【異論暴論】
正論5月号 実在が証明された「戦後の元凶」

米占領軍の日本洗脳工作「WGIP」文書、ついに発掘

 日本はひたすら周辺国の侵略に邁進(まいしん)し、アジア諸国を苦しめた悪い国だった…日本人に、戦争に対する罪悪感や東京裁判史観を植え付けたのは、米占領軍である。

 彼らは周到な洗脳宣伝工作「WGIP(ウォーギルトインフォメーションプログラム)」を練り上げ、実行した。私たちが今も「戦前」の出来事や価値観について、つい日本は悪かったと反射的に考えたり、「戦争」と耳にしただけで即座に遠ざけたりしてしまうのは、洗脳工作がもたらした果実にほかならない。

 そのWGIPについて記述した占領軍の機密文書の存在を実際に明るみに出したのが本論考だ。著者の近現代史研究家、関野通夫氏は、WGIP文書は存在が疑われているなどとする記述がウィキペディアにあることを見つけ、一念発起して文書を探し出した。

 今、永田町では議員が「八紘一宇」と口にしただけで「戦争賛美だ」とメディアに袋だたきにされてしまう。洗脳は今も猛威を振るっている。これこそWGIPの呪縛にほかならない。(安藤慶太) 
産経ニュース2015.3.31
http://www.sankei.com/column/news/150331/clm1503310011-n1.html 
(自分もwikiの記述がずっと気になっていた)


GHQ、日本人洗脳工作の証拠 マスコミが守る「プレス・コード」の存在
WGIP関野道夫

 前回の連載で、GHQ(連合国軍総司令部)が日本の占領政策の1つとして行った、WGIP(ウォー・ギルト・インフォメーション・プログラム)の存在について触れた。戦争についての罪悪感を日本人の心に植え付ける宣伝計画である。

 日本人で最初にこの言葉を使ったのは、保守派の論客、江藤淳氏である。1989年出版の『閉された言語空間』(文藝春秋)で、GHQの内部文書に基づくものだと主張している。しかし、江藤氏はその内部文書を公開することなく99年に亡くなった。

 私もWGIPという言葉は以前から聞いており、戦後の日本の状況を見れば、そのような計画が行われたことは確実と思えた。ただ、1次資料を入手できなかったので、今まで、この言葉の使用を避けてきた。

 しかし、近現代史研究家の関野通夫氏が一念発起して、GHQの内部文書を発掘してくれた。意外なことに、WGIPについて記載した公文書は日本国内で保管されていた。あるルートを通じて、関野氏と同じ内容の文書を入手したので、この「CONFIDENTIAL」(機密)のスタンプが押された英文を少しずつ読んでいる。

 読者の方々には、私も購入した関野氏の小冊子『日本人を狂わせた洗脳工作WGIP いまなお続く占領軍の心理作戦』(自由社、540円)の購入をお勧めしたい。

 GHQは、ラジオや新聞で流す情報を検閲などでコントロールし、戦後の日本人が「戦争は日本が悪かった」「連合国は悪い日本を懲らしめた」「愛国心は戦争に繋がる悪いものだ」と考えるよう、さまざまな方法で洗脳工作を行ったのだ。

 1945年9月21日に通達された正式名称「日本に与うる新聞遵則」は、通称「プレス・コード」と呼ばれる。WGIPの重要要素の1つである。新聞などの報道機関を統制するために、30個の禁止項目を定め、違反した場合は発禁などの処分が行えた。日本のマスコミは今でもこのプレス・コードを守っているように感じる。

 例えば、安倍晋三首相は、日本国憲法の草案を法律の素人のGHQ職員が英語で書いたという歴史的事実を、自身の公式サイトに記載し、国会でも話している。ところが、マスコミはこれを無視する。プレス・コードの第3項で禁じられているからだろう。マスコミは日本国民の洗脳を解かれたくないらしい。

 ところで、第28項は「虚偽の報道」を禁止している。この項目だけは堂々と破るのかと思ったら、もともとGHQが虚偽の報道ばかりさせたから、最初から何も変わっていないと気がついた。

 ■ケント・ギルバート 米カリフォルニア州弁護士、タレント。1952年、米アイダホ州生まれ。71年に初来日。80年、法学博士号・経営学修士号を取得し、国際法律事務所に就職。83年、テレビ番組「世界まるごとHOWマッチ」にレギュラー出演し、一躍人気タレントとなる。現在は講演活動や企業経営を行っている。最新刊は『不死鳥の国・ニッポン』(日新報道)。
zakzak2015.4.25
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20150425/dms1504251530001-n1.htm

5WGIP関野道夫
正論HP
『米占領軍の日本洗脳工作「WGIP」文書、ついに発掘』
→http://seiron-sankei.com/9089

 
【youtube】 【特別企画・対談】戦後70年の真実・GHQの洗脳工作と「21世紀の脱亜論」/西村幸祐+関野通夫

参考
戦後占領政策に追従した売国的言論人たち