反日はどこからくるの

反日を追っています。そして守るべき日本とは何か考えています。

カテゴリ : オウム真理教

週刊新潮1997年4月10日号

p38~42 
沖縄「一坪反戦地主」中心人物は北朝鮮「チュチェ思想」信奉者

 これは悲劇というより、間違いなく喜劇である。来月期限切れに沖縄米駐留軍用地問題は、一坪反戦地主と称するプロの活動家たちによって、すでに近年稀なる反政府第闘争の場と化している。マスコミは連日、彼ら反戦地主が、”沖縄の心”を代弁しているかのように報じているのだから、お笑いというほかない。その中心人物は、こんな浮世離れした北朝鮮「チュチェ思想」信奉者だというのにーーー。

 過激派・革マルの機関紙『解放』(3月3日付)が、
<核基地の島 沖縄に反戦・反安保の火柱 米軍の軍用地強制使用反対! 橋本政権の特措法改悪反対!>
 と大見出しで謳えば、中核派の機関紙『前進』(3月24日付)も、
<朝鮮半島への自衛隊派兵・沖縄圧殺策す特措法改悪国会提出阻止せよ>
 とこれまた特大の大見出しで応じ、とにかくここのところナリをひそめていた各セクトは、ひさかたぶりに活気を帯びている。

 それもそのはず、成田闘争のほかには、せいぜい大嘗祭阻止などの反皇室闘争ぐらいしか目標のなかった過激派にとって、一昨年9月の米軍兵士による少女暴行事件に端を発した沖縄の反基地運動は、これ以上ない格好の闘争材料をもたらしたのである。

 さる警察庁公安捜査官によれば、
「彼らにとって有難いのは、この反基地運動には、社民党系、日共系、あるいはベ平連系などの多くの活動家が集まっているため、格好のかくれ蓑になっていることです。セクトが目立たず、より広範に活動が展開できるというわけです。テレビや新聞がお涙頂戴的な沖縄寄りの報道を展開してくれているのも助かっている。嘉手納基地など沖縄県内12施設の基地使用期限である5月14日が来れば、国が土地を違法に占拠する状態がくるわけですから、各派ともここに闘争の最大の力点を置いている。翌日の5月15日に大規模な”五・一五沖縄闘争”を組み、いよいよ反政府の大きなうねりを作っていこうというわけです」
 が、これほど政権を揺るがす大問題になっているのに、一般の新聞は彼ら反戦地主の正体について、なぜか詳(つまび)らかにしようとしない。

 防衛施設庁施設部施設取得第一課の説明によると、
「3月21日現在、沖縄の軍用地主は32,622人いますが、その内、国と賃貸契約を結んでいない、いわゆる反戦地主は3,078人になります。この中で、もともとの地主はわずか113人で、残り2,965人は、いうところ一坪地主です。しかも、半数弱の1,448人は沖縄在住者ではなく、全国に散らばっている。この一坪地主の土地というのは全体で約2千平方メートルしかありません。普天間基地での一人当りの一坪地主の土地はわずか0.1平方メートル、つまり38センチ四方の土地しか持っていないことになります」

 まあ、わずか38センチ四方なら、一坪どころか、”座布団地主”といった方が実態にはより近いかもしれない。

 先の公安捜査官によると、その座布団地主たちとは、
「具体的には、中核、革マル、革労協、社青同、戦旗、第四インター、赤軍派、社学同・・・・などのプロ活動家、それに日本共産党の党員などが多数入っています。一坪反戦地主の相当部分が沖縄とは関係のない特定のテロ集団や、反政府の政治的イデオロギー集団の活動家なんです」

 もちろん、全部が全部そういうプロ活動家ばかりではないが、彼らの比重は想像以上に高いという。防衛施設庁では昨年の5、6月、彼ら反戦地主会のメンバーを一斉に回ったところ、こんな体験をしたというのだ。

「2人1組になって全国の反戦地主を一斉に回りました。行く先々で罵声を浴びせられました。”国家の犬!””アメリカの手先め!”というのが多かったですね。行く前に、あらかじめ危険人物についての情報を入手して、そういう所は人数を増やして数人で行く前に、あらかじめ危険人物についての情報を入手して、そういうところは人数を増やして数人で行くようにしましたから、危害を加えられることはありませんでした。ただ、行った先で活動家が集まっていて、危うく中に引きずりこまれそうになって、身の危険を感じたケースはあったようです」(防衛施設庁のさる幹部)

 少なくとも彼ら約3000人の反戦地主が”沖縄の心”を代弁しているということはなさそうなのだ。

背後に北朝鮮の”影”
 かつて、沖縄に住んだこともある田久保忠衛・杏林大学教授(国際関係)がいう。
「沖縄の基地問題には、私自身、これまでその県民感情に深い同情を寄せてきたつもりです。でも、このところ声高に言われている県民感情というものには、大きな疑問を感じています。というよりも、その一坪反戦地主による県民感情なるものは、善良なもの言わぬ大多数の県民の声ではない、と思っています。実際、先日あるところでそういう内容の講演をしたところ、沖縄在住の男性がわざわざ控室に訪ねて来られて”大多数の沖縄の人間は彼ら一坪地主とは反対の意見です。しかし、いまやそういう意見を口に出して言えるような状況ではなくなっています”と、涙ながらに訴えていきました。沖縄は今やそういう状況にまで来ているということなんですね」 

 田久保氏が懸念するのは、この反基地運動の背後に存在するものである。
「私がいま最も危惧しているのは、彼ら一坪反戦地主の言動の背後に沖縄駐留米軍を目の敵にしている北朝鮮の影があることです」 
 と、田久保氏が続ける。

「具体的にいうと、佐久川政一・沖縄大学教授の存在です。かつて沖縄大学の学長を務めたこの人物は、一坪反戦地主の中心的存在ですが、以前から大田知事の有力なブレーンとして知られている。佐久川市は北朝鮮のチュチェ思想を信奉する”チュチェ思想研究会”の全国連合会会長を務め、その会長の立場で2月7日から9日まで東京で開かれていた”チュチェ思想国際研究セミナー”では実行委員会代表委員まで務めた人物です。先日亡命した北朝鮮の黄長燁書記も亡命直前にこのセミナーに出席していましたが、その中で、佐久川教授は”沖縄の自主・自立・平和のための思想的基礎はまさに自主性を尊重するチュチェ思想に通じる”という発言をしているんです。また、ほかのセミナーでは”沖縄に駐留している米軍の銃口は北朝鮮に向けられている”という発言もおこなっている。つまり、彼の発言は日米安保はいらない、さらに駐韓米軍もいらないという北朝鮮の主張とまったく連動しているんですね。それは非常に恐ろしいことだと思いますよ」

 この問題に対して、月刊誌などで積極的な論陣を張っている沖縄在住の会社員、恵隆之介氏もいう。
「この佐久川氏の発言で驚くのは、3月17日に沖縄県の基地問題学者交流訪米事業団の一員として訪米する際、壮行会の席上、大田知事との会話で”私はあくまで北朝鮮の脅威はつくられたものだと思う。自分は日米安保条約の破棄論者だ”とはっきり言明していることです。とにかく最近、沖縄では北朝鮮への同情表現が非常に多く、北朝鮮のために米軍基地の脅威を取り除こうと言わんばかりの意見が展開されています。佐久川市が沖縄ではなく北朝鮮の代弁者であること、チュチェ思想国際研究セミナーに参加してしきりに発言していたこと等々をすでにアメリは知っています。ある駐日大使館高官もカンカンで、佐久川市は訪米中もアメリカでは全く相手にされなかった、ということを聞きました」

「強制収容所は存在しない」
 訪米団の一人がいう。
「佐久川さんは、憲法学者ですからね。アメリカでは、日米安保と米軍の沖縄駐留がそれ自体憲法違反である、ということを盛んに主張されていましたよ。アメリカ川から、米軍が沖縄に駐留するのは北朝鮮の脅威があるからだ、という説明があった時も、”北朝鮮の脅威とは具体的にいったいどういうものなのか”と、逆に質問したりしていました」

 ともかく、佐久川氏の北朝鮮への信奉ぶりは凄まじいばかりだ。日本キムイルソン主義研究会が発行している機関紙『キムイルソン主義研究』には、佐久川氏のこんな文章が掲載されている。
<朝鮮は、人々が人間中心の思想、心をもって生きている国であり、チュチェ思想にそって人間としての尊厳を輝かし、皆が愛と信頼で結ばれています。資本主義社会のもとで、いやでも個人主義を強いられているわたしたちにとって、朝鮮の人々の生き方や社会のあり方は、多くの示唆を与えてくれています>(96年4月号)

<キムジョンイル書記の一番大きな業績は、キムイルソン主席の創始したチュチェ思想を体系化して深化発展させたということです。書記の思想理論活動の特徴は、キムイルソン主席の思想理論にたいする徹底した継続性と限りない忠実性です>(95年10月号)

 これが北朝鮮の学者ではなく日本の学者の手になるもの、というから驚く。さらに、佐久川氏は北朝鮮には強制収容所さえ存在しないと、本気で考えているらしい。

 佐久川氏と親交があり、チュチェ思想国際研究所理事長の井上周八・立教大元教授がいう。
「佐久川先生は私より年下ですが、尊敬すべき研究者だし、また、長年の友人でもあります。佐久川先生はこれまで何度も北朝鮮を訪れています。昨年8月も訪朝されていますが、帰国後、”朝鮮の裁判所は、罪を犯したものを教育する場所だった。したがって、強制収容所は朝鮮に存在しない”と、報告されていましたね。沖縄は歴史的にも抑圧され続けてきたところですから、佐久川先生は沖縄の人間としてより深くチュチェ思想に共鳴されているのではないでしょうか」

 これだけ北朝鮮の惨状が伝えられ、軍事上の危険度も上昇している折も折に、よほどおめでたいというほかない。

 が、問題は、こんな人物が反戦地主運動やら、沖縄県政そのものに大きな力を発揮しているということだ。

 大田知事のブレーンの一人によれば、
「佐久川さんは、大田知事にとっては五本の指に入るブレーンでしょうね」
 と、こういうのだ。

「大田知事と佐久川さんは、年齢こそ違え、同じ早稲田からアメリカに留学している。二人とも大学教授だし、琉球大と沖縄大で大学こそ違いますが、大田さんが知事に当選した時に佐久川さんはちょうど沖縄大学の学長をしていて、知事の方もその肩書に魅力を感じていたんじゃないですか。ブレーンの一人として、佐久川さんは知事に求められるまま、公のいろいろな委員会の役職に就いていますからね」

 前出の恵隆之介氏がいう。 
「昨年12月に発行された沖縄県のパンフレットで大田知事は、自主・自立・自力という基本コンセプトを示しています。これは、まさに今回亡命した黄書記が1960年代にチュチェ思想の基本を自主・自立・自衛として打ち出した内容とウリ二つでした。やはり、チュチェ思想にかぶれている佐久川教授に大田知事が強く影響されているからこそ、こういう言葉が出てきたんじゃないでしょうか」

 県政関係者の間では、佐久川氏は「有力な時期知事候補の一人」という声さえあるほどだから、大田知事が佐久川氏に対していかに信頼を置いているかが窺えようというものだ。

シラける沖縄県民
 ところで、一坪反戦地主の中でチュチェ思想信奉者は、佐久川氏ばかりではない。

 琉球大学法文学部の米盛裕二教授(英米哲学)もその一人である。

 代表委員ではなかったものの、米盛氏も先に紹介した今年2月のチュチェ思想国際研究セミナーの実行委員会委員に名前を連ねていた。

 ご本人の話を聞こう。
「僕はたしかにチュチェ思想研究かいには入っていますが、僕も佐久川先生もなんら北朝鮮とウラでつながっているということはありませんよ。一人の思想家としてそういったものは完全に断ち切っています。チュチェ思想というのは、要するに人間の運命を決めるのは人間自身なんだ、人間の主人公は人間自身だ、自分たちの国は自分たちで守るし、ヒモつきにはならないーーそういう思想だと僕は思っています。侵略され続けた歴史を踏まえて、金日成主席の”侵略から守る””侵略はしない”という基本姿勢から生れたものなんです」

 また、こうもいう。
「平壌に行って思ったことなんですが、非常に清潔な街だと思いましたよ。人々の目は澄みきっていますし、犯罪もありません。医療も無料です。上層部はともかく一般市民の間での貧富の差も見受けられませんでした。社会的抑制がとれているわけです。一方、今の日本は高級官僚の汚職や、テレクラ遊びなど子供の非行があり、いろんなところで資本主義の行き過ぎを感じますね。今の日本の状況と、私が平壌で見たものをくらべると、やはり平壌の人々の方が健康的な生き方をしているな、と思いました。なにも北朝鮮の体制を支持するわけではありませんが、僕はチュチェ思想について、それぞれの国の中にそれぞれチュチェ思想があるべきだと思っていますよ」

 なるほど。
 この人は、チュチェ思想によってどのくらいの北朝鮮人民が不幸になったか、ということには遠く思いが至っていないらしい。ショーアップされた平壌の姿をそのまま鵜呑みにして帰ってきたということなのだろう。

 が、少なくとも、この人たちが沖縄の大多数の人たちの意見を代弁しているわけではなさそうだ。
「かれらが”沖縄の心”など代弁できるはずがありません。なぜなら彼ら自身が沖縄とはかけ離れた特権階級そのものなんですから」
 と指摘するのは、政府の沖縄問題担当者の一人だ。
「本土ではあまり知られていませんが、実は沖縄にはかつて同じ琉球人でありながら、アメリカ人と同様の特権を約束されたグループが存在していました。戦後、沖縄を統治下に置いた米軍は、傀儡の琉球政府をスムーズに操るために若く有能な人材に奨学金を与えて日本やアメリカに留学させたのです。これを”日留組””米留組”と簿びますが、特に米留組は特権階級そのもので、留学から帰ってくると、支配階級への道を米軍からは約束されていたんです。彼らは出入りを許された社交施設の名から、通称”ゴールデンゲートクラブ”と呼ばれ、琉球政府内で米軍によってどんどん取り立てられていった。そして、彼らは今もって隠然たる力を持っているんです。その米留組が、大田知事であり、佐久川氏であり、米盛氏なんですよ。今彼ら特権階級が、逆に北朝鮮シンパになっているというのは歴史の皮肉ですが、彼らがことさら”沖縄の心”を叫んでみても、大多数の沖縄人がシラけてしまうのもむしろ当然なんですよ」

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参考
金日成・金日正主義研究
キムイルソン主義研究HP
【沖縄の真実】③沖縄の「属国化」を見据える中国 琉球独立運動を後押しする報道も
日本の中の北朝鮮 チュチェ思想研究会 

ミトラmemo31 阪神淡路大震災とオウム真理教① 続き



p140~144
オウム幹部刺殺の謎

殺しを命じた「ある人」
 徐裕行被告(30)がオウム真理教の「科学技術省」長官・故村井秀夫氏を刺殺したことに一点の疑義もない。彼は衆人環視の中で包丁を振るった。
 では、徐被告は実際に山口組直系羽根組若頭・上峰憲司被告(47)の指示で村井を刺殺したのか。

 初公判(東京地裁、7月25日)での検察側冒頭陳述は、かなり具体的に上峰被告による殺害の指示について言及している。
 事件3日前の4月20日、徐被告は上峰被告に呼び出され、「上祐、青山、村井の誰でもいいから一人を包丁でやれ」「組のためにやるんだ。ある人がお前に期待してるんだ」と言われたという。いずれも徐被告の供述に基づいた陳述にちがいない。

 徐被告には自分が羽根組の組員という意識があり、「ある人」とは羽根組・羽根絵美組長(その後、引退して組を解散)を指すと考えたらしい。しかし徐被告が羽根組の構成員だったかどうか、検察側ははっきりしたことを言っていない。おそらく羽根組長と盃した事実がなく、組名簿にも名がなく、あえて断定を避けたにちがいない。

 しかし羽根組長と親しかった山口組の関係者によれば「徐被告は日本名が田中という姓で、羽根組に登録していた」という。事実とすれば、上峰被告が考えていた「ある人」と、徐被告の考えた「ある人」とが一致する可能性が高い。

 その他、冒頭陳述では関係者にして初めて供述できる生々しいシーンがある。
 たとえば21日、徐被告がテレビで上祐史浩 外報部長が青山の東京総本部にいることを確認、早く仕事を済ませて気を楽にしたいと思い、「今からでもいいですか」と上峰被告に電話すると、上峰被告は「きょうは駄目だ。明日の夕方電話しろ」と指示した。あるいは上峰被告がレストランのテーブルに指先で「殺」という文字を書き、「これ(殺意があったということ)は(警察に捕まっても)否定しろ」と指示した、などである。

 だが、上峰被告の方は全面的に徐被告への支持や事件への関与を否認している。そのためかメディアの一部には、上峰被告の冤罪説まで流れている。
 問題はどっちが事実なのかだが、前述の山口組関係者は「徐の供述は具体的で、まずでたらめを言っているとは思えない。上峰は今、関与を認めてしまえば後がない。ぎりぎりの瀬戸際で頑張っているのじゃないか」と見る。
「ふつう若頭は親分に知らされずに、組の命運にかかわることは仕出かさない。親分は知らされているとみるのがこの世界の常識だ。羽根組の場合はどうか。上峰は宮崎の右翼で、食いっぱぐれて宮崎を出て、羽根の世話になったようだ。まだ上峰に右翼の線が生きているのなら、右翼関係の指示ー命令が考えられる。そうでなければ、やはり組長の指令があったと見るのが順当だろう」

 つまり上峰は右翼か暴力団かは分からないが、とにかく上の人間を守るために知らぬ存ぜぬで、突っ張りつづけていると見る。
「山口組の直系組長クラスでは、引退すると、若い者を連れて歩かない。若い者を持ってはならんのだ。もちろん若い者もカタギになり、元の親分にそれまで通り仕えたいというのであれば、話は別だ。しかし、それも2、3人が限度だろう。
 羽根は今もって若い者を身近に置いている。それに少なくとも私は羽根について『状』(除籍や破門の通知」が出ているとは聞いてない。このあたりも何かすっきりしないところだが、まさか羽根本人に、実際のところはどうなんだとも聞くわけにいかない」

 この関係者はしかし、たとえば羽根元組長が覚醒剤でオウム真理教とつながることはあり得ないとしている。長らく三代目組長の田岡一雄に仕えていただけに、シャブ嫌いの田岡にみっちり仕込まれている、というのだ。

 では、山口組の他の直系組長が叔父貴ー甥の関係になる上峰被告に、殺しの依頼をすることはあり得るのか。山口組の系列では何人かがオウムの信者になっているし、根強く関係が噂されている系列の組織もある。そうした人間なり組なりが一つのカモフラージュ策として、系統を別にする上峰被告に村井氏の殺人を依頼した可能性はあるのか。

 山口組の関係者はこれもあり得ないと否定する。
「若頭補佐クラスなら、自分の仕事として内緒で、外の人間からの頼まれ仕事をやるかもしれない。しかし同輩の組の若頭を、その組の親分に知らせないで使うことはあり得ない。後で分かれば大問題になるし、事前の段階でも、その親分は誰それが自分のところの若頭に仕事を頼んだと知ることになる。若頭が報告するからだ。内緒でよその組の若頭に仕事を頼むケースはあり得ない」

 山口組系列では、関東に(主として事業面で)進出する者たちが「関東親睦会」をつくっている。その規約の第一条は、「この会は山口組各組相互間(の連絡・調整)を計る為、関東に有る各団体傘下組員に至るまで、加入し、常に横の連絡を取って、関東地区における山口組発展のため協力すること」と定めている。加入は計51団体で、当然、羽根組の名もある。この「関東親睦会」を舞台に上峰被告と、他の山口組系の人間が出会い、謀議し、徐被告を実行行為に走らせたことはないのか。

