こんにちは!オートサービスたかはしの高橋幹尚です。今シーズンも、シンリョウレーシングのチーフメカニックとしてスーパー耐久に携わる事になりました!これまでの経験を活かし、チーム&マシンとして最良の結果を出せるよう頑張っていこうと思います。今シーズンのスーパー耐久は、富士スピードウェイからのスタートです。シリーズで一番長い4時間の耐久レースだけに、開幕戦という事もあり気合十分で富士入りしました。
今回はレース2日前の金曜日に北海道を出発して静岡県御殿場市に入り、翌土曜日に富士スピードウェイ入り。土曜日は午前1時間、午後1時間のスーパー耐久占有走行枠が設けられており、その時間を使ってセットアップを行います。しかし午前中は雨模様…翌日の天気予報は晴れなので、とりあえず慣らし程度の走行&セッティングのみ行いました。その雨も午後には上がり、路面はドライに。ここから翌日に向けての本格的なセットアップを開始。今回の富士は4時間の耐久なので、エンジンは“燃費”と“速さ”のバランスを取るように、足回りやタイヤに関してはグリップ力と摩耗のバランスを取るよう、それぞれセットアップ。また、ブレーキに関してもキャリパー・ローター・パッドを数セット用意し、ドライバーのフィーリングに合わせてチョイスしました。
ちなみにこの日、低気圧の影響で気圧が低くなっており、セットアップにも様々な弊害が出ていました。エンジンはブーストが上がりにくく、吸気温度が高くなりがちに(気圧が低いと空気が冷えにくいんです)。翌日は気圧も上がる事が予想されていたので、方向性だけ見ておいてセッティングしていましたが、午後の占有走行枠でのセッティング走行中に痛恨のタービンブロー!本番中じゃなくて良かった…。走行終了後にタービンを交換し、翌日への準備は整いました。
ちなみにこの日、低気圧の影響で気圧が低くなっており、セットアップにも様々な弊害が出ていました。エンジンはブーストが上がりにくく、吸気温度が高くなりがちに(気圧が低いと空気が冷えにくいんです)。翌日は気圧も上がる事が予想されていたので、方向性だけ見ておいてセッティングしていましたが、午後の占有走行枠でのセッティング走行中に痛恨のタービンブロー!本番中じゃなくて良かった…。走行終了後にタービンを交換し、翌日への準備は整いました。
そして迎えた決勝当日。天気予報の通りの晴れ模様で路面はドライ、気温は若干低めでしたが、絶好のスーパー耐久日和となりました。思っていた通り気圧が高くなり、交換したタービンの性能(タービンには個体差があるので)を、予選でブーストの上がり方等をチェックしながら走行してもらいます。セットアップの成果か、チェックしながらの走行ながらAドラがクラス2番手タイムをマーク!しかもBドラに至っては予選トップタイム、しかも2クラスの富士のコースレコードを樹立するというオマケ付き!結果、総合では6番手、クラスのポールポジションを獲得しました。
結晶レースは、Bドラがスタートドライバーでポールスタート。レース序盤は、2番手スタートの20号車・RSオガワと1時間近く激しいバトルが繰り広げられます。しかし20号車に対してオレンジボールが出てしまい(バンパーのアンダーパネルが外れ掛かっていたため)、ここで我がシンリョウレーシングが単独トップに!その数周後に1回目のピットイン。この間に、59号車のインプレッサがトップに浮上。しかしシンリョウレーシングは、コースインしてからわずか10分で再びインプレッサを射程圏内に捕らえこれをパス。再びトップに返り咲きました。
トップに立ったからといっても、手放しでは喜べません。というのも、我がチームのランサーと59号車インプレッサでは、給油タイミングの違いがあるからです。ランサーは満タンで1時間10分持つのですが、インプレッサは1時間20分燃料が持ちます。この10分の差が大きく、ランサーが3回給油になるのに対し、インプレッサは2回給油での完走が可能なのです。なので、インプレッサに対して1回分のピット所要時間分(約2分)引き離しておく必要があります。ここでドライバーが踏ん張りを魅せ、1周あたり2〜3秒の差を付けて周回を重ねます。その頑張りのおかげで、ピットストップ回数のハンデがありながら、最終的には逆に1周以上の差を付ける事に成功し、トップのままチェッカー!開幕戦で、トラブルもなくクラス優勝という最高の結果を出す事ができました!ちなみにシンリョウレーシングは、チーム創設11年目にして初のクラス優勝!この瞬間に立ち会えた事をとても嬉しく感じています。
結晶レースは、Bドラがスタートドライバーでポールスタート。レース序盤は、2番手スタートの20号車・RSオガワと1時間近く激しいバトルが繰り広げられます。しかし20号車に対してオレンジボールが出てしまい(バンパーのアンダーパネルが外れ掛かっていたため)、ここで我がシンリョウレーシングが単独トップに!その数周後に1回目のピットイン。この間に、59号車のインプレッサがトップに浮上。しかしシンリョウレーシングは、コースインしてからわずか10分で再びインプレッサを射程圏内に捕らえこれをパス。再びトップに返り咲きました。
トップに立ったからといっても、手放しでは喜べません。というのも、我がチームのランサーと59号車インプレッサでは、給油タイミングの違いがあるからです。ランサーは満タンで1時間10分持つのですが、インプレッサは1時間20分燃料が持ちます。この10分の差が大きく、ランサーが3回給油になるのに対し、インプレッサは2回給油での完走が可能なのです。なので、インプレッサに対して1回分のピット所要時間分(約2分)引き離しておく必要があります。ここでドライバーが踏ん張りを魅せ、1周あたり2〜3秒の差を付けて周回を重ねます。その頑張りのおかげで、ピットストップ回数のハンデがありながら、最終的には逆に1周以上の差を付ける事に成功し、トップのままチェッカー!開幕戦で、トラブルもなくクラス優勝という最高の結果を出す事ができました!ちなみにシンリョウレーシングは、チーム創設11年目にして初のクラス優勝!この瞬間に立ち会えた事をとても嬉しく感じています。