすこと


そして、下の3つは相手競技者を押さえる(ホールディング)以外は身体的接触がありません。しかし直接FKとなるファウルに分類されます。それは、そのプレーに意図がなければ起こりえないファウルだからです。しかし、これらのプレーは不用意、無謀、過剰といった判断ができないので、その場に応じて警告退場が判断されます。

例えば、ハンドならば、手でボールを扱って得点しようとすれば警告の対象となり、手でボールを扱って意図的に相手の得点機会を阻止すれば退場となります。
ここで不用意やら無謀やらといった判断は出来ないので判断基準が分かれます。この点で、7つと3つにわけられます。




間接フリーキックとなるファウルってどんなプレーなの

続いて、間接FKです。簡単にいえば直接FKとなるファウル以外の反則なんですが、それじゃあちょっと大ざっぱすぎますので…
間接FKとなるファウルは4つに大別されます。
1つはオフサイド。これは分かると思います。2つめは12条に載っていないところの違反です。

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3条は「競技者の数」というのが規定されており、主審の許可なくフィールドに入ったり出たりすることを制限しています。これに違反すると警告が出されます。
4条は「競技者の用具」というのが規定されており、これに違反すると相手に間接FKが与えられる場合があります。(その多くがアウトオブプレーで処理されるのでめったに見受けられないですが)
8条は「プレーの開始および再開」というのが規定されており、キックオフ時に、他の競技者が触れる前にキッカーがボールに再び触れた場合、キックオフのやり直しではなく間接フリーキックが相手に与えられます。
13条から17条もこんな細かいルールが並べられています。ただ、まぁほとんど知っていると思うので割愛。確認しておきたいのであればぜひ競技規則で。

3つめはGKのファウルについて規定されています。

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間接FKとなるファウルで一番大きなウェイトを占めているファウルは、「危険な方法でのプレー」です。危険な方法でのプレーとは自分を含む、競技者を負傷させることになるすべての行為です。
例えば、ハイキックはとても危険なプレーで、警告となってもおかしくありません。(相手を蹴ってしまえば身体的接触がありますので直接FKとなります。)
他には、相手競技者が自陣から大きくボールをクリアしようとする場面で、本来ならばスライディングをすればいいものをヘディングでボールをカットしようと試みようとするシーン。この行為は、相手競技者が負傷を恐れてプレーを制限せざるを得なくなるので、ヘディングを試みた競技者の反則を取られます。もし、相手競技者が頭や身体を蹴ってしまった場合、その行為に警告が出されるかもしれませんが、ヘディングを試みた競技者も同時に厳重注意する必要があります。
しかし、危険ではあるが”通常の方法”で相手に挑んだ場合、警告を受けることはありません。




「相手競技者を押さえる」と「相手競技者の進行を妨げる」って何が違うの?

条文という面からみれば、「相手競技者を押さえる」というのは直接FKとなるファウルの3項目の中にあり、「相手競技者の進行を妨げる」というのは間接FKとなるファウルです。しかし、それで理解は中々できないです。
まずこの二つのファウルを理解するためには”プレーイングディスタンス”というものを知っておく必要があります。
プレーイングディスタンスとは、ボールと競技者との距離であり、その距離が大きかったり小さかったりしてやや複雑です。たとえば、ディフェンダーが長くなったスルーパスなどをゴールキックにするためにアタッカーとボールの間に入るなんて場面よくありますよね。そういう時、プレーイングディスタンスは長いです。逆にフィールドの真ん中の密集地域でボールをキープしようとするときはプレーイングディスタンスは短いです。
要するに、ボールをプレーできる距離のことです。

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【プレーイングディスタンスが長い】
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これは相手競技者が来ていないのでちょっとわかりづらいですが、ここで名古屋の選手がボールを取りに行っても太田はある程度ボールと距離を取ってブロックすることができます。

【プレーイングディスタンスが短い】
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これは逆に、ボールと距離を取って相手をブロックしてしまうとファウルがとられてしまいます。




プレーイングディスタンスの中では、相手競技者をブロックするのは問題ありませんが、プレーイングディスタンスの外でブロックしてしまえばファウルになります。
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プレーイングディスタンスの外で相手をブロックするとホールディングとなります。また、相手のスピードを落としたり進行を妨害した場合にはインピード(昔でいうオブストラクション)のファウルを取られてしまいます。
繰り返しになりますがホールディングは身体的接触がありますので直接FK、インピードはないので間接FKです。









このくらいでしょうかね~。これで80%くらいはファウルについてカバーできていると思うのですが…
間違っているところ、よくわからないところがあればぜひコメントやTwitterで教えてください!