 筆者は依然、村井の殺害は、オウム上層部の発注による村井の口封じを狙った依頼殺人と見ている。しかし上峰被告の否認で、指示・命令系統を上にも横にもたどれない。しかも羽根組や上峰被告、徐被告には確としたオウムとのつながりが出ていない。上峰被告については分離裁判になり、95年秋に初公判が予定されている。

 初公判の場で背後関係が明確に出るのかどうか。警視庁は暴力団犯罪の摘発に得手でなく、たいてい実行犯を罰するだけですませているだけに、この件もオウムの謎としてうやむやに終わるかもしれない。
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「カネと暴力と五代目山口組」溝口敦(著)  2007/5/29出版
第五章 阪神淡路大震災とオウム真理教
初出誌
羽根悪美組長の引退の引退(『特冊新鮮組』(95.7.2)
オウム幹部刺殺の謎(『特冊新鮮組』95.9.17)

p136~139
羽根悪美組長の引退

羽根組とオウムの接点
 山口組直系羽根組の組員がオウム真理教にかかわった責任を取り、組長・羽根悪美こと羽根恒夫(43)が5月12日にヤクザの足を洗って引退、羽根組の解散も決めた。
 山口組は94年4月14日、オウムについて直系組に緊急通達を出していた。
 ①系列組織にオウム入信者がいるかいないか調べよ、②入信者がいたら、オウムを脱退するか、組から除籍するか明確にせよ、③もし入信者がいたら、速やかにブロック長に報告せよーーという内容である。

 羽根組の組員によるオウム関与は4月23日、同組組員ともされる徐裕行(29)がオウムの「科学技術省」大臣・村井秀夫(35)を刺殺したことである。当初、単独犯を主張していた徐だが、5月11日になって警視庁公安部は、徐に犯行を支持したとして羽根組幹部の上峰憲司(47)を逮捕し、ついで12日には徐の小学校時の同級生でもある羽根組組員・高英雄(29)を逮捕した。

 見られる通りオウムに対する組員たちのかかわりは親じゃとしてではない。
「羽根さん自身は5年前に刑務所を出てからずっと比叡山の偉い坊さんに教えを受け取ったし、地元が伊勢やから伊勢の本宮さんも尊崇しとった。そんなオウムみたいなとこの信者とちがうし、若い者もオウム会員なんて話は聞いたことがあらへん」(山口組系のある組長)

 だが、通達を出した山口組本家としては、信者だろうとなかろうと、オウムのような世間を騒がせる宗教とは一切かかわるな、が真意だっただろうから、羽根の引退もしかたないことではあった。

 問題は羽根組の組員がなぜ村井殺しに動いたかである。いずれオウム首脳に直接、間接に頼まれたからだろうが、そもそものつながりは、一節に、山梨県上九一色村のオウム化学プラントで製造した覚せい剤の売り捌き利権からとも囁かれている。羽根組がオウムから覚せい剤を仕入れていたというのだ。

 もちろん山口組本家としては、組員が覚醒剤や麻薬の類に触ることを表向き厳禁している。つながりが発覚すれば、引退、解散になるのは当然としても、
「羽根さんは絶対シャブに触るような人とちがうで。だいたい三代目(田岡一雄組長)のボディガードでお側近く仕えとった人やし、三代目がともかくシャブ嫌いやったから、組の若い者にもシャブなんかやらせるもんやない。

 しかし正直いうて羽根さんとこはシノギがええことなかったーー。カネに苦しい余り、ひょっとして若い者にシャブ触らせたんかいな、いう気がしないでもないわ」(前出の組長)
 羽根はヤクザとしては堅い方だった。昔堅気で、カネ儲けはうまくない。生活を地味で、出所後は酒をタバコもやめた。しばらくして酒をほんの少し復活した程度だったという。関西の警察筋も羽根組の堅さは認めている。
「三重で羽根組がシャブいろうとる(弄っている)という話は聞いたことがない。いろうとるんは山口組の別の組です」

 ただオウム真理教とのつながりが三重ではなく、関東で生まれた可能性はある。羽根組長は殺人未遂で8年、カチコミで3年半、併せて11年ちょっと服役して、5年前、出所したばかりだが、刑をつとめた場所としては福島刑務所が長かった。
「だから所内で、よう関東の若い者と知り合うたようですわ。『おやぶん、わしが出た後、子分にして下さい』『ええやろ、子分にしたるわい』いうんで、関西の組としては子分に関東の子が多いわけやね。それとあと、むすびついたんはこれかなて、わしが内心疑うてるんは羽根さんの姐さんのことや。姐さんはどっちかというと情にもろい、ええ人やけどな」(前出の組長)

 羽根夫人は徐や高被告と同じ国籍である。それで彼らとすんなり気心が通じる面があったのではないか。また夫人は自分で宝石の商売もしている。オウム真理教も関連会社に宝飾店があり、そのつながりかーーという推測である。

 このところオウム真理教のニュース一色に染められたのは暴力団の世界も同じである。組長としては、ついついあらぬことも想像しがちなのだろう。
「しかし羽根さんも可哀相な人や。ええこと何もなかったんとちゃう?」
 組長は暗澹とした顔つきになった。
 羽根組長はもともと中西組(中西一男組長、山口組最高顧問、03年拍子)の若い衆だったが、大阪戦争の75年9月、パトカーの張り付け警備を押して、敵側の松田組・樫忠義組長宅に拳銃弾3発を撃ち込んだ。これで田岡に可愛がられ、翌76年直系組長に取り立てられたが、78年、田岡のボディガードを勤めていた際、田岡を狙撃される「ベラミ事件」をひき起こされた。これで羽根組長は、自分がついていながら親分を撃たれた、と責任を感じ、前記の通り殺人未遂事件で都合11年余も服役することになる。
 刑務所を出てきて5年後、今度は引退、解散である。

「羽根さんは五代目(渡辺芳則組長)とも、カシラ(宅見勝若頭)とも、決してええことなかったわ。ただ出所して間もなく、羽根組が山形あたりだったか、よその組と抗争になったとき、山口組本部のある幹部が『とりあえず手元にある分だけやけど、使ってや、カネやったら、なんとしてもこさえるさかい、頑張ってや』って、黙って500万円置いていってくれた。よほど嬉しかったらしく、『あの男はほんま軍師やな』ていうてましたな」

 羽根組が解散になったとはいえ、山口組とオウム真理教とのつながりが具体的にどうだったか、いっこう明確になっていない。一連のオウム事件のうち、残された最大のナゾが村井刺殺事件かもしれない。
「カネと暴力と五代目山口組」136137
「カネと暴力と五代目山口組」138139

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ミトラmemo30 暴力団をも凌ぐ凶悪裏組織「蛇頭」の実態① 続き

政界往来 1999年9月号

p21~23
インサイド・ルポ
密航斡旋、売春、窃盗、リンチ・・・
暴力団をも凌ぐ凶悪裏組織「蛇頭」の実態

夏原 武(フリーライター)

不法入国者を利用して、日本での規模拡大を図る
 最近、蛇頭に若干の変化が見られる。前述したように日本定着化が進んでいるのもそのひとつ。つまり、かつてのようにブローカーとして中国人を送り込むだけではなく、日本において勢力圏を築こうとしているわけである。これは日本で勢力を広げつつあるチャイニーズ・マフィアの動きと無縁ではない。

 新宿を中心に勢力を持つチャイニーズ・マフィアは、もともとは不法入国者や一部在日中国人によって組織された愚連隊程度であったが、徐々に香港を中心としたマフィア組織が流入して黒社会化しつつある。香港が中国に返還されたことも大きく影響しているだろう。もちろん、香港マフィアと大陸マフィアにはつながりがあるし組織としての連携もあるが、かつての自由都市香港に比べれば、仕事がしにくくなっているのも事実である。

 その彼らが日本への進出を始めているわけだ。そして、日本で勃興しつつあったチャイニーズ未組織マフィアたちを取り込み、蛇頭を支配しつつある。

 彼らは日本に送りこみ、さらに差配し、管理しようとしている。単純労働に送り込むだけではない。素質のありそうな人間は、組織のソルジャーとして使いはじめている。ソルジャーといっても中国人の犯罪への意識は日本人と大きく異なる。日本のヤクザが泥棒をすることはまずないが、中国人は平気で行なう。爆窃団はその代表で、彼らは窃盗のプロではなく、れっきとしたマフィアの一員なのである。つまり、スカウトされたソルジャーとはこうした窃盗や誘拐まで行うための要員なのである。

 これは日本暴力地図の塗り替えでもある。蛇頭というと不法入国者を斡旋するブローカーである、などという甘い認識は通用しなくなりつつあるのだ。

 さらに、朝鮮半島がらみの問題もつきまとっている。半島経由で入ってくる不法入国者も多い。この場合、韓国の暴力団が絡んでいるという指摘もあるし、北朝鮮が絡んでいるという指摘もあるが、裏づけが行われているわけではない。逆に言えば、裏づけをとるのが難しいのである。

 だが、関東のある県で摘発された工場の場合、不法入国者として逮捕された人間の中に中国人ではなく韓国人が混じっていたという話もある。ただし、これが韓国・北朝鮮の人間であるのか、それとも、中国に住んでいる朝鮮族の人間なのかは不明だ。調査以前に強制送還されてしまったという。

 こうして肥大化していく蛇頭は、不法入国させた人間を利用してさらなる規模拡大を図っている。ひとつは偽装結婚である。上海などで発行された結婚証明書を利用した方法がそれだ。中国の都市で日本人男性と中国人女性が結婚したとして、それを日本の役所に提出するわけだ。実際には女性は不法入国者なのだが、証明書の書式は整っているため日本の役所も受け付けてしまうケースがある。

 戸籍に載せてしまえば、後は離婚しようがどうしようが日本国内では自由に行動できるというのが彼らの考え方である。なにしろ世界中に自分たちのテリトリーを作ってしまう中国人であるからその繁殖力は恐るべきものがある。日本では、戦前から存在する中国人社会が戦後混乱期をのぞいては共存共栄体制を取ってきているだけに、唐突な印象を持つ人も多いだろう。

 しかし、あの戦後混乱期、第三国人が日本人と日本社会に対して何をしたかを考えれば現在のチャイニーズ・マフィアの無軌道ぶりも当然なのである。

建前をやめ、公娼制度を復活し国が売春を管理する
 問題は、蛇頭を仲立ちとして次々に日本に入ってくる不法入国者たち、それを労働者不足として受け入れてしまう工場や会社、介在する暴力団の存在ということになる。この闇の連鎖がしっかりと行われている限り今後もますますこの問題は悪化していくだろうし、さらに不法入国者は増える一方だ。

 売春婦も中国人はどんどん増えている。南米ラテン系女性ばかり話題になるが、新宿や新大久保、鶯谷など売春メッカと呼ばれる場所には中国人売春婦も多い。彼女たちは、オーバーステイか不法入国である。外国人登録証ももっていない。つまり、日本にいてはいけない人間なのである。

 摘発されても、強制送還されればそれで終わりだと考えている人間も多い。ようするに日本をなめているわけだ。

「まったく驚いていませんよね。国に帰ればそれでいいんでしょう、という態度ですからね、あきれますよ。稼いだ金はすでに地下銀行を使って国に送ってるんですからね。調べても金なんかまず出てきませんよ。売春摘発なんてのはもっと力を入れればいくらでもできるはずですけどね。ソープランドなんていう名前で売春を黙認しているのがいけないんじゃないですかね。あれは売春宿だってはっきり言うべきですよ。我々は手続きをしててむなしくなりますからね。実際、ソープランドにまぎれ込んでしまった中国人売春婦なんかつかまえようがないじゃないですか。だって、そこで働いている日本人売春婦をつかまえることできないでしょ」(入管関係者)

 建前ばかり大切にする国の弱みをつかれているわけだ。

 実際、チャイニーズ・マフィアにとって日本はおいしいだろう。売春は禁止されているから、金になるのだ。そして、禁止していながらも一部公然と行われている。こんな奇妙な国はないのではないか。

「不思議ですね。中国も建前多い国ですけど日本ほどじゃないです。売春いけないということになっているから、お金になりますね。いけないけど、やりかたによってはいい、こんな面白い制度どこにもないですよ。アメリカはちゃんと売春プロがいます」 (チャイニーズマフィア幹部)

 労働力、売春要員として日本に入り込むこれら不法入国者は中国人だけではない。しかし、日本人と外見上識別するのが難しい上に、入り込んでから社会を蚕食するパワーを一番持っているのが中国人であることもまた事実である。

 水際で食い止めろ、とはよく言われることだと筆者もそう思うが、同時に国内体制の確立も必要だろう。もういいかげん、建前だけの売春論などやめたほうがいい。公娼制度を復活させて国が管理したほうがよほどマシというものだ。

 不法な利益をあげさせないことが闇社会増殖をおさえる最大の方法である。闇に潜むものを光の当たる場所に引っ張り出してしまえば、闇は力を失う。

 単なるブローカーから黒社会へと変貌を遂げていこうとしている蛇頭をたたきつぶすためにも、これ以上不法入国者を増やさないためにも、まずは、巨大な経済犯罪である売春を徹底的に取り締まるべきであろう。そのためには国税庁も、売春婦に徹底的に課税し、彼女たちを経済的に追い詰めねばならない。買うから売るのだ、などというフェミニスト共の胡乱な言論に惑わされていると、思わぬ波乱を招きかねない。

 チャイニーズマフィアを食い止めることは、蛇頭を追い詰めることであり、同時に国内の建前論をやめることでもあるのだ。

蛇頭2021
 蛇頭2223

政界往来 1999年9月号

p18~20
インサイド・ルポ
密航斡旋、売春、窃盗、リンチ・・・
暴力団をも凌ぐ凶悪裏組織「蛇頭」の実態

夏原 武(フリーライター)

送り込んだ不法入国者の上前をはね、逃げ出せば凄惨なリンチにかける。売春、誘拐、窃盗・・・暴力団をも凌ぐ非合法犯罪で日本を浸食する、密航斡旋集団「蛇頭」の恐るべき実態!!

日本に送りこんだ不法入国者たちを監視
 李登輝総裁の発言により、緊張が高まっている中台関係。なにごともすべて政治の一部としてとらえていく中国人だけに、表面だけで判断するのは危険だが、隣国日本としてはなおざりにしていい問題では無論ない。

 もうひとつ言えることとして、中国・台湾間でトラブルが発生すれば、仮にそれが武力行使といった大げさな国際的な問題でなくても日本に少なからぬ影響を与えるのだ。それは、難民・棄民が増えるということである。そして、その多数が日本へ流入することは間違いない。

 実際、中国系人民の日本への不法入国は増える一方である。それを支えているのが、今では耳に馴染んでしまった「蛇頭(スネークヘッド)」である。蛇頭は中国本土から日本へ不法に入国させることを仕事にしている。ひとりあたま200万~300万円の報酬を得るわけだが、この金額は普通の中国人にとっては大金である。一年働いても入手できる金額ではない。したがって、彼らのほとんどが親類縁者から借金をして来日している。

 蛇頭の背後には中国黒社会がある。黒社会というと香港・台湾ばかりがイメージされるが、社会主義中国にももちろん存在する。それも単独で存在するのではなく、香港・台湾の組織と連携して存在しているのである。

 さらに、彼らと日本の暴力団がつながっていることも指摘しておかねばならない。当たり前の話だが、蛇頭は日本に送り込むまでが本来の仕事である。後は、日本黒社会である暴力団が不法入国者を差配している。

 ほとんどの場合、不法入国者は単純肉体労働へと配備されることになる。日本人が嫌う3K仕事を始めとした産業を支えているのは、こうした不法入国者であることはすでに常識である。警察は入国管理局と協力し、たびたび摘発している。摘発される側としては、不法入国者および彼らを使役する会社経営者がいる。

 一番の問題は実際の不法入国者を送り込んでいるといっても、あくまでも手配程度に過ぎず、全体の流れは中国人側が仕切っているのが現状だ。

 簡単に全体像を説明しておこう。

 まずは、中国で日本へ渡りたい人間を募集する。これを行うのは現地にいる黒社会の人間だ。人数が揃い、金も集まったところで船の手配を行う。直接中国から日本へと送り込む場合もあれば三角貿易を使うこともある。この三角貿易というのは、台湾と中国が直接貿易できないことから生まれた便法である。台湾を出た船は一旦、日本(あるいは韓国)へと向かう。そして、そこで新たに荷を積んだこととして(実際積むこともある)中国へと向かう。形式上は、直接ではないということで許可されている。その帰り便を利用するわけだ。中国で不法入国希望者を乗せた船は、日本へ向かい、そこで彼らを降ろし、別の品物を積んで台湾へと戻って行く。これらはすべて中国黒社会の人間によって行われる。彼らも当然「蛇頭」と呼ばれる存在だ。

 そして日本に到着したこれら不法入国者たちは、港からトラックやバスに乗せられて仮の宿舎へと運ばれて行く。過日、摘発された白バスは日本最大の白バスと言われたが、行なっていたのは不法入国者の送迎専門であった。この業者は暴力団ではなかったが、関連していることは言うまでもない。

 蛇頭は日本にもいる。それは言葉の問題があって、日本に送り込んだ不法入国者たちが、契約通りにちゃんと働くかどうかチェックする必要があるからだ。もちろん、暴力団も監視はしているがなにせ相手は中国人であるから、同じ中国人の監視役が必要になるわけだ。

金銭トラブルで逃げた者は凄惨なリンチにかけられ
 この日本で管理している蛇頭と不法入国者のトラブルが増えている。すでに報道された、中国人同士の殺傷事件もこの蛇頭がらみの事件である。日本で不法入国した中国人を管理する蛇頭の場合、仕事場放棄などを許さない厳しい態度で臨むことになる。男性労働者の場合は過酷な労働条件と、中国で聞いた話とはまるで違う低賃金への不満がもっとも多い。そうした不平不満を抑えなければならない。もちろん、不法入国であるから、いかに不満があったとしても簡単にどうこうできるわけではない。しかし、場合によっては強制送還されてでもいいからやめたいと考える人間もでてくる。それを抑えるのは難しい。その場合には暴力による恐怖を利用することもある。

 蛇頭が数人の手下を抱えるというケースは当初はあまり見られなかった。というのも不法入国が増えたのはバブル時期であるから、日本経済全体が好調で、労働はきつくとも収入はそれに見合うものであったから、トラブルがあまり起きなかったからだ。したがって蛇頭は不法入国された人間を向上へと送り込めばそれで用済みだった。

 しかし、バブル以降はそうはいかなくなった。そのために、不満を持つ人間を押さえるための「力」が必要になったわけだ。それが行き過ぎて死者が出るケースも増えている。

 一般に不法入国させた人間は会社や工場の寮に住まわせるのだが、そうした設備を持っていない場合、また分散して働かせる場合にはマンションやアパートを借りてそこに集団で押し込むことになる。蛇頭たちはそこをパトロール的に巡回し管理していく。不平不満を強く持つ人間にはリンチを加えることもままある。

 また、管理するだけではなく、さらにピンハネを行う蛇頭もいる。これがトラブルの一番の原因であるとも言われている。本来不法入国者たちは渡る前に大金を渡しており、それ以上を支払う必要はないのだが、日本にいる蛇頭が受け取るのはその数分の一に過ぎないため、日本で稼いだ金から上前をはねようとするのだ。当然、労働者側は拒否することになり、そこから暴行沙汰が発生する。

 また、女性労働者の場合は売春問題がからむ。当初は工場などで働いていた女性たちの多くは稼ぎの少なさから水商売へとうつっていくことになる。水商売で稼げるほどの容姿を持っていればいいが、そうでない場合は水商売からさらにセックス産業へとうつっていくことになる。当然、そこでは売春が行われるようになる。売春となれば間に暴力団などの管理者が介在しても、工場労働とは比べ物にならない収入になる。その分リスクは大きいわけで、その保険として蛇頭に頼るようになる。

