映画で学ぶイタリア語

広島の小さな外国語スクール経営者のブログです。 イタリア語クラスのユニークなレジュメなどを紹介しています。

映画「鉄道員」で学ぶイタリア語(第20回)

(場面)
マルコッチ家の居間。アンドレア、サーラ、ジュリア、サンドロの四人が食事をしている。
ジュリアはうつむいたまま、ほとんど食事に手を付けない。

◎SARA : Tu, va’ giù dal portiere, chiedi il turno delle fontane.
◎SANDRINO: Ma io...
◎SARA : Su, via, muoviti!
◎SARA: Giulia è incinta.
◎ANDREA: Chi è stato? Chi è stato? Rispondimi, voglio saperlo subito!
◎SARA: Andrea!
◎ANDREA: Vieni qua! Vieni qua! Rispondi! Chi è stato? Voglio sapere chi è stato!
◎SARA: Andrea, per carità!
◎ANDREA: Chi è stato?

◎サラ:(サンドロに)お前、管理人のところへ行って、洗濯場の順番を聞いてきておくれ
◎サンドロ:でも僕…
◎サラ:さあ、早く行って!
サンドロ、仕方なく部屋を出ていく。しかし出口のところでドアを閉める音をさせて、そっと室内に残る。
◎サラ:ジュリアは妊娠したのです
◎アンドレア:相手は誰だ。誰だったのだ。返事をしろ!
◎サラ:アンドレア!
◎アンドレア:ここへ来い!こっちへ来て返事をしろ!相手は誰だ!
◎サラ:アンドレア、お願い!
◎アンドレア:誰なんだ!

「星の王子様」で学ぶイタリア語 その7

(イタリア語版)


・Mostrai il mio capolavoro alle persone grandi, domandando se il disegno li spaventava.

・Ma mi risposero: Spaventare? Perché mai uno dovrebbe essere spaventato da un cappello?

・Il mio disegno non era il disegno di un cappello.

・Era il disegno di una boa che digeriva un elefante.

(私訳)


・僕はその傑作を大人の人たちに見せ、怖くないかと尋ねました

・でも、大人の人たちはこう答えました。「どうして帽子なんかを怖がらなくちゃあいけないんだい?」

・ぼくの描いたのは帽子の絵ではありませんでした

・それは象を消化しているボアの絵でした

映画「鉄道員」で学ぶイタリア語(第19回)

(場面)
マルコッチ家の居間。
アンドレア、サーラ、ジュリア、サンドロの四人が食事をしている。
ジュリアはうつむいたまま、ほとんど食事に手を付けない。

◎ANDREA:
・Ma che ha quella ragazzina?
・Da un po’ di tempo la trovo sciupata.
・E perché non vuol mangiare?
・Oh, dico a te, che hai?
・E rispondimi, perché non mangi?
・O ma insomma, si può sapere che succede, ma che è questa tragedia?
・T’ho solo chiesto perché non mangi?

◎アンドレア:(ジュリアを見て)
・この子はどうしたんだ?
・このごろやつれているじゃないか
・どうして食べないんだ?
・おい、お前に言っているんだよ。どうしたんだ?
・さあ、返事をしなさい…どうして食べないんだ?
・いったい何があったんだ! これはどういう事なんだ?
・どうして食事をしないか、聞いただけなんだ?

「星の王子様」で学ぶイタリア語 その6


(イタリア語版)


・Dopo di che non riescono più a muoversi e dormono durante i sei mesi che la digestione richiede.

・Meditai a lungo sulle avventure della giungla.

・E a mia volta riuscii a tracciare il mio primo disegno.

・Il mio disegno numero uno. Era così.

(私訳)


・そうすると、もう動くことが出来なくなって、消化するまで六か月の間、眠っているのです

・僕はジャングルの冒険について、長いこと考えました

・その挙句、初めての絵を何とか描きあげました

・僕の一番最初の絵は、こんな具合でした


映画「鉄道員」で学ぶイタリア語(第18回)

(場面)
・レナートの食料品店
サンドロが店にやってくる。
サンドロ、姉から預かって来た手紙をレナートに渡す。
レナートの父親が声をかける。

◎RENATO Sì...
◎CAPO Andiamo, Renato!
◎RENATO
・Vengo!
・Di’ a tua sorella che non ti mandi più in bottega, hai capito?
・Poi le telefono io, va bene?
・Tieni, ma ora vattene, su.


