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2012年05月

スーパー耐久 RD2 茂木

こんにちは!オートサービスたかはしの高橋幹尚です。今回はスーパー耐久第2戦・もてぎラウンドの模様をご紹介します。第2戦のもてぎは、オーバルコースではなくロードコースでのレースで、開幕戦と同じ4時間という長丁場のレース。開幕戦の好調を今回も持続させるべく、気合い十分でレースに臨みました。
 
 今回はレース3日前の木曜日からもてぎに入り、朝からスポーツ走行枠でのセットアップを行いました。ただ、路面にホコリや砂が多く、タイヤが“溶ける”のではなく“削れる”ような感覚だったので、足回りのセッティングは方向性の確認のみにとどめました。エンジンの方は、セッティング走行中にセンサートラブルが出たため、すぐに修正。その後、パワーと耐久性を両立させるべくセットアップを行いました。
 また今回は、スーパー耐久のサポートレースとして“スーパーFJ”のレースも開催されたのですが、
そのスーパーFJに我らがシンリョウレーシングからも1台参戦することになっており、そちらの練習走行も行われました。
 ちなみに翌金曜日は朝から土砂降りの雨。コンディションが悪かったため、この日はマシンを走らせ
ませんでしたが、翌日の予選前に練習走行枠が用意されているので、そこで最終調整を行う事にしました。スーパーFJの方は少し雨が止んだタイミングで練習走行を行いました。
 
 翌土曜日は予選日です。朝のフリー走行枠で最終的なセットアップが完了したのですが、ここにきてまたもやセンサー系のトラブルが発生。フリー走行終了後、すぐにトラブルの原因をチェックすると、どうやらO2センサー(空燃比)の信号とCPUのバグに原因がある模様。これによってパワーが出ないという症状だったので、急遽フィードバックをキャンセルして、8割合わせの状態で予選に挑みました。
 万全ではない状態の中、予選がスタート。そんな中でもAドラ・Bドラ共にトップから0.3秒遅れのタイ
ムをマークし、クラス2番手スタートというグリッドをGET!予選終了後、ホテルに戻ってからCPUのMAPを作り直し、データロガー上でマージンを考えながらセッティングを行い、翌日に備えました。
 
 決勝日である日曜日は、天気も良く路面状況もドライという絶好のレース日和になりました。ただ、気温は25℃と少々高く、路面温度も44℃と高いため、エンジンとタイヤに負荷が掛かりそうな状況。その辺りも踏まえて朝のフリー走行で最終セットアップを行いました。昨晩セッティングし直したCPUも、予選の時に比べるとかなり良い感じで、スピード感はイマイチでしたがポテンシャルは確実にUPしています。
 フリー走行終了後、過酷な4時間のレースがスタート!Bドラが好スタートを決め、順調に周回を重ね
て行きます。しかしスタートから55分が経過した頃、ガス欠症状が出たので急遽ピットイン。そこで給油・フロントタイヤ交換・ドライバーチェンジを行い、Aドラがコースイン。
 当初は順調に周回を重ねていましたが、コースインから30分後、何の前触れもなく白煙が上がり突如
スローダウン。すぐにピットインさせてエンジンルームを見ると、なんとタービンブロー!毎回、新品のタービンを使用しているのですが、前回は練習日に、そして今回は本番中にブロー。レース後に原因を究明するとして、まずはその場ですぐにタービン交換。30分ほどで交換作業は終了し、Bドラがステアリングを握りマシンがコースイン。しかしその直後、ドライバーから「水温が高い」という無線が入り、コースインから僅か5分で再びピットイン。原因はファンの故障だったため、それを直してすぐにコースインさせました。
 この時点で残り時間は約1時間半。その段階での順位は4番手でしたが、3番手を走行していたイン
プレッサがオーバーヒートが原因によるエンジンブローでリタイヤしてしまったため、3番手に浮上しました。これによって表彰台の可能性も出てきましたが、完走しなければ表彰台には上がれません。完走は、ただチェッカーを受ければ良いのではなく、トップチームの周回数の70%以上の周回数でチェッカーを受けなければ完走扱いにはなりません。トラブルによるピットストップがありましたが、レース終了までの時間を逆算してみると規定周回数をクリアできそうだったので、残りの周回をAドラに託します。ドライバーの頑張りもあり、無事規定周回数をクリアしチェッカーを受け、3位入賞を果たしました。
 
 数々のトラブルに見舞われてしまいましたが、開幕戦に続き今回も表彰台をGETしたシンリョウレーシング。現在、クラスのポイントリーダーなので、これからも絶対にポイントは落とせません(リタイヤは許されません)。第3戦は5月末に開催されるSUGOラウンドです。インターバルが短く、今回以上に気温や路面温度が高くなる事が予想されるだけに、次回も過酷なレースになりそうですが、3戦連続表彰台を狙ってチーム一丸となって頑張っていきますので、皆様の応援よろしくお願いします!