 日本の闇世界ともつながりのある蛇頭に保護してもらうことで安全に売春をするわけだ。そのためには彼らに金を払う必要がある。しかし、慣れてくるとその金が惜しくなってしまうのも人情だ。もともと、不法入国であるからパスポートなど持っているわけではないし、どこに住もうと危険性は同じである。それならば、余計な金品を渡すよりは自分たちでうまくやったほうがいいと考える人間も出てくる。

 それを許したのでは蛇頭は商売にならないし、管理協力してもらっている暴力団に対しても顔がたたなくなる。躍起になって逃げだした人間を追い詰めリンチにかけることになる。そうした事件の一部が表面化しはじめているのが、中国人同士による殺傷事件として取り上げられたものである。

 当初こそ難民を装って流入してきた中国人であるが、現在ではほとんどがこうしたプロの手による不法入国ばかりである。海洋国日本にとって海は世界への窓口であり、大いなる恵みの母でもあった。しかし、不心得あ中国人を始めとした外国人にとってみれば、もっとも容易な進入経路になっていることもまた事実である。なにも自衛隊が出るまでもなく、海上保安庁を増員すればかなりの確率で防ぐことが可能であろう。

続く
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蛇頭2021
 

日本人装い旅券取得 容疑の暴力団ら3人逮捕=埼玉 
2000.10.17 東京朝刊

 外国人が日本人になりすまして行うパスポート不正取得事件を捜査していた県警国際捜査課と大宮署は、16日までに、川口市芝、暴力団幹部で自動車販売業大和田雅美(32)、同組員の同竹村英貴(29)の両容疑者と、蕨市塚越7、韓国籍の無職尹宗福被告(起訴済み)(29)を有印私文書偽造・同行使と旅券不実記載の疑いで逮捕した。同課などは、事件には仲介役として韓国人の男性ブローカーも関与しているとみて、このブローカーの行方を追っている。

 調べによると在留期間が切れていた尹被告は今年6月、大宮市の県パスポートセンターで、一般旅券発給申請書などに、大和田容疑者らを通じて名義を借りた日本人男性の名前や本籍などを記入、自分の顔写真を添付して提出した疑い。提出時の身分証明には、名義を借りた日本人男性の健康保険証などを使っていた。

 申請時に不審に感じた同センターの通報を受け、大宮署は7月13日、同7月13日、同センターにパスポートの受給に訪れた尹被告を、入管難民法違反(旅券不携帯)の現行犯で逮捕、尹被告がブローカーを通じて大和田、竹村両容疑者から日本人男性の名義などを取得していたことがわかった。尹被告は手数料の前金として、約20万円を大和田容疑者に支払ったという。


東松山の会社事務所乗っ取り容疑 組幹部ら3人逮捕=埼玉
2000.10.24 東京朝刊
 県警捜査四課と東松山署は23日、経営者の失踪した会社事務所を不正に乗っ取ったとして、暴力団幹部ら3人を公正証書原本不実記載・同行使などの疑いで逮捕し、東松山市内の会社事務所などを捜索した。

 逮捕されたのは熊谷市佐谷田、韓国籍の暴力団幹部で金融業河寿永夫被告(53)(別の恐喝罪で公判中)と妻沼町西野、産廃処理会社社長中村誠一容疑者(34)、桶川市寿一、不動産業富田英夫容疑者(57)の計3人。

 調べによると河被告らは今年1月、経営者が失踪して倒産した東松山市内の会社事務所を乗っ取ろうと、同事務所を河被告が経営する建設会社が建築したように装い、浦和地方法務局東松山支局に虚偽の建物登記をした疑い。


大麻所持で暴力団組長と女性逮捕=埼玉
2001.05.16 東京朝刊
 大宮署は15日、蕨市塚越5、ホステス横倉美智子容疑者(24)を大麻取締法違反の現行犯で逮捕し、川口市並木2、暴力団組長で無職、韓国籍の松本義秀こと章ヘイ庸容疑者(52)を逮捕した。

 捜査四課と同署が、同日早朝に章容疑者の自宅、事務所など10か所を捜索したところ、横倉容疑者の自宅から乾燥大麻2袋(風袋込み約50グラム)が見つかった。横倉容疑者の供述から知人の章容疑者と大麻を共同所有していることがわかった。


韓国エステ冒頭陳述 共謀の元警察官「組員から捜査情報」=秋田
2001.6.26 東京朝刊
 秋田市で韓国エステ店を違法に経営していたとして、風営法違反(無届け、禁止場所での営業)などの罪に問われている韓国籍、秋田市八橋大沼町、風俗店経営イム・ギョンテ被告(58)の初公判が25日、秋田地裁(穴沢成巳裁判官)であった。

 冒頭陳述で検察側は、イム被告と共謀した大館市中神明町、元県警警察官で風俗店経営大黒屋久道被告(55)(同罪で起訴済み)が、別のエステ店が摘発される際、暴力団員を通じて県警の捜査情報を入手していたことを明らかにした。

 冒頭陳述によると、イム、大黒屋両被告のほか、韓国籍、東京都台東区、風俗店経営、コン・ビョンジェ(34)の3人で韓国エステ店を経営。イム被告が経理、大黒屋被告が韓国エステ摘発い関する警察の情報収集をそれぞれ担当していた。

 大黒屋被告は、店のみかじめ料を支払っていた県内の暴力団員から、昨年11月中旬ごろに秋田市内の別のエステ店に秋田臨港署と県警本部の合同で捜査が着手されるという情報を入手。実際に、この店は同月16日に摘発された。検察側は、「大黒屋被告が入手した情報の一つ」としている。

 秋田地検によると、大黒屋被告は秋田署の調べに対し、捜査情報を入手していたことを認める供述をしているという。

 県警生活安全企画課の菊池芳弘課長は「当時の捜査員や地検から話を聞いて、事実関係を調べたい」と話している。


17東京朝刊
24東京朝刊
16東京朝刊
26東京朝刊



http://ozcircle.net/_uploader/182880410

http://ozcircle.net/_uploader/185040762(上と同じため省略)
http://ozcircle.net/_uploader/185050565
http://ozcircle.net/_uploader/185060170
http://ozcircle.net/_uploader/185080022(七弾前半)

(´・ω・`)毎度ながら事件記事っていうのは淡々と香ばしい犯罪が書いてあるなぁ

旧福徳銀行5億円強盗事件 森本博容疑者の時効6か月延長 兵庫県警が申請申針
2001.6.27 大阪朝刊

◆国外逃亡で時効中断
 神戸市中央区の旧福徳銀行(現、なみはや銀行)神戸支店で1994年8月、5億4100万円が強奪された事件の公訴時効がほぼ一カ月後に迫り、兵庫県警捜査本部(生田署)は26日までに、強盗容疑で指名手配中の静岡県生まれ、元暴力団組員森本喜博容疑者(50)が約6か月間、国外に逃亡していたとして、時効の中断を神戸地裁に申請する方針を固めた。中断は異例で、認められると、時効成立は来年2月い延びるとみられる。

 捜査本部は、森本容疑者は犯行直後の94年9~10月と95年6~12月の二回、偽造パスポートなどで韓国に出入国し、少なくとも約6か月間は韓国などに滞在していたことが裏付けられたとしている。

 刑事訴訟法では、犯人が国外に逃亡した機関は公訴時効の進行を停止できると規定、逮捕状の更新を続ける捜査本部は、神戸地裁に対し国外逃亡の事実を申請した上、約6か月間の更新を求める方針。

 関係者によると、森本容疑者は事件後、韓国で入手した「キムラ」や「許」という偽名のパスポートを使い、まぶたの整形手術やかつらなどで変装、日韓両国を数回行き来したという。

 事件は94年8月5日午前9時ごろ、行員に覆面姿の男二人が短銃ようのものを突き付け、5億4100万円を強奪した。金融機関を狙った強盗事件の被害額として国内最高。

 捜査本部は97年11月、森本容疑者の知人の韓国籍の会社員(当時58歳)を事情聴取したが、翌日に自殺、99年10月に森本容疑者を指名手配した。


韓国エステ違法経営 韓国人被告に懲役2年6月など求刑=秋田
2001.8.9 東京朝刊 

◆元警官の証言と食い違う
 秋田市などで韓国エステを違法に経営したとして、風営法違反(無届け、禁止場所での営業)などの罪に問われている、韓国籍、東京都台東区松が谷、会社役員ゴン・ギョンジェ被告(34)の論告求刑公判が8日、秋田地裁(穴沢成巳裁判官)であった。検察側は「違法性を認識しながら、借金返済などの目的で犯行におよび、動機に酌量の余地がない」などとして、懲役2年6月、罰金200万円を求刑した。

 元警察官で自営業の大黒屋久道被告(55)(大館市中神明町)が「警察の捜査情報を入手したとされる問題で、ゴン被告は穴沢裁判官の「大黒屋被告が、自分から警察は任せろと言ったのか」との質問に対し、「そうです」と断言。

 先月30日に行われた大黒屋被告の初公判で、大黒屋被告が「警察の取り締まり情報などを取ってくるように言われたが、実際に情報収集はしていない」と積極的な関与を否定した被告人質問の内容と食い違いを見せた。

 起訴状などによると、ゴン被告は大黒屋被告らと共謀し、昨年7月から今年5月にかけて、秋田、横手市や山形県酒田市で個室付きの特殊マッサージ店を営業。店を働くマッサージ嬢の手配を担当した。


小田原農協現金車強奪 5人グループ、全容解明へ2韓国人カギ=神奈川
2001.12.15 東京朝刊 

◆襲撃側4000万円山分けか
 真鶴町で今年7月、小田原市農協の現金輸送車が襲われ現金7960万円が奪われた事件は、小田原署特捜本部の調べで、輸送車お運転手に誘われた暴力団組員と、その仲間の韓国人グループによる計5人の犯行であることがわかった。しかし、奪われた現金のうち、特捜本部が解明できたのは3千数百万で、回収したのは約2000万円だけ、残りは、襲撃の実行役とみられる韓国人容疑者3人で山分けした疑いが強いが、その行方はわかっておらず、特捜本部で追及している。

◆石塚被告、もちかけ 小野被告、計画
◇犯行グループ
5人は元同追う今日職員石塚勇二(32)と、元暴力団幹部小野忠(42)の両被告(強盗傷害罪で起訴)と、韓国籍の無職金漢×被告(30)(入管難民法違反の罪で公判中、強盗傷害容疑で逮捕)、指名手配中の元スナック店長黄圭善容疑者(35)、9月27日に埼玉県川口市内で絞殺体で見つかった韓国籍の男(27)、石塚、小野両被告はいとこ同士、韓国籍の三人はパチンコ台の「裏ロム」を使って金を稼ぐグループの一員で、小野被告が同じ暴力団の男を誘ったとみられる。

◇計画
 役割分担 これまでの調べでは、輸送車襲撃の話を最初に切り出したのは石塚被告。仕事に嫌気がさし遊ぶ金欲しさから、今年6月、小野被告に「おれの輸送車を襲ってみないか」と持ちかけた。

 事件3日前の7月7日、小野、石塚両被告は、男と輸送車のルートを下見し、ビデオに撮影。男は、そのビデオを仲間の金被告と黄容疑者に見せ、襲撃の場所を手順を説明したという。

 計画は同10日午前10時半、同町岩の路上で決行された。石塚被告が運転する輸送車の前に、自転車の黄容疑者が倒れ込み、石塚被告は目に催涙スプレーをかけられ、”被害者”を装った。男は助手席の臨時職員(61)を殴るなどして輸送車を強奪、この間、金被告は輸送車の後ろに自分の車を止め、じゃまがはいらないように見張っていたという。

◇金の行方
 男は1キロほど離れたJR真鶴駅まで輸送車を走らせ、妻とその姉に現金を詰めたリュックを渡した。2人は、犯行について何も知らされておらず、男に言われるまま、電車で川口市内の自宅まで運んだ。

 計画を立てた小野被告は現場まで行かず、別の場所で連絡を待っていた。その日のうちに男の自宅へ行き、分け前として3千数百万円を受け取った。このうち石塚被告に十数万円を渡し、約2000万円を知人に預けたが、残った約1000万円は旅行や生活費などに使ってしまったという。他の4千数百万円は、韓国人3人で分けたとみられるが、男が犯行後の9月に殺害されたことや、金被告の供述が一定しないことなどから、依然、行方がわかっていない。

 特捜本部は、韓国に逃亡中の黄容疑者の逮捕に全力を挙げるとともに、男が殺害された経緯について金被告が事情を知っているとみて追及している。男についても、近く、強盗傷害容疑で容疑者死亡のまま書類送検する。


元農協職員恐喝未遂 組員に実刑 真鶴の現金車襲撃絡み=神奈川
2002.1.10 東京朝刊
 
 真鶴町の現金輸送車襲撃事件に加担したとされる小田原市農協の元職員から金を脅し取ろうとしたとして、恐喝未遂の罪に問われた暴力団組員で埼玉県蕨市塚越7、無職松本和隆被告(44)に対し、横浜地裁小田原支部は9日、懲役1年4月(求刑・懲役2年)の実刑判決を言い渡した。山崎健二裁判官は「自己中心的な犯行で、被害者に与えた恐怖感は相当なものだった」と述べた。

 判決によると、松本被告は同じ暴力団組員で、同事件に加わったとされる韓国籍の男(27)(死亡)の埼玉県内の自宅で事件の下見ビデオを入手。元職員石塚勇二被告(32)(強盗致傷罪で公判中)が事件に関与していたことを知り、「ビデオを買え」などと脅した

石塚(´・ω・`)ヘイ俺の輸送車を襲ってみないか

 <ヽ`∀´> <ヽ`∀´> <ヽ`∀´>いいねぇ

 <ヽ`∀´>オイ石塚計画立てた時のビデオ買えやコラ 
(どいつもクズすぎる・・・)

東京・目黒の強盗殺人 容疑の元暴力団組員を逮捕
2002.2.13 東京夕刊 
 東京都目黒区の路上で韓国籍の会社員宮本泰造さん(当時41歳)(世田谷区八幡山三)が刺殺された事件で、警視庁捜査一課と目黒署の特捜本部は13日、住所不定、無職の元暴力団組員高野貴広被告(26)(別の恐喝事件で公判中)を強盗殺人容疑で逮捕した。

 調べによると、高野被告は昨年8月22日午後時ごろ、目黒区三田一の路上で、包丁で宮本さんの腹部や足など数か所を刺して殺害し、現金330万円入りの手提げカバンを奪おうとした疑い。高野被告は容疑を認めている。


27大阪朝刊
9東京朝刊
15東京朝刊
10東京朝刊
13東京夕刊


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第六弾後半終 

週刊現代 1995.8.12号
p34~37
徐裕行被告「村井殺し」を命じた闇の組織の正体

オウムの「自作自演」疑惑が濃厚になっている村井秀夫氏刺殺事件。だが、仮にそうだとしても、オウムと実行犯の徐裕行被告を結ぶ”接点”は判然としていない。どうやらそこには、警察もうかつに手を出せない、巨大な勢力の介在がありそうなのだ。

事件はすでに完結している
 多くの謎に包まれたオウム真理教・村井秀夫「科学技術省」長官刺殺事件で殺人罪に問われた徐裕行被告(30歳)の初公判が開かれた。

 検察側の冒頭陳述によると、徐被告は犯行の3日前、山口組系暴力団羽根組幹部の上峯賢司被告から「包丁でやれ」と命じられ、犯行後の言動についても「やったら、その場で逮捕され、右翼・神州士衛館の者だと名乗れ」などと細かな指示を受けていたという。だが注目すべきは、その際、「ある人がお前を期待しているんだ」と上峯被告がいったという点だ。

 この「ある人」とはいったい誰なのか。

 依然、謎のままだが、こうした事件の背後関係に触れて、警視庁のある捜査関係者はこう漏らすのである。
「この事件の捜査ではなかなか具体的な関係が浮かんでこない。それに徐が犯行を認め、何よりも犯行の一部始終がテレビカメラにおさめられているため、刑事事件としては完結してしまっている。もちろん動機や背後関係も重要だが、具体的な供述が得られない以上、このまま捜査を進めるのは正直むずかしい」

 すでに一部報道では9月から始まる上峯被告の公判を待って、村井氏刺殺事件についてはケリをつけるともいわれている。となると、この刺殺事件の背後関係は謎のまま闇に葬り去られる可能性がますます大なのだ。しかしそれでは、事件の真の解決いはならないのではないか。

 そこで本誌は、これまでつかんだ極秘情報をもとに、徐被告の凶刃に期待していたという「ある人物」と事件の背後にある闇の組織の正体に迫ってみたい。そこにはやはり、北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)の影がチラついていた。そしてそれは、これまでいわれていた以上に、驚くべきものだったのである。

 まず、あらためて事件の原点に立ち返ってみよう。命題はひとつ。なぜ村井秀夫氏は殺されなければならなかったのか。

 これについて一時、オウムの覚醒剤密造をめぐって暴力団が村井氏の口封じに動いたとの情報が流れていた。つまり、密造に村井氏が深く関わっており、暴力団が、その接点を切ろうとしたというのだ。しかし、どうやら、このセンの可能性は低いようだ。ある暴力団関係者は、
「覚醒剤がらみで”口封じ殺人”なんて考えられん。覚醒剤がバレれば逮捕されたら済むことや。しかし殺人なら最低でも10年はムショ暮らし。そんな割に合わんこと誰もせん」
 と一笑に付す。

 ならば、村井氏が存在することで最も都合の悪いのは誰か。逆に、村井氏の死で、一番トクをしたのは誰か。この素朴な疑問の糸をたぐっていくと、必然的にオウム教団、そしてその頂点に立つ麻原影晃被告に行きつく。

 小誌でこれまで何度も報じてきたように、地下鉄・松本サリン両サリン事件をはじめ、数々の銃ぢ事件に深く関与していたとみられる村井氏の立場と、「口が軽い」といわれていた村井氏の言堂、この二つが「ポア」を招いたのではないかとの疑念は捨てきれない。

信者リストにある同性の女の謎
 村井氏刺殺が教団内部による口封じのための「自作自演」だったとすると、はたしてオウムと実行犯の徐被告はどう結びついたのか。

 これについては現在、オウムから複数の仲介者を経て上峯被告、そして徐被告へとつながるラインが指摘されている。だが、最近になってオウムと徐被告はもっとストレートに結びついていたのではないかとの見方が浮上しているのだ。

 その裏付けの一つになっているのが、徐被告が犯行当日、オウムの女性信者と会っていたという新情報である。

 徐被告は犯行当日の午後4時ごろ、南青山の教団東京総本部近くのコンビニエンスストアでパンを購入しているが、このとき眼鏡をかけた女性と話をかわす場面を目撃されている。この女性がオウム信者だというのである。

 この女性信者は教団「東信徒庁」に所属していたS・Tさん(33歳)。7月上旬に名状等不実記載容疑で赤坂署に逮捕されたが、その後、釈放されている。

 前出の警視庁捜査関係者は、この事実を認めたうえでこう語る。
「徐とこの女性信者を追及したが、両者の供述は『道をたずねた』『道を聞かれた』ということで一致していて、それ以上、詰められなかったんです」

 だが、徐被告と教団を結ぶ線はそれだけではない。実は徐被告の友人関係を調べていくと、もうひとつ意外な線が浮上してきたのだ。

 徐被告は昨年11月ごろから都内世田谷区上祖師谷3丁目の一軒家に友人2人と同居していたが、この家が彼の背後関係を知るうえでカギを握っている。

 同居人のひとりは小学校時代の同級生K・H氏(29歳)、もうひとりはこのK・H氏の高校時代の同級生で、この家を借りていたM・T氏(29歳)である。そして、この家の持ち主は品川区在住のM・Hさんという女性で、3人はいずれも北朝鮮籍である。

 さて、このK・H氏は上峯にK・H氏と同じ姓をもつK・Rさんという女性信者が存在する。「治療省」に所属する25歳の女性だ。これいついて教団側は、
「徐被告の友人というK・Hと、うちの女性信者であるK・Rの関係は分かりかねます。強制捜査以降、信者の個人情報が入手しづらくなっており、プライベートな部分は調べようがない」(外報部)

