
スプリンターズS(G1)
さて、さて、さて、いよいよ競馬ファンが待ちに待った秋のGI開幕戦スプリンターズS。特に重要ローテの前走セントウルSが波乱で確たる軸馬不在の今年は難解を極めるが、そんな中でも当該距離芝1200mに限れば、重賞4勝&2着1回を含め8戦5勝/2着1回/3着1回。着外僅か1回のナムラクレアがアタマ1つ抜きんでているが、「特異なコース中山は中山を走る馬を買え」が競馬の定石の中山で中山芝1200mに実績の無いのが気掛かり。
となると中山芝1200m3戦2勝/3着1回。馬券圏内100%!前々走CBC賞と前走、北九州記念の重賞2連勝のブログランキングへ。

中山芝1200m3戦1勝/2着1回。着外僅か1回のキミワクイーンに食指が動く。
中山芝1200mの舞台適性で推すなら前走9着で人気を落とすだろうマッドクール。
適性高いジュベリーヘッドも軽視は出来ない。
いずれにしても結論は流石に早計。
ココからは春のGIの際にも記載させて頂いたが、小生の敬愛して止まない今は亡きカリスマ予想家/清水成駿氏の著書「万馬券の9割を狙える方程式」の中から一部抜粋して記載させて頂きます。
時期的には少々古くなっていますが・・・・・・傾向は今も大きくは変わっていません。
読んでおいて損は無いので、是非、御一読あれ。
【GI万馬券総獲り作戦】
GIは誰だって馬券を獲りたい。だからと言ってJRAが控除率を下げてくれる訳では無し。
踊らされて大勝負するのは馬鹿げている。あくまでも冷静に他のレースと同様のスタンスで賭ける。これが利殖馬券の鉄則だ。 それを前提に取り敢えず他のレースとは異なるGIならではの特徴を馬券という観点から考えてみよう。【その1】GIは全ての馬の目標。他のレースと違って馬の仕上げをあまり考慮する必要がない。
クラシック(3歳馬が戦う牝馬の桜花賞、オークス、秋華賞、牡馬の皐月賞、ダービー、菊花賞)は初めての輸送など初体験の部分があるので、当日の体調には気を配らなければならないが、一般的にはどの馬も最高の状態で出走していると考えて差し支えない。従って強い馬が額面通り力を発揮するレースとも言える。
【その2】人気サイドの馬券はいっそう売れて過剰人気になる。
GIはみんな当てたい。しかも、GIともなると普段は馬券には全く興味の無い素人さんも回りの騒ぎで、購買意欲をそそられる。競馬には全く知識の無い素人さんが頼るのは専門紙の印や騎手の知名度。かくして人気の組み合わせは更に人気になる。
この傾向からいえば例えば馬連なら1番人気と2番人気、3番人気といった人気サイドの目は非常に損な馬券になる。ただ、だからといってGIは強い馬が勝つレース。
全く人気の無い馬同士の馬券も当たる確率は非常に低い。
大穴狙いも本命狙いも赤字になるだけ
本当にそうか・・・・・
2004年から2006年の過去3年間の芝のGIに関して分析してみた。
現在芝のGIは年間20レース組まれている。春行われるヴィクトリアマイルは06年に新設されたレースなので05年迄は19レースである。
1番人気=2番人気=3番人気で決まった芝GIは19レース中3レース。05年は3歳牡馬ではディープインパクト、3歳牝馬ではシーザリオという怪物級の馬がいて、春のクラシックは非常に堅かったが・・・それでも19レース中5つ。
2006年は20レース中1回しかない。
つまり、1番人気=2番人気=3番人気と組み合わせは3年間で58レース中9回しか出現していないのだ。
しかも、人気サイドだから当然に配当は安い。
2005年の秋華賞の馬連などはたった180円。
こんな馬券を買い続けていても殆ど当たりもしないし、たとえ的中させたところで儲けは無いに等しい。
1番人気=2番人気=3番人気の組み合わせの馬券はパスするのは理論的にも正解だ。
では5番人気以下同士で決まったレースはどのくらいあるのか。
これもまた極端に少なく04年は1レースも無い。
05年は春の天皇賞でスズカマンボ(13番人気)1着。ビッグゴールド(14番人気)2着と入り、馬連8万5020円という超大穴が出たのを皮切りに、安田記念ではアサクサデンエン(7番人気)、スイープトウショウ(10番人気)、2歳牝馬のチャンピオンを決める阪神JFでテイエムプリキュア(8番人気)、シークレットコード(9番人気)の穴となって3回出現している。
しかし、春の天皇賞以外の2つは人気薄同士の組み合わせの割には馬連の配当は1万円台と低い。
安田記念も阪神JFも信頼の置ける馬が存在せず人気が割れていたのが原因だ。
そして06年はメイショウサムソン(6番人気)が勝ち、ドリームパスポート(10番人気)が2着に入った皐月賞の1回のみとなっている。
これもまた割安の1万円台だ。5番人気以下の馬はフルゲート18頭立てだと14頭もいる。
15番人気~18番人気あたりをカットしても10頭。馬連ならBOXだと45点。とても買い切れないうえに、配当も見合わないのが現実だ。
【その3】この買い方でGIの半分は獲れる
人気サイドも人気薄同士の組み合わせの馬券買いも成り立たないという訳だが…この現実に実はGIで儲ける最大のヒントがある。
結論からいえば馬連に限ればGI獲りの効率のいい買い方は次の2通りだ。
1つは1番人気からの流し馬券。2番人気、3番人気は切って4番人気~13番人気迄の馬をヒモに付けて流す。全部で10点になるが、これでプラスがでる。
04年のこの方法で獲れたレースは桜花賞、皐月賞、NHKマイルC、ダービー、宝塚記念、天皇賞(秋)、マイルチャンピオンシップの8レース。年間19レースだから的中率は4割を超える。
しかも配当の総合計は2万3220円で収支はプラスだ。
05年は皐月賞、菊花賞、天皇賞(秋)、有馬記念の4レースと的中率は下がるが天皇賞(秋)配当は1万2340円で配当合計は2万210円でこれまたプラス収支となる。
2006年はどうか・・・・桜花賞、ダービー、宝塚記念、スプリンターズS、エリザベス女王杯、ジャパンC、阪神JF、有馬記念の8レースが的中。残寝ながら総配当は1万7410円で少しばかりマイナスになったが、それでも回収率は約87%だ。
ちなみに2007年は初っぱなの高松宮記念で1番人気のスズカフェニックスが1着、13番人気のペールギュント2着で馬連4万250円。既に大幅黒字が確定している。
もう1つの買い方は・・・・2番人気から6番人気のBOX10点買いだ。
この方法で獲れたのは2004年のオークス(馬連1万80円)安田記念(3120円)スプリンターズS(2400円)秋華賞(2180円)エリザベス女王杯(3270円)朝日杯FS(1530円)。
2005年は高松宮記念(6880円)エリザベス女王杯(1650円)マイルチャンピオンシップ(3580円)ジャパンC(3910円)朝日杯(2500円)。
2006年は高松宮記念(2290円)オークス(4180円)秋華賞(2260円)。
こちらは回収率86%で若干のマイナスになっているが、この2年間GIの多くのレースで絶対の本命馬ディープインパクトがいたことを考えればプラスに転じる可能性は大いに高い。
カリスマ予想家/清水成駿氏が長年の馬券生活の中から導きだしたGIの購入方法。
是非、参考にされては如何だろうか。
以上!
御参考まで!