審判をリスペクトするためにできること





正しいジャッジをしても批判される審判。
こんなくそみたいな仕事を引き受けているだけでもうすごいと思うのですが、まだまだ一般の人には”審判もサッカー仲間”ということがわかっていないと思います。

先日公開した記事で「法より正義」と言いました。もう少しわかりやすくすると、例えば、アニメ「機動戦士ガンダム」では、民間人のアムロという少年がジオン軍の奇襲にあい、シェルターに避難する途中で連邦軍のモビルスーツ(以下ガンダム)と呼ばれる兵器を発見し、それに乗り込みジオン軍を撃退するという話で始まります。その後が知りたければ是非DVDを借りて見てください。
ここで問題なのは、本来ならアムロは死刑相当の重罪を犯しているということ。民間人が連邦軍の、しかもトップシークレットの新型兵器に乗り込むという重罪を犯したのです。しかし、ガンダムに乗らなければ自分たちは死んでいました。法よりも正義が尊重された場面です。

ガンダムを知らない方にとってはなにがなんだかわからないと思うので、サッカーに置き換えてみます。
激しいスライディングを受け、ボールを取られてしまったボール保持者がその報復として相手を蹴ってしまう。これも一種の正義でしょう。自己の中に一瞬芽生えた「相手にも同じ思いをさせてやろう」という思いが相手を蹴ってしまうというファウルという形で現れてしまった。もちろん問答無用でレッドカードです。



日本ではこういった光景がしばしば見られます。正しいジャッジをした主審にサポーターが罵詈雑言を浴びせる。彼らにとってみれば正しいジャッジよりも優先されることがあるのです。
そもそも、スタジアムのスタンドから正しいジャッジというのは無理な話です。とりわけ競技規則すら読んだこともないような人たちがジャッジ批判をするわけですよ。ましてや試合を解説する人もまだまだ理解不足な人は多くいます。カリスマアナウンサーとして知られる倉敷保雄さんもまだ理解を深める必要があると言っています。倉敷さんは積極的に競技規則の理解をしようとしている数少ない解説者であると思います。例えば、テレ朝の解説者でおなじみ松木さんやその辺にいそうなヤクザみたいな見て呉れをしている解説者は総じて「ボールに行っているからファウルじゃない」と言います。本当に理解してそのような発言をしているとは思えません。ヴァンフォーレ甲府の城福監督は、甲府の選手が相手GKにライダーキックをして1発退場になった場面で、「ボールに行っているからレッドは厳しい」と激昂していました。







もちろん解説者や監督という立場であるならば、一度は読んだことはあるでしょうが、一度読んだくらいで完ぺきに理解するのは到底不可能です。条文は薄っぺらいですが内容まで薄っぺらいわけではありません。




もちろん僕も審判至上主義ではないのでダメな時はダメだろとは言いますが、日本の審判はそのような場面はあまりありません。ジャッジの精度はかなり高いです。ちなみに言うと今の審判に必要なものはジャッジの精度向上ではなくてゲームコントロールだと思います。選手が熱くなればサポーターも熱くなる。そうなると一つ一つのジャッジは正しくても印象は最悪。雰囲気も悪くなる。皆さん口をそろえて言うクソレフェリーで有名な佐藤隆治さんは実は日本では3本指に入るトップレフェリーであるのですが、彼は試合前からブーイングされます。試合開始時から雰囲気は悪いので当然正しいジャッジでも印象は最悪。彼ほど不遇な審判員はいません。(ACL決勝の審判も頑張ってください。)


ではどうすれば改善するのか。どうすればリスペクトされるような存在になるのか。
これも何度も提案してきましたが、一番やらなきゃいけないのは審判サイドからの情報発信。これは最優先でやらねばならない。まぁ、この選手はどういう理由で警告されたのか程度の情報なら確認することはできるのですが、もっと掘り下げて、例えば「どういう基準で裁いていたのか」とか「判断が難しいグレーなプレーはどのように裁いたのか」など。 
他には、審判資格者による地道な広報活動。有名どころでは、3級審判員の悩める日々では毎日レフェリングについて解説記事をアップしています。ほかにはかつーさんのとりあえずではJリーグの疑惑の判定を取り上げています。また、有料記事ではありますが、石井紘人さんの週刊審判批評でも審判に関する記事をあげています。 おこがましいですが当ブログでもたま~に審判のことについて言及しています。FC東京のこともたまには書こうかな~とは思いますけど…




最後に、最近同じような記事ばっかりですが、日本サッカーの発展のためには審判へのリスペクトは必要な要素です。
まだまだ風当たりは強いですが少しずつでも改善していきましょう。



あ、そういえばさっきも言ったけど今年のACL決勝第2戦に日本の審判団が派遣されました。非常に名誉であり質が高いことの表れですね。頑張ってください。

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