 という。だが、もし、K・Rさんが徐被告の友人K・H氏と縁戚関係にあるのならば、教団と徐被告を結ぶ線はぐっと縮まることになる。

 初公判の開廷直後、傍聴席最前列に座っていた暴力団員風の男が、突然「頑張れよ、みんな待ってるぞ!」と叫んで、退廷させられるというハプニングが起きたが、この男は実はK・H氏だったのである。これは単なる励ましの言葉だったのか。それとも何か隠された意味があったのだろうか。

 しかし、そうなると、徐被告に村井氏刺殺を命じたとされる上峯被告の存在はどう理解すればよいのか。教団と徐被告が最短で結ばれているとすれば、わざわざ上峯被告経由で迂回して徐被告に殺人命令が下るというのも不自然な話だ。実は、この上峯被告に関して、こんな情報がある。当の上峯被告が、なぜ自分がこの事件で逮捕されたのか首をひねっているというのだ。

 上峯被告の弁護人である辻洋一弁護士がいう。
「これはまったくの冤罪だと思います。上峯も『殺人を指示したなどありえない』といっています。犯行の前に徐と会ったのは事実です。しかし、上峯は『徐に頼まれて会った』といっており、会った理由も本件とは無関係なんです」

 これと符号するような別の証言もある。上峯被告を知るある人物が、逮捕直前の彼の様子について、こう語る。

「5月の連休最後の夜、上峯から電話があり、『治験や警視庁の事情聴取を受けているか、オレはいっさい関係ないということで一件落着しそうだ。これで(羽根組本部のあった)伊勢に帰るが、落ち着いたら上京する』という話でした。その数日後に逮捕されてしまった。とても、あんな大事件の犯人にされるような口ぶりじゃなかったが・・・・」

上峯被告は利用されたのか!?
 前述した公判での冒頭陳述は、検察が徐被告の自供をもとにその大半を作成したものだ。これを見る限り、徐被告は上峯被告からこと細かく指示され、そのとおりに犯行に及んだことになっている。

 だが、もしも徐被告の供述にウソがあると仮定すると、上峯被告の支持で、徐被告が殺害を実行したという検察側が描いた事件の構図は根底からくつがえってしまう。

 辻弁護士が続ける。
「徐の供述をよく見ると、実は逮捕されるのは誰でもよかったんですよ。たまたま都合のいいところに上峯がいただけで、事件の”本線”をカムフラージュするために上峯が挙げられたんです。
 徐という男は公判を見る限り、ひと筋縄ではいかない人間という印象っです。彼は小学校時代の友人と一緒に暮らしていたといっても、長いブランクをおいて、突然、友人の前に現れている。ちょっと正体不明なところのある人物だと思いますよ」

 まるで徐被告が上峯被告を利用しようとしたといわんばかりだが、たしかにあの犯行直後、テレビに映し出された徐被告の落ちつき払った表情、態度といい、”素人離れ”していたことは否めない。

 冒頭陳述によれば、徐被告は依頼を断ると家族に危害がおよびかねないため、やむなく引き受けたと供述しているようだが、あの確信犯的素振りは、追いつめられた人間のそれではなかった。

 いったい、徐裕行という男は何者なのか。これまでの報道などで伝えられている以上に”大物”なのではないか。そんな疑念が湧いてくる。

 徐被告は’65年、群馬県桐生市に生まれた在日韓国人2世である。都内足立区に転居。足立区立の小・中学校をへて、都立足立工業高校に入学するが、1年で中退している。

 これを見る限り、特別目をひくものはない。ところが、この男の友人・知人関係を調べていくと、実に奇っ怪な人脈系譜が明らかになってきたのだ。

 再び世田谷区上祖師谷3丁目の民家である。家の所有者のM・Hさんは品川区内でクラブ「M」を経営しているが、Mさんには姉がおり、この姉が意外な人物と結びつく。’85年に韓国国家安全企画部によって検挙された北朝鮮の大物スパイ・辛光洙。日本を拠点に暗躍していたこの「北」のスパイとMさんの姉が、かつて同居していたという事実が判明したのだ。

 韓国安企部の発表資料によると、辛光洙は北朝鮮の金正日書紀の直命により、’73年、日本に密入国。その後、日本で多数の在日同胞をオルグし、’80年、日本人の男性コック(当時49歳)を巧みに宮崎県青島海岸に誘い、仲間の工作員とともに拉致し、北朝鮮へ連れ去ったという。さらに本国でそのコックの性格や経歴などを習得した辛は、その日本人に偽装返信して再び密入国。パスポートまで取得し、以後、オルグした在日スパイらを使って韓国の軍事情報の収集に当たっていた。

 のちに韓国を震撼させたこの大物スパイは一時、Mさんの姉と同居していたばかりか、Mさんが経営する品川区内のクラブでレジ係として働いていたことも明らかになっている。 

大物スパイ辛光洙との接点
 現在、京都に住むMさんの姉がいう。
「辛光洙と私は、’73年冬から’76年夏まで、一緒に暮らしていました。辛を妹の店で働かせてくれと頼んだのは私です。辛は工作資金を稼ぐために日本でクラブをやりたいという狙いで妹に近づきたがったんです。妹も私も、辛が逮捕されるまで、彼の素性は知りませんでした」

 このクラブには徐も出入りしていたのだろうか。当のMさんは、
「徐には会ったこともないし、見たこともありません。今度のことではうちも迷惑を被っているんです」
 と真っ向から否定する。

 それにしても、徐被告の背後関係を調べていくと、予期せぬ「北」の大物スパイが顔を出した。さらに、徐被告の知人の驚くべき証言がある。
「徐の北朝鮮人脈で、あまり登場していない人物にT・Tという男がいる。彼は北朝鮮の対日工作員で何度も本国と日本を往復しているのだが、この人物と徐は知り合いだとわれている。

 そもそも徐は高校中退後、数年の経歴が空白だし、北朝鮮系の人たちが日本で作っている金日成の主体思想研究会のさる支部の責任者だったことがあるという情報もある。さらに、徐が犯行当日、渋谷のホテルで会ったという女の弟がYという男で、これも主体思想研究会の幹部で、行動隊長的存在だと聞いている」

 徐という男、その素性を探ろうとすればするほど謎が深まっていく。かつて大物工作員の辛光洙は、在日朝鮮人姉妹を利用して、スパイ活動を行った。時を異にして同じ人脈の中に徐被告は現れたわけだが、これは果たして偶然なのだろうか。

 徐被告の背後に広がる北朝鮮人脈と呼応するように、オウム真理教にも「北」の影がつきまとっている。教団NO.2で、”裏の首領”早川紀代秀被告は、ロシア経由で極秘裏に17回も北朝鮮を訪問していたことが判明している。麻原被告自身も、北の工作員と目される在日朝鮮人実業家と親しい間柄だったともいわれている
麻原、早川両被告らが、「村井ポア計画」にこうした”人脈”を使うことを考えたとしたら・・・。

 これだけ「北」の人脈が見え隠れしているにもかかわらず、警察がこの刺殺事件の背後関係捜査を「打ち切り」にするのは、次のような事情があるらしいと、徐被告の周辺を知る在日朝鮮人がいう。
「私のところに事情を聞きに来た公安の関係者に、なぜもっと捜査しないのかと聞いただしたら、『北の人間が絡んでくると、大物政治家のWあたりが口を出してきてやりにくいんですよ』と諦め顔でいっていましたよ」

 前記の「辛光洙スパイ事件」でも、日本人が拉致されたにもかかわらず、’88年に一度、国会で問題にされただけで、その後、国内ではウヤムヤにされたままだ。真実の前に立ちはだかる厚い壁。村井氏刺殺事件も、このまま幕を降ろしてしまうのだろうか。

p34・35
週刊現代95年8月12日号34・35
p36・37
週刊現代95年8月12日号36・37
http://fotla.net/95f6G  


日本人装い旅券取得 容疑の暴力団ら3人逮捕=埼玉
2000.10.17 東京朝刊

 外国人が日本人になりすまして行うパスポート不正取得事件を捜査していた県警国際捜査課と大宮署は、16日までに、川口市芝、暴力団幹部で自動車販売業大和田雅美(32)、同組員の同竹村英貴(29)の両容疑者と、蕨市塚越七、韓国籍の無職尹宗福被告(起訴済み)(29)を有印私文書偽造・同行使と旅券不実記載の疑いで逮捕した。同課などは、事件には仲介役として韓国人の男性ブローカーも関与しているとみて、このブローカーの行方を追っている。

 調べによると在留期間が切れていた尹被告は今年6月、大宮市の県パスポートセンターで、一般旅券発給申請書などに、大和田容疑者らを通じて名義を借りた日本人男性の名前や本籍などを記入、自分の顔写真を添付して提出した疑い。提出時の分証明には、名義を借りた日本人男性の健康保険証などを使っていた。

 申請時に不審に感じた同センターの通報を受け、大宮署は7月13日、同センターにパスポートの受給に訪れた尹被告を、入管難民法違反(旅券不携帯)の現行犯で逮捕。尹被告がブローカーを通じて大和田、竹村容疑者から日本人男性の名義などを取得していたことがわかった。尹被告は手数料の前金として、約20万円を大和田容疑者に支払ったという。

(´・ω・`)あ?背乗りの準備か?
事件記事って淡々と結構怖いこと書いてありますよね

東松山の会社事務所乗っ取り容疑 組幹部ら3人逮捕=埼玉
2000.10.24 東京朝刊
 県警捜査四課と東松山署は23日、経営者の失踪した会社事務所を不正に乗っ取ったとして、暴力団幹部ら三人を公正証書原本不実記載・同行使などの疑いで逮捕し、東松山市内の会社事務所などを捜索した。

 逮捕されたのは熊谷市佐谷田、韓国籍の暴力団幹部で金融業河寿永夫被告(53)(別の恐喝罪で公判中)と妻沼町西野、産廃処理会社社長中村誠一容疑者(34)、桶川市寿一、不動産業富田英夫容疑者(57)の計三人。

 調べによると河被告らは今年1月、経営者が失跡して倒産した東松山市内の会社事務所を乗っ取ろうと、同事務所を河被告が経営する建設会社が建築したように装い、浦和地方法務局東松山支局に虚偽の建物登記をした疑い。


大麻所持で暴力団組長と女性逮捕=埼玉
2001.5.16 東京朝刊

 大宮署は15日、蕨市塚越5、ホステス横倉美智子容疑者(24)を大麻取締法違反の現行犯で逮捕し、川口並木2、暴力団組長で無職、韓国籍の松本義秀こと章ヘイ庸容疑者(52)を同容疑で逮捕した。

 捜査四課と同署が、同日早朝に章容疑者の自宅、事務所など10か所を捜索したところ、横倉容疑者の自宅から乾燥大麻2袋(風袋込み約50グラム)が見つかった。横倉容疑者の供述から知人の章容疑者と大麻を共同所有していることがわかった。


太田の風俗店経営者を恐喝した疑い 組長ら3人逮捕
2001.5.17 東京朝刊

 県警暴力団対策課と太田署は16日、栃木県足利市福居街、稲川会系暴力団組長で無職磯田達也(45)、桐生市境野町、同幹部で無職飯塚安男(38)、韓国籍で太田市下浜田町、会社役員李明男(48)の三容疑者を恐喝と同未遂の疑いで逮捕した。

 調べによると、三容疑者は4月26日、足利市内の組事務所に、太田市内の風俗店経営者男性(40)を呼び出し、この経営者が店長として雇おうとした知人の男性が飯塚容疑者から借金をしているとして、「雇うなら、借金を肩代わりしろ。一回で払えないなら、埋めてしまうぞ」などと脅し、翌27日、太田市内で200万円を受け取った疑い。さらに風俗店経営の知人で、太田市内の会社役員男性(45)にも百万円を要求したが、会社役員が太田署に届け出たため、未遂に終わった疑い。


韓国エステ冒頭陳述 共謀の元警察官「組員から捜査情報入手」=秋田
2001.6.26 東京朝刊

 秋田市で韓国エステ店を違法に経営していたとして、風営法違反(無届け、禁止場所での営業)などの罪に問われている韓国籍、秋田市八橋大沼町、風俗店経営イム・ギョンテ被告(58)の初公判が25日、秋田地裁(穴沢成巳裁判官)であった。

 冒頭陳述で検察側は、イム被告と共謀した大館市中神明町、元県警警察官で付属店経営大黒屋久道被告(55)(同罪で起訴済み)が、別のエステ店が摘発される際、暴力団員を通じて県警の捜査情報を入手していたことを明らかにした。

 冒頭陳述によると、イム、大黒屋両被告のほか、韓国籍、東京都台東区、風俗店経営コン・ビョンジェ被告(34)の三人で韓国エステ店を経営。イム被告が総理、大黒屋被告が韓国エステ摘発に関する警察の情報収集をそれぞれ担当していた。

 大黒屋被告は、店のみかじめ料を支払っていた県内の暴力団員から、昨年11月中旬ごろに秋田市内の別のエステ店に秋田臨港署と県警本部の合同で捜査が着手されるという情報を入手。実際に、この店は同月16日に摘発された。検察側は、「大黒屋被告が入手した情報の一つ」としている。

 秋田地検によると、大黒屋被告は秋田署の調べに対し、捜査情報を入手していたことを認める供述をしているという。

 県警生活安全企画課の菊池芳弘課長は「当時の捜査員や地検から話を聞いて、事実関係を調べたい」と話している。

17東京朝刊
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16東京朝刊
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26東京朝刊

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東京・葛飾の「韓国エステ」を職安法で摘発 「有害業務」で経営者起訴
1999.6.18 東京朝刊

 「韓国エステ店」が客に対して行う性的マッサージは公衆衛生・道徳上、有害な業務だとして、警視庁亀有署は17日までに、東京都葛飾区の韓国エステ店の女性経営者(49)(千葉県松戸市居住、韓国籍)を職業安定法違反(有害業務への募集)などの疑いで逮捕した。

 東京地検から同罪で起訴されたが、売春ではない性的サービスを対象に、同法が適用されたのは全国で初めて。警察当局は、韓国人不法残留者の温床となるうえ、暴力団の資金源になる可能性もあり、取り締まりを強化する方針だ。

 同署の調べによると、同経営者は今年三月末と四月初旬、観光ビザで入国し滞在期限切れになっていた韓国人女性(24)二人を自分の経営していた葛飾区内の韓国エステ店に勧誘。男性客の全身をマッサージするなどの行為をさせていた。

 同署は「今後、暴力団の資金源となる可能性もある」として、入管難民法違反(不法就労助長)よりも罰則の重い職業安定法違反の適用に踏み切った。


冨里の韓国女性強姦 組員に無期懲役を求刑=千葉 
1999.6.22 東京朝刊

 昨年12月、冨里町七栄の居酒屋で韓国人の従業員が刺殺されたうえハンドバッグを奪われ、隣のスナック経営者も重傷を負った事件で、強盗殺人と殺人未遂などの罪に問われた同所、暴力団組員の無職増田信行被告(20)に対する論告求刑公判が21日、千葉地裁刑事一部(山田利夫裁判長)で開かれた。検察側は「誠に残虐、凄惨(せいさん)な犯行。借料の余地はない」として、増田被告に無期懲役を求刑した。これに対し、弁護側は「計画性はなく、場当たり的な犯行。増田被告と被害者の遺族との間に示談が成立しており、治療費などの支払いを今後も継続する」などと情状酌量を求めた。

 検察側の論告によると、増田被告は昨年12月18日未明、パチンコ代や酒代欲しさから強盗殺人を計画。冨里町七栄の居酒屋「ぬくもり」で酒を飲んだあと、店内に置いてあった筋引き包丁で、従業員で韓国籍の金テツ順さん(当時42歳)の胸や背中を数回刺し、即死させ、厨房(ちゅうぼう)においてあった現金約6万円の入ったセカンドバッグなどを奪った。さらに、金さんの叫び声を聞いて駆け付けた隣のスナック経営者、篠崎みや子さん(当時50歳)の背中などを刺し、重傷を負わせた。


暴力団幹部ら恐喝未遂などで高萩署が逮捕=茨城
1999.9.22 東京朝刊

 高萩署は21日、ひたちなか市堀口、指定暴力団山口組系暴力団幹部、無職柴田政人(34)、北茨木市磯原町本町、韓国籍で会社役員尹竜男(47)の両容疑者を暴力行為、恐喝未遂などの疑いで逮捕した。調べによると2人は9日朝、知人が金を借りている高萩市内の金融業手伝い男性(57)を同市内に呼び出し「金利が高い」などと殴るけるの暴行を加え約2週間のけがを負わせたほか、「現役に手をあげたんだから1千万よこせ」などとどなりつけ現金を脅し取ろうとした疑い。


胸に10発、射殺される 韓国籍のクラブ経営者 東京・新宿のマンションで
1999.10.26 東京夕刊

 26日午前5時ごろ、東京都新宿区百人町2のマンション「エクセルシオール新宿西戸山」で、「短銃の発射音がした」との110番通報があった。新宿署員が駆け付けたところ、玄関ホールで同マンション9階に住む韓国籍のクラブ経営宋明さん(42)が胸から血を流して倒れており、宋さんは病院で死亡した。警視庁捜査四課は殺人事件として新宿署に特捜本部を設置、同日未明に新宿などで相次いだ暴力団事務所への三件の発砲事件との関連を調べている。

 調べによると、宋さんはマンションの玄関ホールで撃たれた。胸に十発の銃弾を受け、玄関ホールには薬きょうが落ちていた。黒っぽい服装の男が白い乗用車で逃走するのを目撃した人がおり、同本部で行方を追っている。現場はJR山手線の新大久保駅から北に約150メートル離れた雑居ビルなどの密集地帯。


東金の経営者を中傷、名誉棄損で3容疑者を逮捕=千葉
2000.1.19 東京朝刊

 東金市の会社経営者(54)が文章やビラで中傷されていた事件で、県警捜査四課と東金署は18日、千葉市若葉区小倉台、元暴力団組長中川繁夫(53)、同区桜木町、韓国籍の無職李地求(りちぐ)(52)、同区貝塚町、会社員木内俊介(54)の三容疑者を名誉棄損の疑いで逮捕した。

 調べによると三容疑者は、会社経営者に対する別の名誉棄損事件で起訴されている同区大井戸町、会社役員秋元秀夫被告(43)らと共謀、「会社経営者は色魔、脱税、ヤミ金融を行っている」などと書いた文章を会社経営者の取引先に郵送したほか、同じ内容のビラを千葉市稲毛区の電柱などに数百枚はり、会社経営者の名誉を傷つけた疑い。


組員ら3人逮捕 韓国女性殺害容疑など/千葉県警
2000.3.17 東京夕刊

 千葉県警捜査一課と野田署は17日、同県野田市上花輪、韓国籍、飲食店経営趙成子(チョウソンジャ)さん(42)から現金などを奪い、殺害したとして同市野田、暴力団幹部豊島芳和(34)、茨城県岩井市辺田、無職渋谷敏幸(45)の両容疑者を殺人と強盗などの疑いで逮捕。16日深夜、千葉県流山市南流山、同店従業員、フィリピン国籍の行川ロレナ容疑者(27)(窃盗容疑で逮捕済み)を強盗の疑いで再逮捕した。

 調べによると、三人は今月2日未明、趙さん宅に押し入って現金数十万円やネックレスなどを奪った疑い。また豊島、渋谷両容疑者は、同日夜、野田市のスナックで趙さんの首を絞めて殺害し、岩井市の空き家の床下に遺体を埋めた疑い。


野田の殺人事件 地検・逮捕の組幹部を処分保留のまま釈放=千葉
2000.4.4 東京朝刊

 野田市上花輪、韓国籍で飲食店経営の趙成子さん(42)が殺害された事件で、千葉地検は3日、殺人と強盗などの容疑で野田署の捜査本部が逮捕した野田市野田、指定暴力団の豊島芳和組幹部(34)処分保留のまま釈放したと発表した。

