2014年12月

クリスマスにJリーグのことを想う…


来シーズンから大きく変革を遂げるJリーグ。
2ステージ制は吉と出るか凶と出るか、それは来年のこの時期にならないと判明しない。そして、2ステージ制の次には「秋春制」の導入も検討されている。

まず、秋春制がなぜさまざまな波紋を拡げているのかというのはこんなマイナーなブログの読者なら今さら説明することもないだろう。秋春制の短所、いや、それよりも長所をもう一度思い出してほしい。
いくつか挙げるとすると、「欧州リーグの日程と重なる」こと。これによりシーズン中に主力選手が移籍するということがほとんどなくなる。選手やクラブにとってもより決断が容易になるだろう。他には、「W杯や国際試合のスケジュールが組みやすく」なること。代表戦が行われるたびに選手が抜けたり、リーグを中断しなくてはならないということがなくなる。また、夏をオフシーズンとすることで、「高温多湿下での試合を避ける」ことができる。冬は冬で筋肉が硬直してしまいケガに繋がるということもあるが、夏も同じでその気候特有のケガ、病気の発生原因というのがある。ついでだから短所もサラッと挙げるならば、「降雪地域での冬季開催が困難」、「スタジアムの高額な設備投資」、「新卒選手の4月~開幕までの期間をどうするか」、「雪害によるホーム開催をいかに避けれるか」などが挙げられる。

というよりまず、先日のJ1最終節、新潟vs柏の例のように、現行制度ですら影響は出ているのだ。秋春制にしろ春秋制にしろ、スタジアムの設備投資は急務なのではないか。冬でも試合ができるスタジアム… 無論、箱だけ作ったって雪害に屈しないようなインフラ整備も同時にやらねばならないが。


そもそも、日本のリーグ制度の理想像はいったいどのようなものなのか。
なぜ欧州のリーグ制度に合致させなければならないのか。幕末の黒船来航以来、日本は積極的に異国文化を取り入れてきた。鹿鳴館に代表されるように、その欧米崇拝はすさまじいものであった。しかし、生活そのものまで欧米に支配されることはなかった。それは今までの生活に欧米文化が付け足された。
そんな和魂洋才も今日まで受け継がれている。食卓には納豆と味噌汁の隣にトーストやスクランブルエッグが並ぶように、Jリーグもそんな和魂洋才を体現すればいいのではないか。時代の流れには逆らうかもしれないが、「グローバル化」は万能薬ではない。本質的には、「グローバル化」というのはその昔の西欧文化絶対主義に対してアメリカが文化相対主義という名の下で批判したことに始まる。世界共通言語と謳っておきながら、EU圏の公用語はフランス語であるように、反グローバリズムを唱えてアメリカに対してテロ行為を繰り替えす中東の人々がいるように、「グローバル化」と聞こえはいいかもしれないが、その実態はアメリカによる世界支配ではないのか。少し話が逸れたので戻そう・・・

もちろん、秋春制や2ステージ制導入によってもたらされる利益が大きいならば積極的に取り入れるべきだ。ただ、Jリーグが誕生してから20数年、問題が今なお山積している現状で”チャレンジ”的政策を施しても失敗する可能性のほうが高いのではないか。自分が知らないだけでもうすでにやっているだろうが、Jリーグには長期的ビジョンをもう一度再掲してほしい。そして、この現状でそのビジョンの”中期的目標”が「メリットが大きい」ものではなく、「デメリットが少ない」ものになっているだろうか。
「デメリットが少ない」目標を設定していると、仮に2ステージ制で失敗したときにリーグ再建がしやすいだろう。収入増加なんてものを理由にチャレンジ的政策をするのは自分はどうかと思う。タイミングというのはホントに重要である。

その点からいえば、秋春制導入ももっと議論しなければならないのではないか。
日本に合うリーグ制度とはいったいどんなものなのか、もう一度考え直してほしい。Jリーグの制度が欧州やFIFAの意に反するものになったとしても、一番はそれらの世間体ではなく”地理”、”気候”、また”サポーターの総意”たるものであってほしい。

ゴール裏の在り方は千差万別。だからこそ言いたいことがある。



ゴール裏、一体そこはどんなところなんだろう。
サポーター1人1人が熱く、それらが集まるととてつもない迫力となり、初めて試合観戦をしに来る方が多いバックスタンドに比べてゴール裏はサポータ-が集まっている。その迫力からある種の怖さも感じるが、ゴール裏が一体となった応援はスタジアムの雰囲気を形成する。

ゴール裏が声で選手を鼓舞するならばバックスタンドは手拍子でそれをカバーする。チームが調子づいているときはゴール裏、バックスタンドが同化する。その雰囲気といったら言葉では言い表せないほどである。これは実際にスタジアムに足を運んでみないとわからない感覚だ。

