こんにちは!オートサービスたかはしの高橋幹尚です。今回はスーパー耐久第5戦・鈴鹿ラウンドの模様をご紹介します。今回の第5戦はWTCCとの同時開催で、予選日と決勝日が分けられた2DAYでの開催となりました。予選と決勝が別々に行われるのでセットアップにも時間が取れるし、トラブル等にも柔軟に対応が出来ることもあり、メカニックとしては非常にやりやすい日程でした。
今回はレース3日前の木曜日に函館からセントレア空港へ飛び、愛知県豊田市で一泊。翌金曜日にチームメイトと合流し、朝一で鈴鹿サーキットに入りました。サーキット入り後、さっそくマシンのセットアップ作業です。先にも触れた通り、今回の第5戦はWTCCとの同時開催であり、レースの時間も変わっています。通常は数時間の耐久レースなのですが、今回は1時間レースの2ヒート制で争われる、スプリントの要素満載の特殊なレースなのです。また、1時間の中で1回のドライバーチェンジとタイヤ4本の交換が義務付けられているのです。なので、従来のように燃費を重視するのではなく、1周のラップタイム重視のセッティングが必要になってきます。そこで今回は、中高速コーナーの多い鈴鹿のコースに合わせ、足回りをメインにブレーキチョイスやウィングの角度等の細かい部分をセットアップしました。
セッティング走行中、ちょっとしたトラブルが発生!それは「水温」。前回の岡山国際で水温と熱によるパーコレーションに泣かされた反省を踏まえ、今回から新作のラジエターを導入しました。しかし水温が安定せず、上がり下がりの温度差が20℃近くあります。そこで新作のラジエターを一度外し、今まで使用していたラジエターを装着したものの、症状は変わらず。原因不明のまま、翌日の予選に挑む事となってしまいました。
セッティング走行中、ちょっとしたトラブルが発生!それは「水温」。前回の岡山国際で水温と熱によるパーコレーションに泣かされた反省を踏まえ、今回から新作のラジエターを導入しました。しかし水温が安定せず、上がり下がりの温度差が20℃近くあります。そこで新作のラジエターを一度外し、今まで使用していたラジエターを装着したものの、症状は変わらず。原因不明のまま、翌日の予選に挑む事となってしまいました。
翌土曜日、水温の問題を抱えた状態で予選アタック開始。思ったようにペースが上げられない状態ながらクラス3番手タイムをマークし、翌日のスターティンググリッドが決定しました。予選後、水温の問題はエンジンにある事が発覚し、急遽エンジン乗せ換え作業開始!他の箇所もチェックしながら、4時間ほどでエンジン乗せ換え作業は終了し、翌日の決勝に備えました。
そして迎えた日曜日・決勝当日。朝のフリー走行で乗せ換えたエンジンのブースト&水温のチェックやブレーキのヤキ入れを行い、準備は万端!この状態で2ヒート制のレースに挑みます。1ヒート目、クラス3番手からスタートしたシンリョウレーシングは、レース開始後20分の段階でピットインしドラチェン&タイヤ交換を行い、すぐにコースイン。この時点でクラス5番手に順位を落としましたが、序盤で義務であるピットインをし、後半で順位を上げる作戦です。しかしその5分後、コース上で他のマシンがクラッシュしてしまいレースは赤旗中断。そのままチェッカーとなり、1ヒート目はクラス5位となってしまいました。
続く2ヒート目、こちらもクラス3番手グリッドからのスタートです(2ヒート目のグリッドは、予選のセカンドタイムで決まります)。乗せ換えたエンジンは絶好調でトラブルも無く、2ヒート目はコンスタントに周回を重ねてクラス3位入賞を果たしました!
そして迎えた日曜日・決勝当日。朝のフリー走行で乗せ換えたエンジンのブースト&水温のチェックやブレーキのヤキ入れを行い、準備は万端!この状態で2ヒート制のレースに挑みます。1ヒート目、クラス3番手からスタートしたシンリョウレーシングは、レース開始後20分の段階でピットインしドラチェン&タイヤ交換を行い、すぐにコースイン。この時点でクラス5番手に順位を落としましたが、序盤で義務であるピットインをし、後半で順位を上げる作戦です。しかしその5分後、コース上で他のマシンがクラッシュしてしまいレースは赤旗中断。そのままチェッカーとなり、1ヒート目はクラス5位となってしまいました。
続く2ヒート目、こちらもクラス3番手グリッドからのスタートです(2ヒート目のグリッドは、予選のセカンドタイムで決まります)。乗せ換えたエンジンは絶好調でトラブルも無く、2ヒート目はコンスタントに周回を重ねてクラス3位入賞を果たしました!
現在、我がシンリョウレーシングはシリーズポイントを74P獲得しており、シリーズ2位となっています。今シーズン、残すは最終戦のみ!最終戦はボーナスポイントが用意されており、予選トップタイムでポールを獲得すれば2P、クラス優勝で24P、2位でも18Pが加算されるので、予選でポールを獲り、クラス優勝すれば、相手の順位によっては逆転チャンプの可能性もあります。また最終戦の舞台である九州・オートポリスは、スーパー耐久初開催のコース。どのチームもデータが無く、オートポリスのコースを走った事のないドライバーも多い為、本当のイコールコンディションでの開催となります。最終戦、悲願のシリーズチャンプ獲得に向けてチーム一丸となって頑張りますので、引き続き応援よろしくお願いします!
シンリョウレーシングHP
http://www.shinryo-auto.co.jp/index1.html
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