 この事件で捜査本部は先月31日、元暴力団組長で住所不定、無職布目佳男容疑者(46)を強盗殺人と死体遺棄の疑いで指名手配している。

 釈放について同地検は「捜査が進むにつれ犯罪の嫌疑が薄れてきた。しかし、処分を決定するまでには至っておらず、処分を保留し釈放した」と話している。


 

18東京朝刊
22東京朝刊

22東京朝刊
22東京朝刊 (2)
22東京朝刊
26東京夕刊
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東京・赤坂の金融業者殺害容疑 暴力団幹部を逮捕 
1998.2.18 東京朝刊
 
 東京都港区赤坂で昨年4月、同区三田の金融会社社長が射殺された事件で、警視庁捜査四課と赤坂署の特捜本部は17日、殺人と銃刀法違反容疑(発射罪)などで、指定暴力団山口組一心会の永尾芳一容疑者(39)を逮捕した。同課では、短銃の入手経路を調べる一方、ほかにも現場に見張り役など数人がいた可能性があるとして追及する。

 調べによると、永尾容疑者は昨年4月8日夕、同区赤坂の一ツ木通りで、金融会社「ダイナミックグループ」代表、韓国籍、李信成さん(当時53歳)を自動式短銃で数発撃ち、射殺した疑い。

 李さんは約2時間後に出血多量で死亡、一緒にいた李さんの部下の会社員も、流れ弾に当たり足に軽いけがをした。李さんは、現場でこの部下と立ち話をしていたところを射殺されたが、目撃証言などから、永尾容疑者が浮上した。



暴力団組員ら3人を逮捕 韓国クラブの殺人事件/東京・赤坂 
1998.11.7 東京朝刊

 港区赤坂二の韓国クラブ店内で3日未明、韓国籍の無職金東出さん(49)(新宿区歌舞伎町)が殴られ死亡していた事件で、警視庁捜査四課と赤坂署は7日、住吉系暴力団組長椎葉秀美(40)ら3容疑者を殺人、銃刀法違反容疑で逮捕した。

 調べによると、椎葉容疑者らは3日午前1時40分ごろ、同店内で金さんと口論になり、金さんに向けて短銃二発を発射したうえ、刃物で切り付けたり、殴打するなどして殺害した疑い。椎葉容疑者は「横柄な態度が頭にきてやった」などと供述しているという。



韓国人女性を監禁、強盗致傷 暴力団幹部ら4人逮捕=千葉 
1999.5.22 東京朝刊

 県警捜査一課と松戸署などは21日までに、借金返済を口実に韓国人女性を3日間監禁、暴行した上、金品を強奪したとして、東京都内の暴力団幹部ら男女4人を強盗致死と逮捕した。

 逮捕されたのは、住所不定、飲食店経営大澤桂二(43)、妻で韓国籍の松戸市根本、無職李成玉(イソンオク)(28)東京都新宿区新宿六、暴力団幹部大木誠(49)の3被告=いずれも強盗致死罪と逮捕・監禁致死罪で起訴済み=と、住所不定、無職佐橋三郎容疑者(56)。

 調べによると、4人は今年3月21日午後8時ごろから24日午後10時ごろまでの間、松戸市内の居酒屋経営の韓国人女性(47)を新宿の暴力団事務所などに監禁して殴るけるの暴行を加え、ろっ骨骨折などの大けがを負わせた上、現金約12万円や指輪など数点(計16万円相当)を奪った疑い。女性は店の改装費などで大澤被告に百万円の借金があり、返済が滞っていたことから、李被告が知り合いを通じて大木被告らに取り立てを依頼、自らも女性にナイフを突き付けて脅していたという。



東京・麹町の発砲 オフィス街、騒然「流れ弾当たったら・・・・」 
2000.8.8 東京朝刊

◆青ざめるサラリーマンら
 短銃の発砲音が響き、血にまみれた男たちが次々と雑居ビルから運び出された。7日、東京・麹町のオフィス街で起きた右翼団体と暴力団の銃撃事件。2人が死亡、5人が重軽傷を負った白昼の抗争劇は、周辺のビルの関係者やサラリーマンを恐怖に陥れた。現場周辺は交通規制が敷かれ数百人の人だかりができるなど騒然となり、「もし一般市民が巻き込まれていたら・・・・」と、不安の声が相次いだ。(本文記事1面)

 パンパンパンという乾いた音が響いた。竹で床をたたくような音だった。どなりつけるような声、うめき声が続いた。

 事件が起こったビルの同じフロアにある「人権文化を育てる会」の事務局長・水口好久さん(45)は異様な音で事件に気付いた。

 様子を見に、部屋から廊下に飛び出した女性職員はすぐ戻ってきた。「血を流して立っている男がいる」。女性職員は顔を真っ青にして叫んだ。

 すぐに110番通報した。防弾チョッキに盾と短銃を構えた捜査員が続々と駆け付けていたのは数分後。「班員はまだ潜んでいる可能性があるので絶対に表にでないで」。捜査員はフロア内を大声で叫んで歩いた。

 ビル1階のそば屋の男性店員(30)が発砲音を聞いたのは、出前を終えて店の裏側にバイクをとめた時だった。三発。男のうなり声が聞こえ、少し間を置いて、パン、パンと続いた。恐る恐るビルの玄関の方をのぞきこんだ。3、4人の男が会談を駆け降りてきた。肩で息をしていた。後ろを何度も振り返っていた。



江の島沖の中国人密航船事件 受け入れ役の韓国人ら逮捕=神奈川 
1999.5.28 東京朝刊

 藤沢市の江の島沖で今年2月、中国人密航者53人が乗り込んだ韓国漁船が見つかった事件で、県警外事課と藤沢署は27日、韓国籍で東京都北区田端新町、飲食店従業員・金照沢(25)と、東京都足立区谷中、指定暴力団極東会等々力組幹部代行・吉岡巧(46)の2容疑者を入管難民法違反(集団密航者の収受未遂)の疑いで逮捕した。

 調べによると、2人は今年2月、日本に密入国するため、韓国・釜山沖で韓国船籍の漁船「チョング」に乗り込んだ中国人密航者53人を、千葉県内の漁港で出迎え、国内に受け入れようとした疑い。

 県警では、乗組員が持っていたメモにあった携帯電話番号から、金容疑者を割り出した。密航者の受け入れには、ほかにも、10人近い日本人と中国人の蛇頭のメンバーが関与していたとみられ、背後関係を追及している。


18東京朝刊
7東京朝刊
22東京朝刊
8東京朝刊
28東京朝刊
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東京・新宿の歌舞伎町ゲーム喫茶強盗 手配の暴力団員2人を逮捕 
1989.12.10 東京朝刊

 新宿や川崎のゲーム喫茶で強盗を働き、全国に指名手配されていた、韓国籍、住所不定、元暴力団員李浩淑(29)、静岡県生まれ、住所不定、同大竹正人(36)の両容疑者は、9日、立ち回り先の新宿区内のマンションで逮捕された。

 調べによると李容疑者は、今年8月16日朝、同市川崎区のゲーム喫茶に客を装って入店、従業員に短銃一発を発射、左足に命中させ現金20万円を奪った疑い。さらに二人は、先月30日未明、新宿区歌舞伎町二丁目のゲーム喫茶「ジョイ」に客を装って侵入、従業員を短銃とスタンガンで脅し、現金41万2千円を奪った疑い。新宿署と川崎署がそれぞれ指名手配していた。

 川崎署はこの日、二人が東京都新宿区上落合のマンションに潜伏しているとの情報をつかみ、捜査員計45人を動員して、マンションを包囲、二人を逮捕、犯行に使用した短銃、スタンガン各一丁などを押収した。

 逮捕時、李容疑者は洋間のベッドのマットをくり抜いて、その中に身を潜めていた。また、部屋には防犯カメラと警察無線の傍受装置がつけられていた。

 調べに対し大竹容疑者は「川崎市内だけでもほかに4件のゲーム喫茶強盗を共謀してやった」と供述している。

(´・ω・`)ベッドのマットをくり抜いた???


バカラとばく開帳 暴力団幹部など6容疑者を送検/警視庁 
1992.12.11 東京朝刊

 警視庁捜査四課と築地署などは10日、南青山のオフィスビルで「バカラとばく」を開いていた韓国籍の金融業、金義信容疑者(41)(足立区綾瀬二)をとばく開張図利容疑で、とばく場の店長役を務めていた住吉会系暴力団幹部、沼沢忠男容疑者(44)(渋谷区初台二)ら5容疑者を同ほう助容疑で身柄送検した。調べによると、金容疑者は9日午前1時45分ごろ、港区南青山7のオフィスビル二階に、バカラとばく場を開設。沼沢容疑者らが、クラブ経営者(43)ら客6人を相手にバカラとばくを行い、勝ち分の約5%のテラ銭を徴収していた疑い。



暴力団員射殺事件 同行女性事情知る?/名古屋・中署 
1995.7.12 中部朝刊

 名古屋市中区新栄一のマンション10階の風俗営業店従業員(26)の部屋で10日朝、韓国籍で住所不定、姜昌守・元暴力団組員(33)が射殺された事件で、名古屋・中署の特捜本部は11日までに、姜元組員は金を工面するため、同従業員の同居女性と知合いの女性二人に部屋まで案内させて部屋に入り、さらに、後から来た別の男に短銃で撃たれたことを突き止め、この男の行方を追及している。

 同本部で、現場のマンションまで案内した女性の一人(22)から事情を聞いているが、「(短銃を撃った男を)ちらっと見たが、知らない人だった。30歳前後で、シャツのような物を着ていたと思う」と話しているという。もう一人の女性(27)が詳しい事情を知っているとみて、所在確認を急いでいる。



名古屋・中区の射殺事件 暴力団幹部を逮捕 
1995.7.13中部 朝刊

 名古屋市中区新栄のマンションで10日朝、韓国籍で住所不定、姜昌守・元暴力団組員(33)が射殺された事件で、名古屋・中署の特捜本部は12日、姜元組員が所属していた暴力団の幹部で同市南区丹後通三、中野寿城容疑者(33)=写真=を殺人の疑いで緊急逮捕した。

 調べでは、中の容疑者は10日午前4時20分ごろ、マンション10階にある風俗営業店従業員(26)方の玄関先で、姜元組員の顔や背中に短銃を数発発射、同元組員を殺した疑い。

 姜元組員は今春、組を破門され、生活費などに困っていた。

 同日午前3時ごろ、同市南区の組関係者が経営するスナックに行き、知り合いのホステス(27)に「金が工面できるところを紹介しろ」と詰め寄り、風俗営業店従業員のマンションに案内させたという。

 この騒ぎを見ていたスナック経営者が、中野容疑者の組幹部に連絡。幹部から「ホステスを助けろ」と指示された中野容疑者は従業員の部屋に入ろうとしていた姜元組員を射殺したという。

 中野容疑者は、12日午後に特捜本部に自首。調べに「(姜元組員が)ナイフで切りつけてきたので、短銃を撃った」と供述しているという。



有名ブランドの偽バッグ大量に隠し持つ韓国籍の3人の逮捕/群馬県警 
1995.7.18 東京朝刊

  東京都内のバッグ販売業者が、海外有名ブランドの巧妙なコピー商品を首都圏の暴力団関係者らに大量に”横流し”する目的で隠し持っていたことが分かり、群馬県警と太田署は17日、韓国籍のバッグ販売業者(37)と内縁の妻(37)ら三人を商標法違反などの疑いで逮捕した。また、都内にある同業者のマンションの家宅捜索で、「シャネル」や「ルイ・ヴィトン」など、販売目的で隠しもっていたトラック二台分の偽バッグ約千点を押収した。

 調べによると、この業者らは、やはりスイス製高級腕時計のコピー商品を販売目的で隠し持ち、同容疑で今月上旬に逮捕されている台湾積の東京都新宿区北新宿、貴金属販売業呉麗華容疑者らに対し、「シャネル」など本物の十分の一程度の価格で販売する目的で隠し持っていた疑い。


10東京朝刊
11東京朝刊
12中部朝刊
13中部朝刊
18東京朝刊
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(´・ω・`)それにしても「韓国籍」の「右翼」って何ぞ

競売入札妨害の容疑 元右翼関係者の男逮捕=山形 
2012.2.1東京朝刊

 競売にかけられた住宅に右翼団体の看板を掲示して入札者を排除するなどしたとして、県警組織犯罪対策課と山形署などは31日、韓国籍で元右翼団体関係者の韓清光(かんきよみつ)容疑者(60)(山形市新山)を競売入札妨害の疑いで逮捕した。

 発表などによると、韓容疑者は2009年9月頃、競売開始決定がなされた自身所有の土地や住宅などに右翼団体の名称が記載された張り紙や日章旗を掲げ、入札希望者を排除したほか、11年4月、落札した北海道釧路市の30歳代男性に「ここには右翼が入っている。小遣いをやるから手を引け」などと電話をして購入を断念させた疑い。

 県警幹部によると、韓容疑者は調べに対して、「張り紙は事実だが、入札妨害はしていない。男性に電話もしたが、譲ってほしいとの交渉で脅してはいない」などと供述しているという。

 韓容疑者は09年2月、抵当権が付いた状態で土地と建物を購入。抵当権者の消費者金融が同年6月、山形地裁に競売申し立てをした。当時の売却評価額は計1450万円だった。

 男性の購入辞退後、韓容疑者が昨年9月に400万円で落札。県警は、韓容疑者が価格を下げて購入しようとした狙いがあったとみて調べを進めている。



強制執行売却妨害 初の逮捕 容疑で右翼団体元県本部長ら2人=山形・続報注意 
2012.2.23東京朝刊

◆張り紙で入札希望者排除
 元右翼団体構成員が競売にかけられた自宅などの入札を妨害したとされる事件で、県警組織犯罪対策課と山形署などは22日、右翼団体「日本青年社」の元県本部長・小野喜公容疑者(71)(東根市鷲ノ森)と、山形市新山、元右翼団体構成員で韓国籍の韓清光(かんきよみつ)被告(60)(競売入札妨害罪で起訴)を、強制執行関係売却妨害容疑などで逮捕した。県警によると、同容疑者の逮捕は県内初で、全国でも極めて珍しいという。

 発表などによると、2人は共謀し、昨年9月頃、競売開始決定がなされた韓被告所有の住宅などに、「日本青年社」の名称が記載された張り紙や日章旗を掲げ、入札希望者を排除して、入札を妨害したなどの疑い。

 小野容疑者は調べに、「共謀も妨害もしていない」と供述、韓被告は「貼り紙はしたが、妨害はしていない」などと述べているが、県警は小野容疑者の了解を得て韓被告が貼り紙を使用したとみて調べている。

 強制執行関係売却妨害罪は昨年6月に競売入札妨害罪が法改正され、懲役刑の上限が2年から3年となり、罰則が強化された。入札を暴力や虚偽の申告で妨害した場合に適用される。



男性を不起訴に=山形 
2012.3.15東京朝刊

 競売にかけられた住宅などの入札を妨害したとして逮捕されていた東根市の右翼団体元県本部長(71)について、山形地検は14日、強制執行関係売却妨害罪については不起訴(嫌疑不十分)とし、競売入札妨害罪については不起訴(起訴猶予)とした。元右翼団体構成員で韓国籍の韓清光被告(60)と共謀したとして逮捕されていた。同地検は強制執行関係売却妨害罪の不起訴の理由を「共謀を認定する証拠が足りない」としている。一方、同地検は14日、韓被告を強制執行関係売却妨害などの罪で山形地裁に追起訴した。



競売入札妨害男に有害判決=山形 
2012.5.16東京朝刊

 競売にかけられた住宅の入札を妨害したとして、競売入札妨害罪などに問われた元右翼団体構成員で韓国籍の韓清光(かんきよみつ)被告(60)(山形市新山)の判決が15日、山形地裁であった。明日利佳裁判官は「反社会性が高く悪質な犯行」として、懲役1年6月、執行猶予3年など(求刑・懲役1年6月など)を言い渡した。

 明日裁判官は判決で、「落札されるのを避けようという身勝手な動機は厳しく非難される」とした。

 判決によると、韓被告は2009年9月、競売開始決定がされた自分の住宅に右翼団体の名称が来刺しされた神を貼り付け、調査に訪れた地裁執行官に「ここは右翼が使っています」とうそを言って、公正な入札を妨害するなどした。


1東京朝刊競売妨害①
23東京朝刊競売妨害②
15東京朝刊競売妨害③

16東京朝刊競売妨害④
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ミトラmemo28 朝鮮ヤクザの犯罪 新聞記事から① 続き

「ビール缶に大麻」主犯容疑者ら、別の密輸容疑で逮捕 大阪で拘置=神奈川 2001.4.18東京朝刊

 乾燥大麻約四百二十キロをビール缶に隠して密輸しようとしたとして、東京都内の会社役員ら三人が逮捕された事件で、県警が指名手配していた暴力団組員ら二人が、別の大麻密輸事件に関与したとして大阪府警に大麻取締法違反の疑いで逮捕、拘置されていることが十七日、わかった。

 逮捕されたのは共に都内に住む暴力団組員、無職相田洋(39)と韓国籍の無職李晴美(37)の両容疑者。

 調べによると、二人は乾燥大麻約三キロ(末端価格役千二百万円相当)をフィリピンから国際宅配便で関西国際空港経由で密輸しようとし、先月三十一日、受け取り先の福井県内で逮捕された。大麻は同空港で大阪税関の検査で発見され、押収された。

 相田容疑者は今年一月、横浜港で見つかった大麻は同空港で大阪税関の検査で発見され、押収された。

会社役員橋本勉被告(39)(同法違反の罪で起訴済み)らに受け取りを指示した主犯格とみられており、県警は今週中にも二人を再逮捕し、身柄を移して全容解明を目指す。



太田の風俗店経営者を恐喝した疑い 組長ら3人逮捕=群馬2001.5.17東京朝刊

 県警暴力団対策課と太田署は十六日、栃木県足利市福居町、稲川会系暴力団組長で無職磯田達也(45)、桐生市境野町、同幹部で無職飯塚安男(38)、韓国籍で太田市下浜田町、会社役員李明男(48)の三容疑者を恐喝と同未遂の疑いで逮捕した。

 調べによると、三容疑者は四月二十六日、足利市内の組事務所に、太田市内の風俗店経営者(40)を呼び出し、この経営者が店長として雇おうとした知人の男性が飯塚容疑者から借金をしているとして、「雇うなら、借金を肩代わりしろ。一回で払えないなら、埋めてしまうぞ」などと脅し、翌二十七日、太田市内で二百万円を受け取った疑い。さらに風俗店経営者の知人で、太田市内の会社役員男性(45)にも百万円を要求したが、会社役員が太田署に届け出たため、未遂に終わった疑い。



架空売買の”伝票回し” 恐喝未遂の容疑で右翼幹部ら逮捕 札幌厚別署=北海道 2004.11.22東京夕刊

◆カニの偽装取引で脅す

 札幌市内の水産業者から現金を脅し取ろうとしたとして、同市の右翼団体幹部や韓国人ら三人が、札幌厚別署に恐喝未遂の疑いで逮捕されていたことが二十二日、わかった。在庫の冷凍カニを売れたようにみせかける「伝票回し」にからむ事件で、水産業界の一部に偽装取引が行われている疑惑も浮上している。

 逮捕されたのは、札幌市西区八軒四東二、右翼団体幹部で水産会社社長対馬洋(56)、同市中央区南九西一五、韓国籍で無職任泰洙(イムテス一)(43)、同市東区北一三東五、自称会社員田中美津男(56)の三容疑者。

 調べによると、三人は、七月下旬から八月下旬までの間に、札幌市西区の水産会社社長(39)を「金を返せ。街宣車を会社に回してつぶしてやる」などと数回にわたって脅迫し、約1200万円を要求した疑い。被害者の社長が八月四日、被害届を提出し、恐喝未遂事件が発覚した。

