サポーターは歩く広告塔である、または、別の言い方でよく言われるのは「サポーターはクラブの顔である。」という言葉。


よく遠足や修学旅行で先生に言われたであろう。
「その制服を着ているうちは、学校の代表だと思って行動しなさい」と。その制服を着て何か悪いことをすると、自身だけでなく学校全体にも悪影響を及ぼしてしまうという、よくある”一部は全体に影響する”というワケだ。

無論、学校の制服だけが当てはまるわけではない。自らの愛するクラブのユニフォームを着た選手たちもそう。ユニフォームを着て試合をする以上、クラブの名に恥じないプレーをしなければならない。また、ユニフォームを身に纏ったサポーターも同じで、地元やアウェイの地で節度ある行動をしなければクラブの評価が落ちてしまう。ポイ捨て、歩きタバコ等の行為が見られてしまえば、当然そのクラブのサポーターはそういうことをするのだ、と悪い評価をされてしまう。

サポーターというのは、ユニフォームやマフラーを身に纏い電車やバスに乗りスタジアムへ向かう。それだけでなく、その戦闘服のままご飯を食べに行ったり、地方のアウェイの試合に行った日には観光したりもする。多くの人がそうであろう。平日の試合で、仕事がある日はそうはいかないだろうが。
ではなぜ悪影響を及ぼしてしまうかもしれないような格好で、外を出歩くのか。完全な私服でスタジアムに向かえば、何か起きてもクラブに迷惑がかかることはない。昔、FC東京が横浜国際総合競技場(現・日産スタジアム)での試合の際、大勢のサポーターが渋谷駅に集結し、その集団のまま横国へと向かうようなイベントを行ったことがある。そりゃあもう東急の渋谷駅をFC東京サポーターでジャックし、電車内もジャックした。新横浜駅から横国へはチャントを歌いながらの行進。そりゃあもう楽しかったけれども、傍から見ればとんだ迷惑モノだったであろう。クラブにも迷惑をかけたあろう。

じゃあクラブのグッズを身に纏い試合へ向かうのがダメなのかというと、そうではない。むしろ、それはどんどん推奨されるべきであると思うのだ。無論、迷惑行為はクラブの損害につながるのでNGではあるが、クラブのグッズを身に着けて試合へ向かうというのは別の視点から見れば広告塔のような役割も果たしている。駅でたくさんの人がユニフォームを着ていれば、一般人はこれから何かあるのか気になるだろう。街のあらゆる場所でサッカーのグッズを身に着けた人がいれば、それは商店街に貼られたポスターなんかよりも絶大な効果があるではないか。

街にたくさんのユニフォームの人がいれば、そのクラブの認知度はその街でどんどん上がっていく。仮に試合のある日に、大きな街の狭い抜け道にでさえユニフォーム姿のサポーターが歩いているようになれば、その街はそのクラブ一色に染まっているであろう。


良くも悪くもサポーターは広告塔である。サポーターに変な人が多くいるクラブは少なからずイメージは低下するだろうし、その逆もそうだ。なら、電車やバスに乗る際はどんどんクラブをアピールしていこう。それはイメージ向上だけでなく観客動員数も増える一因になるかもしれない。