◎レナート: はい…
◎父親: 出かけよう、レナート
◎レナート:
・今行きます。
・(サンドロに)姉さんにもう君を店によこしてはならないと言っておくれ、分かったかい?
・後でこっちから電話するから、いいね
・(キャンディーをとってサンドロに渡し)これを上げるよ、さあ、もう行っておくれ、早く

「星の王子様」で学ぶイタリア語 その5


(イタリア語版)

・Rappresentava un serpente boa nell'atto di inghiottire un animale.

・Eccovi la copia del disegno.

・C'era scritto:"I boa ingoiano la loro preda tutta intera, senza masticarla"


(私訳)

・それは一匹の動物を飲み込もうとしているボアの絵でした

・お見せするのがその絵のコピーです

・そこにはこう書いてありました。「ボアは獲物を、かまずに丸まま飲み込みます」

(ちょっと一言)

・今回でてきた二つの単語、inghiottireとingoiare。いずれも「飲み込む」という意味だが、ingoiareには「がぶっと飲み込む」「丸まま飲み込む」のニュアンスがある。

・ボアは主に南北アメリカに生息する大蛇のこと。ボアではないが、私はブラジル人の知り合いから幸運を呼ぶおまじないだと言って、ガラガラヘビのしっぽをもらったことがある。

映画「鉄道員」で学ぶイタリア語(第17回)

(場面)
・サンドロのモノローグ
◎SANDRINO : Giulia allora faceva l’amore con Renato, di nascosto
Però io da un po’ di tempo avevo capito che non andavano più tanto d’accordo.

・レナートの食料品店
サンドロが店にやってくる。
レナート、サンドロに気が付いて店の隅に呼ぶ。

◎RENATO : Cosa vuoi?
◎SANDRINO : Ha detto così mia sorella, che...
◎RENATO: Sì, ma adesso fila che ho da fare.
◎SANDRINO: Ma Giulia vuole una risposta!
◎RENATO: Senti...
◎CAPO : Renato!

◎サンドロ:そのころジュリアは、レナートとこっそり恋愛していたんだ。
でも僕は少し前から、二人があまりうまくいっていないのを知っていた。

◎レナート:何の用だい?
◎サンドロ:姉ちゃんがこう言ったの…
◎レナート:わかったよ、でも今は帰っておくれ、仕事があるから
◎サンドロ:でもジュリアが返事をもらって来いって
◎レナート:いいかい…
◎父親:レナート!

「星の王子様」で学ぶイタリア語 その4

(イタリア語版)

・Perciò correggo la mia dedica.

・A LEONE WERTH Quando era un bambino

・Un tempo lontano, quando avevo sei anni, in un libro sulle foreste primordiali, intitolato Storie vissute della natura, vidi un magnifico disegno.

(私訳)

・だから私は献辞をこのように書き直す

・子どもの時のレオン・ウェルトへ

・昔、六歳の時、「自然界の本当にあった話」という題の、原始林の事を書いた本の中で、僕は素晴らしい絵を見たことがあります

映画「鉄道員」で学ぶイタリア語(第16回)

(場面)
マルコッチ家
ジュリアが泣きながら部屋に入ってくる。
向こうの部屋からアンドレアの怒鳴り声が聞こえる。


◎GIULIA: Sì che lo sapevi! È da una settimana che se ne parlava!
◎ANDREA: Ho detto di no e basta!
◎GIULIA: Non me ne importa niente! Tanto lo so che me lo fai apposta! Lo fa apposta perché non mi può soffrire!
◎SARA: Giulia, ma che dici?
◎GIULIA: Sì, mi odia! Mi odia!
◎SARA: No, non è vero! Non puoi dire così!
◎ANDREA: Sara! Sara!
◎SARA: Vengo!


◎ジュリア: たしかに父さんは知ってたわ…もう一週間もそのことで話してたんじゃないの!
◎アンドレア: 俺がいけないと言ったんだ!それだけで十分だ
◎ジュリア: 私には関係ないわ! 父さんがわざとそうしてるんだわ! わざとそうするのよ! 私を苦しめたいんだわ!
◎サラ: ジュリア! 何て事を言うの
◎ジュリア: そうよ 私を憎んでいるんだわ! 
◎サラ: いいえ、そんなことはありません! そんな言い方はいけないわ!
◎アンドレア: サラ サラ!
◎サラ: はい、今行きますよ!

「星の王子様」で学ぶイタリア語 その3

(イタリア語版)

・E se tutte queste scuse non bastano, dedicherò questo libro al bambino che questa grande persona è stato.

・Tutti i grandi sono stati bambini una volta.