 対馬容疑者と被害に遭った社長は、別の大手水産会社の決算対策で同社の経営が健全であると装うため、売れ残って在庫になった冷凍タラバガ二などを売れたようにみせかける「伝票回し」という偽装取引にかかわった。伝票上、被害者の社長は大手水産会社からカニを買ったことになっており、対馬容疑者らはこの取引にからんでいいがかりをつけ脅迫した

 対馬容疑者は「別の伝票回しで数千万円の借金を抱え、穴埋めをしようと思った」と供述している。



偽装結婚仲介で2容疑者再逮捕 札幌白石署=北海道2004.11.23東京朝刊

 道警組織犯罪対策本部と札幌白石署は二十二日、東京都中野区南台二、右翼団体幹部で無職中野良介(66)、千葉県市川市大野町二、飲食店経営竹内光正(63)の両容疑者を、電磁的公正証書原本不実記録、同供用の疑いで再逮捕した。

 調べによると、両容疑者は、新宿区の韓国籍で美容師の女(40)に、夫役として品川区のアルバイトの男(25)を紹介。

昨年九月、中野区役所へうその婚姻届を出させた疑い。女は男と両容疑者に計約100万円を支払っていた。両容疑者は、別の偽装結婚を仲介したとして、十月上旬に逮捕、送検されていた。

18東京朝刊
17東京朝刊
22東京夕刊
23東京朝刊
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ヤクザに朝鮮人が多い、というのは以前から知られた話ではあるが
記事をごっそり頂いたので書き起こしする

香ばしい犯罪で目まいが致します・・・(´・ω・`) 何だ高僧のフリって


練馬の3億円強奪 主犯?元孫請け業者を手配 自称右翼 短銃は組長から入手
読売新聞1990.9.24東京朝刊

◆小田島容疑者を誘う
 東京・練馬区の建設会社「内野工務店」社長、内野三郎さん(60)一家監禁、三億円強奪事件で練馬署特捜本部は二十三日、主犯格の東京都豊島区雑司ヶ谷一の三二の九、自称右翼団体「日本愛国塾」塾長、松岡勝明容疑者(45)(韓国籍)を建造物侵入、逮捕監禁、強盗の疑いで全国に指名手配した。同本部は、これまでの調べで、松岡容疑者が事件の直前の五月末、池袋で起きた暴力団同士の短銃発砲抗争事件にからんで、知り合いの暴力団組長から、短銃数丁を預かっていたことを突き止め、このうち二丁が強奪事件に使用されたとみて裏付けを急いでいる。一方、二十二日夜、逮捕された小田島鉄男容疑者(45)(大宮市天沼町一の四二八)は、同日までの調べに、「最初に襲った同社新座営業所までは、タクシーで行った」と供述している。

 調べによると、松岡容疑者は一昨年二月から今年一月まで内野工務店の孫請けで解体工事関係の仕事を請け負い、年間二千万円の取引があった。今年五月中旬「あそこ(三郎さん宅)へ行けばいろいろ取れる」と、六十年八月から六十二年七月まで、府中刑務所に一緒に服役したことのある小田島容疑者に持ちかけ、襲撃計画を立て、六月二日に実行に移した。

 松岡容疑者も、銀行に訳一億円の預金があったほか、事件後、豊島区内に家賃四十五万円の一戸建て住宅を借り、ベンツを乗り回したり、内妻(41)が急に高級な装身具を身に着けたりし、派手な生活をしていた。

 松岡容疑者は北海道出身。今年八月、故赤尾敏氏の政治団体「大日本愛国党」を勝手に名乗り、「日本愛国塾」を結成、反ソデーなどで街頭宣伝をしていた。窃盗、詐欺などで九回の逮捕歴があり、暴力団との交遊もあった。

◆抗争がらみの銃、保管頼まれ
 一方、短銃入手のきっかけとみられる抗争事件は、五月二十七日午後、豊島区西池袋の路上で極東関口一家系の暴力団員が乗ったワゴン車に向けて、住吉連合会系の暴力団員が短銃六発を発射するなどした。

 この直後、松岡容疑者は、親しくしていた住吉連合会系の組長(43)から「まずいので預かってくれ」と頼まれ、短銃七、八丁の入った箱を預かった。

 松岡容疑者はこの短銃を、さらに知人に預けたが、その後、持ち帰ったという。この情報を入手した光が丘署は先月二十五日、銃刀法違反の疑いで松岡容疑者を逮捕、自宅を捜索したが、短銃が見つからず、今月十四日、処分保留で釈放していた。釈放後、松岡容疑者は内妻と行方をくらました。

 同本部で松岡容疑者が暴力団組長から預かった短銃の特徴を分析したところ、このうちの二丁が、三億円強奪事件で使われた短銃に酷似していることが判明した。監禁された内野さん一家の証言によると、二丁の短銃は、手のひらに入る程度の大きさで、うち一丁は、イタリア・ベレッタ社の小型短銃とみられている。

◆全くない面識 ようやく安ど 内野社長が会見
「一日も早く共犯者の逮捕と事件の全容解明を」ーー被害者の内野三郎社長(60)は二十三日夕、事件後初めて記者会見した=写真=。犯人の逮捕、指名手配でようやく重圧から解放され、ほっとした様子。逮捕、氏名手配された二人については「全く面識はなく、松岡容疑者は仕事上の取引があったと聞いてびっくりしている」という。

 内野社長によると、押し入った二人組にいきなり「お前を殺せば金になる」と脅された時は、とっさに横浜の弁護士拉致(らち)事件を思い浮かべ、命の危険を感じたとい う。交渉を繰り返すうちに、狙いが金であることが分かり、七人に危害を加えないことを条件に、「金で解決がつくならと、三億円の支払いを決意した」と緊張状態でのやりとりを証言した。



東京・練馬の監禁3億強奪事件 松岡容疑者をつくば市で逮捕
読売新聞1990.11.29東京夕刊

◆隣家へ強盗、格闘の末
 東京都練馬区の建設会社「内野工務店」社長、内野三郎さん(60)方で今年六月に起きた一家監禁、三億円強奪事件で、練馬署特捜本部から強盗傷害容疑などで指名手配されていた主犯の東京都豊島区雑司ヶ谷一の三二の九、自称右翼団体塾長松岡勝明容疑者(45)(韓国籍)が、二十九日未明、茨城県つくば市内の民家に強盗に入って家人に取り押さえられ、同県警つくば北署に強盗傷害の現行犯で逮捕された。九月二十三日の指名手配から六十八日目。同署は、あす五とにも再逮捕、身柄を練馬署に移送するが、同本部のこれまでの捜査で、松岡容疑者が内野工務店を狙った動機について、「下請け会社を相当苦しめており、許せない。金回りもいい」などともらしていたことがわかっており、事件の全容解明を急ぐことにしている。

 茨城県警の調べによると、松岡容疑者は、二十九日午前三時十分ごろ、同市神群一七四五、土建会社社長桜井進さん(53)方に帽子、マスク姿で侵入、二階四畳半で寝ていた二男の私立水戸短大二年洋志さん(21)を「騒ぐな。静かにしろ。殺すぞ」などと脅し、懐中電灯で頭を殴りつけたうえ、粘着テープで口をふさごうとした。しかし、洋志さんと格闘となり、騒ぎに気づいた家人らに取り押さえられ、通報でかけつけたつくば北署員に強盗傷害の現行犯で逮捕された。洋志さんは、頭に軽いけが。

 同署で調べたところ、持っていた運転免許証と外国人登録証から、松岡容疑者とわかった。松岡容疑者は「(三億円事件は)おれはやっていない。言い分がある。むこう(警視庁)で話す」と供述した。

 松岡容疑者は、先月十九日「酒井真敬」の偽名を使い「自分は僧職だ」と言って、桜井さん方の隣家の倉庫を借りて住んでいた。逮捕後、調べたところ、倉庫に「急用ができたので、しばらく留守にする」と書き置きがあった。また、乗回していた盗難バイクのかごに現金四百六十一万円入りのバッグがあり、桜井さん方で強盗を働いた後、高飛びしようとしたらしい。

 松岡容疑者は六月二日夜、埼玉県大宮市天沼町一の四二八、無職小田島鉄男被告(47)と二人で、同県新座市の同工務店新座営業所に、練馬区長の秘書を装って押し入り、三郎さんの実兄で同社常務、恒さん(64)を短銃で脅迫し、車に拉致(らち)。さらに練馬区早宮の三郎さん方に行き、恒さんを含めた一家七人を二昼夜にわたって監禁、現金三億円を強奪した疑い。

 松岡容疑者は八月二十五日、東京・光が丘署に銃刀法違反容疑で逮捕されたが、九月十四日、釈放され、その後、行方をくらました。同本部では、同二十二日に逮捕した小田島被告の供述から、松岡容疑者を主犯と断定、二十三日に指名手配していた。

平然「私は修行中の高僧」 祭壇作り朝夕読経 近所の人らを欺く
 「私は修行中の高僧」と名乗り、松岡容疑者は、被害者の桜井さん方すぐ隣の倉庫で何くわぬ顔で生活、近所の人たちをあざむいていた。

 倉庫の持ち主は、大工Aさん(39)。Aさんの妻(38)の話によると、十月十九日ごろ、キノコ採りに出かけた筑波山で松岡容疑者に「アパートを探しているのだが」と声をかけられた。同容疑者はボロボロの白い法衣に数珠を持ち、同情したAさん夫婦は自宅離れの解体予定の古い倉庫を無償で提供したという。

 松岡容疑者は「一年ほど住まわせてほしい」と、倉庫に木製不動明王の「御本尊」と曼荼羅(まんだら)の掛け軸四点、香炉を持ち込み生活を開始。

 金をかなり持っていたので、Aさんが理由を聞くと、「私は京都の真言宗の寺の高僧で、二、三年、京都を離れて修行している。私にはスポンサーがついているので、金には困らない」と話していたといい、「フルハシ」名のキャッシュカードを使っていた。

 また日ごろは、朝夕に読経をするほかは、庭掃除やごみ焼きを手伝い、小学生のAさんの子どもにお経を教えたり、近所の女性たちに祈とうをしたり家族と一緒に食事をするなど近所でも打ち解けていたという。

◆「逮捕術役立った」 お手柄二男は元警察学校生
 松岡容疑者を取り押さえた桜井進、洋志さん父子は同日朝、つくば北署で記者会見。洋志さんは「突然明かりで照らされ、男がブツブツいっているので目が覚めた。『静かにしろ』と言われ、口に粘着テープを張られたため、反射的に飛び起きて格闘となった。すぐ父が来てくれたので、一緒に取り押さえることができた」と興奮した面持ち。

 二人によると、進さんが松岡容疑者を足払いして倒し、洋志さんが同容疑者の左腕を後ろに取り、関節をきめたという。

 洋志さんは高校卒業後、一時、警察官を目指し、千葉県警察学校に入ったことがある。そこで学んだ逮捕術が役立ったもので、「(逮捕術の)実践応用は、これが最初で最後」とテレていた。



貨物船で機関銃など29丁密輸/警視庁摘発
読売新聞1991.2.2東京朝刊

 警視庁捜査四課、保安一課と東京税関は、東京・大井ふ頭に入港していたパナマ船籍の貨物船の家具コンテナから軽機関銃三丁を含む銃器二十九丁、手りゅう弾一個と大量の実弾を押収、一日、荷受人の埼玉県久喜市東五の五の三六、韓国籍、無職李鐘秀容疑者(44)を銃刀法違反などの疑いで逮捕した。李容疑者は昨年十月、静岡県警が同法違反容疑で逮捕状を取り、行方を追及していた。同課などは、李容疑者が暴力団に密売しようとしたとみて追及している。

 調べによると、李容疑者は、先月十六日にマニラを出港した貨物船に積んだコンテナ内に、自動小銃(M16)一丁、軽機関銃(ウージー)三丁、手榴弾一個、短銃二十五丁、実弾約千七百発を密輸入した疑い。

 李容疑者は昨年十月、JR東京駅のコインロッカーに短銃七丁などを隠していた容疑で静岡県警が逮捕状を用意していた。共犯の稲川会系暴力団員(47)はすでに同県警に逮捕されており、同課では、李容疑者が今回押収された銃器も暴力団に密売しようとしていたとみて追及している。

 軽機関銃の「ウージー」はイスラエル製で、米国など西側諸国の軍隊が採用している小型の高性能銃。国内では一昨年から昨年にかけ、茨城、香川などの暴力団から押収している。



恐喝未遂容疑で右翼団体員逮捕=埼玉
読売新聞2001.11.28東京朝刊

 県警公安二課と武南署は二十七日、恐喝未遂容疑で指名手配されていた東京都大田区東矢口三、右翼団体構成員で無職吉岡亜樹容疑者(33)を逮捕した。

 調べでは、吉岡容疑者は昨年三月、川口市、葬祭業男性(29)の会社に街宣車で乗り付け、「宣伝用のチラシがほかの会社と似ていてまぎらわしい」などと因縁を付け、現金百万円を要求した疑い。

 また、同課では吉岡容疑者とともにいた同区東矢口、韓国籍で無職金静珍容疑者(28)を、入管難民法違反(旅券不携帯)の現行犯で逮捕した。

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2東京朝刊
28東京朝刊
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p148~154
オウム真理教 (軍事クーデターを目指したカルト集団)

それは1995年3月20日朝の通勤時間、首都圏の地下鉄で起こった。
無色無臭の猛毒ガス、サリンが車両内にまかれたのだ。
たちまち死者12人、負傷者5311人の大惨事となった。
加害者はオウム真理教というカルト集団。
絶対王国を妄想した宗教者たちの極悪テロ事件であった。


国家転覆を夢見た空前の都市クーデター

 1995(平成7)年3月20日、第二次世界大戦中にナチスドイツが開発したという化学兵器、サリンガスが夢想だにしなかった東京の都心部でばらまかれた。地下鉄丸ノ内線、日比谷線のいくつかの車両で、突然に乗客がけいれんを起こして倒れる、座り込む、悶絶するという事態が発生した。
 警視庁科学捜査隊によって、社内でサリンガスが発生したことが確認され、それがオウム真理教という新興の宗教団体の手でまかれたことも判明した。彼らが地下鉄サリン事件を起した動機は、間近に迫っていた教団への強制捜査を遅らせるためだったと、のちの裁判で答えているが、彼らには殺人を肯定する教義があった。
 オウムの帝国を建設したいという教祖、麻原影晃の荒唐無稽な考えからはじまった戦争ごっこだったが、5000人ともいわれた信者たちのなかには一流の大学を出た高学歴者や医者などもいて、世間を驚かせた。
 現実性はさておいて、この事件はまぎれもないクーデター計画であった。地下鉄内で散布されたサリンは、霞が関や永田町など政府、国会など国家中枢に対して最大の打撃を与えるように計算もされている。
 世界にアピールするニュース性も抜群で、日ごろ日本の事件が世界の話題になることが稀であるのに、この事件は瞬く間に地球上を駆け巡った。サリンガスという特殊な化学兵器が実際に使用されたのだ。イラクなどイスラム世界で頻発する自爆テロを最初に聞いたときのようなショックを世界中に与えた。
 一瞬にして、死者12人、重傷者を含めて負傷者は5311人に上った。その後、肉体敵精神的な後遺症に悩む人も多い。それまで、麻原影晃およびオウム真理教に対して好意的に持ち上げていた学者やジャーナリストは、この事件を機にいっせいに口をつぐんだ。
 オウム真理教は、1984年に松本智津夫(麻原影晃の本名)がヨーガ道場「オウムの会」をはじめたのが出発で、その後、「オウム神仙の会」と改称して、1987年い宗教団体「オウム真理教」として東京都から宗教法人として認証された。それから教祖麻原はダライ・ラマ14世とインドで会談するなど、広報、宣伝活動に努め、信者数一万人と豪語するまでになった。
 日本で唯一の最終解脱者を自認する麻原に率いられた教団では、各幹部はホーリーネームという特殊な照合で呼び合い、「無常」と「煩悩破壊」を根本とする説教を広めた。意識を高い世界へ移し替えるという「ポワ」という言葉を拡大解釈して殺人を正当化するという教えもあり、次第に一般社会から疎外され孤立化していった。
 地下鉄サリン事件までの間に、男性信者殺害事件や坂本弁護士一家殺害事件などを起こすが、事件性が確定されず容疑には及ばなかった。しかし、このサリン事件後は教団本部施設への強制捜査が行われ、この教団の特異な実態が明らかになった。
 現在、宗教法人上の解散は確定したが、一部は代表代行を盾て活動を継続している。また、別個に活動しているオウムの残党もいる。


オウム真理教の資金源を追う

 オウム真理教は、ロシアやスリランカなど海外に支部を持ち、全国各地に道場を展開していた。また、教団施設からは、サリンなどの化学兵器製造設備や細菌兵器製造設備、軍用ヘリコプターなど、高価な物品を有していたことがわかった。それらを金額ではじき出すと、とても実数5000人といわれる信者が差し出す御布施だけでは説明がつかないものだった。
 教組の麻原影晃がヨーガ教室や漢方薬の販売で商売の経験があったので、金銭感覚は商人そのものだったといわれた。捜査が入った段階では、彼らの事業はパソコン販売からラーメン屋まで幅広く展開していた。
 彼らの活動が派手になったのは、1994年、熊本県波野村^(現在は阿蘇市の一部)の土地5万9000平方メートルを同村がオウムから9億2000万円で買い取ってからである。波野村は大分県との県境にある山村で、オウムがこの土地を購入した金額は5000万円と伝えられているので、ここで彼らは8億7000万円の利益を得ている。
 それまでは、麻原の空中浮遊や衆議院選挙に集団立候補するなどマスコミに話題を提供していたが、この後に山梨県上九一色村(甲府市と富士河口湖町に分割)で彼らがサティアンと呼ぶ秘密基地の建設がはじまった。
 この時代、不動産知識を持った元暴力団組長というオウムの幹部が、不動産バブルの社会を背景にした土地転売を繰り返しながら資金を増やしている。一方で、パソコンの製造販売、ラーメン店経営、宗教グッズ販売などのビジネスを展開していたのは、前述の通りである。
 さらにオウムは、サリン製造に入る前に覚せい剤やLSDなど違法な薬物を製造している。どうやらこれがオウムの重要な資金源になっていたと想像される。
 売りさばき先は西日本の暴力団関係であるが、その世界では「オウムのシャブは興奮効果が弱い」と値段は一般価格の半値ぐらいだったという。それでも製造した覚せい剤は、冷凍車に積まれて上九一色村から西日本方面に毎日のように運ばれていった。


オウムはなぜサリンをつくることができたか
 
 二十世紀末に若い知能がひそかに集結した宗教団体「オウム真理教」は、次第に社会大衆から疎んじられるようになり、秘密結社化して武装計画が本格化し出した。ハルマゲドン(世界終末論)を唱え、殺人ガスともいうべきサリンをつくることに成功した。実験室レベルで合成するには大学の理学部卒程度の頭脳と設備で可能だといわれるが、大量のサリン製造するにはそれなりの設備資金と技術が必要だといわれる。
 オウムは、大量のサリンを製造するために原料購入から技術支援まで多くの一流企業の協力を受けている。
 サリンをつくる原料となる薬品類の多くは、ダミー会社を通じ合法的な商取引で行われたので、商社やメーカー側はまんまと騙されたという。捜査筋によると、サリン製造のために、オウムは薬品類3億8000万円、機械類購入に1億4000万円を使っている。ロシアでサリンの製造現場を見学し、見本を持ちかえっている。
 サリンの主原料となる三塩化リンなどは日本曹達が製造、溶剤となるアセトニトリルは旭化成が製造しているが、販売店が売ったのでその先は不明だという。五塩化リンという原料は、大量購入が不可能とわかると、オウは三塩化リンから自前でつくろうとした。そのために塩素が必要で、塩素を発生させるためには食塩水を電気分解させる装置が必要になる。その電解槽をつくろうとしたがうまくいかず、あるメーカーに指導を受けている。
 また、三菱マテリアルにもオウムの技術者が訪問してサリンプラントの反応釜に必要な特殊な金属を購入している。その他、サリン関係以外でも伊藤忠名古屋支店でダイナマイトの原料となるグリセリンを大量に購入している。
 このようにオウムは、サリンの製造開発のためにいくつかの企業の力を得ている。それらの企業は「全くオウムとは知らなかった。オウムと分かれば取引をしなかった」と一様に言うが、果たしてこれらの言葉は100パーセント鵜呑みにできるだろうか。 