スーパー耐久公式HP
http://www.supertaikyu.com/
 
シンリョウレーシングHP
http://www.shinryo-auto.co.jp/index1.html
 

スーパー耐久 RD1

 こんにちは!オートサービスたかはしの高橋幹尚です。今シーズンも、シンリョウレーシングのチーフメカニックとしてスーパー耐久に携わる事になりました!これまでの経験を活かし、チーム&マシンとして最良の結果を出せるよう頑張っていこうと思います。今シーズンのスーパー耐久は、富士スピードウェイからのスタートです。シリーズで一番長い4時間の耐久レースだけに、開幕戦という事もあり気合十分で富士入りしました。
 
 今回はレース2日前の金曜日に北海道を出発して静岡県御殿場市に入り、翌土曜日に富士スピードウェイ入り。土曜日は午前1時間、午後1時間のスーパー耐久占有走行枠が設けられており、その時間を使ってセットアップを行います。しかし午前中は雨模様…翌日の天気予報は晴れなので、とりあえず慣らし程度の走行&セッティングのみ行いました。その雨も午後には上がり、路面はドライに。ここから翌日に向けての本格的なセットアップを開始。今回の富士は4時間の耐久なので、エンジンは“燃費”と“速さ”のバランスを取るように、足回りやタイヤに関してはグリップ力と摩耗のバランスを取るよう、それぞれセットアップ。また、ブレーキに関してもキャリパー・ローター・パッドを数セット用意し、ドライバーのフィーリングに合わせてチョイスしました。
 ちなみにこの日、低気圧の影響で気圧が低くなっており、セットアップにも様々な弊害が出ていました。エンジンはブーストが上がりにくく、吸気温度が高くなりがちに(気圧が低いと空気が冷えにくいんです)。翌日は気圧も上がる事が予想されていたので、方向性だけ見ておいてセッティングしていましたが、午後の占有走行枠でのセッティング走行中に痛恨のタービンブロー!本番中じゃなくて良かった…。走行終了後にタービンを交換し、翌日への準備は整いました。
 
 そして迎えた決勝当日。天気予報の通りの晴れ模様で路面はドライ、気温は若干低めでしたが、絶好のスーパー耐久日和となりました。思っていた通り気圧が高くなり、交換したタービンの性能(タービンには個体差があるので)を、予選でブーストの上がり方等をチェックしながら走行してもらいます。セットアップの成果か、チェックしながらの走行ながらAドラがクラス2番手タイムをマーク!しかもBドラに至っては予選トップタイム、しかも2クラスの富士のコースレコードを樹立するというオマケ付き!結果、総合では6番手、クラスのポールポジションを獲得しました。
 結晶レースは、Bドラがスタートドライバーでポールスタート。レース序盤は、2番手スタートの20号車・RSオガワと1時間近く激しいバトルが繰り広げられます。しかし20号車に対してオレンジボールが出てしまい(バンパーのアンダーパネルが外れ掛かっていたため)、ここで我がシンリョウレーシングが単独トップに!その数周後に1回目のピットイン。この間に、59号車のインプレッサがトップに浮上。しかしシンリョウレーシングは、コースインしてからわずか10分で再びインプレッサを射程圏内に捕らえこれをパス。再びトップに返り咲きました。
 トップに立ったからといっても、手放しでは喜べません。というのも、我がチームのランサーと59号車インプレッサでは、給油タイミングの違いがあるからです。ランサーは満タンで1時間10分持つのですが、インプレッサは1時間20分燃料が持ちます。この10分の差が大きく、ランサーが3回給油になるのに対し、インプレッサは2回給油での完走が可能なのです。なので、インプレッサに対して1回分のピット所要時間分(約2分)引き離しておく必要があります。ここでドライバーが踏ん張りを魅せ、1周あたり2〜3秒の差を付けて周回を重ねます。その頑張りのおかげで、ピットストップ回数のハンデがありながら、最終的には逆に1周以上の差を付ける事に成功し、トップのままチェッカー!開幕戦で、トラブルもなくクラス優勝という最高の結果を出す事ができました!ちなみにシンリョウレーシングは、チーム創設11年目にして初のクラス優勝!この瞬間に立ち会えた事をとても嬉しく感じています。

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