・(Ma pochi di essi se ne ricordano)


(私訳)

・これだけ言ってもまだ足りないなら、私はこの大人の人がまだ小さかったころの、その子供にこの本をささげたい。

・大人はだれも、最初は子供だった

・でも、それを覚えている大人は少ない

映画「鉄道員」で学ぶイタリア語(第15回)

(場面)
前回の続き。
一人になったサンドロは姉のジュリアの結婚写真をじっと見つめる。

◎SANDRINO (tra sè e sè)
・Ma perché Giulia grida così?
・E il suo bambino sarà nato?
・Mamma ha detto a Giulia che se è maschio lo devono chiamare Andrea.
・Chissà che dice papà se il figlio di Giulia è femmina?
・Lui è capace d’arrabbiarsi!
・Anche prima, quando Giulia non era sposata e stava da noi, lei e papà litigavano ・sempre.

◎サンドロ(モノローグ)
・どうしてジュリアはあんな声を出しているんだろう?
・赤ちゃんが生まれるのかな?
・母さんがジュリアに言ってた…もし男の子だったらアンドレアという名前を付けるんだって
・女の子だったらパパが何ていうか知らないけど
・パパは怒るかもしれないな
・前にもジュリアが結婚しないで家にいた時、ジュリアとパパはいつも喧嘩をしてたっけ

「星の王子様」で学ぶイタリア語 その2

(イタリア語版)

・Questa persona grande è il miglior amico che abbia al mondo.

・Ho una seconda scusa: questa persona grande può capire tutto, anche i libri per bambini.

・e ne ho una terza: questa persona grande abita in Francia, ha fame, ha freddo e ha molto bisogno di essere consolata.

(私訳)

・その大人の人はこの世で一番の親友だからだ

・二つ目の理由は、その大人の人は何でも分かる人だからだ。子供の本だってわかるんだ。

・三つ目の理由としては、この大人の人は今フランスに住んでいて、お腹をすかせ、寒い思いをしていて、どうしても慰めてもらわなければならない人だからだ。

(ちょっと一言)

サン=テグジュベリは別の作品の中でこう書いている。
「友人とは、第一にあれやこれやと品定めせぬ人の事である。浮浪人に家の戸を開いてやる人の事だ」

「星の王子様」で学ぶイタリア語 その1

(イタリア語版)

・A LEONE WERTH

・Domando perdono ai bambini di aver dedicato quest libro a un persona grande.

・Ho una scusa seria.

(私訳)

・レオン・ウェルトへ

・子供たちには許してほしいのだが、私はこの本をある大人の人にささげた

・それには真面目な理由がある

(ちょっと一言)

サン=テグジュベリがこの作品をささげたレオン・ヴェルトは実在の人物である。
サン=テグジュベリよりも22歳年上のジャーナリストだった。
彼はユダヤ人であったため、ナチスによる弾圧を避け、1943年当時フランス東部のジュラ県サンタムールにあった別荘に隠れ住んでいた。
サン=テグジュベリは当時北アフリカの戦線にいたが、遠く離れた親友を慰めるためにこの作品を書いた。

映画「鉄道員」で学ぶイタリア語(第14回)

(場面)
ジュリアの家。
サンドロが玄関のベルを押すが誰も出てこない。
突然ジュリアの悲鳴が聞こえる。
看護婦が洗面器を持って部屋から出てきて、サンドロを見つける。

◎SANDRINO: Permesso...
◎DONNA: Ma cosa fa quel ragazzino là? Mandatelo via! Mandatelo via subito!
◎RENATO: Sandrino! Sandrino, ma che fai?
◎SANDRINO: Mamma sta qui?
◎RENATO: Sì sta qui, vieni, vieni entra qua. Resta buono qui, Sandrino. Mi raccomando non ti muovere, eh?
◎SANDRINO: Ma Giulia, che cos’ha Giulia?
◎RENATO: Sta’ buono qui Sandrino, eh? Non ti muover

◎サンドロ:今晩は
◎看護婦:その子、そこで何をしているの?追い出しておくれ!すぐ外へ追い払っておくれ!
◎レナート:サンドリーノ!何をしてるんだい?
◎サンドロ:ママはここにいるの?
◎レナート:ああ…ここにいるよ。おいで…ここに入っておいで。おとなしくしているんだよ、サンドリーノ。お願いだから動かないでおくれ、サンドリーノ
◎サンドロ:ジュリアは?ジュリアはどうしたの?
◎レナート:ここでおとなしくしているんだよ、サンドリーノ。動いちゃだめだよ


ローマのタコ料理

小説家の志賀直哉が昭和33年に、梅原龍三郎や里見弴と雑誌の座談会で「旅と食べ物」について語っている。
そこで
「ローマで食ったスペイン料理ふうのタコがうまかった」
と語っている。

今から60年以上前に志賀直哉がローマで食べた「スペイン料理風のタコ」とはどんなものだったのか?