ミトラmemo27 世界の諜報機関周知の「対日テロ戦争」と「サリン計画」① 続き



p34~p42
オウム真理教と国会議員の「黒い交際」
 Aたちが諜報活動を進めるなかで、ある時期から退職するエリート研究者の動向が気になりはじめ、追跡調査すると「オウム真理教」に行き着いたというのです。
 要するに、軍事転用目的の産業スパイに明け暮れていた工作員が、ごく自然な流れで破壊的なカルト教団にぶち当たったということなのです。
 この事実を報告された平壌は、これまたごく自然な成り行きで「悪だくみ」を思いついたのでしょう。
 産業スパイを担当する工作員は職掌柄、専門知識を持つ者が選抜されています。「研究者」「専門家」のカバー(偽造履歴)がありますから、オウム真理教に食い込むことは容易だったはずです。
 実際、Aたちの部隊は「協力者」たちが会社を辞めて、オウム真理教に入信した後も、彼らを「飼い」続け、なかには協力者に「入信するよう勧誘された」工作員もいたそうです。
 その上、「集票マシーン」「集金マシーン」となるオウム真理教に接近する国会議員まで現れるに及んで、いよいよ平壌は「オウム真理教を利用する」野心に目覚めたといいます。
「某超大物国会議員がオウム真理教と関わり、北朝鮮との仲を取り持ったという”噂”も事実だ」
 かつて、元衆議院議員の浜田幸一氏が自著『ハマコーの非常事態宣言』のなかで、ある国会議員がロシア政府高官とオウム真理教とのパイプをお膳立てしたと告発していますが、同時に北朝鮮との仲立ちをした「大物国会議員がいた」との噂もあり、これが「事実だ」とAは訴えたのです。
 しかも、一連の国賊的行為の陰には、常に北朝鮮工作員が蠢いていたのだと・・・・。
「オウム真理教はロシアからヘリコプターを購入して、サリンを空中散布する計画を立てていたが、やつらのロシア・コネクションを意図的につないだのも、在日北朝鮮工作員の仕業だ」 
 極論すれば、「地下鉄サリン事件」は日本の国会議員が北朝鮮工作員に踊らされた挙句に引き起こした、「自爆テロ」だったともいえるのです。
 想定していた「十分な成果は得られなかった」とAは漏らしましたが、傀儡の村井秀夫を抹殺することにより「北朝鮮の関与」を隠避、未曽有のテロ事件(あるいは実験)を成功させたことは言うまでもありません。
 だからこそAは「サリン」に怯え、「アメリカに行きたい・・・・アメリカ人になりたい・・・・」
と懇願したのでしょう。
 平壌は「地下鉄サリン事件」の報告書を細かく分析して、来るべき「対日テロ戦争」の完璧な青写真を描いているはずだとつけ加えました。
 さらには、「自分のように最悪の事態を怖れて逃げたがっている在日工作員は大勢いるが、祖国のために喜んで自爆テロに身を投じる狂信者も少なくない」 と、北朝鮮の内実がオウム真理教そのものだとも力説したのです。
 手段としては、オウム真理教が画策していたといわれる「空中散布」も計画されているそうです。
 もちろん、「地下鉄サリン事件」を準える各種交通機関へのサリン攻撃や、自衛隊と在日米軍施設に対するサリン攻撃も当然考えられます。
 すでに常軌を逸しているカルト偶像崇拝国家北朝鮮が、オウム真理教をはるかにしのぐ人員と物量で「サリンによるテロ戦争」を仕掛けるであろうことは、決して「妄想」 でも「虚言」でもありません。Aの言葉を借りるなら「平壌からの指令を待つだけ」の切迫した状況なのです。

日本人の想像をはるかに超えた、復讐心と狂気の決断
「平壌は必ず戦争を仕掛けてくる。朝鮮人民軍には日本で報道されているような穏健派など一人もいない」
 Aは焦るようにまくし立てました。
 いまや国家としての「瀬戸際」をとっくに越えている北朝鮮は、解放後60年の長きにわたり、「日本を照度にして日程36年代の復讐を果たす」 ことだけを生き甲斐にしてきたといいます。南朝鮮(大韓民国)を「アメリカ帝国主義の抑圧から解放する」というスローガンも死んではいません。
 実際、80年代には多くの北朝鮮留学生が旧ソ連邦に渡り、生物化学兵器の製造方法を学んでいます。その後、北朝鮮は独自に「医療科学研究所」や「中央細菌調査研究所」など、少なくとも5ケ所以上の生物化学兵器製造施設を建設したことが確認されています。
 歴史的には、オウム真理教よりずいぶんと早くから「対日テロ戦争」を考えていた北朝鮮が、オウム真理教の出現を「渡りに舟」とほくそ笑んだことは、想像に難くありません。
 平壌の邪な野望は、日本人の想像力をはるかに超えているのです。 
「だからこそ、攻撃目標となる日本で工作員をやっていられるはずがない。自分がサリンの犠牲になるのは、まっぴらごめんだ!」
 自分で発した言葉につられて激昂したAは、工作員としての冷静さまで失っていました。
 顔を紅潮させ、しばらく黙り込んでしまったAは、冷静さを取り戻すかのように備え付けのポットでお湯を沸かし、私にお茶を入れてくれました。
 そして自分の湯飲みにもお茶を注ぎ、ゆっくりひとくち飲むと、再び冷静な口調でこう切り出したのです。
「地下核実験についても日本人は何もわかっていない。あれは失敗ではなかった。どうして日本人は、お粗末としか言いようがない認識しか持てないんだ。たしかに、現段階では核兵器の小型化は難しいかもしれない。だが、共和国(北朝鮮)の技術レベルでも数カ月、あるいは、数年後なら不可能ではないだろう。しかも、一発の核弾頭ミサイルで半径数十kmを消滅させる戦略核を開発しようというのではない。仮に、半径数百mでも有効な核爆弾を十数個保有すれば・・・・どんな意味を持つと思う?」
 現状で「サリン」という化学兵器、「天然痘」などの生物兵器を保有するとみられる北朝鮮が、たとえ小型でも「核」を併せ持てば、いわゆる「ABC兵器」のすべてを保有することになります。
 その恐怖は、北朝鮮の内情を知る工作員Aでなくとも、身の毛がよだつのは当たり前でしょう。すでに日が傾き、薄暗くなったビジネスホテルの小部屋から、灯が燈りはじめた東京の街角を眺めて、私は絶望的な悲観論者になろうとしていました。
 これまで韓国の在日工作部員として活動してきた私は、Aにとっては紛れもない「仇敵」なのです。「仇敵」にすべてを告白し、泣き言まで漏らし、このインタビューに芳崖ともいえる報酬を要求して、敵国アメリカに逃げる資金稼ぎをするAの心情は、察して余りあるものがありました。
「おそらく」・・・・いえ、「間違いなく」彼の言葉は真実であり、在日北朝鮮工作員が抱えた窮状を訴えるものと確信したのです。
 そして、在日北朝鮮工作員が抱えた窮状は、そのまま日本国と日本人の窮状でもなり、避けることの困難な「戦慄」であるのです。

日本国内に蠢く北朝鮮工作員の実態
 私は無意識に固く握り締めた掌から、汗に濡れたオウム真理教のバッジ「プルシャ」をAに返すと、「対日テロ戦争」勃発の「Xデー」について訊ねました。
「それは自分にもわからない。本国から来る指令は朝令暮改どころではないからだ。対象者に接触せよと言ったり、やはりするなと言ったり、とにかく整合性のない命令ばかりだ。昨年(2005年)の暮れあたりから、指令の責任の所在すらわからない有り様だ。平壌の党政権が乱れている証拠だろう」
 要するに、同志である自分たちにも知らせることなく、ある日、突然に「対日テロ戦争」が勃発するとAは繰り返すのです。
 また、Aは「日本人拉致」について聞いてはいたが、実態は知らなかったとも言いました。軍や労働党のたて割り社会にいるため、横のつながりもなく、全体像もつかめない仕組みになっているからです。
 ゆえに、北朝鮮による「対日サリン攻撃計画」を知る在日北朝鮮工作員は、日々を怯えてくらさなければいけないのです。
 彼にしてみれば、「日本人には大切な友人もたくさんいる」のですから、被害に遭わせたくない日本の友人に、警告を発せられないことにも心を痛めていたのでしょう。
 私は、その弱みと人間性を巧みにつく遣り取りで、サリンのありかを聞き出そうと試みました。
 しかし、どんな手練手管で挑んでみても、口をつぐんで話してはくれませんでした。私に白状すればマスコミに漏れ、管理している工作員がサリンを別の場所に移してしまうのを怖れたのでしょう。
 もし、事前に「Xデー」を察知することができたなら、自ら保管場所に乗り込みサリンを奪取するつもりかもしれません。北朝鮮特殊工作員の手からサリンを奪えば、自らと友人たちを守ることができるかもしれないからです。
 これ以上の追及は無駄と判断した私は、Aのような「固定間諜」の暮らしぶりについて聞いてみることにしました。
「ずっと昔は、新聞配達員やプロパンガス店の従業員が多かった。北からの潜入工作員は土地勘もないから地域に鳴れるのが目的だ。運よく都道府県議員や市区町村議員の家に当たれば、そこから工作活動が派生したりもする。また、有線放送の配線敷設の下請け会社の場合は、盗聴器を設置するのが目的とも聞いている」
 北朝鮮から中国、タイなど第三国を経由して潜入する工作員たちは、まず日本で面倒をみてくれるブローカー(朝鮮総連や暴力団関係者)の許に身を寄せ、ホームレスから買った戸籍を与えられ、協力企業のタコ部屋で生活するのです。
 そこで日本人として順応してから、本格的な工作活動に従事するのが通常です。
 さらに、覚醒剤の密売など非合法行為で集金システムを作り、平壌に送金する特殊工作部隊もいるとのことでした。
「非合法活動専門の工作員には、オウム真理教に限らず、星の数ほどある宗教団体に紛れ込んで集金をしたり、自分たちで宗教法人をつくってしまうケースまである」
 すっかり工作員の眼光を取り戻したAは、自信まで取り戻したような口調で話してくれました。
「我々に不可能はない。あまりにも無防備な日本国民を憐れにさえ思ったこともある。我々が怖れるのは公安調査庁(法務省)と公安警察(警察庁)、それから自衛隊調査部(防衛省)くらいのものだ。なかでも逮捕権限のある公安警察は、日本にいる他国の工作員も怖れている」
 工作員としては教科書どおりの回答ですが、これこそ真実なのです。私も現役の頃は公安警察をもっとも怖れていました。現に、摘発された工作員やスパイは、表沙汰にならないだけで数限りなくいます。
 日本の政治体質か穏やかな国民性かは知りませんが、たいていの場合、摘発された者たちは、極秘裏に国外退去、強制送還されるのが通例です。Aのような工作員は、そんな網の目を潜り抜けて生き延びている、エリートといえるのかもしれません。
 
p34・35
李鍾植「朝鮮半島最後の陰謀」3435
p36・37
李鍾植「朝鮮半島最後の陰謀」3637
p38・39
李鍾植「朝鮮半島最後の陰謀」3839
p40・41
李鍾植「朝鮮半島最後の陰謀」4041
p42・43
 李鍾植「朝鮮半島最後の陰謀」4243
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p25~p33

世界の諜報機関員周知の「対日テロ戦争」と「サリン計画」
「どうやって持ち込んだんだ?」
「持ち込む?そんなことは簡単だ。覚醒剤を持ち込めるのに、どうしてサリンを持ち込めないというんだ?それに日本国内で製造したモノもある」
 私は耳を疑いました。
 日本国内で製造した・・・・とは?
 サリンの製造には大掛かりな施設が必要なはずです。そんな施設を造ればオウム真理教のように、捜査当局の追及を免れることは不可能ではありませんか。
「だから・・・・オウム真理教の連中が製造したサリンだよ」
 実は、このことについても、ずいぶんと以前から囁かれていたことなのです。在日北朝鮮工作員がオウム真理教と接触、あるいは信者として内部に潜り込み、「サリン」製造に深く関与していたという、ある種の都市伝説は、世界中の諜報機関員の間で半ば公然と話されていました。
 私自身がこの都市伝説を耳にしたのは、オウム真理教による「地下鉄サリン事件」直後のことでした。
 ある公安警察OBにこの話題を差し向けたところ、「限りなく事実に近い」との回答を得たこともありました。
 また、親交のあるアメリカ国務省の極東担当者に同様の質問をしたときも、「ほぼ間違いのない事実だ」と顔を曇らせたものです。
 どちらの証言もAの告白で折り紙をつけられた恰好です。
 顔面蒼白となった私は、さらに件の「対日サリン攻撃」による被害予想を問い質してみました。
「首都圏は壊滅する」
 Aの回答は確信に満ちていました。
 すなわち、最悪の事態を想定すれば二千数百万人の死者が累々とすることになるのです。
 さらにAは、「地下鉄サリン事件の詳細は平壌に報告している」とつづけ、「あの事件の計画にも北朝鮮の特殊工作員が関わっていた」と結んだのです。
 つまり、反社会的、破壊的なカルト教団であったオウム真理教にいち早く目をつけた北朝鮮の特殊工作員が、これを「対日テロ計画」に利用するべく平壌と謀り、専門の科学者による技術供与などの面を含めて、「サリン」製造に積極的な支援をしたということなのです。
 だからこそAは、「アメリカに行きたい・・・・」と願っていたのです。
「首都圏には何百、何千という同志・同胞がいる。在日韓国・朝鮮人も何万人といるではないか。それなのに本国は皆殺しにすると息巻いている。祖国と呼べるはずがないだろう」
 Aのように何十年も日本や韓国に長期滞在している工作員は、「固定間諜」と言われ、結婚して家庭を築いている例もあります。あるいはAもそうではないかと思い、訪ねてみたところ答えはありませんでした。
 ただ、「日本人には大切な友人もたくさんいる」と俯くだけでした。
 自分が提供した情報が本国でどのように活用されたか知らないと、Aは言います。それは末端の工作員として知る由もなければ、知る必要もないことなのです。工作員とは歯車の一つにすぎないことをAも承知していました。
 それでも、祖国に忠誠を尽くした挙句、虫けらのように「サリン」で殺されることに、どうしても我慢がならなかったのでえしょう。
 私には、Aの心情が痛いほど、まさに手に取るようにわかったのです。

オウム真理教と北朝鮮の「暗黒の関係」
 これまで耳にした数々の噂話とAの供述・・・・これらが一致したとしても、俄かに信じることはできません。
 ましてや、オウム真理教との関係が本当だとすれば、「地下鉄サリン事件」そのものが、北朝鮮によるテロ事件という側面を帯びてくるのです。
「村井という幹部を覚えているだろう?」 
 Aが名指しした「村井」とは、オウム真理教のサリン製造の最高責任者といわれた人物で、「地下鉄サリン事件」(1995年3月20日)からおよそ一か月後の1995年4月23日に、教団東京総本部(東京都港区南青山)の玄関先で、指定広域暴力団「山口組」傘下の暴力団組員で、自称「右翼団体構成員」の男に刺殺された「村井秀夫」のことです。
「村井を刺した実行犯の徐裕行が韓国籍だったことも知っているな?」
 犯人が韓国籍だったことや、すでに北朝鮮との「闇取引」を噂されていたオウム真理教の背後関係などから、この刺殺事件が北朝鮮の示唆によるものと、一部マスコミに取り沙汰されていたのですが、それが「真相」であるとAは話をつなぎました。
 あの事件の裁判では、犯人の所属する組織の幹部が「殺害を指示した」として逮捕・起訴されたのですが、結局、証拠不十分で無罪判決が確定しています。
 さらに、ある捜査当局者の話によると「暴力団幹部は本当に何も知らなかったようだ」ということです。
 そもそも、「村井秀夫刺殺事件」にはいくつもの謎がありました。
「幹部なら誰でもよかった」との犯人の供述とは裏腹に、犯行当日、教団東京総本部を取り巻いていた多くのマスコミが撮影した写真や映像から、犯人が村井秀夫以外の幹部の出入りには無関心だった様子が明らかで、当初からターゲットを村井秀夫に絞っていた疑いが持たれているのです。
「当時、山梨県上九一色村にあった教団本部施設の異臭騒動について、オウム真理教は一切の関与を否定していた。しかし、マスコミに対する談話の中で村井秀夫が、”教団が製造した農薬が原因”と関与を認めたことで麻原影晃の怒りを買い、暴力団組員を使って処刑されたのではないかという話もあるが・・・・」
 私の疑問にAは、せせら笑いながら言葉をさえぎりました。
「そもそも犯人が村井を殺したところで、所属する暴力団組織にいったいなんの得があるというんだ」
 たしかに、組織の掟からすれば、末端の組員が、独断であのような事件を引き起こすのは、絶対にあり得ないことなのです。
 そう考えれば、犯人には所属する組織とは「別の力学」が作用したと考えるのが当然ではないでしょうか。
「犯人の父親はバブル崩壊によるビジネスの失敗で、億単位に上る莫大な借金を抱えていた。しかも、父親は朝鮮総連(在日本朝鮮人総合連合会)と深い関係にあった。ヤクザ者とはいえ儒教思想に呪縛された朝鮮人の犯人は、その借金を清算するため、そして祖国を守るために引き受けたんだ」
「依頼主は?」
「平壌」
「担保(資金の出所・仲介者)は?」
「朝鮮総連」
「それなら裏書(共犯者)が麻原影晃と側近たちだと?」
「いや・・・・連中は何も知らされていない」 
 Aの説明は概ね次のような内容でした。