浦和レッズの本拠地、埼スタのゴール裏は端から端まで赤く染め上げ、まるで赤いじゅうたんのように飛び跳ねる。ベガルタ仙台は、浦和に比べ数では劣るが、スタジアムの構造上、応援の声がとても大きく聞こえる。ピッチレベルにいるとその迫力は本当にすごいらしい。浦和サポや仙台サポがそれぞれ作り出すスタジアムというのは同じようで同じではない。声の聞こえ方、迫力、太鼓のリズム、雰囲気、どれをとってもそのチームの、そのスタジアムでしか体現できないものがある。 浦和レッズは人種差別問題のため応援グループが解散してしまったものの、その応援を率いる応援グループというのは、こうした特異な雰囲気づくりには欠かせない役割を担う。
松本山雅や甲府は浦和や仙台とは異なり、おばあちゃんでも子供でもゴール裏で一緒にチームを応援できる場が作られている。松本や甲府の「ウルトラス」(簡略化のため、ここでの「ウルトラス」は応援を率いるグループのことを指すことにします。)は、とても丁寧な印象がある。「もっと声を出しましょう!」とか「みんなで頑張りましょう!」とか声を掛けてくれる。「ウルトラス」がこのような声掛けをしてくれると、ゴール裏で応援しようか悩む人にとっては参入しやすい。浦和や仙台がダメだといっているのではない。浦和や仙台の「ウルトラス」は極論かもしれないが「背中で語る男」のような感じがする。松本のような丁寧な声掛けをしなくともサポーターがついてくるのだ。

そもそも、ゴール裏の役割というのは、先にも述べたように選手を鼓舞するためであり、チーム全体を盛り上げるだけでなく、選手チャントを用いて個人を盛り上げるためにもある。ゴール裏からの応援というのはとても力になる。 [チャントのチカラ-常盤聡オフィシャルブログ](常盤ってイケメンなんだね…)



こうした応援の統率というのはある種の支配であり、マックスウェーバーの言葉を借りるならば「伝統的支配」「カリスマ的支配」「合法的支配」の3要素が備えられて初めてサポーターと「ウルトラス」が一体となりゴール裏の迫力が出る。浦和にしろ松本にしろ、この3要素は揃っている。どっちがいいかは好みの問題になるが、どちらも悪くはない。


ではFC東京のゴール裏はどうであろうか。
まず、東京には「ウルトラス」が存在しない。東京ガス時代からずっと応援している人が真ん中に集まったのが仮状態の「ウルトラス」である。仮ではあるが、あるものとして話を進める。まずひとつ、「伝統的支配」はクリアしているが、「カリスマ的支配」、「合法的支配」はクリアしているだろうか。ここは悩みどころではある。個人的には彼らの”悪ノリ”と称している醜態はとても見飽きた。これまで何度か起こしてきたイス破壊、鳥栖サポーターへ向けた「ユン・ジョンファン」コールや試合中の「飛ばない奴はサガン鳥栖」コール、他クラブのクラブハウスへの器物破損行為など「ウルトラス」でない者にとっては迷惑。鳥栖で行った行為も阿久根社長はサガン鳥栖に対して謝罪したとか。 「合法的支配」に関しては、いうまでもなくクリアしていない。だって「ウルトラス」のようで「ウルトラス」でないから。昔から応援しているおっさんの集団なだけである。

これで、統率に必要な3要素のうち2つの要素が欠けていることになる。そりゃあゴール裏問題が活発になりますよ。だからといって、「コールリーダーに従わない」と、意固地になっては解決しない。無論、普通のサポーターも「ウルトラス」も自分たちの声で”東京を応援したい”という気持ちは同じである。 

イケイケ団(東京の「ウルトラス」の俗称)の一人が書いたあるブログの内容は理解できる。が、東京ゴール裏を支配するものとして認められない以上、クソだとか目くそ鼻くそと言われてはどうしても腑に落ちない。そういうならば、目の前の席の上に立たれ試合が見えない状況を作ったり、真ん中がすっからかんだからといってイケイケ団が上へ上へあがり、朝から並んで取った席を一瞬のうちに強奪するイケイケ団のほうこそ目くそ鼻くそである。これ以上食い意地を張るなというならこれ以上エセ支配はやめてもらいたい。各列にプチコールリーダーをつけたっていいじゃないか。ダサさと引き替えに今まで以上の応援が手に入る。



どうであれ、支配の3要素のうち2つも欠落している今、FC東京のゴール裏は限界がきている。今シーズンもあと1試合しか残されていないが、東京の勝利のためにともに戦う準備を整えなければいけない。来シーズンは優勝したい、その後押しがしたいと思うならば改善しなければならないことはたくさんある。そのために東京サポ全体でできることがあるなら一緒に改善しようじゃないか。


アンケートにご協力ありがとうございました。



アンケートにご協力してくださった皆様、ご協力ありがとうございました。
回答者のほとんどがいつも見ていただいている方ばかりでした。

気になる結果も何個かあったのでアンケート取ってよかったです。まぁ、回答数が少ないですしこのブログをよく見る人たちなんて変態ばかりですから絶対的な数値ではないのはわかっておりますが…笑



結果次第ではこのブログも閉じようかと思いましたが、もう少しやろうかと思います。あ、あとブログ名長ったらしいですよね…そのうち名前変えるかもしれません。テキトーにつけた名前なので笑


短く、かつエゴサ可能な名前にしようかと思いますので、いいアイデアがあれば是非意見ください!ブログのコメントでもTwitterでも受け付けております。


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