晩年の一時期、ポルトガルの海辺の町、サンタクルスで一人暮らしをした作家に壇一雄がいる。
彼の著書「壇流クッキング」にスペイン風酢だこが紹介されている。
作り方はこうだ。

「ゆでたタコを1センチくらいにぶつ切りにする。それをサラダボウルに入れ、キュウリ、セロリ、トマト、玉ねぎのみじん切りを混ぜる。コリアンダー、それがなければパセリのみじん切りも混ぜる。
この中にオリーブ油と酢を半々、にんにくをすりおろし、塩こしょうで味を調える」

これには冷やした白ワインとフランスパンがよく合う。

ラジオイタリア語講座 9月13日

フランス皇帝ナポレオンは1814年にエルバ島に追放され、「ムリーニ小宮殿」Palazzina_dei_Muliniと呼ばれる邸宅で約9か月を過ごしたことはよく知られている。

昨日のラジオ講座で知ったことはナポレオンの読書について。
ムリーニ小宮殿にはナポレオンの蔵書が大量に展示されており、特に歴史書が多いそうな。
若い頃からのナポレオンの愛読書は「プルターク英雄伝」


ムリーニ小宮殿のウィキペディア(イタリア語版)は
https://it.wikipedia.org/wiki/Palazzina_dei_Mulini

ラジオイタリア語講座

昨日のラジオイタリア語講座で「輝ける青春」(La meglio gioventù )というイタリア映画について少し触れられていた。

この映画は初耳であった私は早速ネットで調べてみた。

2003年公開のマルコ・トゥリオ・ジョルダーナ監督作品。
1960年代から21世紀の幕開けまでを、イタリアを舞台にある一家の37年間の年代記を描き切った大河ドラマ、と紹介文にある。
上映時間はなんと6時間を超えるそうな。

映画館に座っての6時間は耐えられそうにないので、DVDで小分けにして観てみたい。

映画「鉄道員」で学ぶイタリア語(第13回)

(場面)
ウーゴの酒場。
前回の続き。

◎LIVERANI: Bah! Ciao!
◎ANDREA: Oh...e .... la staffa!? E la staffa!?
◎LIVERANI : Eh no, Andrea, dopo sette ore di treno me le sento tutte qua!
A proposito, Ugo, domani è aperto, eh?
◎SOR UGO: Hai sonno, eh?
◎SANDRINO: Così così...
◎SOR UGO: Eh, io ce n’ho tanto. Ma quando attacca tuo padre....
◎ANDREA : Uva!

◎リヴェラーニ:さあて…帰るよ
◎アンドレア:おい…もっと飲めよ
◎リヴェラーニ:もうだめだよ、アンドレア。7時間も汽車に乗り続けた後だぜ。
ところでウーゴ、明日は空いてるかい?
*ウーゴは相手にならず、ぼんやりと待っているサンドロのところに行く。
◎ウーゴ:眠いだろう?
◎サンドロ:うん…少し
◎ウーゴ:俺はとても眠いんだが…お前の父さんは飲みだすと止まらないんだ。
◎アンドレア:乾杯!

ラジオイタリア語講座

先日のラジオイタリア語講座のテキストで紹介されていた和食のイタリア語表現。

・すし:il sushi
・刺身:il sashimi
・かつ丼:il katsudon
・おにぎり:l'onigiri
・お好み焼き:l'okonomiyaki
・おでん:l'oden
・雑炊:lo zosui
・しゃぶしゃぶ:lo shabushabu
・ラーメン:i ramen
・そば:i soba
・うどん:gli udon
・餃子:i gyoza
・焼き鳥:gli yakitori

映画「鉄道員」で学ぶイタリア語(第12回)

(場面)
ウーゴの酒場。アンドレアはギターを弾き、仲間はそれに合わせて歌う。
夜も更けて人気の少なくなった酒場。
アンドレアはまだ酒を飲んでいる。


◎SOR UGO Ma voialtri non si fa mai giorno, eh?
◎UOMO E che, vorresti mandarci via la notte di Natale con la neve e i lupi?
◎SOR UGO Ma lo sai che ore sono? Sta per nascere il bambinello!


◎ウーゴ:あんたがたはいつまでたっても遅くならないんだね?
◎男:クリスマスの夜だというのに、俺達を追い出すつもりか?外は雪が降っていて、狼がいるんだぜ。
◎ウーゴ:いったい何時だと思ってるんだ?今にもキリストが生まれるというのに。

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