武器調達のパイプ、ロシア・コネクション
 オウム真理教が武器弾薬を調達できたのは、「ロシア・コネクション」があったからなのですが、それは大幹部である早川紀代秀が一手に担っていました。
 ロシアの「闇社会」に太いパイプを持つ早川紀代秀は、麻原影晃を叱責するほどの教団内実力者であり、陰の尊師とも呼ばれていたというのです。
 一方、若手実力者の筆頭株であった村井秀夫は、サリン製造で構築した北朝鮮とのパイプを独占することで、早川紀代秀に対する政治的均衡を保っていたのだといいます。
 村井秀夫が指揮するサリン製造と、サリンによる「終末(ハルマゲドン)テロ」が成功すれば、教団内での地位は確固たるものとなり、ゆくゆくは名実ともに教団ナンバー2として君臨することも可能だったでしょう。
 当時、オウム真理教は官僚体質の悪癖に侵されていて、それぞれの幹部が、それぞれの分野で功名を競い、自分の既得権は決して他の信者に公開しようとしなかったので、まさに「たて割り行政」そのものだったそうです。
 そこに北朝鮮の特殊工作員が村井秀夫の側近としてはべり、様々な便宜を図り、秘密を共有し、派閥意識を煽り、「有能なトカゲの尻尾」に仕立て上げたということです。
 実際、一万人もの信者を有した「オウム真理教」ほどの大所帯を利用しようとする場合、計画が失敗したときのことを考えれば、重要機密はたった一人とだけ共有し、いざというときには「尻尾を切る」のが諜報機関の常套手段です。
 北朝鮮が当初から、オウム真理教を利用してサリンによる大規模テロを計画していたとするなら、事件後、容易に証拠隠滅できる仕組みを整えるのが当然です。
 これらのことを総合して考えれば、Aの供述は相当に信憑性の高いものと言わざるを得ません。
 また、一連の「オウム真理教関係特別手配被疑者」 である平田信、高橋克也、菊池直子らが、タイで逃亡生活を送っているとの情報がありますが、これについてAは、「北朝鮮とタイは30年以上も前から国交関係にある。覚醒剤取引など闇の関係も深い。あの三人がいまも生きているとは思えないが、いずれにしても北朝鮮の手引きで逃亡したことは間違いない」と、やはり北朝鮮工作員の関与をにおわせたのでした。
 それでもAの話を鵜呑みにすることはできません。
 もっとも、「証拠を見せろ」と迫ったところで、事件が事件、内容が内容なだけに「証拠」が残っているはずもないのです。
 同業者としての私が、当たり前の疑いを抱いていることはAも察したところでしょう。 
 Aはブリーフケースから小さな金属片のようなものを取り出し、掌に乗せて私に示したのです。
「オウム真理教のバッジ”プルシャ”だ」
 驚きを隠せないでいる私に、それを放り投げました。そして、Aは驚くべきことを口走ったのです。
「オウム真理教の内情を平壌に報告するのも、我々の部隊の仕事のひとつだった・・・・」
  もはや言葉を失った私は、Aの顔をまじまじと見つめるしかありませんでした。
 彼の言うことには、Aが所属する部隊というのは、日本企業に対する産業スパイが主な任務で、A自身も大手光学機器メーカーの研究室や大学の研究室に「協力者を飼っている」というではありませんか。
「オービス(自動速度違反取締装置)の技術を収集するのが目的だった。日本製のオービスはジェット戦闘機が通過しても、パイロットの顔がはっきり撮れるといわれている。だから、そのいカメラとセンサーの技術を平壌は欲しがっていたんだよ」

続く
p24・25
李鍾植「朝鮮半島最後の陰謀」2425
p26・27
李鍾植「朝鮮半島最後の陰謀」2627
p28・29
李鍾植「朝鮮半島最後の陰謀」2829
p30・31
李鍾植「朝鮮半島最後の陰謀」3031
p32・33
李鍾植「朝鮮半島最後の陰謀」3233
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「アエラ」1995年5月22日号
p18
村井氏刺殺の共犯逮捕 背後に広がる闇の世界 

疑惑の中心人物を刺殺した狙いはどこにあったのか。
共犯者が捕まっても、謎は深まるばかりだ。
編集部 山之上玲子

 「大きな力が動いている。村井は、そのことを言おうとした矢先だった」

 オウム真理教の幹部上祐史浩氏は、こんな謎めいた言葉を口にしていた。「化学技術省」トップだった村井秀夫氏が、東京・南青山の東京総本部前で、殺されたあとのことだ。

 予感はあたった、と言えるのかもしれない。

 警視庁は11日、三重県伊勢市の山口組系暴力団羽根組幹部上峯憲司容疑者(47)を逮捕した。衆人環視の中で村井氏に切りつけた自称右翼団体構成員徐裕行容疑者(29)と共謀した殺人の疑いだ。

 「だれにも相談せず、自分一人で決めた」

 徐容疑者は当初、単独犯を主張していたが、捜査当局は羽根組との関係を洗っていた。

暴力団組員と同居
 徐容疑者が、所属団体として名前を挙げたのは、伊勢市の「神州十衛館」。昨年10月、三重県選挙管理委員会を通じて、自治省に政治団体の設立届が出されていた。

 規約には、こう書かれている。

「第2条(目的)本会は
一、天皇は我々民族の心であり民族の理念である。(中略)
一、民族を混迷にまきこむ政界、官界、財界の腐敗を糺す。
 以上を啓蒙していく事を目的とする(後略)」

 ところが、この団体は、なんの活動もしていなかった。。街宣車もない。事件の5日後には、代表者と会計責任者の2人が三重県選管を訪れ、解散を届けてしまった。

 代わりに浮かんできたのが、羽根組の影だ。団体事務所は、伊勢市の水産会社に置かれており、同じ建物の2階が、羽根組の組員宿舎になっている。団体の設立者も羽根組とかかわりがあり、捜査当局は、羽根組が暴力団対策法の監視の目を逃れるためにつくったダミー団体、とみている。

 徐容疑者は、この羽根組と接点があった。

 東京都世田谷区の友人宅で、幼馴染の羽根組組員と同居していた。そして、この組員と一緒に、一年ほど前から、時折、伊勢市の組員宿舎へ出かけていたのだ。

 89年に結成された羽根組の組長は、かつて山口組3代目の故田岡一雄組長のボディーガードを務めていた。逮捕された上峯容疑者は、そのナンバー2とされ、宿舎に出入りする徐容疑者とは顔見知りだった。

 さらに、警察の調べで、上峯容疑者の関与をうかがわせる事実も、明らかになってきた。

 事件の前日、2人は都内で会っていた。当日の朝も、徐容疑者が宿泊先のホテルから、上峯容疑者に電話をかけている。この時に、犯行の最終的な打ち合わせをしたのではないか、と捜査当局はみているのだ。

 徐容疑者は、都立高校を中退後、印刷会社などで働いていた。やがて、広告代理店に転職。熱心な仕事ぶりが評価され、イベント専門の子会社の経営をまかされる。

会社倒産で多額の借金
 当時の広告業界の知人によれば、徐容疑者は黄色い名刺に「代表取締役 田中裕行」と書いていた。酒を飲んでも稼ぐことはなかったが、「友だちには威勢のいい連中がいる」と話していた。正義感が強かったともいう。

 ところが、この会社は数年前に倒産。徐容疑者は約2000万円の借金を抱えていたとみられている。倒産直後に会った友人は酒に誘おうとしたら「連絡先は今は言えない。適当に仕事をしているから心配しないでくれ」と言われた。

 村井氏刺殺の本当のねらいは、どこにあったのか。

 徐容疑者は当初、
「幹部なら誰でもいいから、痛めつけてやろうと思った」
 と供述していた。しかし、ほかの幹部の出入りがあったのに、東京総本部の前で9時間余りも待ち続けるなど、標的を村井氏に絞っていたことは間違いないようだ。

 オウム真理教には、元暴力団幹部らも入信していて、捜査当局は教団と暴力団のかかわりを追っていた。

 徐容疑者の共犯が上峯容疑者だけだったかどうか。村井氏刺殺の背景は、まだ闇のなかだ。

「アエラ」1995年5月22日号 『村井氏刺殺の共犯逮捕』18
「アエラ」1995年5月22日号 『村井氏刺殺の共犯逮捕』画像
「アエラ」1995年5月22日号 『村井氏刺殺の共犯逮捕』徐画像

ミトラmemo25 よど号偽札犯を炙りだした知られざる「オウムXファイル」① 続き

「諸君!」96年6月号
よど号偽札犯を炙りだした知られざる「オウムXファイル」②
 謎に包まれた偽ドル事件。犯人逮捕の裏で囁かれた「オウムの北朝鮮コネクション」とは?
 麻生幾 ジャーナリスト

p192~195
 また、よど号ハイジャック犯たちは、かって北朝鮮工作員と接触していたことなどで旅券返納命令を受けた5人の女性(最近になって、さらに2人の日本人女性がいることが判明)と結婚。それぞれ子供までいることが明らかになっている。

 ところが10年ほど前から、よど号グループのうち三人の姿が確認されていない。

 一人は、安部公博である。実は安倍は、1990年代、ノルウェー、デンマークjなど欧州の複数の情報機関によって、その行動が確認されている。在ザグレブ(旧ユーゴ)北朝鮮総領事館の副領事という肩書を持つ(実態は北朝鮮の非合法工作機関である連絡部幹部)キム・ユーチョルと、コペンハーゲンのホテルで密かに接触した場面を写真に撮られているのだ。同時に、旅券返納命令を受けた5人の女性たちとも頻繁に接触していたことが確認されている。

 当時、女性たちは、欧州で日本人をリクルートして、北朝鮮に連行するという役目を負っていた。警察庁外事課スタッフによれば、
「安倍も北朝鮮から、日本人をリクルートして平壌に連行するという任務を与えられていたようです。そのために日本人女性を手足として使っていた。

 北朝鮮の狙いは、日本の真正パスポートを入手して変造旅券を大量に製造することと、そして対韓国テロ用に、日本人になり済ました工作員の語学教育に使おうという意図があったと考えられます」

 そして、もう一人の”行方不明者”が田中だった。日本からの支援者が、平壌の「日朝親善の家」を訪れて「田中君はどうしたのか」と聞くと、必ず返ってくる答えがあった。
「田中君は、特別な任務に就いている」
「時どき帰ってくるだけ」

 国際テロ対策室では、田中の「特別任務」とは、CIAの分析の通り、北朝鮮の偽100ドル札計画の一環であり、特に偽100ドル札計画の一環であり、特に偽100ドル札をマネーロンダリングするための実行部隊だったと判断している。

 田中が逮捕された直後、在カンボジアの北朝鮮大使館は、カンボジア政府に執拗に抗議した。その内容がふるっている。
「我が共和国の外交官をすぐに釈放せよ」

 北朝鮮が偽100ドル札事件に関与していることを、自ら証明したも同然だった。

 ちなみに、残る一人は岡本武。警視庁筋によれば、岡本は北朝鮮から脱出を試みて失敗し、現在は収容所にいるという。

横顔の写真
 ところで、林泰男のタイへの「海外逃亡説」はまったく消えたのだろうか。
<オウムXファイル>には、意外な情報が記されている。
<田中と、パタヤで『HAYASHI』と名乗った人物とは、別人の可能性がある。『HAYASHI』と名乗ったのはオウムの林泰男の可能性がある>

 CIAがパタヤで撮影した「HAYASHI」の写真は横顔だけだった。しかも「HAYASHI」はパタヤでは五人のグループの一人であり、他の四人の身元は不明。さらに田中が取り調べて「パタヤではキムという名を使って両替した。『HAYASHI』は私ではない」と驚いたように供述しているという事実がある。

 今でも警察庁国際テロ対策室スタッフは「複数の情報から、林泰男がタイに潜伏しているという疑いは消え去らない」と断言するのだ。

 そもそもCIAが、林泰男に強い関心を寄せたのは、ASEMでのテロを警戒したからだけではなかった。
<オウムXファイル>には、日米韓の情報機関の間で極秘オペレーションが展開されていたことを示す情報がある。オウムの北朝鮮コネクションについて、CIA、韓国kっか安全企画部(NSP)、警察庁外事課の三者が、水面下で「オウムの北朝鮮コネクション」について頻繁に情報交換を行っていたのである。

國松長官狙撃事件の新情報
 そして驚くべきことに、「オウムの北朝鮮コネクション」についての情報は、<オウムXファイル>の中の「國松長官狙撃事件」の一部として保管されていた。

 國松長官狙撃事件は、本稿を書いている4月22日の時点でも解決していない。逮捕された信者からは、犯人を特定するような供述はまったくなく、地取捜査(現場での聞き込み捜査)でも有力な目撃証言は現れていないのだ。

 発射された弾丸からの捜査も芳しくない。弾丸は、米国フェデラル社製ナイクロッド(ビニール弾頭がコーティングされたフォローポイント)の38口径であり、施条痕は6本の左回転だった。複数の目撃証言によれば、長い銃身とのことであり、これに該当する一般的な銃としては、コルト社パイソン、トルーパー、コブラの3種類が特捜本部では挙げられている。
「警察庁の科学警察研究所に照会したところ、これまで、日本の暴力団がこの銃でこの弾丸を発射した例はないという」(特捜本部幹部)

 当初は、オウムの建設大臣だった早川紀代秀が実行犯グループを統率していたのではないか、と南千住署特別捜査本部も関心を寄せていた。その根拠は、Nシステム(自動ナンバー検知装置)の情報だった。犯行があった95年3月30日の前日の深夜に、早川が不審な行動をしていたのを、Nシステムがヒットさせていたのだ。

 早川は自分名義のトヨタセンチュリーを運転し、犯行の8時間ほど前の30日午前零時10分に、東京・駒形1丁目を通過し、日光街道を北上した。その後、八王子方面に向かい、午前6時13分に中央高速八王子インターチェンジの上りでNヒットされている。一部で報道されている「上九一色村まで帰り、実行犯を乗せて現場に向かった」という推論は、時間的に無理である。

 ただ、この工程を辿ると、犯行現場の南千住付近を通過している。長官狙撃を指揮した可能性は十分にあるのだ。警視庁捜査第一課は、早川を徹底的に追及した。
「しかし早川は、坂本堤弁護士一家殺害事件については認めたが、長官狙撃については『それだけは私は関与していません』と否定し続けているのです。長官狙撃事件の前後に現場付近をウロウロしていたことについても、『浅草付近でアジトを捜していた』と、具体的に不動産屋の名前を口にした。捜査員が裏を取りに行ったところ、確かに台東区内の不動産屋を訪れ、貸家の契約を行っていたのです。」

 しかも『長官狙撃事件は、ニュースで初めて知りました。そこで、大急ぎで上九一色村に帰り、麻原に聞いたのです。”まさか(長官事件は)ウチ(オウム)の犯行ではないでしょうね”と。しかし麻原はただ黙っていただけでした』と、早川は供述しています」(捜査第一課幹部)

 現在、警視庁刑事部では、早川の長官狙撃事件への関与については否定するムードが強い。

 南千住署特別捜査本部で開かれる刑事・公安合同捜査会議でも、当初から「外国人などによる外部犯行説」と「オウム信者犯行説」とに、意見は真っ二つに分かれていた。最近では、警察庁首脳部の間からも
「これだけ捜査して何も出てこない以上、外部犯行と思わざるを得ない」という声さえ挙がっているほどだ。
<オウムXファイル>によれば、長官狙撃事件が発生した直後、CIAが密かに動いている。犯行現場に北朝鮮人民軍のバッヂが落ちていたことから、「北朝鮮犯行説」を追跡するため、過去のデータを検索する作業を始めたのだ。そのデータは、警察庁外事課、NSP、CIAという三者の情報交換の場に提供され、点と点を結び付けるような緻密な作業が行われた。

 その過程で、林泰男に関する興味深い情報が次々と見つかったのである。再び<オウムXファイル>に戻る。

 まず公安調査庁から、「林泰男の祖父母は能登半島に住んでいましたが、北朝鮮の『  白い快速艇(北朝鮮から工作員を日本に潜入させる船)』の補助者容疑がありました」との情報が寄せられた。

 さらに警視庁から、「林泰男が、1980年代末、ニューヨークに十か月滞在していた」(警察庁捜査第一課幹部)という情報が寄せられた。それをNSPのデータと照合したところ、「林泰男が滞在していた期間中、ニューヨークに住む北朝鮮工作員が、アジア系の男と接触していたのを確認しています。その時の接触場面を撮影しているのですが、林泰男とよく似ているのです。ただ、横顔しか取れていなかったことから、林泰男とは100パーセント断定はできません」 (NSP筋)。<オウムXファイル>には、これらの情報が総合した形で資料化されているという。

 また、NSPから「長官狙撃の日を挟んで、在ニューヨークの北朝鮮国連代表部の警備員として登録されてはいるが、実態は朝鮮人民軍の偵察旅団(ゲリラ部隊)から派遣されたと思われる男が、偽名で日本に向かった」との情報も提供された。

 さらにFBIからは「北朝鮮国連代表部のスタッフが、ニューヨークで起きる麻薬絡みの暗殺に関与している疑いがあり、現在、調査中」という報告もあった。

 これらの情報はCIAも共有し、独自の分析を加えた結果、林泰男を最も危険な人物と判断。特に、オウムと北朝鮮コネクションのカギを握る人物だとしたのである。そこに発生したのがタイの偽100ドル札事件。「HAYASHI」という名前にCIA^が強い関心を寄せたのも当然だった。

「オレが撃った」
 林泰男の行方については、<オウムXファイル>にも、その後付け加えられた情報はない。それどころか警視庁内では、林泰男の「海外逃亡説」は禁句となっている。
「海外へ逃亡したという推測は、捜査員の士気を低下させるので禁句となっています。すでに逮捕された信者からも、海外逃亡を匂わせる供述は一切ない。警視庁幹部の間では『考えたくもない』という思いがあるのです」(警視庁公安部幹部)

 ただ、<オウムXファイル>には、長官狙撃事件に関して、オウムの別の信者に関するデータがある。平田信(特別手配中)である。高校時代にインターハイにも出場した射撃選手であったことから、長官事件との関連が報じられていたが、「平田に結びつく証拠はなんら浮かんでいない」(特別捜査本部幹部)というのが実態だった。

 ところが、最近になって<オウムXファイル>に新しい情報が加えられたのだ。
「長官狙撃事件後、平田が在家信者に電話している中で、ズバリ『実はオレが(長官を)撃った』と語っているとの有力な証言を得たのです。
 また、逮捕された信者の供述から『平田だけは1千万を持って逃げている』ことが判明しました。ほとんどの幹部の逃走資金は数百万円であるのと比べ、破格の待遇なのです」(警察庁最高幹部)

村井刺殺事件と謎の人物
 オウム関連の事件で最も不可解なのは、オウム科学技術省トップの村井秀夫刺殺事件であろう。実行犯である徐裕行が「支持された」と名指しした暴力団幹部が無罪を主張するなど、事件の全容解明にはほど遠いという印象を誰もが持つはずだ。

 この事件では、暴力団犯行説が根強く囁かれていた。坂本堤弁護士一家殺害事件は、暴力団とはまったく関係がないことが判明したが、オウムと暴力団の関連は以前から噂されていたにもかかわらず、ほどんど明らかにされていない。まさにオウムのグレーゾーンである。
「オウムと暴力団との関連を明らかにすることが出来る唯一のキーは、村井刺殺事件にあると言っていいだろう」(警視庁ソ往査第一課幹部)

 警視庁捜査第四課(暴力団担当)幹部は、村井刺殺事件の全容解明のために、いまも専従捜査員を投入していると証言した。<オウムXファイル>にも、オウムと暴力団を結びつける情報が確かに存在する。警視庁捜査第四課幹部が証言した。
「多くの暴力団からの聞き込みの中で、村井刺殺事件に関する特異な情報が一つあったのです。それは、麻原影晃の支持により、腹心の大臣で現在も逮捕されていないA幹部が使者となって、オウムにお布施をしているBに村井刺殺を依頼したのではないか、という情報です。Bは、あるオウム支部を提供した人物でもあります。
 このBは麻原との関係が深く、妻の松本知子も逮捕される直前、三女アーチャリーを連れてBの自宅を訪問しています。松本知子は『逮捕される可能性が高いので、親権代理人として、アーチャリーを預かって頂けないか』と相談しているのです。この時、同行したのがA幹部です。
 Bには不可解な点が多い。例えば、Bの銀行口座の出入金の動きです。村井刺殺事件直後、オウムから数百万円単位の不可解な入金があったことが確認されています」
<オウムXファイル>には、他にも様々な情報が含まれている。例えば、オウムと政治家との関係について興味深い資料がある。内閣情報調査室と公安調査庁がそれぞれ独自に作成した、「オウム人脈チャート」がそれだ。

 チャートでは、麻原や村井などが、数人の自民党幹部や新進党幹部の名前と結びつけられている。山口組傘下の有力な直系組長の名前もある。しかし、いずれも未確認情報によるチャートだから、ここで具体的に列挙することはできない。

 ただ、<オウムXファイル>には、麻原が、政界に太いパイプをもつ親しい不動産業者のところに自ら足を運び、元副総理への紹介を依頼したことがあるなどと記載されている。
<オウムXファイル>は決して公開されることはない。しかし、特別指名手配中の信者たちが逮捕されて新事実が明らかになれば、そのファイルの量が減っていくことだけは間違いない・・・・。 

p192・193
「諸君!」96年6月号麻生幾192193
p194・195
「諸君!」96年6月号麻生幾194195
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